風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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第211回  初冠雪の巻機山

『日本百景』 秋  第211回  初冠雪の巻機山  〔新潟県〕


一夜明けると
そこは冬山だった

越後地方は雪深い所だ。 その雪国にそびえる山々は、毎冬の降り積もる大量の雪によって山が削られ、急峻な谷を創造し、雪解け水が清らかな沢音をとどろかせるのだ。 そして、これらが山での素晴らしい情景を演出してくれるのだ。

だが、雪深い所は秋も中頃となると、いつ何時に『冬将軍』の来襲が来てもおかしくないのだ。
そう・・、今回は、秋山を訪ねたものの、一夜にして冬山然となった山紀行を御紹介しよう。


巻機山・沢ルート 行程図

    行程表                駐車場・トイレ・山小屋情報
《1日目》 JR六日町駅よりバス(0:45)→清水バス停(0:40)→桜坂駐車場〔登山口〕
     (0:40)→吹上ノ滝(0:40)→ヌクビ沢出合(1:00)→行者ノ滝
     (2:00)→ヌクビ沢源頭(0:30)→巻機山・割引岳鞍部〔割引岳へは所要15分〕
     (0:20)→巻機山〔牛ヶ岳へは所要40分〕(0:30)→巻機山避難小屋
《2日目》 巻機山避難小屋より巻機山稜線への往復と周遊・所要4時間(0:20)→前巻機
     (1:00)→六合目展望所(1:10)→焼松〔五合目〕(1:00)→桜坂駐車場〔登山口〕
     (0:40)→清水バス停よりバス (0:45)→JR六日町駅


沢ルートを伝って巻機山へ

  《1日目》 割引沢・ヌクビ沢を遡って巻機山へ

さて、この項目では、南越後の名峰・巻機山へ登ってみよう。 ただ単に登るだけではなく、変化に富む沢ルートを絡めて、沢の源流にひそむ瀑布群も堪能するちょっと贅沢なプランで楽しんでみよう。
なお、アプローチであるが、JR六日町駅から1日3本ある路線バスを使うと関西・関東の主要都市からも週末利用山行の計画が可能なので、これは大いに利用したい。 それでは、ガイドを始めよう。

前述した様に、巻機山の登山口である《清水》までのバスは1日に3本ある。 
山行の基本が早朝の行動開始である事から、前日の最終で登山口の《清水》までアプローチして、前夜はキャンプ場等で宿泊するのが望ましいだろう。 また、《清水》の集落には民宿が3件ほどあり、前日アプローチへの受入状況は整っている。 なお、筆者は前日の宿泊をキャンプ対応としたので、キャンプ場をスタート地点としたいと思う。


登山口のバンガロー区域
より見上げる巻機山

キャンプ場から、登山口である《桜坂駐車場》へは5分程である。 駐車場には水場がなく、トイレも見渡した限りではなかったので、この設備がしっかりとあるキャンプ場は登山の開始地点としては打ってつけだろう。 駐車場の奥にある登山口を越えると、すぐに尾根筋を伝う初心者ルートの《井戸尾根コース》を分けて、左下を流れる《割引沢》の上方を伝うようになる。

小さな乗越を一つ越えると、《割引沢》へ下降する沢ルートと、このまま沢の左岸を高巻く迂回ルートとの分岐に出る。 分岐には棒状の道標が立っているので見落とさないようにしたい。 先を急ぐのであれば迂回ルートであるが、今回の目的は“源流沢を堪能する”事にもあるので、進路は沢ルートを取ろう。

分岐を左手に進んでいくと、急下降で沢へ下り着く。 飛び石伝いに沢を渡渉すると、いきなりオーバーハングに出っ張った大岩が現れる。 これを巻き伝うのだが、この大岩はかなり出っ張っていて、手足のホールド位置に苦労する事だろう。 また、この大岩巻きのアシストとなる『バンド』は鉄鎖ではなく赤い布で、見るからに“心許ない”のである。

これを越えると、沢は一枚岩のスラブ上をウオータースライダーのように落とすようになる。
そして、その上はこのスラブ岩が形成した草付の土手となる。 このスラブ岩は見事な程にツルツルで、下手に足をかければ踏み外して転ぶ危険もある程だ。 このツルツルのスラブに乗った草付や土など、踏ん張りの利く部分を踏みしめながらしばらく行くと、スラブ岩がトヨ状に割れた中を落水が流れる《吹上ノ滝》が見えてくる。


『日本の滝100選』の
《吹割ノ滝》を思わせる
ナメ滝の《吹上ノ滝》

《吹上ノ滝》を下に見下ろしながらこのスラブ岩を伝っていくと、やがて滝床の岩質と同じく真っ白なスラブ岩の巨大一枚岩盤にぶち当たる。 ルートはこの真っ白な大岩の上部を伝うように続いているのだが、この大岩には取っ掛かりが皆無といっていい程に乏しく、気を抜けば滑り台より滑り落ちるが如くズルズルとすべり落ちていくのである。  どうやらこのスラブ岩は、岩質が軟質過ぎてアングルを打ち込む事ができないようである。 ここは、岩の切り目に見当をつけて乗り切ろう。


滝を形成する
ツルツルのスラブ岩を
伝っていかねばならない

この大岩を越えると沢は大きく右手に折れ、ルートもそれに従って右へ折れていく。 
その右へ折れた先には、この沢ルート最大の落差を誇る《アイガメの滝》が、沢全体を使って滝スダレを掛けている。
沢の原風景を思い描かせるなかなかの名瀑だ。 だが足場はすごぶる劣悪で、落ち着いて滝見物に興じれる状況ではない。 なぜなら、ルートは相変わらずのスラブ岩のトラバースが続き、しかも足場は先程にも増してか細くなってくるのである。


落差40mに滝スダレを掛け
沢の原風景を魅せる
名瀑《アイガメの滝》

ザックを下ろすスペースもない細い足場のトラバースでこのスラブ岩を伝っていくと、《アイガメの滝》のすぐ横に切られたスラブ岩の段をほぼ直登で上部の草付までよじ登っていく。 先程目にした滑らかなスダレ滝とは思えぬ程の猛烈な急登だ。 しかも、滝飛沫で常時濡れたスラブの岩段ということで踏ん張りに乏しく、気を緩めればズルズルと滑り落ちかねない難所だ。


見渡しても道らしいものは見当たらず
事実もトラバースで伝うのみ

スダレを掛ける名瀑を横目に見たなら是非ともカメラに収めたい所であるが、これほどに通過に難儀する所では見送るより手はないだろう。 こうなれば、イッキに難所を越えて安全な草付の中にもぐり込むに限るだろう。 草付の中に入って15分程登っていくと、滝上部に形成される河原の上に出る。
ここが、《ヌクビ沢出合》である。

ここは最初に分岐した迂回ルートとの合流点との事だが、漠然と広がる河原が続くせいか、どこが迂回路との合流点かが判別できなかった。 また、ここより分かれる《天狗尾根》へのルートも発見できなかった。 この事から、この河原付近は限りなく道が不明瞭で、『道ロスト』の危険が高い・・という事が懸念されるのである。 周囲に気を配って、ペンキで岩にマークしてある矢印を見落とさずにいこう。

ゴロゴロと転がる河原の大岩を伝っていくと、河床がスラブの大岩に変わって大きく傾斜をつけて盛り上がってくる。 ここは《布干岩》といい、この大岩を滑り落ちる落水を横目に見ながら滑り台を登るが如く、この傾斜を張り付いて登っていく。 言葉で記しても上手く表現できないので、ここは掲載写真から雰囲気をつかんで頂ければ・・と思う。


巨大なスラブの河床を登っていく
沢ならではのルートだ
《布干岩》にて

《布干岩》の巨大なスラブを最上部までつめると、右手から《三沢》が合流し、ほどなく20m程の直瀑《行者ノ滝》が見えてくる。 黒光りした岩段に落水模様を描き、“幽谷の美”を魅せる優雅な滝だ。
しばし、この滝を目にして、難路歩きで高揚する心を鎮めよう。 そして、心を落ち着かせたなら、“次の難関”に挑もう。


白布と黒光りした岩肌が印象的な
20mの直瀑《行者ノ滝》

さて、“次の難関”に当てはまるこの先の進路であるが、状況としては《三沢》を仕切るように張り出す支尾根によって左右とも塞がれ、また前方はこの直瀑によって行き場を封じられた袋小路なのである。
だが注意して見渡すと、右側の《三沢》を仕切った支尾根の土手に登路が掘られているのが発見できるだろう。

しかし、これはかなり困難な崖の直登である。 鎖やロープはなく、クラック状の崖に足を掛けてよじ登るしか手はない。 周りのクマザサをもつかんでよじ登るとこの滝の落ち口に出る。 
前方には烏帽子のように尖った割引岳の天狗岩が望まれるが、目的地の割引岳から続く稜線はまだ遙かに先だ。
そしてこれより先の沢は、先程よりも更に荒れたゴーロ地帯となる。

少し前に進むにも巨大な大岩を1つ1つ乗り越えねばならない。 また、函状の土手の足場の悪いトラバースや20mの段瀑の大高巻きなど、一般ルートと呼ぶにはかなり無理がある難ルートだ。
ここは、沢の源頭へつめるに従って細っていく沢に希望を見出して登っていこう。 

幾度かの支沢を分ける毎に沢は細っていき、徐々にではあるが“源頭近し”を思わせてくれるだろう。 
やがて、細くなった沢本流より左手の涸れ沢に移って、右手に延びる稜線からの草付きの土手へと登っていく。 この草付きの土手は緩やかに見えるものの、登ってみると取付がかなりキツく、今までの難路で疲れた心身にとってはかなりの“仕打ち”となる事であろう。


御機嫌な時に見た割引沢の源頭は
獣の毛並みの様に美しく
流れる草原なのだが
※ 秋に再訪した時の写真から

この草付きを約30分程登ると、今までの苦労がウソのように緩やかな踏跡より稜線上に飛び出す。
稜線からこの沢への降り口を見ると、「間違って安易に入り込む者がいないか」と老婆心を抱く位である。 横に、『沢ルートは下山禁止』の看板が設置されてはいるのだが。


ピラミタルな山容の割引岳に向かって
一筋の道が連なる
が・・これも大雨の為に今回は断念
※ 秋に再訪した時の写真から

この稜線のコルより、一等三角点のある割引岳 1931メートル へは上り15分位であろう。 
天気が良ければ、巻機山塊の一番端にある高みよりの360°の展望が広がるという。 だが、残念ながら稜線に着いた途端大雨が降ってきた為、写真を撮る事は叶わなかった。 また、巻機山の本峰 1967メートル ・牛ヶ岳 1962メートル も同様である。

稜線よりは、木道の敷かれたなだらかな草原状の起伏を2つ程越えると《井戸尾根》への下降口である《御機屋 おはたや》である。 本峰の頂上三角点は少し先にあるが、現在はここを頂上としているみたいである。


巻機山の頂上と目される御機屋(おはたや)
余りにショボ過ぎて撮る気が起きなかったので
※ グーグル画像より拝借


登山道の途中にあるケルンが巻機山の最標高点
これも上に同文・・の為
※ グーグル画像より拝借

本当の頂上に立ち寄ったなら、この《井戸尾根》を下って今日の宿泊場所である《巻機山避難小屋》へ向かおう。 道は完全に整備され、木道と木の階段が敷設されたルートを25分程下ると、これまた立派な《巻機山避難小屋》が見えてくるだろう。 天気が良ければ付近にある池塘などを見物しながらの楽しい下りだが、私の時は前述の通り大雨でそれどころではなかったのである。


バイオトイレまで設置されている
近代的な小屋《巻機山避難小屋》

なお、この避難小屋であるが近年に建替えられたらしく、中に人力撹拌式のバイオトイレがあるなど住環境の優れた小屋である。 「水場もある」との事なのだが、私が探勝した秋期は源頭沢が涸れるみたい(その後の調査で、テント場の高台から崖を下ると、常時水の流れる沢があった)で水を得る事ができなかった。

こういう時の為に、いつでも水は持ち歩くようにしたい。 ちなみに沢ルートでバテた筆者は、沢で汲んだ水を飲み干してしまった為に雨水をナベで集めるハメとなった。 筆者の愚体験を他山の石として、水を確保する重要さを認識していただければ・・と思うのである。 この雨が上がる事を願いつつ、この立派な小屋で一夜を明かそう。




夜が明けて小屋の外に出ると
そこは一面の銀世界だった


  《2日目》 井戸尾根ルートを下山
朝目覚めると、“いい天気になれ”との願いは叶うどころか最悪の展開の小吹雪状態であった。 
これでは本日に予定していた巻機山上での周遊はとても無理で、このまま下山するより手はないだろう。 
 
昨日も述べたように、山上周遊は次の宿題に取っておこうと思う。 それでは、現在持ちうる装備で雪に対する備えを万全にしたなら出発しよう。 なお、秋の山はこのように目まぐるしく天気が変わるのである。 雪国の秋の山を目指すのであれば、雪に対する備えや心構えなど雪に対する対策を想定する必要があろう。

小屋より出ると、一晩で50cmという積雪で銀世界が広がっていた。 
昨日小屋の前にあった木道は完全に積雪下に埋もれ、踏跡一つない白いキャンバスが広がっていた。 安全な所にいれば心ときめく眺めなのだろうが、これより山から下りる者にとっては“困惑”以外の何者でもない情景だ。 なぜなら、木道によって示されていたルートが、全て“消されて”真っ白な雪原となっていたからである。


冬将軍が秋を瞬く間に蹴散らす中
最後まで抵抗する『秋』が一つあった
それがこの『雪紅葉』

この事により、この小吹雪の中を下山するという困難と共に、“ルートを見つけながら下っていく”という枷も背負う事になったのである。 初心者ルートの《井戸尾根ルート》といえども、目印や目標となるものを失えば厄介なモノとなるのである。 下に埋もれている木道をピッケルで刺して、“位置確認”をしながら行かねばならない。

これを怠れば、ルートを外しての遭難も有り得るのだ。 また、雪の乗った木道を踏みつければ、ハデに転ぶ事は必定である。 ルートを外せば大変な事となるし、何度も転ぶとケガや気力の萎え、そして濡れる事による疲れを引き起こすのである。

これは心身に負担をかける下りとなったものである。 しかし、進み下らねば活路は見出せないので、とにかく出来うる限りの確実さを確保しながら下っていこう。 標高1500m位まで下りきると、雪も解けだしてこの最悪の状況から抜け出す事ができるだろうから・・。


昨日は大雨で本峰は撮れず
今日も一面銀世界の小吹雪で
これしか撮れず

この小吹雪の中の過酷な下りで前巻機〔ニセ巻機〕 1861メートル の山頂標柱と『九合目』と標された道標を見た時は、大げさなようだが“大いに救われた”と感じたものである。


一瞬、小吹雪がやんで
銀世界が視界に

この前巻機からは斜面に広く取られた丸太の段を下っていくらしく、丸太の段を埋め尽くした雪原も段々状を刻んでいた。


向こうに延びる天狗尾根は
荒れ模様だろう

この下りでは所々に丸太に打ち込んだ鉄杭が露出していたのでルートは把握できたものの、この雪に埋もれた丸太や鉄杭に引っ掛かっての転倒が新たな恐怖となり得るのである。 丸太はともかく、鉄杭なら大ケガ必定であるからだ。 この下りをおっかなびっくり下る事で、「自然の力は人間のちっぽけな構造物をいとも簡単に凌駕するのだ」と思い知られたものである。


小吹雪を呼んだ
“前線”の境目が見える

この広い斜面の坂を下りきると、ようやく下の視界が開けてくる。 そして、下るにつれて足元の雪が薄くシャリシャリになってくる。 ここまでくれば解けた雪で濡れて気持ち悪い感触とはなるものの、「ひとまず安全な所まで下りきった」とホッとする事だろう。 ホッとして心に余裕が出てくれば、やはりこの銀世界を楽しみたくなるものだ。 ここはカメラを取り出して、またとない冬山に様変わりした情景を収めていこう。

一夜にして冬に様変わりした情景

上越国境より南の空は
秋晴れのようだ


谷川連峰も薄っすらと
雪化粧をはじめて


遠くに見える山は
苗場山であろうか


如実に前線の雲が
境界線を示して

さて、下りの道であるが、雪は下る毎に解けだして、《六合目の展望台》を過ぎる頃には雪解けの流水で道が冠水するようになってくる。 雪でスリップしたりすると、途端に濁った雪解け水でビショビショに濡れてしまう。  もう道のロストの心配は完全になくなるが、手袋といい上着といい靴といい、完全に濡れネズミとなってしまう。 


谷川連峰の山なみと
突然の雪に凍えるナナカマドの実

また、この巻機山の地質である粘土質の水はけの悪い土質にも悩まされる事だろう。 踏ん張るとヌルリと滑り、尻モチでも着こうモノなら途端に泥坊主と化するのである。 そして、水の吸収の悪い粘土質はルンゼ状に掘られた登山道に雪解け水をそっくりそのまま流し、登山道の全てを“泥水の沢”に変えているのである。


迫力をもって
初冬の山なみが押し寄せる

雪が解けたら解けたでこのような新たな困難が待ち受けているので、思うように下山ははかどらないのである。 《六合目の展望台》より《五合目の焼松》まで小一時間はかかったであろうか。


前景に雪を乗せた
枝を配してみた

また、頂上稜線で撮れなかった悔いを取り戻すべく立ち止まる毎にカメラを取り出したりしてたので、大いに時間を食ったのである。 従って、今回の自らの所要タイムは全くアテにならないものとなってしまったのである。


ぶ厚い雲がとけて
上越国境の山なみが


もうじき頂の冬が
麓に駆け下りる事だろう

下りついた《五合目の焼松》では、今まで遮られていた左手の展望が望めるようになる。
ここでは雪をまとった巻機山の本峰と、巻機山を源とする《米子沢》がゴルジュと連瀑を刻んだ雄大な秋風景を拝む事ができた。 この山に登った当初の目的が“秋の紅葉を楽しむ”とあっただけに、最後の最後でその望みが叶えられた訳である。

五合目の焼松》からは完全に雪も消え、またこれよりルートが直角に折れることもあって、雪解け水の“にわか沢”より解放される。 後は、所々水溜りとなったぬかるみを避けつつ下っていく。 所要時間で1時間って所であろうか。

合目道標に示される標記が『二合五尺』となると、程なく登山口より飛び出し簡易舗装の道を歩くようになる。 少し歩くと登り時に使った《ヌクビ沢》ルートの登り口と合わさって、《桜坂駐車場》の登山口に下りつく。 

下りついて見上げる山は、天気も回復してまたとない紅葉真っ盛りの情景であった。 
しかし、小吹雪の中を下りてきた私には、この紅葉をカメラを収める気にはならなかったのである。 「今度来た時に秋の山と紅葉を撮れればそれでいい」と思ったからである。

後は、舗装道をバス停まで歩いていくだけである。 バスは1日3本しかなく、下山となると午後2時前のバス以外は使えそうにないだろうから、麓の《清水》でタクシーを呼ばねばならないかもしれない。
また、せっかく来た“湯の里”南越後である。 時間が許す限り、登山後の楽しみである山の汗を落とす“温泉めぐり”に繰り出したいものである。

    ※ 詳細は、メインサイトより『越後の名峰めぐり・巻機山』を御覧下さい。



















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No title * by 鳳山
土地勘が無いので地図を見て見たんですが凄い場所にありますね。

ナイス

No title * by 風来梨
鳳山さん、こんばんは。

この巻機山は登山者の中では有名な山で、下りに使ったル-トは、雪がなければ整備された初心者ル-トですね。

でも、山はどんなアクシデントがあるか分からないという事を思い知らされました。 まぁ、そこが、登山の面白い所以でもありますが。

起こったアクシデントに、自分の知恵を使う・・、何事に対しても必要な事ですね。

コメント






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No title

土地勘が無いので地図を見て見たんですが凄い場所にありますね。

ナイス
2015-11-27 * 鳳山 [ 編集 ]

No title

鳳山さん、こんばんは。

この巻機山は登山者の中では有名な山で、下りに使ったル-トは、雪がなければ整備された初心者ル-トですね。

でも、山はどんなアクシデントがあるか分からないという事を思い知らされました。 まぁ、そこが、登山の面白い所以でもありますが。

起こったアクシデントに、自分の知恵を使う・・、何事に対しても必要な事ですね。
2015-11-28 * 風来梨 [ 編集 ]