風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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第209回  佐多岬

『日本百景』 秋  第209回  佐多岬  〔鹿児島県〕


九州最南端到達の証
佐多岬到達証明書

  佐多岬 さたみさき (霧島屋久国立公園)
北緯30°59′57″・・。 九州で唯一、31度線を越える九州最南端の地。 フェニックス・ブーゲンビリア・ハイビスカスなどの熱帯植物、海の遙か向こうに見える薩摩富士・開聞岳 922メートル の美しい姿や、うっすらと見える《種子島》など、見果てぬ旅のロマンが望める。




佐多岬付近 詳細図

   行程表              駐車場・トイレ・山小屋情報
鹿屋市街より車(0:30)→大根占(0:50)→大泊・ロードパーク入口(0:15)→佐多岬

航空隊の街・《鹿屋》から30分で《大根占》の港に着く。 鹿児島市街からなら指宿~大根占にフェリーが運航しているので、これを利用すると案外早く着くかもしれない。 『佐多岬』はさすがに有名観光地らしく、アプローチ道もすごぶる良い。 最も南端の集落・《大泊》からは有料道路となり、フェニックスが植樹された南国情緒豊かな並木道を快適に走らせていく。


果てしなく広がる大海原
これぞ最果ての情景

有料道路の終点にある駐車場に車を止めて、アコウやカジュマルなど南国の密林が茂るトンネルを抜けると、岬展望台に出る。 足下は潮が荒れ狂う断崖絶壁。 その海鳴りから目をそらすように遠方の海原を見る。 
 

佐多岬から望む
開聞岳も“乙”なもの

《種子島》や《屋久島》・《硫黄島》などがうっすらと見渡せて、旅情と望郷の念を駆り立てられるだろう。 また右の海原には、開聞岳がコニーデ型の美しい姿を魅せている。 そして、岬につきものの“白亜の灯台”は、展望台から100m程沖の《大輪島》にポツンと立っている。 


最果ての海上を護る
守護神・岬灯台

その灯台に向かって、岬の詩人・川田順の“黒潮の海の昇りし天津日は、佐多乃岬を日ねもす照らす・・”と詠んだ詩碑が立っている。


川田順 歌碑
※ 佐多岬ロードパーク関連サイトより拝借

時間に余裕があるならば、ロードパークを少し北上した所にある《田尻港》から、枇榔島の海中探検のグラスボートが出ている。 これに乗船して海底に潜ると、テーブルサンゴのサンゴ礁の中にエンゼルフィッシュやコバルトスズメなど、色とりどりの亜熱帯魚が出迎えてくれる事だろう。 岬の1日を楽しんだなら、夕日を望んで帰路に着こう。


佐多岬海中探索のグラスボード観光船
※ グーグル画像より拝借


グラスボード船より覗く
海中公園のサンゴ礁
※ グーグル画像より拝借

    ※ 詳細は、メインサイトより『佐多岬』を御覧下さい。












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No title * by オータ
ご無沙汰していました。
私も 到達しています。 北海道から最初に 内地へ車で出かけていったのが、 この佐多岬を目指した旅。11月に7日間で 往復しました。
もう20年前になります。

No title * by 風来梨
オータさん、こんばんは。

北海道から車で最果ての佐多岬まで・・ 何か凄くロマンがありますね。 衣服だけをまとめたサンドバックを載せて・・、オンボロ車で出るシチュエーションなら、映画の世界ですね。

昭和から平成に代わる年代・・ あの時の若さは、どんな旅でもできるような気がしましたね。

No title * by オータ
拝復、当時 カメラで撮影した写真もたくさん持っているので、いつかブログで公開したいと思っています。
…11月初旬に 強力な低気圧が来襲して、小樽からフェリーが三日も休航したあげく、奴隷船のようなメチャクチャ揺れる古い船で敦賀へたどり着き… 震災後の神戸を見てから、あちこちの友を訪ね歩いての旅でした。吹雪の小樽から、暖かい佐多岬までは 刺激的でしたね。

No title * by 風来梨
オ-タさん、こんばんは。 お返事が遅れてスミマセン。

短編ドラマのような味のある旅ですね。 8ミリ動画で追跡したら、きっと味わい深い作品となる旅ですね。

私はサバイバル系の体験(というより、オチャメ)ばっかりなので、オ-タさんの旅のような人間くさい旅を羨ましく思いますね。

コメント






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No title

ご無沙汰していました。
私も 到達しています。 北海道から最初に 内地へ車で出かけていったのが、 この佐多岬を目指した旅。11月に7日間で 往復しました。
もう20年前になります。
2015-11-14 * オータ [ 編集 ]

No title

オータさん、こんばんは。

北海道から車で最果ての佐多岬まで・・ 何か凄くロマンがありますね。 衣服だけをまとめたサンドバックを載せて・・、オンボロ車で出るシチュエーションなら、映画の世界ですね。

昭和から平成に代わる年代・・ あの時の若さは、どんな旅でもできるような気がしましたね。
2015-11-14 * 風来梨 [ 編集 ]

No title

拝復、当時 カメラで撮影した写真もたくさん持っているので、いつかブログで公開したいと思っています。
…11月初旬に 強力な低気圧が来襲して、小樽からフェリーが三日も休航したあげく、奴隷船のようなメチャクチャ揺れる古い船で敦賀へたどり着き… 震災後の神戸を見てから、あちこちの友を訪ね歩いての旅でした。吹雪の小樽から、暖かい佐多岬までは 刺激的でしたね。
2015-11-21 * オータ [ 編集 ]

No title

オ-タさん、こんばんは。 お返事が遅れてスミマセン。

短編ドラマのような味のある旅ですね。 8ミリ動画で追跡したら、きっと味わい深い作品となる旅ですね。

私はサバイバル系の体験(というより、オチャメ)ばっかりなので、オ-タさんの旅のような人間くさい旅を羨ましく思いますね。
2015-11-24 * 風来梨 [ 編集 ]