風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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第196回  鳳凰三山

『日本百景』 晩夏  第196回  鳳凰三山  〔山梨県〕


早川尾根より望む鳳凰三山
オベリスクもはっきりと見渡せる

  鳳凰三山 ほうおうさんざん (南アルプス国立公園)
南アルプスの『いぶし銀』たる峰を挙げるとするなら、それは鳳凰三山であろう。 
南アルプスの山は緑豊かで花多き峰は多いものの、荒々しい稜線美や岩のオブジェを魅せる山はこの山域をおいて他にない。 

鳳凰三山は北岳・間ノ岳・農鳥岳からなる白峰三山の前衛をつかさどる山域で、山岳信仰の深い事でも知られている。 それぞれの峰に地蔵岳 2764メートル ・観音岳 2840メートル ・薬師岳 2780メートル と、念仏にちなんだ名がつけられていることからも解かるだろう。

またこの山域は、南アルプスの展望台としても素晴らしい。 優雅な姿の“美人”・仙丈ケ岳や、白竜が天に昇るかの如く光る北岳の大樺沢雪渓、鋸岳のささくれ立った岩峰群、地蔵岳のオベリスク(地蔵仏)と、尽きる事なく山岳美を魅せてくれる。




鳳凰三山・早川尾根ルート行程図

   行程表             駐車場・トイレ・山小屋情報
《1日目》 JR甲府駅よりバス(2:05)→広河原よりバス(0:25)→北沢峠
《2日目》 北沢峠(2:00)→栗沢山(1:25)→アサヨ峰(2:20)→早川尾根小屋
《3日目》 早川尾根小屋(2:30)→高嶺(0:45)→赤抜沢ノ頭・地蔵岳まで往復1時間
     (1:15)→観音岳(0:40)→薬師岳(1:15)→南御室小屋
《4日目》 南御室小屋(0:40)→苺平(1:15)→杖立峠(1:20)→夜叉神峠
     (0:45)→夜叉神峠よりバス(1:15)→JR甲府駅
   ※ 現在は南アルプス市営芦安駐車場よりマイカー規制があり
     一般車は芦安駐車場より先は進入禁止 シャトルバス利用となる

   《1日目》 北沢峠へ
今日はアプローチのみの行程だ。 従って、前夜までに北沢峠までアプローチしておこう。 
当日出発だと、JR甲府駅3:00発のバスに乗り、《広河原》で2時間近くの待ち時間を経て北沢峠着7時過ぎとなる。 これは体力面でかなりキツいし、何よりもこれでは「山に登ろう」という気力が萎えてしまうだろう。 楽しい登山を満喫する為にも、この《1日目》の行程を組み込んだ次第である。




これより北岳の展望を
欲しいままにする
早川尾根に登っていこう

  《2日目》 アサヨ峰から早川尾根を伝って早川尾根小屋へ
鳳凰三山までは、《早川尾根》を忠実に伝っていく。 さて、《北沢峠》のキャンプ場を早立ちして、甲斐駒ヶ岳の登路をすぐに分けて樹林帯の中へ真っすぐ突入していく。 
人の流れは、ほとんどというより全て甲斐駒ヶ岳へ向かっている。 

出発時間帯でこの有様なので、たぶんこの道を行くのは日に2組か3組位であろう。 まず、人に会う事は期待できそうにない。 この光景を魅せられたなら・・、そしてこれから深い樹海の中に入っていく・・となると心細くもなるだろう。 鬱蒼として光が全く差し込まない樹海の中を、ジグザグを切りながら道は続いている。 周囲は見通しが利かず、踏跡らしきものを拾って樹海の中を彷徨うように登っていく。 

約1時間程登っていき道が正しいのか不安になり始める頃、右手の樹林に隙間ができて、そこから左巻きに尾根を引っ張る北岳の勇姿が望めるだろう。 これが目に入ると、ようやく道筋に確信が持てる。
道が判ると、足取りも軽快になるから不思議なものだ。 傾斜は強くなっていくのに、よりハイテンションで登っていける。


樹間から北岳の雄姿が見えると
キツイ登りも気合いが入ってくる

やがて頭上から光が差し込み、それが広がってトンネルを抜け出すように樹海の中より抜け出して、ハイマツと巨石の転がるガラ場に出る。 ここからは北側の見通しが最高で、北アルプスや中央アルプスの山なみが雲上にゆったりと浮かんでいるのが見渡せる。 背後から照りつける太陽光に黒光りする大岩群をよじ登る感じで乗り越えると、栗沢山 2714メートル だ。 
この頂上からは遮るものが何もなく、360°大パノラマで山なみが見渡せる。

つがいの山と称される
2つの名峰がお出迎え

甲斐駒ヶ岳


仙丈ケ岳

左に巻く太い尾根筋が見事な北岳や優雅な仙丈ケ岳、白亜の大峰と巨大な摩利支天峰の岩峰を突き出す甲斐駒ヶ岳、雲海に浮かぶ北や中央アルプス、《五丈岩》のコブをシルエットに魅せる金峰山と秩父山塊、うっすらと煙を噴き出す浅間山、雲間の下に広がる甲斐国と八ヶ岳、振り返るとアサヨ峰に連なる稜線とその背後に逆光で黒光りするオベリスクなどなと、どこを向いても絶好のカメラアングルだ。


鳳凰三山のシンボル
オベリスク(地蔵仏)

あまりにも素晴らしい景色に、フイルムの残り数を忘れてしまいそうになる。 栗沢山でひと休みしたなら、栗沢山の山体を形成する大きな岩のガラ場を伝っていく。 頂上から眺めた感じではあまり起伏のないような稜線が、歩いてみたらアップダウンはあるわ・・、ガラガラの岩場で歩きにくいわ・・と結構厄介な道である。 中でもアサヨ峰の肩に上がる大岩の乗っ越しはややオーバーハング気味で、取り付く岩角も少なく足の踏み切り場所に手間取るかもしれない。 


アサヨ峰より望む
勇峰・甲斐駒ケ岳

これを乗り越えると、その上に乗っかかる岩峰をひと登りでアサヨ峰 2799メートル の頂上だ。 
頂上は岩が積み重なって盛り上がった不安定な所で、カメラ片手に駆け回る・・といった事はできないが、大岩に馬乗りになって真正面にそびえる北岳に焦点を合わせよう。 


バットレス雄々しき北岳

ここから見る北岳は、《野呂川》から斜上した山稜が美しい三角形を示して頂点に達している。 
両側の《池山尾根》と《小太郎尾根》が脇を締めて、“山”という感じの原点を見る思いがする眺めだ。 
あまりにも素晴らしい眺めに引き込まれぬように・・。 北岳を望む西面は、断崖絶壁となって切れ落ちているから気をつけよう。

・・アサヨ峰からは東へ90°大きく折れて、痩せた稜線上に突き出す岩峰群を乗り越えたり巻いたりしながら進んでいく。 まずは、スリップしそうなザラザラの砂礫からなる痩せ尾根を、《ミヨシノ頭》とのコルに向かって進んでいく。 この辺りは森林限界のギリギリを行くので、鞍部まで下がるとハイマツが足元を覆い出してくる。 一枚岩をトラバースして越えるとダケカンバやハイマツに囲まれた鞍部に出て、ミヨシの頭へは右寄りに伝って登り返していく。 

登りきった《ミヨシノ頭》は何でもない砂礫の中の丘で、それとなく通り越してしまうだろう。 
再び下り気味に次のピークへ移る。 正面には鳳凰三山とそのシンボル『オベリスク』、その右に富士山の三角錐のシルエットが浮き立っている。 小屋までの稜線の中で際立つ絶景を見ながら進むと、程なく次のピーク上に立つ。 


早川尾根の合間より姿を魅せる
甲斐駒ヶ岳

ここから尾根は左に曲がり、《早川尾根小屋》を遙か下に望んで樹林帯の中へ深く切り込んでいく。 
足がガクガクする程の急下降で下っていくが、滑りやすい粘土質の道が足元を脅かし、また道を覆い隠す倒木が行く手を迷わせる。 ともすれば、樹海を彷徨う恐れも有り得る所だ。 

これを下りきると、最も顕著な鞍部に出る。 この鞍部からは、両側がダケカンバで覆われたピークを本格的に登り返す。 ザラザラの砂礫が所々掘り起こされた登りにくい坂を、ピークとなった強い日差しを背に受けての辛い登りだ。 今までの疲れもあいまって、今日の行程では一番の踏ん張り所だ。 

これを乗りきると樹海の中を小さなコブを2つ程上下して、再び下に《早川尾根小屋》が見えてくるようになる。 今度は、「遙か・・」という言葉が抜ける分だけ気分も軽い。 後は、樹林帯の中を一度平坦なコブを経て右下がりに下っていくと、《早川尾根小屋》の立つ狭い鞍部に飛び出す。 


素朴な雰囲気を残す早川尾根小屋
※ グーグル画像より拝借

《早川尾根小屋》は仕切りのない大部屋の中央に広い土間、その真ん中に据付けられたダルマストーブと、素朴な雰囲気を残す造りとなっている。


ランプの灯かりが
山の夢をほのかに灯す
※ グーグル画像より拝借

樹林越しに望まれる北岳の眺めとともに、南アルプスらしいムードを漂わす絶好の宿営地で山の静かな一夜を過ごそう。 もちろん、小屋前のーでキャンプを張って満点の星空の下、一夜の夢をつなぐのもいいだろう。




朝の光に染まる北岳

  《3日目》 高嶺を経て鳳凰三山縦走
小屋の前で朝日に染まって、ほのかなオレンジ色を魅せる北岳を眺めたなら出発しよう。
今日は標高差500mの高嶺を越えて、『オリベスク』から鳳凰三山を縦走していく、この山の核心部をいく行程だ。 緩やかに下る道は、途中で展望の利く小さなピーク上に出て、そのまま樹林帯を《広河原峠》へ下っていく。 《広河原峠》に近づくにつれて左側が開けてきて、梢の隙間から望む八ヶ岳は朝の白く輝く雲海に美しい姿を浮かべて感慨深い眺めとなっている。 


雲海と樹海が
八ヶ岳をより美しく演出する

峠に下りて、小平地で右に《広河原》へのエスケープルートを分けて、前方の樹林帯に続く道を登り返していく。 これより樹林帯の中を、ほぼ直登で《赤薙沢ノ頭》を目指す。 しばらく展望が途絶えて重苦しい感じの登りが続くが、高度を上げるにつれて背後に甲斐駒ヶ岳の白亜の岩峰が突き出してきて、少しは気分を取り戻せる。 

このピークの頂上が近づくにつれて右手の樹林に隙間が空いてきて、カラマツと北岳の取り合わせが抜群の好展望となってくる。 そのままガレた右崖を見ながら、白亜の巨岩が積み重なった《赤薙沢ノ頭》のピークに着く。 涼風の下に北岳の好展望、素晴らしい景色と腰を下ろせる大石群、ちょっと早いが休憩場所には持ってこいのロケーションである。 


早川尾根と仙丈ケ岳

ここから、再び《白鳳峠》に向かって樹林帯を急下降していく。 途中の倒木帯に手間取る事もあるが、少しの辛抱で《白鳳峠》に下り着く。 この《白鳳峠》は南アルプスの中では《三伏峠》・《福川乗越》に次ぐ高い峠で、標高2470mである。 この峠にも《広河原》へのエスケープルートがあり、右手に下り口が開いている。 この道は、《広河原》から鳳凰三山への縦走ルートの登り道として利用価値は高そうだ。 

ここからは、いよいよ鳳凰山域に入り込んでいく。 シラベの樹林帯を抜け出ると、取り付きにくい一枚岩の岩盤を一段よじ登って上に広がるハイマツ帯に出る。 このハイマツ帯の上からは、高嶺の稜線がピークからすざましい勢いて落ちているのが望めるだろう。 これを見ると、キツい日差しも手伝って気分もゲンナリする。 

仰ぎ見る大きな高嶺に向かって、妥協のない直登でつめていく。 変成岩の敷きつめられたガラ場を登っていくとケルンの立つ中鞍部に出て、この先は幅の広いガラば尾根から一転して左手が切れ落ちた岩壁の直登となる。 尾根上から切れ落ちた左側の岩壁の基部に移って、岩壁の切り込みに沿って這い上がるように登っていく。 この岩壁は見た目程には直立していないが、やはり高嶺の山体を成す巨大岩盤、手足をフルに使ってのよじ登りを要求される。 


雲海に霞む八ヶ岳

背後にそびえる八ヶ岳が朝の雲海からデーライトにくっきりと見え始める頃、最後の岩盤を這い上がって高嶺 2779メートル の頂上に飛び出す。 高嶺の頂上からは、真正面に北岳の《大樺沢雪渓》が天に昇る白い竜の如くすざましい勢いで突き上げている。 左側の空の下には仙丈ケ岳の優雅な姿と白亜の大岩をもたげたいかつい甲斐駒ヶ岳が、《野呂川》を挟んで夫婦のように並び立っている。


オベリスクが近づいてきた

そして目指す鳳凰三山や『オベリスク』も、かなり近づいた感がある。 八ヶ岳も清里の街を従えて、気高き姿を示している。 この高嶺は、南アルプスのとっておきの展望台である。 
高嶺からは、痩せた稜線を左に周り気味に伝っていく。 取り立てて危険な所はないが、ガラ岩やザラザラの砂礫帯を通過するのでスリップに注意しよう。 素晴らしい眺めに熱中し、くれぐれも足元の注意が疎かにならぬように。 


白砂の稜線と甲斐駒ヶ岳へ

白ザレの鞍部からは、名前の通り白砂の滑りやすいザラ場を登り返すと、常に左に見えていた『オベリスク』の大岩が真正面にどっかりと立ちはばかるようになる。 白砂が固まってできたような岩峰を巻いていくと、いよいよ鳳凰三山の取付点・《赤抜沢ノ頭》の頂上だ。 

まずは、『オベリスク』を擁する地蔵岳を制覇しよう。 《赤抜沢ノ頭》より、《賽ノ河原》と呼ばれる白砂の堆積丘に向かって深く掘れた道を下っていく。 15分程下ると《賽ノ河原》に出て、山の“砂浜”の上を緩やかに登り返していく。 傾斜は緩いのだが、白砂に足を取られて足取りはかなり重い。
やがて、『オベリスク』の基部にある地蔵岳 2764メートル 頂上の祠にたどり着く。


まさに岩仏
オベリスク(地蔵仏)

ここから“オベリスク”岩を少し登って、巨大な岩の周りを一周してみよう。 途中に岩を祀る地蔵や祠・結界があり、山岳信仰の深い山である事が解かるであろう。 こうなれば岩の上にも登りたい所だが、これを登るのはザイルと補助者がないと無理のようである。 無理に登っても降りれなくなるだけで、岩の上で震えて救助を待つ・・といった恥をさらすだけである。 

さて、『オベリスク』をひと周りしたなら往路を《赤抜沢ノ頭》まで戻り、鳳凰三山縦走を再開しよう。 
次に目指すは、鳳凰三山の最高峰・観音岳だ。 相変わらず白ザレのザラザラの痩せ尾根を伝っていくと急下降となり、敷きつめられた白砂の下地に露岩が突き出た庭園風景が広がる中を下っていく。
下りきると鞍部に出て、《鳳凰小屋》への短絡道を見送ってから、観音岳に向かって潅木帯を急登していく。 


鳳凰三山最高峰の
観音岳はもうすぐだ

下地は一変して黒土の粘り気のある道となって、行く手を遮る潅木の枝を跳ね除けながらの急登となる。 僅か150m程の登りだが、潅木の枝がザックに引っ掛かり難儀な事この上ない。 この潅木帯を抜けて、ガラ場を左から周り込むと観音岳 2840メートル の頂上だ。 観音岳の頂上に積み上げられている大岩からは、北岳が大きく迫り立っている。 


大きく迫り立つ北岳

あまりにも大きくて全てが見通せない分、眺めは高嶺に一歩譲るか・・という感じである。 
観音岳からは、右側が切れ落ちた痩せ尾根を右に緩やかに周るように伝っていくと、ハイマツと砂礫のおりなす庭園風景の丘の上に出てくる。 この丘の右端につけられている縦走路から、丘の左端にある薬師岳 2780メートル の頂上の大岩へ向かっていこう。 この大岩の上は涼風がそよぎ、三山縦走の締めくくり・・、そして山旅を振り返るには最適だろう。 

後は、縦走路を少し下った所にある《薬師岳小屋》に泊るのもいいし、清水を豊富に流す《南御室》のキャンプ場まで頑張るのもいい。 ここではキャンプ山行を基本スタイルとしているので、あとひと踏ん張りして《南御室》まで進もう。 《南御室》へは、白砂の丘に突き出した岩が重なったような砂払岳の岩小屋群を抜け、樹林帯を急降下していく。 

途中、平坦な道を経てから、左に折れて足がガクガクする程の急降下をこなすと、《南御室小屋》の左手に飛び出る。 この小屋の豊富な水場は、小屋の右端を少し行った所にある。 
噂通り、豊富な清水を音を立てて流している最高の水場だ。 また、小屋前のキャンプサイトも広く、展望が今一つなのを除けば絶好の幕営地であろう。 今日は、ここでストップとしよう。




うっすらとシルエットを魅せる富士山
を魅ながら下っていこう

  《4日目》 杖立峠・夜叉神峠を経て下山
今日の内に帰宅できるかどうかは、下山口となる《夜叉神登山口》バス停でのバスの発車時間、ひいては《南御室》の出発時間に大きく関ってくるだろう。 従って、山のセオリー通り早立ちを心掛けよう。 

《南御室》からは、石畳が敷きつめられた並木道を緩やかに登っていく。 出発してすぐに甘利山への横断ルートが分かれるが、かなり荒れているとの事なので立ち入らぬ方が無難だろう。 やがて、路傍に多く植生するシロバナヘビイチゴが地名の由来となった《苺平》の小空地に出る。 ここは樹林に囲まれて展望はないが、すぐ西方にある辻山のピークに出ると白峰三山が稜線を重ねて美しい山屏風を描いている。 

《苺平》からは、砂利で踏み固められた道を緩やかに下っていく。 右手に白峰三山を見ながらの楽しい下山路である。 ただ難点を一ついえば、道がダラダラと長ったるいことであろうか。 やがて、櫓の立つ《杖立峠》に出る。 

この峠を過ぎると、道は広く整備されたハイキング道となってくる。 登りの登山者と多くすれ違うようになると、《夜叉神峠》は近い。 もはや、高山帯を外れてヤナギランやヨツバヒヨドリなどの高原の花咲く《夜叉神峠》は山荘兼売店があり、ジュースやお菓子・御土産品なども売っていて、更に公衆電話もあるのでかなり下界に近づいた感がある。 峠の広場からは白峰三山が望まれるが、やはり稜線上の眺めに一歩譲る感は否めない。 

後はハイキング道を45分程下ると、車のボンネットから反射した光が見えてきて、程なく《夜叉神登山口》のバス停前に飛び出る。 もし、マイカー利用で《芦安駐車場》に車を置いての登山なら、途中の《桃ノ木温泉》でひと風呂浴びる事ができるだろう。

  ※ 詳しくは、メインサイトより『甲斐駒・鳳凰三山』を御覧下さい。























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