2015-08-02 (Sun)✎
日本の滝を訪ねて 第128回 斜里岳源頭部の滝群 〔北海道〕
万丈ノ滝
斜里岳源頭部は滝を連ねている
斜里岳・清里ルート 行程図
アプローチ
JR釧網本線・知床斜里駅より車利用(1:10)→斜里岳登山口の清岳荘
清岳荘(1:10)→羽衣ノ滝(1:10)→馬ノ背(0:40)→斜里岳(0:30)→上二股
(0:45)→熊見峠(1:05)→清岳荘より車利用(1:10)~JR知床斜里駅
※ 今回は滝の紹介記事なので、滝群以降は割愛
斜里岳には斜里町側の豊里ルートと清里町側の清岳荘ルートがあるが、登山口に山荘があり登山口までの道も砂利道ながら整備されている清里ルートが一般的だろう。 だが、どちらにしても、登山口へのアプローチは車かタクシーが必須であろう。 中には、自転車という猛者もいたけれど。
清里町側のルートの登山口には清岳荘という登山小屋があり、寝具貸出と軽食の提供はあるが、基本的には素泊小屋なので、ある程度の準備は必要だろう。 また、山を楽しむ為にも、早出早着の原則を守るべく前夜にここに宿泊して、翌朝日の出と共に出発したいものである。 それではこの事を踏まえて、この山荘を起点に新旧登山ルートを使って、斜里岳を一周してこよう。
清里町側のルートの登山口には清岳荘という登山小屋があり、寝具貸出と軽食の提供はあるが、基本的には素泊小屋なので、ある程度の準備は必要だろう。 また、山を楽しむ為にも、早出早着の原則を守るべく前夜にここに宿泊して、翌朝日の出と共に出発したいものである。 それではこの事を踏まえて、この山荘を起点に新旧登山ルートを使って、斜里岳を一周してこよう。
登山道は小屋の裏手から延びている。 登山道は上部で滝の連続となる一ノ沢の中に付けられており、飛び石伝いにジグザクに跨ぎながら歩いていく。 沢は浅く、また適当な踏み石もゴロゴロと転がっているので、水に濡れる事はないだろう。 やがて、《下二股》で尾根筋をゆく新道ルートを分けると、沢は一転して山肌から滝を連続して連ねる様になる。
羽衣ノ滝
旧道ルートは沢滝を遡って
登っていく爽快なルートだ
これから進む旧道ルートは、この滝の連なる沢を遡行していくのである。 名前のついている滝だけでも、白糸・水簾・羽衣・万丈・七重・見晴・竜神・霊華と8つあり、この様々な姿を魅せる滝の傍らを・・、中には滝を直に上っていく。 従って、簡易の布製登山靴なら浸水するかもしれないので、しっかりした足回りが必要だろう。
滝は斜瀑気味の滑滝が多いが、中でもこの瀑布群の中でも代表的な滝である羽衣・万丈・七重ノ滝の姿には目を奪われる。 滝を観て、その飛沫を浴びながら登る爽快なコースである。 また、際どい所には鎖やハシゴが架けてあり、思ったほど難しいルートでもないのである。 だが、常時沢に入っているので濡れて滑りやすく、スリップしての転落事故事例もかなりある・・との事なので、当日の天気や沢の水量などを確かめてから登るべきだろう。
竜神ノ滝
滝の上を直に歩く爽快さがたまらない
霊華の滝を過ぎると沢の流れは細くなり、「源流部近き」を思わせる。 沢が伏流となって見えなくなると、《下二股》で分かれた尾根筋ルートの新道コースと合流する。 今回は滝紹介記事なので、ここで折り返しとするが、この滝を見に来た者の全てと言っていい程に斜里岳に登っている事だろうと思う。
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