2015-06-16 (Tue)✎
路線の思い出 第104回 大井川鐵道 井川本線・金谷駅 〔静岡県〕
大井川鐵道に譲渡された近鉄【吉野特急】
※ グーグル画像より拝借
《路線データ》
営業区間と営業キロ ’15年・運行本数
金谷~千頭 39.5km 金谷~千頭 8往復
金谷~家山 1往復
金谷~新金谷 5往復
※ 不定期で新金谷~千頭にSL急行【かわね路】号2往復の運行有
金谷~新金谷 5往復
※ 不定期で新金谷~千頭にSL急行【かわね路】号2往復の運行有
千頭~井川 25.5km 千頭~井川 5往復
※ JR東海の路線データは割愛
金谷駅(かなやえき)は、静岡県島田市金谷新町にある、東海旅客鉄道(JR東海)・大井川鐵道の駅である。 JR東海の東海道本線と、当駅を起点とする大井川鐵道の大井川本線との接続駅となっている。
JR東海
相対式ホーム2面2線を有する駅で、2つのホームの間には中線1線と側線1線がある。
改札口は北側(2番線側)にあり、3番線とは狭い地下通路で繋がっている。
大井川鐵道と貨物列車の収受や静岡駅、浜松駅から直通列車が運転されていた頃は、大井川鐵道と接続する渡り線が設置されていたが、大井川鐵道大井川本線の貨物輸送が廃止された事と、直通列車の運転が取り止めとなり撤去された。 但し、大井川鐵道が新たに客車を購入した際に、一時的に線路を仮設して車両を取り込んだ事がある。
駅長は配置されない駅員配置駅(直営駅)であり、島田駅が当駅を管理する。 JR全線のきっぷうりばが設置されている。 2017年度の1日平均乗車人員は、2019人との事。
大井川鉄道
単式ホーム1面1線を有する駅でJR東海の上りホームに隣接しており、連絡改札口(TOICA対応簡易型自動改札機のみ)がある。 ホームが短いため、おおよそ4両より長い編成の場合ドアカットを行う。
駅舎はJR東海とは別に設けられていて、その駅舎内には売店がある。
かつては機回し線があったが、撤去されている。 なお大井川鐵道が貨物営業を行っていた当時、同駅の構内入れ換えおよび貨車の収受は国鉄の機関車ではなく、大井川鐵道の機関車が請け負っていた。
2011年10月1日より、SL急行は隣の新金谷駅発着に変更され、この駅を発着しなくなった。
2017年の1日平均の乗車人員は、277人との事。
クドイけど、夏はこの書庫の記事のネタないんだよね~。 ・・という訳で、今回の記事の内容も鉄道との関連性は薄く、そして自身で撮った鉄道関係の写真は一切ありませんので悪しからず。
コリャぁ、罵声を浴びてモノ投げられる日も近いな・・。
そこで今回は、南アルプス登山の為に利用した、大井川鐵道の金谷駅での「しょうもない」エピソードおば・・。 でも、この大井川鐵道って、旅客収入の9割(Wikに記してあったが、9割ってほんまかいな)をSL目当ての観光客に頼る大赤字路線なのだそうだ。 定期列車を約半分に減便するなど、経費削減に追われてるらしい。 ・・って事は、SLを拒否ったワテは、この鉄道会社の招かざるべき客って事だな、コリャぁ。
夜勤の週は金曜日の朝に終わる。 そして土・日は休日だ。 お解かりのように、夜勤の週明けは実質3日間の休みとなる。 だが、中央高地の山へ行くとなると、あと1日不足となりそうだ。
そこは、低賃金の労働者にもある権利である『有給休暇』を使う事で解決する事にしよう。
コレを見に行くために
労働者の権利を行使しますた
朝7時頃の新幹線に乗るべく、仕事を定時で終えて(「定時で帰らしてぇ~」と“泣き”を入れた)即効帰宅する。 風呂だけ入って、予め準備していたザックを担いで6時過ぎに出発。
この山行の最初の関門である“朝7時の新幹線に乗る”という条件をクリアして、10時少し過ぎに《大井川鐵道》の始発駅である金谷に着く。 金谷駅は東海道本線の中でも寂れた“町外れの駅”なのであるが、夏の休日のこの時間は暑苦しい程の人だかりであった。 なぜなら、《大井川鐵道》名物のSL仕立ての列車が、この時間に運行されるからだ。
この山行の最初の関門である“朝7時の新幹線に乗る”という条件をクリアして、10時少し過ぎに《大井川鐵道》の始発駅である金谷に着く。 金谷駅は東海道本線の中でも寂れた“町外れの駅”なのであるが、夏の休日のこの時間は暑苦しい程の人だかりであった。 なぜなら、《大井川鐵道》名物のSL仕立ての列車が、この時間に運行されるからだ。
高い料金払って「冷房ナシ」なら
「冷房アリ」のコッチの方がマシだよね
※ グーグル画像より拝借
私は自身を『○鉄』と呼称する程の鉄オタではあるが、なぜかSLには全く興味がない。
無理クリに「好き嫌い」で2等分すれば、「嫌い」の部類に入る位だ。 夏のクソ暑い時に・・、しかも夜勤明けで寝不足の時に、高い特別料金を払ってまで冷房も無いあんな暑苦しいモノになど乗りたくはない。 切符を買う時に「若干の空席がある」とSLの乗車券を勧められたが、もちろん『冷房付』の定期列車を選択する。
暑苦しいSLが去るまでの時間は、夏らしくかき氷アイスでも食ってやりすごす。
暑苦しいSLが去るまでの時間は、夏らしくかき氷アイスでも食ってやりすごす。
でも、このSL列車は『急行』なのだが定期の『電車』より速度は遅いみたいだし、馬力不足なのか後ろに電気機関車をつないでプッシュを仰ぐなど、ワテはこれを目にして「SLはパス」という選択が正しかったと確信したよ。
期待に反して入線したのは
鳩マークのない京阪特急だった
※ グーグル画像より拝借
SLという喧噪が去って10分後、京阪特急が入線する。 希望としては、近鉄【吉野特急】か南海【四国】号だったのだが、これでも冷房が付いてるから良しとしよう。 発車してすぐさま、座席をボックスにして1時間半ぐっすりと寝息を立てる。 従って、初めて乗車の《大井川鉄道》とはいえ、金谷駅と千頭駅以外の記憶は一切ない。 『テツ』の風上にも置けないだろうな、この所業は。
だから、中途半端極まる『○鉄』なんだよな。
だから、中途半端極まる『○鉄』なんだよな。
千頭駅からは、山関係の話に入っていこう。 ちなみに、なぜこの《大井川鉄道》に乗車したかというと、県道60号《南アルプス公園線》が井川ダム付近の土砂崩壊の為に通行止となっていたからである。
この県道の通行止は珍しいものではなく、隔年毎に土砂崩れを起こす事で有名な道だ。
県道の通行止を受けて静岡始発の登山バスもシーズン通しての運休となり、のっけからタクシー利用の大出費を強いられるハメとなったのである。
タクシーの予約時に「千頭駅からのタクシーは13000円」と聞いたが、現地に着いて「他の登山者との乗合で良ければ・・」と8000円に割引してもらう。 タクシーの中でもぐっすりと寝息を立て、14時前に畑薙ダムより1.5km手前の登山者駐車場前に着く。
タクシーの予約時に「千頭駅からのタクシーは13000円」と聞いたが、現地に着いて「他の登山者との乗合で良ければ・・」と8000円に割引してもらう。 タクシーの中でもぐっすりと寝息を立て、14時前に畑薙ダムより1.5km手前の登山者駐車場前に着く。
世界遺産はここから魅るのがベストだね
8年位前はダムサイトに数珠つなぎで車を止めていたのだが、さすがに管理者サイドも「これではマズい」と思ったのだろう。 ダムの資材置場だった野っ原に急造の駐車場を仕立てていた。
まだシーズン前と言う事でそれほど混んではいないようであったが、裕に150台位は止まっていた。
後は接続する《東海フォレスト》のリムジンバスに乗換えて、15時半頃に《椹島ロッジ》到着。
しかし、この《椹島ロッジ》は、相当儲かっているようである。 受付は会館状の建物となり、客室は完全冷暖房完備で、しかもトイレは全てウォシュレットであった。 また、土産物屋兼喫茶のログハウスもあった。 もちろん、親会社が《東海パルプ》なので、トイレットペーパーは芯も流せる最新式が山積みされていた。
後は接続する《東海フォレスト》のリムジンバスに乗換えて、15時半頃に《椹島ロッジ》到着。
しかし、この《椹島ロッジ》は、相当儲かっているようである。 受付は会館状の建物となり、客室は完全冷暖房完備で、しかもトイレは全てウォシュレットであった。 また、土産物屋兼喫茶のログハウスもあった。 もちろん、親会社が《東海パルプ》なので、トイレットペーパーは芯も流せる最新式が山積みされていた。
ドン鳥も呆れ返ってソッポを向く
タワケの「オチャメ」の数々
ちなみに素泊専用であったボロ小屋は建て替えられてはいたが、冷暖房は完備ではなかった(当たり前か)。 トイレは、素泊者でもウォシュレットを使っていいように改正されていた(昔は、ボットン以外使用禁止だったのよ・・ コレ、どう思います?)。 素泊でもなければ山旅をしているのではなく、パック旅行をしているかのような錯覚を覚える《1日目》の行程である。
※ 続きに興味のある方はメインサイトの『南アルプス南部大縦走』又は
『撮影旅行記集』の『南ア最後の未踏区へ<1>』をどうぞ。
注 2つの山行記の行程時間に差がありますが、筆者個人の事情が絡みますので
軽く流して頂くよう願います。
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No title * by 風来茄子
閣下、実を言うとここは新金谷までの一区間しか乗っていません。新金谷に伯母がいて何度か利用するうちに「あ、歩いても変わらんわ」と貧乏中坊は気付いたのですね。SLや珍車揃いで鉄の聖地と呼ばれる”大鉄”ですが、ワタイとしても案外関心が湧かないのよね・・・閣下の弟子たる○鉄弐號の面目躍如というところでせふか。。
No title * by 風来梨
殿下、勿体無くもこんな粗相の場に御成り頂き至福の心地にございます。 只今、デコを畳に擦り付けながら返信しておりまする。
ですが、殿下はタワケ故に不甲斐なきワテと違い、『写真床下人』としてエスエルに大いなる理解がございましょう。 釧網本線でSLを見事に一太刀で仕留めたその御武勲は、写真床界隈の語り草となっておりまする。
対するワテは、撮影対象の好き嫌いの激しさゆえ、なかなかに武勲を挙げれませぬ。 今日も、この不甲斐なさに枕を涙で濡らしておりまする。
ですが、殿下はタワケ故に不甲斐なきワテと違い、『写真床下人』としてエスエルに大いなる理解がございましょう。 釧網本線でSLを見事に一太刀で仕留めたその御武勲は、写真床界隈の語り草となっておりまする。
対するワテは、撮影対象の好き嫌いの激しさゆえ、なかなかに武勲を挙げれませぬ。 今日も、この不甲斐なさに枕を涙で濡らしておりまする。