2015-06-10 (Wed)✎
『日本百景』 夏 第183回 賀老ヶ滝 〔北海道〕
まだ滝に目覚めていなかったので
写真もそれなりに
賀老ヶ滝 がろうがたき 落差 70m 北海道・島牧村
滝へのアプローチ 国道229号線島牧村・千走奥14km、賀老高原キャンプ場を目指す
『道の駅・島牧』より車利用 0:35)→賀老ヶ滝駐車場
行程表 駐車場より徒歩15~20分で滝
この滝はずっと昔・・、まだ滝に目覚めていない頃に訪れた滝である。 そう、まだ『日本百名滝』が指定された年(平成2年)の前後くらいのずっと昔に訪れたのである。
記事にする為に蔵を漁ったのだが
結構撮ってたのね
それ故に今のように滝前が整備されているハズもなく、滝への案内板はおろか滝への道も林道ダートであった。 そもそも、未だ滝に目覚めていない奴が案内標識もなく、知名度的にもまだ知れ渡っておらず、そして北海道でも人気薄の道南地方に立ち寄った理由は、この先にある狩場山に登る事を目論んでの事であった。
狩場山に咲くエゾカンゾウ
この時の訪れる目的だった狩場山は、盗作オヤジが勝手に指定した『百名山』から漏れた事もあり、訪れる者が殆んどいない山であった。 だが、私はこの頃から『日本百景』の選定をし始めた事もあり、我が『日本百景』の1つにノミネートした『狩場山』が、自らの抱く期待に沿うかどうかを確かめたくて訪れたのである。 そして、その『偶然の産物』で、道すがらにあるこの滝を見つけたのである。
偶然に見つけた後の『百名滝』
だから、この記事を書くにあたって『賀老ヶ滝』をググッて調べたのであるが、今は完全に道は舗装整備されて、ロータリーのある駐車場まで造られているではないか。 そして遊歩道が整備されて、完全な観光地化されていたのである。
私の訪れた時はアクセス道は完全ダートの泥濘道で車が泥坊主化し、駐車場は林道脇にあるスペースの仮駐車場だったし、滝への遊歩道もあるにはあったが災害で半壊状態であった。 この違いを見比べるにつけ、感じる事は「百名滝恐るべし」という事である。
この滝は下に
見下ろすのがいいみたい
ネットでググった『賀老ヶ滝』を紹介するサイトによると、一様に「帰る時に苦労する程の急な坂を下り・・」とあったが、私が訪ねた時は遊歩道が半壊していた事もあってそんな急な坂道には感じなかったのであるが。 でも、標高差100mの下りであるので、今のメタボった身体だとバテるかもね。
まぁ、あの頃は現役バリバリの『奇跡の体力』だったしィ。
さて、その滝であるが落差70mで幅は35mで、賀老川の水を河床一杯に落とす“豪瀑”である。
そして、滝つぼがなく、ゴーロが転がる河床に飛沫を叩きつける様に、別名“飛竜”の名が充てがわれる勇壮な眺めの滝である。
滝下に近づくと滝飛沫の『飛龍剣』を
全身に浴びてズブ濡れに
そして、この近くに『ドラゴンウォーター』という天然の濃炭酸水が湧出しているが、当時は全く宣伝されてなかったような。 この地が濃炭酸湧出の地である事は、狩場山から下山して近くの千走温泉に入った時に、浴室に籠った温泉の蒸気で酸欠を起こして体感として知った事は藪の中に・・。 でも、浴室の蒸気に当てられて酸欠を起こし、心臓がバクバクなって急いで浴室の窓を開けて呼吸した事を今でも憶えている。
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No title * by 風来梨
たけしさん、こんばんは。
訪れた当時は滝に入れ込む前でしたが、この滝を目にした時は虜になりましたね。 そして、この頃から私のライフワーク(というより偉大なる自己満足)である『日本百景』の作成にかかりました。←記事が書けるのも、これのおかげです・・ハイ
訪れた当時は滝に入れ込む前でしたが、この滝を目にした時は虜になりましたね。 そして、この頃から私のライフワーク(というより偉大なる自己満足)である『日本百景』の作成にかかりました。←記事が書けるのも、これのおかげです・・ハイ
滝も山も姿カタチが変わらないものの、周辺の環境が開発されるのに寂しさを感じます。
ナイス!