2015-02-15 (Sun)✎
路線の思い出 第87回 近鉄大阪線・赤目口駅 〔三重県〕
今回の駅画像は
グーグル画像からの拝借でっす
《路線データ》
近鉄大阪線
営業区間と営業キロ 運行本数(’19)
大阪・上本町~伊勢中川 108.9km 特急(大阪~名古屋)毎時2本
※伊賀神戸停車は朝の1本のみ
(大阪~伊勢志摩)毎時2本
※伊賀神戸停車は毎時1本
急行 毎時2本(朝夕は快速急行)
※内毎時1本は次の駅・青山町発着列車
普通 (名張~伊勢中川)毎時1本
赤目口駅(あかめぐちえき)は、三重県名張市赤目町丈六にある近鉄・大阪線の駅である。
相対式ホーム2面2線を持つ駅で、改札口は上り線(南東)側にあり、下りホームとは地下道で連絡している。 ホーム有効長は10両となっている。
名張駅管理の無人駅で、PiTaPa・ICOCA対応の自動改札機および自動精算機が設置されている。
2018年の1日平均の乗降人員は1258人との事。
特急列車以外の全一般列車が停車しており、大阪方面からの快速急行は当駅から青山町駅まで各駅に停車する。 当駅に停車する列車は半数以上が急行 (桜井駅~榊原温泉口駅間は各駅停車) となっており、朝と夕方は快速急行と準急 (河内国分駅~名張駅間各駅停車) が加わるが、区間準急 (近鉄八尾駅~名張駅間各駅停車) や普通列車の停車は、ラッシュ時の前後と早朝・夜間の運行となっている。
日中は急行が毎時3本停車し、朝夕は快速急行と準急 (一部は区間準急や普通列車) が毎時3~5本停車しているが、平日夜間の大阪方面行きは急行も加わり、毎時2~4本の停車本数となる。
この項目も徐々に苦しくなってきたよ。 冬の持ちネタは北海道ばかりなので、そればっかりになっちまう。 元来からの出不精で、冬は旅に出る以外はロクに写真を撮りに行ってない『ツケ』がここにも及んできたようだ。
と云ってもそれでの影響は、この限りなく人気の細いこのブログの『○鉄記事』に穴が開く→数少ない閲覧者に見放される→閑古鳥が鳴く。 ン! 閑古鳥が鳴くのは今に始まった事じゃねえなぁ。
・・まぁ、ヨタ話は置いといて、「という訳で」(どういう訳だよ?)今回は『○鉄』カテゴリーの記事ながら、鉄道は「駅を利用しただけ」というオチで展開したいなと。
さて、この近鉄大阪線の駅を取り上げたのは、冬に訪れた→冬の手持ちの写真がある《赤目四十八滝》のネタに誘導展開する為である。 云わば、筆者の性格そのままの『姑息な手段』って事である。
近鉄の伊勢急行
別の場所で撮ったけど
関西私鉄の他の特急をしのぐ速度を誇るが
今はクロスシートがロングシートになるなど格落ちしてるよ
だが、それでも「少しは赤目口という駅について知識を拾っておくべきか」と思い、ネットの『ウィキ』で赤目口駅の現状などを調べてみる。 すると、驚いたよ。 現在は料金の要る特急を除く一般列車で最も優等列車の快速急行が停車するにも係わらず、終日の無人駅になってるよ。 近鉄も経営がシンドいようだねぇ。
特急列車で料金を取るのは「ウェ~」って思うけど、近鉄に関してはあまりその感情はない。
なぜなら、ローカル線を多く抱えているというか、本線格でもローカルな利用状況と云われる近鉄では「特急料金を取らないと路線運営をやっていけない」という事情を知っているからである。
そして、JRの新幹線のように特急料金がフザケた高額でもなく、容認できる範囲であるからだ。
滝の事始めのキッカケとなった氷瀑を魅に
四半世紀前にタイムトリップ
・・『○鉄カテゴリー』記事で鉄ネタを語る『義務感』はこの辺で終わらすとして、遠い昔の冬にこの駅を降りて訪ねた《赤目四十八滝》のネタにつなげようか。
あの時は、確か受験生だった。 その受験シーズンの真っただ中の『空きの日』が偶然あり、学校には「入試がある」とホラを吹いてサボって、受験のクサクサした気分を晴らしに出かけたのを憶えている。
まぁ、こんな『受験生』でしたから、結果も『それなり』でしたけど。
氷結する不動滝
でも、あの時『真面目な普通の受験生』だったなら旅にも出てないだろうし、これまでのいろんな体験もなかったろうと思う。 当然、ホームページやこういうブログもなかっただろう。 「旅や写真をしなかった」ワテ。 そう考えると、ワテ自身は『こんな受験生』で良かったと思う。 もし、ワテに旅や写真がなかったら、「する事のないつまらない人生だったろうなぁ」と察しも着くし。
あらら・・、脱線しちまった。 さて、6時に鶴橋を発車する始発に乗り込み(こういう事は受験よりもしっかりこなすワテ)、朝7時過ぎに赤目口駅に着く。 この日はド平日。 通学の学生が駅に集まるのと逆ベクトルで、駅から観光地たる《赤目四十八滝》に向かうワテ。 なので、通学の為に駅に向かう学生を吐き出した路線バスに乗るのも気が引けて、赤目滝の入口までの4kmを歩いていく事にする。
《日本オオサンショウウオセンター》の
建物の先は別世界が広がる
約1時間で赤目滝の入口である《日本オオサンショウウオセンター》に着く。 入場料を払ってサンショウウオの水槽が大小100程ある建物内を通り抜けると、テラス状の所に出てそれに続く遊歩道を沢沿いに進んでいく。 沢沿いの風景は、受験でクサクサした心を一気に払拭してくれた。 沢は冠雪で美しく飾られていたのである。
雪と氷が沢を
更に清らかに美しく飾る
氷雪を乗せて清らかな水流を魅せる沢を伝っていくと、氷瀑となった滝が次々と現れる。
中でも《赤目五瀑》と名を馳せる《不動滝》や《千手滝》などは、真に“氷のオブジェ”、滝しぶきの宝石を魅せてくれる。
最も厳しい氷瀑を魅せる不動滝
氷瀑を高い位置より見下ろして
更に進んで、渓谷のほぼ中央にある《赤目五瀑》最大の落差を誇る《布引滝》に着くと、様相は一変して氷がほとんどなくなってくる。 こういう変化も楽しいものだ。
30mの最大落差を誇る布曳滝は
氷結されてなかった
この《布曳滝》が凍っていなかったのは、滝の周囲が開けていて太陽の光がよく当たる位置にあるからであろう。 日が滝壺に反射すると滝自体が影ってしまうから、敢えて日が陰るのを待って撮影したのである。
滝の落ち口は凍っていた
再び氷と雪の奏でる情景となる
《布曳滝》を越えると、またすぐに雪と氷の世界が広がる。 凍った沢に魅せられながら進んでいく。
氷と雪の造形美を楽しみながら進むと、赤目の滝で最も氷瀑が美しいと云われる《荷担滝》の前にたどり着く。 「冬に最も美しい」と評判の《荷担滝》は、その評に違わぬものだった。
その美しき姿をごろうじろ。
二手に分かれた滝の流れが
美しい氷の『荷分け』を表現していた
氷結と流れの白布が奏でる芸術
また、滝の雫が氷筍となってそれが陽の光に輝き、透き通った美しさを魅せている。
滝は氷瀑になっているものの、遊歩道にほとんど雪がないので、安心して探勝できるのも心強い。
たぶん、休日には赤目滝の氷瀑を訪ねる行楽客が大勢押し寄せるからであろう。
氷筍に光をかざすと
透き通った輝きを魅せてくれる
受験そっちのけでこの氷瀑に魅せられ心を奪われてから、ワテの滝めぐりの序曲が始まったのである。
でも、受験生や学生の皆さんは、この筆者(タワケ)の真似はしてはいけませんよ。
真似すると、ほぼ確実に人生を棒に振ります。
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No title * by 風来梨
Yahoo!さん、見て頂いて有難うございます。
こちらこそ、宜しくお願いします。
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