風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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第163回  奈良公園

『日本百景』  冬  第163回  奈良公園  〔奈良県〕


鷺池と浮見堂
こういうの
どう撮ったらいいか判らん

旅に出ない限り、普段はカメラを持ち歩かないし、長年の慢性奇病『ズボラウイルス熱』に冒されて、休日の朝にパソコンのスイッチを『ON』にした途端に1日が終わってしまう生活なので、地元近畿での冬の写真、ないんだよね~。

ネタが偏ってるからって、北海道と東北ばかりでは心細い当ブログの人気が更に心細くなるので、必死に過去写真の壺を穿り返したら、ありましたよ! こんな所にカメラ持って行ってたのね。
撮影した時は12月初旬とあるので、ギリギリ冬として扱う事にしよう。 写真の内容は秋っぽいのだけど。 では、何の目的もなく撮った写真で、奈良公園での冬のある一日おば・・。


二月堂の灯篭
肝心の二月堂は人が多かったので
撮らなかったみたい

題材に『奈良公園』と挙げたけれど、奈良公園には何がどこにあるのか、全くもって知らない。
なので、ネットの『ウィキ』を見開きながら写真を張り付けていくしか手がなさそうである。
とんでもないブログですな・・、コレ。 まぁ、偏に筆者がタワケだからに他ならないのだが。

普段から写真に人が入ると「黒点が入ったぁ~ ボツ!」とする困った写真撮りなので、人の集りそうな所は極力さけて周っていたようである。 まぁ、これが『写真床』の所以ですね。 だから、奈良公園に行くなら誰しも立ち寄るであろう、大仏さんの東大寺はパスする大英断をしていたようである。


東大寺・南大門

かろうじて、黒点(人)が途切れるのを見計らって、一番人手の薄い《南大門》を撮っていたみたいである。 そしてこれも、この記事を書く際にはコレが何を撮ったモノかが判らず、『ウィキ』を見なければ『奈良公園にあった古い鳥居の門』となる所であった。←コレはさすがにヤバいでしょ


さて、これは一体何でしょう?
知ってる方は内緒コメでコソっと教えてね

従って、コレはどこの寺(神社)のモノか判りません。 撮影のコンセプトとして黒点(人)は極力入れぬ事と、こういう物体は下から煽るように撮るのが常道・・という事で、こんな仕上がりになりました。


奈良公園の『神の使い』とされる鹿
かなり優遇されているようで

日頃から寺社・寺院に疎く、ほとんど知識もない・・というか全く知識がないという『知らない尽くし』の中で、奈良公園で唯一知っているのが、『神の使い』とされる鹿である。 被写体に対して『知識がある』という事は、それなりに写欲も湧いてきますね。

それでは、この記事の唯一の『見せ場』である、奈良公園の広大な園地での『神の使い』の撮影である。 この後に浮見堂に行ったので、たぶん撮影した園地は《浅茅ヶ原園地》ではないかと思われる。


木漏れ日を当てて
『神の使い』を演出


慣れているのか
近づいても逃げやしない

園地の森の中を歩いていくと、広い芝生の園地がある。 小春日和の日差しを受けて、『神の使い』たる鹿の表情も柔和で優しげに見えた。


小春日和の穏やかな日差しの中て
彼女は優しい表情を魅せてくれた

いつもは外に出るまでが難儀で極めつけの出不精となっているのだが、思い切って外に出ると、それは楽しい情景が待っている。 この美しい芝生の園地は、弁当とカメラを片手に一日のんびりと過ごしたい所だ。


大きな町の真ん中にある
とは思えない広大な園地ですね

光がまだ朝の斜光線の時は、『神の使い』達の魅惑的な表情を狙うとしよう。
そう、まだ微かに残る紅葉をあしらって、彼らを引き立てる事にしようか。


これを見た時には
花札の『紅葉と鹿』を重ねていた


この日の光線は
真に『神の使い』を
引き立てるモノでした

あまり鹿ばかりに根をつめるのも何なので、楽しい撮影の息抜きとして《浮見堂》に立ち寄ってみる。
まぁ、この《浮見堂》は、こういう所なら必ずアリそうな建物である。 まぁ、月夜に池に月をはべらすといい雰囲気になりそうだが、デイライトでは『撮影の息抜き』でしかないだろうね。


池の水もお世辞にも綺麗とは言えないし
まぁ、息抜きに立ち寄っただけ・・かな

《浮見堂》で適当撮りをしてクールダウンしたら、次は『本命』を撮りに行こう。
今日の『本命』とはコレである。


雄同士のガチンコ勝負

食い物かの取り合いか!? 部族の覇権争いか!? はたまた雌を取り合ってるのか!? 理由は知らないが本気でやり合ってるよ・・、このカタたち。 「ゴツッ」と、鉄でもヘコみそうな強い力で角突き合ってるよ。


この表情を見て
戦慄が走りましたよ

目を血走らせ、歯をギリギリと食いしばり、互いに相手が倒れるまで渾身の力で押し通す。
それは、雄の尊厳を賭けた勝負なのだろう。


このドラマを絵にしてみました

彼等は小一時間の間ずっと角突き合いをしていて、なかなか勝負がつかなかったのである。
ワテは勝負の結果を見ずに、本気で闘っている彼らを称えるべく、彼らを引き立てる写真を撮る事を欲した。 「結果を見ずに・・」と述べたが、それは勝者と敗者の生じる結果を見たくなかったからである。 獣の世界での勝ち負けは、生きていく尊厳の成否に関わるのだから。

小春日和の一日を十分に楽しんで帰路に着くとしよう。 帰りは待たなくてもよい位の運行本数のあるバスが近鉄奈良駅へ向けて出ていて、奈良駅から地元大阪へ帰るのも1時間足らずだ。
時間に十分の余裕がある。


今日めぐった古都を一望するべく
坂を上がっていこう

だから最後に丘の高台に登る坂道を登って、奈良の古都を一望して終わるとしよう。
たぶん、山のように「アレは東大寺」とか、「アレは春日大社」などと指差して呼称できる訳ではないが。


どれが『東大寺』かどれが『正倉院』かと
判るべくもないが
とにかく最後に古都の街並みを一望したかった

    ※ 奈良公園は、メインサイト未載の景勝地でっす。
      たまには、こういうのもいいでしょう。
  







 
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No title * by 散位 アナリスト杢兵衛
長閑でいいですね。

No title * by 風来梨
アナリスト杢兵衛さん、こんにちは。

カメラを持って手軽に楽しめる所です。
いつも厳しめの旅記事を挙げてますので、こういうお手軽行楽地もてたまにはいいかも・・ですね。

No title * by 風来梨
内緒さん、大きな提灯のある寺の名前を教えて頂き、有難うございます。

記事に「二月堂は人が多くて」と書いてしまいましたが、二月堂を撮っていたのですね。 でも、寺の全容は撮っていないみたいです。

コメント






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No title

長閑でいいですね。
2015-02-15 * 散位 アナリスト杢兵衛 [ 編集 ]

No title

アナリスト杢兵衛さん、こんにちは。

カメラを持って手軽に楽しめる所です。
いつも厳しめの旅記事を挙げてますので、こういうお手軽行楽地もてたまにはいいかも・・ですね。
2015-02-15 * 風来梨 [ 編集 ]

No title

内緒さん、大きな提灯のある寺の名前を教えて頂き、有難うございます。

記事に「二月堂は人が多くて」と書いてしまいましたが、二月堂を撮っていたのですね。 でも、寺の全容は撮っていないみたいです。
2015-02-15 * 風来梨 [ 編集 ]