2015-01-31 (Sat)✎
『日本百景』 冬 第160回 釧路川 〔北海道〕
環境抜群の撮影地だが
『オチャメ』を生業とするタワケには荷が重い!?
通常、『釧路川』を挙げるとすると、10中9以上が『釧路湿原』を蛇行する姿を取り上げるだろう。
そして、『釧路川』と鉄をコラボして取り上げる・・となると、これまた100中の99までが釧路湿原を走るSLの写真を期待するだろう。
だが、このブログは違うのである。 それは偏に、このブログの管理者が偏屈なタワケである事に起因するのである。 この偏屈なタワケは『撮り鉄』の端くれでありながら、蒸気機関車が『嫌い』なのである。
そのレベルは、「あんなの汚い煙吐く物体を撮るのはフイルムが勿体ない」、「あの汚い煙で周囲の風景が汚されてる」と公言する位に忌み嫌っているのである。 当然、蒸気機関車の写真は、生涯で一枚も撮った事がない。
・・で、今回取り上げる撮り鉄とコラボした『釧路川』は、釧路市街近郊の・・、そう『幣舞橋』の架かる『釧路川』である。 その『幣舞橋』と並行して架かる、JRの釧路川橋梁をゆく単行気動車が今回のターゲットである。 でも、「単行気動車と『日本百景』と、どう関連があるのか?」という、筆者を困らせる問いかけはナシにしようね。
普通に撮ると今イチですね
今回のこの釧路川の『風景鉄道』は、「前々から撮りたい」と思っていた所である。
そのチャンスが、ようやくこの冬にやってきた。 今までの『冬の北海道の旅』は、景勝地や風景の撮影を重視していて『撮り鉄』は「ついで」の扱いだった。 それで年末・年始という限られた日数では訪れるには日程が足りず、いつも見送っていたのである。
だが、今回は日程の全てを『撮り鉄』に宛がったので、前々から撮りたかった釧路川の『風景鉄道』を予定に組み込む事ができた。 でも、日程を全て『撮り鉄』とした事で、旅の内容が「何か物足りないモノになった」と感じたのは藪の中に・・。 それでは、その撮影記おば。
今年の北海道は思った以上に暖かかった
川面の氷も今イチ弱いですな
前日は、千歳からレンタカーを駆って一路釧路へ。 日程が限られているので、勿体無いが高速を使う。 でも、道東道は、もう足寄の手前・本別まで開通してるのね。 そして今年の3月には、『白糠線ロード』に完全に沿うルートで白糠まで開通するらしい。 でも、特定地方交通線として真っ先に捨てられた鉄道線ルートが、道央と道東を結ぶ高速道路となっているのは「皮肉以外の何物でもないなぁ」と思うワテである。
その前日は、『道の駅・白糠』で仮眠する。 ここで車寝するのは2度目なので、「勝手知ったる」って訳である。 『道の駅』の充実は、ワテのような貧乏旅行にとっては有利な事だ。 だが、旅行宿泊者が挙って『道の駅』で車寝する事で、宿泊利用者が激減して旅館業が干上がってきてるらしい。
「これが旅や景勝地にとってどういう影響をもたらすのか?」って、一抹の心配はある。
あらあら・・、話が変な方向に向かっちゃったので元に戻して、《本日の朝》の釧路川の『風景鉄道』の撮影のあらましを語ろうか。 5時過ぎに『道の駅・白糠』を出て、夜明け前の道を約1時間で釧路川橋梁の架かる川の築堤公園に着く。
ここは釧路川のベイサイドとなっているらしく、釧路川にボートを出す関連のクラブハウスのような建物があった。 クラブハウスが年末年始の休みでトイレはないが駐車場はあり、釧路市の郊外という事でちょっと行けばコンビニの一つも見つかる『恵まれた』環境の撮影地だ。 まぁ、翌日の撮影場所の石北本線・白滝では、深雪の中をラッセルをするなど頑張ったので、今回のダラケ撮影で相殺である。
アングルはいいが
日の出直後で少し暗いね
冬という事で日の出は7時前。 撮影のできる列車は、これより9時過ぎまでの上下4本の列車だ。
一枚目は7時過ぎの列車で、日の出直後という事でちょっと暗くなってしまったね。
そして、ワテが写真界の底辺を這いずる『写真床』(写真のウデを示して写真界を席捲するのが写真『家』、ならその底辺を這いずるダメダメちゃんが写真『床』なのですね)であるのを証明したのが、次の2枚目である。
川でたむろする水鳥を入れて撮ろうとしたが、列車の音で水鳥が飛び出して、水鳥と列車の『2兎』を追ってしまって、フレームアウト及び手ブレ+ピン甘となっちまったよ。 でも、橋梁を渡る列車の轟音で水鳥が飛び立つのは予想の範疇で、これを思い浮かばないで必死にカメラを構えるワテは、正真正銘の『写真床』(マヌケ)だよね。
この『A4』(アフォゥ)なシクジリで「このままではいけない」、「このままでは北海道くんだりまできて戦果ナシだ」と焦ったトウヘンボクは、ちょっと真剣に撮る。 ベイサイトに繋がれた船をアップにしたり、凍っている川面を出すアングルを試してみる。
「やれ蝿が手を擦る足を擦る」
という形容がピッタリなタワケの足掻き
その結果はこうなりました。 大した事ないですが、そこは「所詮『写真床』のウデの奴が撮った」と割り引いてごろうじろ。
「手を擦る足を擦る」の結果
今回の一番星でっす
そして、朝日が終わる9時過ぎの列車を撮って、次の撮影地に向かう。
でも、道東から離れれば離れる程に天気が悪くなってきたよ。
- 関連記事
スポンサーサイト
No title * by 散位 アナリスト杢兵衛
撮鉄するには一にも二にも忍耐ですね。
No title * by 風来梨
アナリスト杢兵衛さん、こんばんは。
撮り鉄は、激しいスポーツ(もどき)です。(笑)
結構、一瞬にかける被写体ですし・・ね。
昔は、これを鉄道利用+徒歩でやっていたのだから、今更ながらあの頃の私は『奇跡の体力』でした。 今は『奇跡の体力』が使えない『メタボッティ』に変わってしまいましたが・・。
そして、撮影のウデが落ちて、血糖値が上がっちゃいました。(爆)
撮り鉄は、激しいスポーツ(もどき)です。(笑)
結構、一瞬にかける被写体ですし・・ね。
昔は、これを鉄道利用+徒歩でやっていたのだから、今更ながらあの頃の私は『奇跡の体力』でした。 今は『奇跡の体力』が使えない『メタボッティ』に変わってしまいましたが・・。
そして、撮影のウデが落ちて、血糖値が上がっちゃいました。(爆)