風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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第157回  ちほく高原鉄道・境野

『日本百景』  冬  第157回  ちほく高原鉄道・境野  〔北海道〕
 

窓の目張りが極寒の地を物語る
北海道らしい駅・境野駅
 
もう、旧国鉄池北線のちほく高原鉄道が廃止になって9年が経とうとしている。 廃止直前のこの鉄道のヤル気の無さは折り紙つきだった。 なんと、始点駅である北見駅に置かれた乗車券の券売機であるが、廃止年には既に出回っている現行の『野口英世』さんが使えなかったのである。 そう、この券売機は、二年前までの紙幣である『夏目漱石』さん専用マシンだったのである。
 

駅務室には軽食喫茶が
テナント入店していたが
廃止前に早々と撤退していたよ
 
あり丁寧に言えば、この年の4月で廃止が決まっているので、収入源である券売機の現紙幣対応の切り替えさえ放棄していたのである。 まぁ、乗車券は北見駅の窓口に行けば購入できたのではあるが・・。
窓口で切符を買うその時に、北見駅の窓口氏が「どうせ廃止になるから投げてるんですよ」とポツリと言った一言が印象的だったよ。 本音としては「廃止したくてしょうがない!」という事なのだろう。
 
この時にこの地に訪れたのは、その通りこの年の春に廃止となる『ちほく高原鉄道』の名残り撮影だったのであるが、これ見よがしに「廃止したくてたまらない」オーラを出されては、のっけからヤル気が殺がれて複雑な心境になったよ。
 

雪原とシャドーを
強調したかったのだが
列車が小さすぎたかな?
 
気を取り直して『ちほく高原鉄道』を撮影すべく、北見駅6:02発の始発列車に乗り込む。 
行先は、途中の置戸だ。 置戸までは比較的本数も多いので、効率的に撮影をこなすには北見~置戸の間で撮影地を定めるのがベターであろう。 そういう訳で、車窓からまだ開けやらぬ雪の原野を“なめるように”見渡す。 今回は『鉄道利用の徒歩』であるので、車窓風景もさる事ながら、“基地”となる駅舎や撮影地と思しき所から駅までの距離なども決定の重要な要件となるのである。

まずは、当初に候補に挙げていた北見~北光社の間にある武佐川の橋梁だが、何か今イチの上に両駅のほぼ中間地点で、しかも北光社は駅舎なし・・という事で却下。 次に上常呂付近の原野だが、平行する道路がかなり遠くにあり、撮影するとなると猛烈なラッセルでのアプローチを強いられそうなのでパス。
 
カーブ 2景

カーブは曲がりぱなっを叩く!
これは基本ですね
 

いやあ・・ カーブの曲がりっぱなは
猿が撮っても絵になりますネェ
 
“どうしようか”と悩むその矢先、緩いカーブと原野、そして踏切、そして程なく駅という好条件が車窓から目に飛び込んできた。 “ここしかない!”とあわててザックを背負い、駅名も確かめず下車。
これが、今回の撮影地・境野駅である。 取り敢えずまともな駅舎もあったので、荷物の“吹きっさらしで放置”は避けられそうである。 それでは、今回の撮影の成果(という程のもんでもないが)をごろうじろ。
 

厳しい寒さと豪雪を
イメージしたのだが
左の除雪車がグットタイミング
 

氷点下11℃の中で1時間近く耐え忍んで
今回の『一番星』ですね

    ※ 詳しくはメインサイトの『撮影旅行記』より
      『銀河鉄道の夜の旅』の《5日目を御覧下さい。
 
 
 
 
 
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