2014-12-20 (Sat)✎
『日本百景』 冬 第151回 ウスタイペ千畳岩 〔北海道〕
冬の荒波が千畳岩を洗う
厳しくも懐かしい風景
昔、この国で最も風光明媚な路線が走っていた北海道のオホーツク海側の町・北見枝幸。
もう、その鉄道が廃止となって30年が経とうとしているのに未だ忘れる事ができずに、その鉄道が在りし時には訪れる事ができなかった真冬の季節を選んでこの地を訪れている。
かつて終着駅のあった所に
雪に埋もれた駅跡を示す『墓石』があった
もし、鉄道があったなら、なりふり構わずこの鉄道に張り付いたであろうが、鉄道のない今は廃止になった鉄道線の遺構めぐりだけでは遥々この地にやってくるには勿体無いので、列車の車窓から眺めていた風景や景勝地も訪ねる事にした。
凍える情景の中にも
何か熱いモノを感じる情景を魅せて
その一つが、今回取り上げる《ウスタイペ千畳岩》である。 ここは美しい岩礁がオホーツクの荒波に洗われる景勝地であるが、ちょっと規模は小さめだ。 訪れるのは、やはり冬の荒波が押し寄せる季節がいいだろう。 また、2月ともなると、海上を流氷が埋め尽くす光景が見られるかもしれない。
この情景を列車の車窓から見たかった
もう叶わぬ夢なのだが
※ グーグル画像より拝借
叶う事なら、かつてあった鉄道線のボロキハの車窓から流氷が埋め尽くす《ウスタイペ千畳岩》を目にしたかった・・。 もう叶わぬ事だけに、やり残した事としてずっと思い続けるのだろう・・と思う。
それでは、冬の荒波に洗われる《ウスタイペ千畳敷》をごろうじろ。
冬の波が押し寄せてくる
そして岩に波がぶち当たって砕け散る
荒波の対岸には枝幸の街が
※ 詳細は、『撮影旅行記』より
『オホーツク縦貫鉄道の夢めぐりのハズが・・』の《3日目》を御覧下さい。
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No title * by テンちゃん
こんばんは。凄く迫力感のある写真ばかりですね。
No title * by たけし
真冬の北海道のこの景色。
風来梨さんのこだわりと情熱に頭が下がります。
ナイス!
風来梨さんのこだわりと情熱に頭が下がります。
ナイス!
No title * by 風来梨
ten*un1**5さん、こんばんは。
冬の海は波が力強いですね。
あまり泳げない私は、海はもっぱら冬に訪れます(笑)。
冬の海は波が力強いですね。
あまり泳げない私は、海はもっぱら冬に訪れます(笑)。
No title * by 風来梨
たけしさん、こんばんは。
仰る通り、この地はかなり拘りがありますね。
それは、憧れの路線だった線の廃線跡だからです。
もう何度も通っては、在りし時に撮れなかった鉄道風景を思い描いています。 今年も行こうかな・・と。
仰る通り、この地はかなり拘りがありますね。
それは、憧れの路線だった線の廃線跡だからです。
もう何度も通っては、在りし時に撮れなかった鉄道風景を思い描いています。 今年も行こうかな・・と。