風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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日本の滝を訪ねて 第117回  荒河内滝

日本の滝を訪ねて  第117回  荒河内滝  〔宮崎県〕
 

滝見よりも
アプローチが困難な滝ですね
 
    荒河内滝  あらごうちたき  落差40m  宮崎県・椎葉村
 
   アプローチ 国道388号線の大河内越(峠)の下方約6km地点
     ※ 国道388号の当該区間は舗装はされているが峠越えの狭隘道路の為、運転注意
 
2014年12月のトップページの壁絵で掲載している祇園滝に立ち寄った時に訪れた滝である。
祇園滝もかなりの山深くに入った所に位置するが、この荒河内滝は更に山奥となるので、通常は訪れる人は皆無であろう。 それでは、その時の訪問記おば・・。
 
祇園滝より県道22号に戻るが、道の印象は祇園滝へのウネウネ道より県道22号の方が細く悪路だったりして。 それに、あったよ・・『通行時間制限』。 祇園滝への分岐道より500m先で。
完全に車を塞き止めて、道の改良工事をやってるみたいだ。 運良く10:00まで通行可だったので良かったが、13分前だったりして。 ここで引っ掛かっていたなら、人吉に抜ける事ができずに旅計画は破綻していただろうね。
 

国道388号と荒河内滝・位置図

コリは通行量が少ないとはいえ、《祇園滝》への分岐道周辺の集落(数件あった)は『陸の孤島』だねぇ。 この道を塞き止められたら日向方向に抜けれないし。 それよりもエグいのは、この県道22号線を抜けた先の国道388号だった。 正に酷道。 しかも、35kmと微妙に長い。
 
離合場所は極端に少ないわ、思いっきり山道だわ、ガードレールがないわ、反則のトラック進入があるわ、郵政民営化前の名残かこんな僻地に郵便局があって、利用者の車が横付けされて擦り抜けが困難になるわ・・など大変な道だった。

そして、峠に近づくと誰もいなくなった。 何もなくなりタダの山野となった。 一つ救いがあるとすれば、割と道に日差しが当たっている所が多く道が凍っていなかった事と、全線舗装されていた事だろうか。 あぁ、4200円払ってでも、スノータイヤにしてもらって良かったよ。

道がデンジャラスになってから約1時間で、《大河内越》という峠にさしかかる。 
標高は1000mを越えているらしい(調べた所、1120mだって)。 でも、こんな高い峠なのに、案内板などの何の飾りもない所が泣けてくる。 まぁ、酷道ファンにとっては魅力いっぱいの道のようですな。

峠を越えると道は幾分良くなるが、1000mの峠からの急下降なのでまだまだ気は抜けない。 
そして、途中に無名滝と思しき滝が氷瀑を魅せていた。 滝を見やってこの滝が落とす沢をガードレール橋で渡ると、橋の袂に《荒河内滝》と表記されていた。 落差は40m位はあろうか。 車を降りて写真を撮ったが、その後に想定外の後続車がやってくるハプニング!?(まず、車は通らないと踏んで、ガードレール橋の真ん中に停めて写真を撮っていた)があり、即効立ち去る。
 
この酷道を越えると、後は《湯山温泉》や湯前の街中に入ってくる。 《湯山温泉》は市房山に登った時に立ち寄った経験があり、少しばかり街の様相を知っていた。 なので「ここで風呂を・・」と思ったが、クアハウスは車で満杯だったので見合わせる。 結局、人吉の温泉銭湯を見つけて風呂に入る事となった。 人吉到着は12:20。 国道388号はエグい『酷』道だったが、距離は最短であったみたいだ。

  ※ 詳しくはメインサイトの『撮影旅行記』より、滝と鉄道の旅・九州 その2』を御覧下さい。
 
 
 


 
 
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