風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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路線の思い出  第69回  近鉄大阪線・青山町駅

路線の思い出  第69回  近鉄大阪線・青山町駅 〔三重県〕
 

小僧の頃からプレッシャーには弱かった!?
お目当てのアイドル(ビスタ・カー)は
架線の影が入って今イチ
 
《路線データ》
      営業区間と営業キロ               運行本数(’20)   
  大阪・上本町~伊勢中川 108.9km           名張~伊勢中川
                      特急 難波~名古屋   上下とも毎時2本
                         難波~鳥羽・賢島 上下とも毎時2本
                      急行 上本町〜青山町  上下とも毎時1本
                         上本町〜伊勢方面 上下とも毎時1本
                         (朝夕は快速急行として運転) 
                      普通 名張~伊勢中川  上下とも毎時2本         

青山町駅(あおやまちょうえき)は、三重県伊賀市阿保(あお)にある近鉄・大阪線の駅である。
島式ホーム2面4線を持つ待避可能な駅で、ホーム有効長は10両ある。 駅舎(改札口)は上り線南側にあり、各ホームへは地下通路で連絡している。 2017年の1日平均乗車人員は1020人との事。

名張駅管理の有人駅で、PiTaPa・ICOCA対応の自動改札機および自動精算機が設置されている。
スルッとKANSAI対応カードが使用できるのは当駅以西となる。 2004年11月に名賀郡青山町を含む周辺市町村が合併し伊賀市となって、自治体名称としての青山町は消滅したが、現在に至るまで駅名は改称されていない。

特急列車を除いた全一般列車が停車しており、伊勢中川方面からの快速急行は当駅から赤目口駅まで各駅に停車する。 大阪線における大阪方面への折り返し拠点であり、当駅折り返し列車が多数設定されている。

当駅で特急を待避する列車が設定されており、中には特急待避と当駅始発の急行との接続を同時に行なう普通列車も数本設定されている。 一部の快速急行・急行は、当駅にて後部車両の切り離しを行う場合がある。 切り離した車両は車庫に入庫または名張駅まで回送されるか、当駅折り返しの普通列車として運転される。

当駅には特急列車は停車しないが、2005年3月25日のダイヤ変更から、早朝に当駅始発の回送として発車する伊賀神戸発の大阪方面行き特急(平日2本、土休日1本)に乗車が可能となっている。
但し、特急券は当駅では発売されず、他の特急券発売駅で前売で購入するか、携帯電話による近鉄特急チケットレスサービスを利用する必要がある(青山町駅~伊賀神戸駅間は臨時特急の扱い)。
この特急は臨時扱いの為、冊子の時刻表には掲載されていないが、駅の構内には掲示されている。



幼少の頃、家の2階から近鉄電車が走っているのを見ていたせいか、鉄道を好きになって真っ先に追っかけたい・・と思ったのは、国鉄ではなく近鉄であった。 言うなれば、動物の子供が最初見たものを親と思い込むが如く、最初に目にした鉄道線を『母なる路線』とする刷り込み(ちょっと〔大いに〕違うと思うが)を受けていたのかもしれない。
 

鉄道における我が『母なる路線』は
国鉄でなく近鉄だった
 
最初にカメラを持って鉄道撮影に出かけたのも、近鉄線だった。 まぁ、その時はまだ歳は一ケタで、今里駅ホームでの駅撮りだったが。 近鉄の鶴橋駅と国鉄大阪駅のハシゴが、当時の小僧の頃の筆者の撮影行動パターンだった。
 
それから数年がたって、中学に入った時にオヤジが何を血迷うたのか、親父が写真を一切撮らんくせに PENTAX ME Super をオートワインダー付で買ってきたのである。 ここでこのように記すと、息子の為に父親が買ってくれたもの・・と読み手は捉えるだろうが、ウチのオヤジに限ってはそんな事は一切しない人間なのである。 なぜなら、競馬で万馬券が当たって80万が入っても、自らの十数万のブーツは買えども、家には一切いれないオッサンだったからである。
 
オヤジは買ったものの一切カメラを使わず、自動的にこのカメラは私の所有物となった。
中学に入って早々“一眼レフ使い”となったのである。 そして、そのカメラを片手に、初めて駅撮り以外の撮影に出かけたのも、国鉄ではなくこの近鉄だったのである。
 

三代目ビスタ・カーとは相性が悪かったみたい
ブレずに撮れたかな~と思ったら逆光だし
 

文句なく撮れたかな~と思ったら
編成の後ろだしィ
 
この当時の近鉄は、2階建てのパイオニアであるビスター・カーの三代目が新製され、それの『大売出し』中だったのである。 それと同時に、旧来の特急車両の淘汰時期も兼ねた特急車両改変期でもあったのだ。 だからであろうか、結構レアな車両が行き交っていたのである。
 

これまた、珍しい エース・カー
でも、『エース・カー』というより猪ブタ
 
まぁ、当時小僧の筆者はそんな事はお構いなしで、2階建ての三代目ビスタ・カー=アイドルを追っかける事に夢中だったのであるが。 でも、幸運な事に小僧は変な感性があり、一般的な鉄道少年ならまずカメラを向けないモノも撮っていたのである。
 

今も昔もフツ~のガキは
まず撮らねえだろうなぁ コレは
だから今、恐ろしくレアモノ
 
それが今になって、心臓バクバクモノ!?の貴重な写真となっているのである。

  ※ 詳細は『魅惑の鉄道写真集』より『近鉄・大阪線』を御覧下さい。
 
 
 
 
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No title * by 風来茄子
ビスタカーってトレーラーなんですかね
スナックカータイプに挟まれた2階建ては貴重なんでないかい?
私も幼少の頃リコーオートハーフで多少は鉄道を撮ってましたが
国鉄特急ばかりで私鉄には目もくれませんでした(大井川鉄道除く)

しかも写真は四散して殆ど残ってないという・・・

家のすぐそばを京阪や阪急が掠めてたのに勿体無いことでした

No title * by 風来梨
殿下、政(まつりごと)と運輸(○鉄)の両面差配痛み入りまする。 殿下の差配あってのワテでございまする。

ビスタ・カーは、3代とも2階建て車両はトレーラーですな。
1代目は7両の内の真ん中3両が2階建てユニット(2階+シングル+2階)で、端の2両の電動車でプッシュブルしてました。
だから、2階建てユニットは切り離されて在来特急車両の牽引を受ける事も可能です。

2代目は2階建て車両は全て運転席のある車両との連接構造で、3両4軸のユニット化されとりました。 ムーミン型の先頭車両の向きでA・B・C(両面貫通型)の3編成が組まれていて、しつこくクドいサヨナラ運転ではA+C+Bの3重連となった訳ですな。

3代目は中2両が2階建てで、先頭電動車のに挟まれたトレーラーで4両1ユニットです。 でも、コイツはアーバンライナーより長持ちで、今現在に主戦車両ですな。

続く・・

No title * by 風来梨
続き・・

あっ、オール2階建ての顔デカ(あおぞら)は、運転席のついてる車両は電動車ですな。 これにより、当時の車両製造技術ではクーラー室外機を着けるスペースがなくなったそうです。 だから、冷風扇(水に濡らした幕に風を当てるヤツ・・扇風機の進化版)のみだったそうで。

ワテは、スタンプや入場券が結構な数が四散して行方知れずとなっております。 『阿下喜の誓い』にて殿下に服従をお誓いしました際に、褒美としてスタンプ類のコピペをさせて頂き、有難き幸せにございました。

No title * by 風来茄子
やはり近鉄を語れば閣下の右の出る者は壮絶な黒歴史を含め誰もおりませぬm(_ _)m
ビスタカーの2代目は幼少の私にはムーミンより”高見山関”に見えておりました。ダークブルーの帯が彼のもみあげに思えたんですな。
まあ一応沿線の山でもありますし・・・?

ビスタカーもやや陳腐化して正直おけいはんの2階建ての方が快適だったりします。今後4代目が登場するのかどうかは分かりませんね。

阿下喜のアレですか・・・思えばお互い人生(無駄)足掻きの誓いでございました。。

No title * by 風来梨
ハハァ!! 有難きお言葉しかと頂戴いたしました。

ビスタ・カーも製造から35年がたって陳腐化しとりますからなぁ。
座席のリクライニングを変えたりして凌いどるようですが。
でも、アレは屈強ですな。 国鉄型といい、昔の車両の方がデキは段違いにいい様で。

車にしても、カメラにしても、昔のモノの方がモノの所有感や価値観、そして真の性能に至っても段違いに上だし、デザインも周囲の風景に溶け込むシブい好デザインでした。

やはり昔の方が、何事にも落ち着いていたから・・の余裕が好結果を生みだしたのでしょうな。 ワテは魂のないデジタルカメラは、全くもって使う気がしませんわ。 でも、印画紙が淘汰されるなど追い込まれて風前の灯だしィ。

No title * by 風来梨
殿下・・、真に申し訳ございませぬ。

阿下喜→足掻き と言い換えた殿下の思慮の奥深さに、今の今まで気付きませんでした。

殿下の奥深き思慮に遅れを取らぬよう、精進致しますのでお赦し下され~。

No title * by 風来茄子
足掻き人生が既に嘆き人生に転じておりまするm(_ _)m

ところで紀勢線に奇妙な気動車が走っておりますよ。どっから見ても近鉄近鉄した車両だと思ったら近畿車輛製の充電池試験車両だそうでエンジンを回しながら充電も出来ちゃうスグレモノなのだとか。
ハローキティ和歌山号でググッてみなされ。やっぱ近鉄ってスゴイですわ色々と。

No title * by 風来梨
殿下・・ 「阿下喜」から「足掻き」、そして「嘆き」への三段変換、恐れ入り奉る。 もはやワテは、殿下の奥深き思慮に対し、何と「浅き」ものかな・・と、「喘ぎ」涙で枕を濡らす日々でございまする。

して、和歌山の例の物体は、正しく近鉄奈良線「シリーズ21」の単行列車ですな。 方向枕を「快速急行」とすれば、完璧にございます。

ついでに、亀山経由で奈良行きとすれば、「奈良行き快速急行」の単行運転が実現できまする。

まぁ、近鉄は私鉄で唯一鉄道研究部門を持っていて(今はあるかどうか知らんけど・・)、二階建て列車の「ビスタ・カ-」を始め、駅自動改札機やロスナイ(空気熱交換機)併設の車内冷房、ロングシートとクロスシートのリバーシブルなど、結構特許を持ってますな。

近鉄は、写真界の底辺を這いずる「写真床」を統一された殿下をして一目置かれる存在ですからな。

惜しむべくは、特許を取っても改良できない程に「金に窮乏」しているという事ですかな。

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ビスタカーってトレーラーなんですかね
スナックカータイプに挟まれた2階建ては貴重なんでないかい?
私も幼少の頃リコーオートハーフで多少は鉄道を撮ってましたが
国鉄特急ばかりで私鉄には目もくれませんでした(大井川鉄道除く)

しかも写真は四散して殆ど残ってないという・・・

家のすぐそばを京阪や阪急が掠めてたのに勿体無いことでした
2014-11-02 * 風来茄子 [ 編集 ]

No title

殿下、政(まつりごと)と運輸(○鉄)の両面差配痛み入りまする。 殿下の差配あってのワテでございまする。

ビスタ・カーは、3代とも2階建て車両はトレーラーですな。
1代目は7両の内の真ん中3両が2階建てユニット(2階+シングル+2階)で、端の2両の電動車でプッシュブルしてました。
だから、2階建てユニットは切り離されて在来特急車両の牽引を受ける事も可能です。

2代目は2階建て車両は全て運転席のある車両との連接構造で、3両4軸のユニット化されとりました。 ムーミン型の先頭車両の向きでA・B・C(両面貫通型)の3編成が組まれていて、しつこくクドいサヨナラ運転ではA+C+Bの3重連となった訳ですな。

3代目は中2両が2階建てで、先頭電動車のに挟まれたトレーラーで4両1ユニットです。 でも、コイツはアーバンライナーより長持ちで、今現在に主戦車両ですな。

続く・・
2014-11-02 * 風来梨 [ 編集 ]

No title

続き・・

あっ、オール2階建ての顔デカ(あおぞら)は、運転席のついてる車両は電動車ですな。 これにより、当時の車両製造技術ではクーラー室外機を着けるスペースがなくなったそうです。 だから、冷風扇(水に濡らした幕に風を当てるヤツ・・扇風機の進化版)のみだったそうで。

ワテは、スタンプや入場券が結構な数が四散して行方知れずとなっております。 『阿下喜の誓い』にて殿下に服従をお誓いしました際に、褒美としてスタンプ類のコピペをさせて頂き、有難き幸せにございました。
2014-11-02 * 風来梨 [ 編集 ]

No title

やはり近鉄を語れば閣下の右の出る者は壮絶な黒歴史を含め誰もおりませぬm(_ _)m
ビスタカーの2代目は幼少の私にはムーミンより”高見山関”に見えておりました。ダークブルーの帯が彼のもみあげに思えたんですな。
まあ一応沿線の山でもありますし・・・?

ビスタカーもやや陳腐化して正直おけいはんの2階建ての方が快適だったりします。今後4代目が登場するのかどうかは分かりませんね。

阿下喜のアレですか・・・思えばお互い人生(無駄)足掻きの誓いでございました。。
2014-11-02 * 風来茄子 [ 編集 ]

No title

ハハァ!! 有難きお言葉しかと頂戴いたしました。

ビスタ・カーも製造から35年がたって陳腐化しとりますからなぁ。
座席のリクライニングを変えたりして凌いどるようですが。
でも、アレは屈強ですな。 国鉄型といい、昔の車両の方がデキは段違いにいい様で。

車にしても、カメラにしても、昔のモノの方がモノの所有感や価値観、そして真の性能に至っても段違いに上だし、デザインも周囲の風景に溶け込むシブい好デザインでした。

やはり昔の方が、何事にも落ち着いていたから・・の余裕が好結果を生みだしたのでしょうな。 ワテは魂のないデジタルカメラは、全くもって使う気がしませんわ。 でも、印画紙が淘汰されるなど追い込まれて風前の灯だしィ。
2014-11-02 * 風来梨 [ 編集 ]

No title

殿下・・、真に申し訳ございませぬ。

阿下喜→足掻き と言い換えた殿下の思慮の奥深さに、今の今まで気付きませんでした。

殿下の奥深き思慮に遅れを取らぬよう、精進致しますのでお赦し下され~。
2014-11-04 * 風来梨 [ 編集 ]

No title

足掻き人生が既に嘆き人生に転じておりまするm(_ _)m

ところで紀勢線に奇妙な気動車が走っておりますよ。どっから見ても近鉄近鉄した車両だと思ったら近畿車輛製の充電池試験車両だそうでエンジンを回しながら充電も出来ちゃうスグレモノなのだとか。
ハローキティ和歌山号でググッてみなされ。やっぱ近鉄ってスゴイですわ色々と。
2014-11-05 * 風来茄子 [ 編集 ]

No title

殿下・・ 「阿下喜」から「足掻き」、そして「嘆き」への三段変換、恐れ入り奉る。 もはやワテは、殿下の奥深き思慮に対し、何と「浅き」ものかな・・と、「喘ぎ」涙で枕を濡らす日々でございまする。

して、和歌山の例の物体は、正しく近鉄奈良線「シリーズ21」の単行列車ですな。 方向枕を「快速急行」とすれば、完璧にございます。

ついでに、亀山経由で奈良行きとすれば、「奈良行き快速急行」の単行運転が実現できまする。

まぁ、近鉄は私鉄で唯一鉄道研究部門を持っていて(今はあるかどうか知らんけど・・)、二階建て列車の「ビスタ・カ-」を始め、駅自動改札機やロスナイ(空気熱交換機)併設の車内冷房、ロングシートとクロスシートのリバーシブルなど、結構特許を持ってますな。

近鉄は、写真界の底辺を這いずる「写真床」を統一された殿下をして一目置かれる存在ですからな。

惜しむべくは、特許を取っても改良できない程に「金に窮乏」しているという事ですかな。
2014-11-05 * 風来梨 [ 編集 ]