風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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第141回  開聞

『日本百景』  秋  第141回  開聞  〔鹿児島県〕
 

開聞岳と指宿枕崎線
1日6本では撮るのは至難の業
 
   開聞岳 かいもんたけ (霧島屋久国立公園)
開聞岳 922メートル は、裾を端正に広げる美しい山容から“薩摩富士”と呼ばれているコニーデ・トロイデ複合式火山である。 また近くには、火山の名残りともいえる“マール湖”・《池田湖》や《鰻池》、《溶岩凝灰岩》など様々な火山地形が見られる。 また付近には、開聞岳をバックにして美しい景観となる所がたくさんある。 

《池田湖》もその一つで、菜の花畑越しからみる開聞岳は絶品であるし、《長崎鼻》のソテツ越しの景観も南国ムード満点である。 また、海から眺めるのも“乙”である。
 

 

開聞岳周辺位置図
 
    行程表                 駐車場・トイレ・山小屋情報
JR西鹿児島駅より鉄道(1:30)→JR山川駅より鰻池まで徒歩約1時間半、
                 池田湖までタクシーで約25分
JR山川駅よりバス(0:20)→長崎鼻(0:15)→JR開聞駅より鉄道(0:10)→JR西大山駅
(0:15)→JR指宿駅より指宿温泉めぐり(1:15)→JR西鹿児島駅


日々の営みを
開聞岳はじっと見護っている

『開聞岳』は、どこから眺めても美しい円錐の山容を崩さない名峰だ。 今回は、この山の美しい姿が良く似合う景勝地を訪ねていこうと思う。 JR指宿枕崎線は、途中の山川までは30分毎で運行している。 だが、それより先は、1日6本と激減する。 哀しいかな・・、この『開聞岳』はこの1日6本の区間にあるのだ。 従って、かなり時間に縛られる旅となってしまったのは、いささか残念である。
それでは、出発しよう。 

1日で多くの景勝地をめぐるので、西鹿児島駅はできるだけ早く出発した方がいいだろう。 
海と桜島を車窓に望みながら1時間半列車の中で揺られると、開聞岳観光の拠点・山川駅だ。 
ここから、《池田湖》の小型版・《鰻池》へ歩いていく事も可能だ。 所要は、片道1時間半位だろうか。 
ここから望む開聞岳は、森と湖を配したすっきりとした情景である。 また、この付近には強烈な硫黄温泉が湧いており、《鰻温泉》と呼ばれているこの温泉に浸かってくるのもいいだろう。
 

池田湖も開聞岳の好展望地だ
 
次の景勝地・《池田湖》はJR山川駅より15km程離れているので、タクシーを利用しよう。 
この《池田湖》は、開聞岳の火山活動でできた“マール湖”で、我が国では他に秋田県の《男鹿》でしか見られない貴重な自然の創造である。
 

池田湖畔に咲き乱れる菜の花
温暖な地方ならではの情景だ
 
この《池田湖》から望む“お目当て”の開聞岳の情景は、菜の花の眩い黄色に湖を配した素晴らしい色彩を魅せてくれる。 菜の花畑は、真夏以外のオールシーズンに鮮やかな黄色のじゅうたんを敷きつめている。 “この黄色いじゅうたんをどの位ファインダーに埋めようか”と思うだけで、創作の楽しさが膨らんでくる事だろう。 

さて、ひと通り思ったアングルでの撮影が済んだなら、山川駅に戻りバスに乗り換えて《長崎鼻》へ行こう。 山川駅からは、約20分で《長崎鼻》の《パーキングガーデン》前のバス停に着く。
《パーキングガーデン》は有料だが、とにかくイベントが楽しい。 サルやイルカのショーだけでも十分“元”は取れるだろう。 そして、砂浜の海岸に沿って植樹されたソテツ・ビロウ・ハパイヤ越しに望む開聞岳は、南国ムード満点の情景である。
 

長崎鼻から開聞岳を望む

南国ムード満点の開聞岳を撮るも良し、《パーキングガーデン》内にある動物園でフラミンゴやホロホロ鳥などの南国の珍しい動物を観察するも良しである。 楽しい所にいると、時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。 あまり時間を食ってしまうと最後の景勝地に寄れなくなるので、頃良く引き上げよう。
 

日本最南端の駅・西大山にて

《長崎鼻》からバスで開聞駅に向かって、15時台の列車に乗る。 目的地は、日本最南端の駅・西大山だ。 この駅は片面プラットホームだけの駅舎もない駅だが、ここから望む青々とした開聞岳は最も美しい三角錐の容姿を魅せてくれる。 次の列車を待って、開聞岳と片田舎の駅に入ってくる列車を狙ってみるといい。
 

定番中の定番だが・・
今イチのデキ
 

ならば・・と場所を変えてリベンジしたが
これも撃沈
 
シャッターチャンスは1回しかないので慎重に狙おう。 後は少ない列車本数をやりくりして西鹿児島まで戻る事になる。 だが、もし日程に余裕があるなら指宿でもう一泊して、《指宿砂蒸し温泉》の体験や開聞岳登山もいいだろう。 日程を1日増やせば、時間に追われる事もないはずだ。 もちろん翌日は、開聞岳登山口までバスに乗っての開聞岳登山となる。
 

開聞岳山頂にて

最寄のバス停から開聞岳 922メートル 頂上までは、トレッキング感覚で2時間もあれば登れるだろう。 私が登った時は残念ながら濃霧に巻かれてしまったが、天気が良ければ頂上からは噴煙を上げる桜島や《錦江湾》、そして《屋久島》の宮之浦岳も眺望できるという。
 

開聞岳より麓を見下ろす
 
ただ、《屋久島》からの海峡は湿った雨雲の通り道で、標高1000mに満たない低山なれと、すぐに海霧が広がって雨になることが多いという。 このように、良い展望に恵まれる日はそう多くはないので、天気概況はよく見計らって登山を楽しもう。

   ※ 詳しくは、メインサイトより『開聞岳』を御覧下さい。
 
 



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