2014-09-20 (Sat)✎
路線の思い出 第64回 函館本線・森駅 〔北海道〕
渡島駒ヶ岳 馬ノ背にて
鉄道ネタなのになぜ山なの?
《路線データ》
営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15)
函館~旭川・七重~大沼~森 465.7km 10649 / 105
廃止区間と営業キロ 廃止年月日 廃止時運行本数 転換処置
砂川~上砂川 7.3km ’94・ 5・16 6往復 北海道中央バス
’20年・運行本数
函館発着列車
特急【北斗】12往復 (函館~札幌)
快速〔はこだてライナー〕 8往復 (函館~新函館北斗)
普通〔はこだてライナー〕10往復 (函館~新函館北斗)
普通 12往復 (森・長万部方面行)
道南いさりび鉄道
普通 (函館~上磯) 下り11本・上り9本
普通 (函館~木古内) 9往復
森駅(もりえき)は、北海道茅部郡森町字本町(ほんちょう)にあるJR北海道・函館本線の駅である。 単式ホームと島式ホームを組み合わせた2面3線の駅で、単式ホームと島式ホームの間に中線があり、下り列車の通過線として利用されている。 島式ホーム外側の留置線の先は海岸となっている。
函館ブロック所属の終日社員配置の直営駅(駅長・助役配置)で、みどりの窓口及び自動券売機がある。
快速〔アイリス〕が停車していた。 現在は優等列車はすべて停車する。 2016年の1日平均乗車人員は277人との事。
函館本線の単独駅だが、函館方面は大沼駅~当駅間が大沼公園駅経由の本線と渡島砂原駅経由の支線(砂原支線)に分かれており、両路線の乗り換え駅となっている。 長万部方面は、当駅から鷲ノ巣信号場までの間が複線となっている。
今回は最新(というより直近)の『初めての駅』の駅訪問記の思い出おば・・。
まぁ、訪問記というほどのものでもなく、事実はたまたま立ち寄っただけなのだが。
なぜこの駅に立ち寄ったのか?というと、『たまたま』なのである。 それは、筆者の(ヘタレ満開のくせに)メインの趣味である登山において〔名峰次選〕全山の登頂を現在進行中で目指していて、その97峰目の渡島駒ヶ岳をクリアした後、下山した登山口から運良く登山者のお兄さんの車で送ってもらった駅がこの森駅である。 まぁ、この駅にまつわる思い出と言えば『それだけ』なのであるが。
これより先は
活火山ゆえに進入禁止
でも、これは運が良かった。 それはこの渡島駒ヶ岳は標高1131mだが、頂上は活火山の為規制されて立ち入り禁止処置が取られ、進入が許可されている途中の馬ノ背までは片道僅か1時間余り・・と初心者向けの軽登山の山である。
だが、その登山口は中途半端に不便な位置にあり、マイカーのないエトランゼ登山ならタクシーを利用せねばならないのである。 そして、その帰りは時間を合わせてタクシーを予約するのが普通なのである。
だが、往復タクシーとなると、その瞬間に空母(一万円札)が轟沈してしまうのだ。 これは、日頃ヘタレなのにテントまで担いでいる『ビンボー登山』の概念に真っ向から反するのである。
それに、『北海道・東日本パス』という普通列車専用のキップで北海道くんだりまでやってくるコスい筆者の旅における方針にも拘わる事なので、半分意固地に「帰りは麓の赤井川駅まで3時間の歩きも厭わない」と覚悟していたが、荷物の事から話題を切り出して、運良くお兄さんの「ボクの車に乗りますか?」コールをゲットしたのである。
歩くとなるとあの湖の畔まで
歩かねばならん・・だろうな
それは登山口で行きのタクシーを降り立った時、登山口に荷物を置く場所がなく、荷物一式を担いだまま登るハメとなったのだ。 だが『ヘタレ』は、それを利用して『楽』をゲットする術(下世話な心)に長けていたのである。 あり丁寧に言えば、「荷物一式17kgを担いで登山&麓の駅までのロングハイク」という苦行をそれとなくお兄さんにアピールして、お兄さんの口から好意を引き出す事に成功したのであった。
まぁ、今回は駅や鉄道と全く関係のない事柄であるが、最後は鉄道に関わるネタで。
・・で、車で送ってもらって着いた森駅だが、列車は『北海道・東日本パス』が使える普通列車は2時間待ち、特急でさえも1時間待ちの本線とは名ばかりの閑散区間であった。
ここで2時間タムロしたなら、せっかく車で送ってもらった事でできた時間が無駄となるので、この森から長万部まで特急に乗る事にする。 その特急【北斗】だが、走行中に腹から火を噴いて(世間をお騒がせしたエンジン出火事故)、以来使用自粛となっていたキハ183系の復活運転車両であった。
最後のフイルム1枚(新しいフイルムに入れ替えればまだまだあるが)でこの183系を撮ろうとしたのだが、何かこの車両ってあまり写欲が湧かなくて・・。 で、自らの撮影範囲であり『日頃お世話になってる』閑散した駅とキハ40と青空とで1ショットがコレ。
やっぱりコッチを撮る方が心が落ち着く
後はこの183系【北斗】に乗って長万部へ。 長万部より室蘭本線・日高本線を乗り継いで、次の山の日高・ペテガリ岳へ向かう。 そしてこのペテガリ岳で、筆者がキハ183系と同じ運命を辿る(腹から火を噴いたよ←脇腹のホネ2本逝っちゃった)のは藪の中に。
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