2014-09-07 (Sun)✎
日本の滝を訪ねて 第107回 笹ノ滝 〔奈良県〕
百名滝にも指定されている名瀑・笹ノ滝
我が国有数の降水量を示す地域
ならではの豪勢な落水は迫力満点
笹ノ滝 ささのたき 落差 40mの段瀑 奈良県・十津川村
アプローチ 国道168号線・風屋より林道・内原線を東へ12km
この林道(舗装道)の終点は袋小路状になっていて
多数の車の駐車及び、同時転車はかなり困難
近畿南部縦断国道の国道168号線は数字が若く、我が国の道路においては主要・重要国道の位置づけにあるのだが、奈良県の最奥から和歌山県への県境に至る辺りでは、大型車の離合が困難な3m幅の狭隘道路が続いている。
そして、この辺りは我が国でも1~2を争う大降雨地帯で、この道路も大雨が降ると途端に通行止となる。 なおかつ、この国道から分岐して滝に至る舗装林道は台風災害で道路が崩壊し、数年に渡り通行止となっている。
即ち、全国に名を馳せた『百名滝』の指定滝でありながら、今はその姿を拝む事が適わない状況となっている。 道が開通していた時は村の主要な観光資源だったようで、休日などは狭い袋小路状の終点に地元郵便局が滝絵葉書を含む『お便りセット』を販売していて、その販売テントが邪魔で転車できずに300m近く歩かされたのを憶えている。
まぁ、あの販売テントが無ければ行楽客の車の多くが奥まで進入して、転回できずに往生してただろう・・と考えると、あの絵葉書販売は交通整理の一役を担っていたのかも。
滝は我が国有数の降雨地帯に位置する為に水量が豊富で迫力がある。 カメラで滝を覗くとレンズに滝飛沫が当たり、六角形の模様がファインダーを飾っていた。 それでは、今は滝見が適わぬこの滝をごろうじろ(といっても、後3枚は郵便局『お便りセット』の絵葉書なのだが)。
春・・山奥に小さな春が訪れたようだ
『お便りセット』の絵葉書より
う~ん、夏の我が写真があなわろし・・(涙) だって、光量不足だったんだもの。
宜しければどうぞ。
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No title * by 風来梨
越後「写・楽」さん、こんばんは。
奈良の奥から紀伊半島にかけては、名瀑が目白押しですね。
大台・中ノ滝や西ノ滝、大峰の双門ノ滝など、難度は高いけれど、迫力満点の滝が潜んでます。
百名滝以外にも池原貯水池の周辺には、千尋ノ滝や隠滝など落差100m規模の地図に載らない滝が多数潜むなど、ワンダーランドとなってます。
これから、時々これらの滝を取り上げていきますので、よろしくお願いします。
奈良の奥から紀伊半島にかけては、名瀑が目白押しですね。
大台・中ノ滝や西ノ滝、大峰の双門ノ滝など、難度は高いけれど、迫力満点の滝が潜んでます。
百名滝以外にも池原貯水池の周辺には、千尋ノ滝や隠滝など落差100m規模の地図に載らない滝が多数潜むなど、ワンダーランドとなってます。
これから、時々これらの滝を取り上げていきますので、よろしくお願いします。
この「笹の滝」が未だ通行止めで
百選滝の踏破が完了せず しかもその目途も立っていないとのこと
災害前に訪ねて方をつくづく羨ましく拝見しました