風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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路線の思い出  第60回  石北本線・旧白滝駅

路線の思い出  第60回  石北本線・旧白滝駅 〔北海道〕
 

後で知ったけど
ここは有名な撮影地らしい
旧白滝~下白滝
 
《路線データ》
   営業区間と営業キロ     輸送密度 / 営業係数(’83)    運行本数   
  新旭川~網走 234.0km     2916  /   446     時刻表を見てください

旧白滝駅(きゅうしらたきえき)は、かつて北海道紋別郡遠軽町旧白滝にあったJR北海道・石北本線の駅 である。 利用者の減少に伴い、2016年3月26日のダイヤ改正で上白滝駅・下白滝駅・金華駅と共に廃止された。 近隣の上白滝駅・下白滝駅と共に秘境駅とされていた。

当駅在時で最初に「旧」という文字が置かれている駅名はJRでは当駅のみで、JR以外でも神戸市営地下鉄海岸線の旧居留地・大丸前駅しか存在しなかった。 その珍しい駅名の由来は所在地の地名からで、『旧』がつく地名になった理由はこの地域が初めて入植者の入った場所だったが、土地の悪さから移転してしまった為、『白滝』に対して『旧白滝』の地名が付いた、又は縄文時代の旧石器文化の遺跡が白滝にあったからと言われている。

単式ホーム1面1線を有する駅で、遠軽駅管理の無人駅だった。 1947年2月11日に旭川局設定の仮乗降場として開業した、当初からの木造の待合所が存在した。 この待合所は広さが約10平方メートルで、開設時には地元住民が寄付を募って国鉄に建設資金として提供し、ホームの工事も手伝ったとのエピソードがある。 JR北海道によると2011年~2015年の乗降人員平均は「10名以下」であったとの事だが、実際は先出の女子高生のみであったと推察できる。

廃止時までホームは板張りでなく砂利敷きだった。下白滝駅寄りにスロープがあり、隣接する、警報機付きで遮断機無しの「第3種踏切」で国道333号にアプローチしていた。 当駅の廃止後は踏切も使用停止された。

廃止時点で、普通列車も一部通過する停車列車の少ない駅で、下り1本・上り3本の普通列車のみ停まっていた。 1日1本のみ停車した下り列車は、廃止時点で唯一の定期乗降客だった北海道遠軽高等学校へ通う地元女子高生の登校の時間帯と同じで、駅廃止と同時にその女子高生も高校を卒業する事が報じられた。

駅廃止後、地元の下白滝旧白滝自治会はこの待合室を保存するため移設を計画していたが、JR北海道が提示した移設費用が高額になるため断念し、2016年10月17日に解体された。


 
石北本線の白滝シリーズは、普通列車が日に1往復の秘境駅ゾーンである。
最近は横見さんや牛山さんのお陰でチョビッとブームとなっている『駅降り鉄』さんの間で、下車駅認定の論争が起こったりもしたらしい。 何でも車を使うのはこのヒトたちには御法度のようで、厳しいルール付けの鉄オタさんなどでは列車でやってくるのは勿論の事、「駅に降りて乗ってきた列車を見送る=完全なる下車が当然」とするのもある。
 
これより緩いモノでも、「乗車か下車の一方に限り車やバスはOK」だとか、凝っているモノでは「自分が車を運転しない限り、友人などによる迎車援護はOK」というのもあった。 要するに、乗り降りの一方向でも当該路線を利用しないとダメらしい。 また、「昼の明るい内に下車しないと意味をなさないのでダメ」という、成就規制条件付のモノもあった。 つまり、駅寝目的の駅訪問は不可という事らしい。
 

ロールを前にして
北の夏を狙ったりしたけど
今イチですね
旧白滝~白滝
 
まぁ、これら「駅降り鉄」さんの『駅降り潰し』を見た事あるが、それはパズルを解くが如くの知略戦だったよ・・。 上り列車でこの駅に降りて、折り返しの下り列車で戻して、列車交換駅で再び上り列車に乗り換えて・・を繰り返して、列車交換可能駅で仕切った一閉塞区間のローカル駅を降り潰していくようである。
 
そして、列車本数が少なくて時間が開いてしまうと、駅間を歩くらしい。 ここまでいくと、根性モノですな。 ヘタレなワテには無理っす。 まぁ、ワテの『駅降りルール』をこれらの方々が目にしたら、きっと殺意を抱くかしれない。
 
それは、ワテの『駅降りルール』が「車利用は喜んでOK」で、「車で乗り着けても、駅敷地に一歩でも踏みつけたらOK←勿論そのまま車で去っても1カウント」、「当該路線利用なら、ホームにつま先が触れた地点で1カウント←列車交換待ち最中に足のつま先をホームにチョン着けしても下車1カウント認定の特別ルールあり」やら、「駅寝は喜んで特別カウント(駅寝体験駅として1カウント)」という、『駅降り鉄ワールド』を完全にコケにしたモノであるからだ。 もちろん、廃止された駅跡を車で訪ねても1カウントである。
 
それを駆使して、ワテはもう1000駅近くの下車をしている(いい歳して数えるなよ)が、まともに降りたのはその半数位だろうな・・と思う。 まぁ、ワテは鉄においての本業!?は『風景鉄道』撮りのナンチャッて『○鉄』だしィ。
 

これ・・『スラントタイプ』っていうらしいですね
狙うのはいつも普通列車なので
撮ってるとは思わなんだ
 
・・で、今回の旧白滝も、もちろん車でやってきたのである。 それは、夏に大雪の山々へ行ってた時の山行明けの休養日に撮り鉄をした時のモノである。 昔は、放浪と名の付く山旅をしてたからねぇ。←いい時代だったよ(涙)。
 
今は無き天幕駅や中越駅で駅ノートを見ながら、駅寝が可能かを見定めたりしてたなぁ、あの頃は。
まぁ、車で乗り付けて、駅舎のある無人駅にテント張って寝るのだから、秘境駅であればあるほどに都合が良いのである。←これも『駅降り鉄』さん・・、いや鉄オタ全体を敵に回したな。
 

やっぱり、俯瞰写真は
『ナンチャッテ』には難しい
 
それでは、昔(今も時々)撮った杵柄の写真をアップして、この訳の解らん『駅の思い出』を締めるとしようか。
 
 
     ※ 詳細は『魅惑の鉄道写真集』より『石北本線』を御覧下さい。
 
 
 
 
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No title * by タケちゃん
こんにちは。
確かにこの場所は、有名撮影ポイントですよね~。
ただしこの私、ここは「通っただけ」でして、チラと横目で「おお、ここか」程度・・・。

牧草ロールを絡めた写真、いいですね。
今年も、牧草ロールと一緒に列車の写真を撮ろうと目論んでいたのですが、何せ農家の手際がいい?もんですから、次々と回収されてしまって、結局写せておりません。

No title * by 風来梨
タケちゃんさん、こんばんは。

石北本線のこの区間は、どこでも絵になりますね。 一度はこの区間で石北貨物を撮ってみたいと思ってます←冬に行こうかと・・

でも、石北貨物の運行時刻知らないし、運休かもしれないけど。 それでも、雪を蹴るオホーツクやキハ40が撮れたらいいか。

コメント






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No title

こんにちは。
確かにこの場所は、有名撮影ポイントですよね~。
ただしこの私、ここは「通っただけ」でして、チラと横目で「おお、ここか」程度・・・。

牧草ロールを絡めた写真、いいですね。
今年も、牧草ロールと一緒に列車の写真を撮ろうと目論んでいたのですが、何せ農家の手際がいい?もんですから、次々と回収されてしまって、結局写せておりません。
2014-08-19 * タケちゃん [ 編集 ]

No title

タケちゃんさん、こんばんは。

石北本線のこの区間は、どこでも絵になりますね。 一度はこの区間で石北貨物を撮ってみたいと思ってます←冬に行こうかと・・

でも、石北貨物の運行時刻知らないし、運休かもしれないけど。 それでも、雪を蹴るオホーツクやキハ40が撮れたらいいか。
2014-08-20 * 風来梨 [ 編集 ]