2014-05-25 (Sun)✎
路線の思い出 第56回 高山本線・焼石駅 〔岐阜県〕
木曽川を車窓に見て列車はゆく
《路線データ》
営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15)
岐阜~富山 225.8km 3296 / 157
運行本数
下り〔富山方面〕特急【ひだ】富山行 4本、飛騨古川行 1本
普通 13本(ほとんどが飛騨古川、猪谷行)
上り〔岐阜方面〕特急【ひだ】名古屋行 11本、大阪行 1本
普通 10本(下呂、美濃太田、岐阜行)
焼石駅(やけいしえき)は、岐阜県下呂市焼石にある、東海旅客鉄道(JR東海)高山本線の駅である。
両隣の駅とはともに9キロ以上離れているため、それぞれの駅間には信号場が設置されている。
相対式ホーム2面2線を有し、列車交換が可能な地上駅。二つのホームを跨線橋が結んでいる。
下呂駅管理の無人駅である。かつては駅舎内に汲み取り式便所があったが、それに代わり水洗式便所が駅前に設置されている。
今年のゴールデンウイークは上高地から雪の霞沢岳を目論んで、道を間違えて雪斜面を直登してしまって矢吹丈のように燃え尽きたのと、そもそも雪の霞沢は超玄人ルートで徳本峠のみで引き上げた・・という、3回山行を目論んで一つも登頂できず・・という、いわゆる「3オチャメ」に終わってしまった。
木曾川の流れに沿って
急行【のりくら】がゆく
その帰り、国道41号線の帰り道、焼石の鉄橋を通り過ぎた。 「そういえば20数年前、ここで撮ったよなぁ」と思い返したのである。 その懐かしい情景に「ちょっと車を止めて」と思ったが、そこは車を止めるスペースは皆無で、車がピュンピュン飛ばす国道主要幹線のど真ん中だったのである。
この事で、徐々に撮影時の記憶が20数年を経て思い浮かんできたのである。 「あぁ・・、そういえば、カメラを構える背後で車が飛ばしてたなぁ」、路肩の僅か50cmの白線部分しかなかったよな」と。
先述のように車を止めるスペース皆無の所なので、取り敢えず駅のある焼石まで車を進める。
焼石の駅付近まで進むと車を止めるスペースもでてきて、車を止めて車のトリップメーターを見る。
何と、駅から撮影地の鉄橋まで、2.8kmもあるじゃないの。
昔は鉄道が撮りたい一心で、銀箱担いで車がピュンピュン走る国道を2.8kmも突き進んでいたのね。
考えようによっては、冬山行くより怖いモノ知らずのブリバリだぁね。
・・で、その木曽川に沿う区間であるが、付近は『中山七里』という渓流の景勝地なのだが、車で流すか鉄道の車窓より望むタイプの景勝地らしく、この鉄橋のある場所は『中山七里』の核心部分であるにも関わらず、「人は歩くな!」というが如くに歩行スペースのない状況だった。
でも、この苦労のお陰で、鉄道写真的には『濃い』写真を撮っていたみたいだ。 もちろん、写真のデキが『濃い』のではなく、国鉄時代に名鉄車両が乗り入れた特急【北アルプス】である。 それでは、その写真をごろうじろ。
景勝・中山七里を渡る今はなき特急【北アルプス】
これは結構『濃い』かも・・
その後、下呂付近でも撮っているので、この日だけで7~8kmは歩いとるね。 今なら車で乗り付けて、列車を待っている内に車の中で寝てしまって列車を撮り逃すヘタレなので、あの頃のワテの爪の垢を煎じて呑まねばならんよなぁ・・と思えるのである。
かつては夜行列車もあった急行【のりくら】
アップ写真は中坊の方が上手いよな
アップ写真は中坊の方が上手いよな
それと、この頃は特急も撮ってたのね。 以前からキハ82はボロ臭くていいとは思わなんだが、今は掲載するだけでアクセス数が上がる(かもしれない)旧国鉄車両のパイオニアだそうだし。
キハ80の特急【ひだ】
あまりカッコイイとは思わなかったが
あまりカッコイイとは思わなかったが
今となっては貴重だね
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