風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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路線の思い出  第54回  小湊鉄道・上総鶴舞駅

路線の思い出  第54回  小湊鉄道・上総鶴舞駅  〔千葉県〕
 

一両っきりの列車がトコトコとやってくる
都会にあって都会らしからぬ風景
 
《路線データ》
    営業区間と営業キロ                ’12年・運行本数
  五井~上総中野 39.1km     五井~上総中野 下り3本・上り4本(土・休日は6往復)
                   上総牛久~上総中野 下り1本(土・休日は五井始発)
                   五井~養老渓谷 下り4本・上り5本(土・休日は3往復)
                   五井~里見 1往復(土・休日上り1本運休)
                   五井~上総牛久 下り19本・上り18本(土・休日は11往復)

上総鶴舞駅(かずさつるまいえき)は、千葉県市原市池和田にある小湊鉄道線の駅である。
関東の駅百選に選定されており、駅本屋は国の登録有形文化財に登録されている。
古くからの木造駅舎と、それに接する単式ホーム1面1線を有する駅である。
現在は無人駅になっているが、有人駅時代に使用していた出札口などが残っている。

線路を挟んだ反対側には、現在は使用されていない島式ホーム1面2線が残っており、構内には側線も敷かれている。 公衆トイレと公衆電話が設置されている。 また当駅の構内のはずれには、鶴舞発電所があった事を記念する碑がある。 2017年度の1日平均の乗車人員は26人との事。



関西に住むローカル鉄道好きなワテにとって、関東が羨ましいと思う事はこの路線がある事であろう。
もう北海道や九州にあったローカル線の王道をゆく様な路線は20年以上前に廃止になり、あっても車両が採算主義をゆくようなモノに変わって撮り鉄にとってはつまらなくなってきた昨今、この小湊鉄道は車両といい、木造駅舎の残る鉄道設備といい、周囲の純和風の情景といい、かなり『美味しい』状況を残す路線である。
 

ユサユサ、ガタゴト・・
単行の気動車がゆっくりと走っていく
 
その『美味しい』路線が、都市圏から運賃2000円程度の位置に存在するのである。 要するに、日帰りの『1day』で豊かな情景を魅せる『風景鉄道』の撮影が可能な訳である。 でも、関西からなら遠いわ・・、千葉県。 当然、この路線の過去2回の訪問は、いずれも北海道や東北からの帰りに立ち寄っただけなのである。
 
その僅か2~3時間という慌ただしい中でも、この路線の情景は心に穏やかな時の流れを与えてくれた。 まだ田植え前の広大な田畑の間から、ひょっこりと現れるセコハンの気動車。 田んぼの間からひょっこりと現れるその様は、カメラを構えててかなり焦ったよ。 で・・、看板カブリしてしまったよ。
 

あの踏切より向こうは
掘割の下に潜ってしまう
だからコッチにやってくる列車は
いきなり現れるので撮るのが難しい
 
でも、楽しかった。 カメラ片手に休日に羽をのばすには打ってつけの路線ではないだろうかと思う。
本当に、こんな路線が身近にある関東は羨ましいなぁ。 でも、関東には住みたいとは露とも思わないが。
このように、また訪れたいと思う小湊鉄道なのである。
 
ちなみに、この撮影地となった上総鶴舞駅は『関東の駅100選』に選定された木造駅舎の駅であるが、『風景鉄道』を見た目にはあまり感慨が湧かず、写真に撮るの忘れたよ。←こういう所が、「ナンチャッテ」極まる『○鉄』なのですね。
 
   ※ 詳細は『魅惑の鉄道写真集』より『小湊鉄道』を御覧下さい。
 
 
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