風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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名峰百選の山々 第14回  荒川前岳

名峰百選の山々 第14回  『79 荒川前岳』 静岡県 荒川山系(南アルプス国立公園) 3068m 
コース難度 ★★  体力度 ★★★
 

見渡す限りの花・花・花・・の荒川前岳南東斜面
 
   行程表           駐車場・トイレ・山小屋情報
《1日目》 静岡市街より車(2:30)→畑薙第一ダム(4:40)→椹島
《2日目》 椹島(3:20)→蕨段(2:00)→千枚小屋、千枚岳へは往復1時間20分
《3日目》 千枚小屋(0:45)→千枚岳(1:30)→悪沢岳(1:30)→荒川中岳(0:25)→荒川前岳
     (1:10)→荒川小屋
《4日目》 荒川小屋(0:40)→大聖寺平(1:45)→赤石岳(2:00)→百間平 
     (0:50)→百間洞露営地
《5日目》 百間洞露営地(1:30)→大沢岳(2:00)→兎岳(2:30)→聖岳、奥聖岳へは片道20分
     (1:50)→聖平
《6日目》 聖平(2:20)→上河内岳(1:30)→茶臼小屋(1:45)→柿窪沢小屋 
     (1:00)→ウソッコ沢小屋(1:30)→畑薙大吊橋(0:50)→畑薙第一ダムより車 
     (2:30)→静岡市街
 

荒川前岳・頂上標柱
 

のっぺりした丘のように見えた
荒川前岳の裏側は
瓦礫の重なる切れ立った急斜面だ

  ※ 前回の《3日目》『名峰次選 第14回 荒川中岳』からの続き
 
荒川中岳から、やや下方向に登山者が群れている“丘”が見渡せる。 のっぺりとした感じのこの丘が、【名峰百選】の荒川前岳 3068メートル の頂上である。 頂上だけ見ると、のっへりして“しまらない”この峰が何で!?と思われるかもしれない。 でも、これから始まるクライマックスの情景を魅せられれば、絶対に納得いくはずである。
 

荒川前岳の
お花畑の大斜面
 
頂上直下から、赤石岳に向かって落ちる標高差400mもの大斜面を染め上げる大お花畑。 人を感動させる風景がそこにあった。 この大自然が創造し素晴らしき風景。 この風景を目にしたなら、誰しも思う事だろう。 “行ってみたい”、そして“登ってみたい”と。 この思い・・、これこそ【名峰百選】の“山”を選ぶ根幹なのである。
 

花のじゅうたんの中を
下っていこう
 
ワテは山を選ぶのに、“山の歴史”の有無などに逃げたりはしない。 “山の歴史”とは、人間が勝手になすりつけてたものである。 それを評価の要因とするのは、山を冒涜しているに他ならない。 
人間の作った“ものさし”で大自然に優劣をつける・・、そんな思い上がりこそ戒めるべきだとワテは思う。 
 

ハクサンイチゲを前景に
お花畑の大斜面と赤石岳
 
さて、この花の大斜面は、移り変わりの“妙”も魅せてくれる。 7月中旬のシナノキンバイなどの黄金色の大斜面もいいし、8月に入ってからのハクサンイチゲによる“白”の器も魅せられる。 背後にそびえる赤石岳も懐を大きく悠然と構えて、この情景をより引き立てる。 赤石岳の沢筋まで広がるこの大斜面のお花畑に、時を忘れてしばし酔おう。
 

グンナイフウロ
 
荒川前岳より続く大お花畑をジグザグに下りきると、グンナイフウロの群落を横切って今日の宿泊地・《荒川小屋》前のキャンプ場に着く。 水場も近く(但し、小屋に向かう途中の沢だったので、涸れている可能性もあり・・)、荒川・赤石といった名峰に囲まれた絶好のキャンプ地である。
 

名花・クロユリ
 
しかし、なぜか、ここを通り過ぎて次の小屋まで進む人が多い。 大概の山のガイドでもここは通過して、より設備のいい(近年は荒川小屋も立て直されて“山荘”に様変わりしている。 旧小屋は素泊まり小屋となっているようである)《赤石小屋》や《百間洞山ノ家》までを1日の行程としている。
 

高山植物でも稀種とされる
ウスバキスミレ 
 
だが無理は禁物。 それに、雄峰・赤石岳には疲れた体ではなく、余裕を持って登るのが盟主たる山への礼儀だと思うのだ。 このような訳で、ワテはここでストップする事をお薦めする。 明日に登る赤石岳に山の夢を馳せよう。
 

明日登る赤石岳に
ハクサンイチゲの花を手向けて
山の夢を馳せよう
 
  ※ 続き《4日目》は、『名峰百選 第15回 赤石岳』にて・・
 
  ※ 詳細はメインサイトより
    『南アルプス南部大縦走』及び『南ア・最後の未踏区へ その1』を御覧下さい
 


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