風来梨のブログ

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日本の滝を訪ねて 第105回  天滝

日本の滝を訪ねて  第105回  天滝  〔兵庫県〕
 

飛沫舞い散る
近畿随一の名瀑・天滝
 
  天滝渓谷の滝 てんたきけいこくのたき  養父市大屋町 
      天滝  てんだき 落差 98m     糸滝  いとだき 落差 60m
     夫婦滝 めおとたき 落差 2段7m  鼓ヶ滝 つつみがたき 落差 10m
 
   アプローチ  県道48号線・筏の北西3km
          養父市大屋町(旧 大屋町)市街より車で15分で渓谷入口駐車場
          駐車場より天滝展望台まで遊歩道アリ 距離1.2km・徒歩約40分
 
今回は近畿きっての名瀑として名を馳せている天滝を御紹介しよう。 天滝は『日本の滝100選』に指定されてはいるが、観光スポットを浴び始めたのは朝のTV番組で取り上げられてからのようである。
それまでは、今のように案内看板が周辺道路に乱立する事もなかったのである。 だからであろうか・・、最初に訪れた時と数年後に再び訪れた時の案内板の違いに戸惑った記憶がある。
 
さて、この話題はこれで終わりにして、天滝渓谷をあるいてみよう。 滝への遊歩道は、レストハウス脇から延びている。 駐車場はレストハウスと遊歩道の舗装が途切れる所に設けられているが、上の駐車場はシーズン中は満杯なので下に止めた方が無難だ。 但し、下の駐車場からは徒歩で15分ほどかかる。
 
遊歩道は整備されているが、基本は山道系なのでトレッキングシューズ程度の足周りは用意した方がいいだろう。 コンクリートの丸太をかまして段となった山道を歩いていくと、最初の滝・岩間ノ滝に着く。
滝といっても渓流の一つの流れ程度で、滝と判らずに通り過ぎてしまうレベルである。
 

落差は60mあるものの
滝名の如く細くて目立たない糸滝 

岩間ノ滝を過ぎると傾斜がややキツくなり、つづら状に切られた坂をコンクリート階段で昇っていく。
昇りきると、対岸に細い枝垂れ滝の糸滝が見えてくる。 落差は60mあるのだが、滝としては線が細過ぎてアピール感に乏しい感じがする。
 
糸滝を過ぎると、これまた遊歩道下の見辛い位置に久遠ノ滝があるが、写真を撮るほどのものでもなさそうなのでパスして進む。 これよりは渓谷を桟橋でジグザグにつなぎながらゆく。 この辺りが天滝までの中間地点で、あずま屋が建っている。

このあずま屋を越えると、現れる滝も少し本格化する。 本格化するといっても、天滝に比べれば前座にも当らないレベルなのであるが。 まずは、夫婦滝。 中間に釜淵を湛えた2段滝であるが、規模が落差7mとミニ規格である。
 

               2段の釜淵を抱く     遊歩道の道中で唯一まともな
                     夫婦滝            鼓ヶ滝
 
そして、天滝まであと150m位の地点でこの遊歩道で唯一まともな滝ともいえる鼓ヶ滝を見て、九十九折の遊歩道を詰めて行くと、天滝下の展望あずま屋に着く。 ここにはトイレがあるので、滝見物の前に利用しておこう。
 

見上げたショットは今イチだったので
木をあしらってみた
 
天滝下の展望台からは、天から飛沫が降り注ぐが如くの天滝を望む事ができるが、写真を撮るのは飛沫でレンズが曇り、光線状態も日中逆光であまりいいのが撮れそうにない様である。 ここは、下の展望台から90度右に昇っていく鉄の階段を登って、滝の本展望台にゆこう。
 
約100段の鉄階段と、間延びした傾斜にコンクリート丸太をかました坂段を30段ほどゆくと、天瀧三社大権現の祠が建つ天滝の本展望台である。 祠の左手には天滝が豪快な落水で飛沫を振舞っている。
祠の裏手にも道が延び、杉ヶ沢高原へのハイキング道となっているようだ。
 

天より飛沫舞う滝
天滝
 
このハイキング道を少しゆくと、天滝を絶妙の角度で望む事ができるので、滝写真を撮るとしたならこの場所がいいだろう。 それでは、滝飛沫舞い散る美麗瀑・天滝をごろうじろ。
 

滝の飛沫を高速シャッターで
止めようと思ったが
飛沫の方が豪勢で止まらなかった
 

ストレートで撮るより
秋色っぽく撮る方が艶かしいね
今回の一番星でっす
 
   ※ 詳しくは、メインサイトの『日本の滝を訪ねて』より『天滝渓谷』をどうぞ。
 
 
 
 
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No title * by kei
風来梨さん、こんばんは。福島を4時に発ち、高速道路を飛ばして800km、さらに登山道を歩いて行っても見る価値のある滝でした。ナイス!!!

No title * by 風来梨
keiさん、こんにちは。
お返事が遅れてスミマセン。

800kmは凄いですね。 でも天滝は、その疲れを振り払ってあまりある名瀑ですね。 近畿では、天滝と大台・西ノ滝と香肌峡の風折滝が私の3大名瀑です。

風折滝はまたの機会に・・。

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No title

風来梨さん、こんばんは。福島を4時に発ち、高速道路を飛ばして800km、さらに登山道を歩いて行っても見る価値のある滝でした。ナイス!!!
2013-09-23 * kei [ 編集 ]

No title

keiさん、こんにちは。
お返事が遅れてスミマセン。

800kmは凄いですね。 でも天滝は、その疲れを振り払ってあまりある名瀑ですね。 近畿では、天滝と大台・西ノ滝と香肌峡の風折滝が私の3大名瀑です。

風折滝はまたの機会に・・。
2013-09-28 * 風来梨 [ 編集 ]