2013-07-27 (Sat)✎
日本の滝を訪ねて 第101回 行者ノ滝 〔北海道〕
行者ノ滝
『氷のトンネル』と同様に
神秘的な雰囲気を漂わせている
行者ノ滝 ぎょうじゃのたき 落差10m 西興部村
旧国鉄名寄本線・上興部駅跡(現 鉄道記念館)の北西約6km
アプローチ 国道239号線上の道の駅『西興部』より、車で約20分
興部川沿いに町道を北上していく
かつて通じていた名寄本線が廃止され、閑散とした雰囲気のある西興部村地域。 この地域は、神秘的な景観が数多くある。 その一つが、TVに取り上げられて有名となった『氷のトンネル』である。
この『氷のトンネル』を抱くウエンシリ岳は、高山植物の宝庫としても有名だ。
そのウエンシリ岳と国道を挟んでの反対側に、これまた神秘的な景観を魅せる滝がある。
それが、今回御紹介する行者ノ滝である。 滝の名称は、明治の末期に難病治癒を滝に打たれ祈願した女行者が実在した事から名づけられたらしい。 以前は全くといっていい程に知られておらず、車一台がやっとのダート林道であったが、夏に『行者ノ滝まつり』が行われるようになってからは道路改修や案内板の設置が行われ、西興部村を代表する観光スポットとなっている。
だが、冬季は道路除雪が行われず、冬眠の時を迎える。 それだけに、夏から秋にかけて手付かずの自然景観と調和した美しい枝垂れ滝を魅せてくれるのである。
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