2013-05-18 (Sat)✎
日本の滝を訪ねて 第97回 三本滝 〔長野県〕
三本滝を滝下より見上げる
三本滝 さんぼんたき 落差 60m 他 長野県松本市(旧 安曇村)
滝へのアプローチ 長野県道84号線(通称・乗鞍高原線)・三本滝バス停下車すぐ
この滝は、乗鞍岳の登山口・畳平より長野県側に延びる道路の途中にある滝である。
この道路の反対側の岐阜県・平湯側から延びる道は、乗鞍スカイラインである。
これは何がいいたいかというと、この道は三本滝から平湯側まで、一般車両の通行が規制されている道であるという事である。 即ち、滝だけを見に行くには、シャトルバスの利用か三本滝の有料駐車場を利用せねばならないという事である。 要するに、滝を見るだけでは勿体無いし、その為にホテル等に宿泊するのは更に勿体無いという事である。
名の通り3つの滝が掛かるが
最も左の滝が一番の落差を誇る
どうせ費用が嵩むなら、是非とも畳平から乗鞍岳の頂を踏んでおきたいものだと(筆者は)考えるのだが。 なお筆者は、まだ乗鞍スカイラインとこの県道84号線が一般車両通行規制をされてない時にいったので、こんな煩わしい事は考えずに済んだのであるが。
だが自然環境保全の為に通行規制がなされ、今や別の意味でめぐり難い滝となってしまったかもしれない。 そして、その一般車両通行規制が取られた原因の一つに、マイカー通行者の自然環境に対するマナーの悪さが挙げられているのも事実である。
その最たる例が、畳平にペットを連れて行く連中がいた事である。 そして、この記事でも判る様に、そのならず者によって連れこまれたペット犬によって、天然記念物の雷鳥のヒナが咥えられて死亡した事もあったという。 このヤフーのブログでも、山に犬を連れ込む鬼畜極まるハレンチな行為を嬉しそうに記事に挙げてる奴等がいるが、こういう奴等に人間としての道徳心が備わっているのか甚だ疑問である。
話は脱線したが、滝の風景はややパンチ不足かなって気がするのである。 だが、『日本百名滝』に指定されている事もあるので、その手の制覇を目指している方には必目の滝であろう。
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