風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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第66回  広島・宮島

『日本百景』 春  第66回  広島・宮島  〔広島県〕
 

世界遺産にも登録された
厳島神社・大鳥居
 
  広島・宮島 ひろしま・みやじま (瀬戸内海国立公園)
世界遺産にも登録された《厳島神社》と《原爆ドーム》。 いずれも、日本の歴史を語る建築物である。
そして、この建築物のある情景は、我が『日本百景』においても十分に紹介する価値があると思うのである。
 
《原爆ドーム》から始まって、《平和記念館》・《資料館》・《原爆慰霊碑》・《原爆の子の像》など、平和を祈る数々の石碑が《平和記念公園》の緑豊かな園内に建立している。 また、別名“鯉城”と呼ばれる《広島城》も観光ポイントとなろう。 

もう一つの景勝地・『宮島』は、いうまでもなく“海の守護神”《厳島神社》であろう。 
朱塗りの大鳥居と荘厳な社殿が海上に浮かび、檜皮葺きの本殿・拝殿・祓殿が長い回廊で結ばれ、それが満潮の海に映える眺めは他に比類を見ない華麗さである。
 


 

広島・宮島 位置図
 
   行程表               駐車場・トイレ・山小屋情報
平和記念公園   → JR広島駅より路面電車で約10分・原爆ドーム前下車
広島城      → 平和記念公園の北東約800m・徒歩で約15分
           JR広島駅へは東へ約1.5km・徒歩で約25分
宮島・厳島神社  → JR広島駅より鉄道利用(0:30)→JR宮島口駅より徒歩6分で宮島口桟橋
           桟橋より航路利用(0:10)→宮島
 

広島市街地図
 

広島市内を網羅する路面電車
※ 30年以上も前の写真です
 
今回は、日帰り行程で歴史都市・『広島』をめぐってみよう。 JR広島駅前から路面電車が網の目状を形成していて、容易に市内をめぐる事ができる。 また、この路面電車は、各地で廃止された路面電車の車輌を当時のままの姿で走らしている事でも有名だ。 ただ、車輌の保守には苦労が多いようで、年式の古いものから順次姿を消しているとも聞く。 その筋!?の通ならば、この路面電車をめぐるだけでも“幸せいっぱい”となろう。
 

原爆ドームを中に望めるモニュメント

原爆ドーム
繰り返してはいけない悲劇を物語る 

話題の脱線はこれまでにとどめておいて、《平和記念公園》を散策しよう。 路面電車の最寄の停留所・《原爆ドーム》前で下車して、《原爆ドーム》がそびえる公園内に入っていく。 《原爆ドーム》を見学してから《太田川》の分岐河川である《元安川》を渡って、花と緑の庭園となっている公園内を散策する。 《原爆ドーム》を中に望める形をしたモニュメントの《原爆慰霊碑》を中心に、《原爆資料館》・《平和記念館》などの施設がある。 今日一日、平和を考えるべく資料を閲覧しよう。

《平和記念公園》を散策の後、《原爆ドーム》に戻り、ここから北東方向に見える《広島城》を見学しよう。 毛利輝元築城のこの城は原爆により一度は破壊されたが、昭和33年に再建されて当時そのままの飛櫓五層の威風堂々たる姿を魅せている。 中は郷土資料館として、郷土資料や甲冑・刀剣等の文献・宝物などを展示している。
 

鹿は宮島・厳島神社の“神の使い”だ
 
《平和記念公園》で平和を尊び《広島城》で歴史を学んだならば、最後は《厳島神社》で華麗なる歴史絵巻を望んでみよう。 鉄道と連絡線を乗り継ぎ『宮島』へ渡る。
 

厳島神社の鳥居と
“神の使い”の鹿
 
平清盛がこよなく崇敬した《厳島神社》は、その華麗さにおいて他の建築物に追随を許さない。
この地で、源平の栄枯盛衰の物語が数多く繰り広げられたのだ。 戦の中でも雅を忘れぬ、いにしえ人の優雅さに感じ入る。
 

優雅な造りの厳島神社社殿
 
また、島内は鹿が放たれていて、鹿せんべいを片手に戯れるのもいいだろう。 そして、『宮島』は島全体が景勝地だ。 《厳島神社》以外にも見どころはいっぱいだ。 秋の《紅葉谷公園》散策や、ロープウェイで島の最高標高点・弥山に登って上からの眺めを楽しむのもいいだろう。 また、遊覧船での周遊も楽しいだろう。 今日一日、時間をかけて『宮島』をじっくりとめぐってみよう。

     ※ 詳細はメインサイトより『広島・宮島』をどうぞ。
 
 
 

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