2011-02-09 (Wed)✎
日本の滝を訪ねて 第13回 飛雪ノ滝 〔三重県〕
車を止めたその場で
見る事ができる飛雪ノ滝
飛雪ノ滝 ひゆきのたき 落差40m 分岐瀑 三重県・紀宝町
我が国では屋久島についで降雨量の多い三重県の熊野・尾鷲地域。 そして、海岸近くまで山地が迫り、平野部の細い熊野郷。 こうなると、自然と急峻な沢や滝が多くなるのも頷けよう。 他の都道府県なら名の通った有名な滝となり得るボリュームを示しながらも地図にも載らない滝が数多と存在するのである。
その一つがこの飛雪ノ滝である。
それでは、この滝へのアプローチ方法を御紹介しよう。 和歌山県の南部の中心都市・新宮市より熊野川に沿って延びる国道168号線を進む。 この国道は熊野川に゜沿って進んでいくが、この熊野かわの対岸は三重県の紀宝町である。
途中で『浅里』を示す案内板を掲げる橋があり、これで熊野川を渡って三重県に入り、熊野川に沿って延びる県道740号を川に遡っていく。 和歌山県側の主要国道168号線に比べて、この三重県道740号は舗装はされているが道路ペイント無のか細い狭隘道路である。 従って、運転は慎重に。
橋を渡って程なく、稼動しているのかどうか判らないが《浅里キャンプ場》があり、そこに車を止めると駐車場まで飛沫の水滴が飛んでくるボリューム豊かな滝が見える事だろう。 飛雪ノ滝である。
この飛沫を“飛ぶ雪”と表現したのだろうか。 とにかく、簡単に滝見のできる水量豊かな名瀑である。
しばし、滝の織り成す飛雪の涼味を楽しもう。
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