2013-03-10 (Sun)✎
『日本百景』 春 第54回 富山湾 〔富山県〕
雨晴海岸のサンライズ
うっすらと山屏風が望まれる
富山湾 とやまわん (能登半島国定公園)
富山湾は、断崖絶壁や景観際立ったリアス式海岸など、これといった景勝地である訳でもなく、真珠の養殖をしている・・などといった特産物もない。 “では、どこがいいのか?”という問いかけには、私はこのように答えたい。
富山湾は、断崖絶壁や景観際立ったリアス式海岸など、これといった景勝地である訳でもなく、真珠の養殖をしている・・などといった特産物もない。 “では、どこがいいのか?”という問いかけには、私はこのように答えたい。
この湾内の砂浜から望む北アルプスの山なみ、海辺で美しい山屏風が見られる所。
これが、この『日本百景』に推挙するに値すると思ったからである。 特に初冬の白く輝く山々と波高き海、このシーンが望めたなら最高である。 また富山湾には、蜃気楼という幻想的な自然現象もある。
これが、この『日本百景』に推挙するに値すると思ったからである。 特に初冬の白く輝く山々と波高き海、このシーンが望めたなら最高である。 また富山湾には、蜃気楼という幻想的な自然現象もある。
富山湾景勝地 位置図
行程表 駐車場・トイレ・山小屋情報
<1> 氷見周辺 → JR富山駅より鉄道(0:30)→JR氷見駅よりバスで九殿浜まで約30分
途中に『大境洞窟遺跡』など史跡・名勝多数あり
<2> 雨晴海岸 → JR富山駅より鉄道(0:20)→JR雨晴駅 駅より海岸沿いに徒歩30分
夜明け前、沖に望む蜃気楼やホタルイカ漁の漁火が幻想的である
<3> 岩瀬浜 → JR富山駅より鉄道(0:20)→JR岩瀬浜駅 駅より海岸へ徒歩20分
砂浜より望む北アルプスの山なみは絶景である
途中に『大境洞窟遺跡』など史跡・名勝多数あり
<2> 雨晴海岸 → JR富山駅より鉄道(0:20)→JR雨晴駅 駅より海岸沿いに徒歩30分
夜明け前、沖に望む蜃気楼やホタルイカ漁の漁火が幻想的である
<3> 岩瀬浜 → JR富山駅より鉄道(0:20)→JR岩瀬浜駅 駅より海岸へ徒歩20分
砂浜より望む北アルプスの山なみは絶景である
※ 現在は富山ライトレール線
《富山湾》をめぐるにあたって、行程表では公共の交通機関を利用としたのであるが、実際にはマイカーでめぐるのが手っ取り早くベストの方法であろう。 ワテも、《富山湾》めぐりにはマイカーを利用した。
従って、その体験を踏まえてでしか《富山湾》を語る術を持たないので、行程表と異なるのは心苦しいながらも、マイカー利用の線で話を進めていこうと思う。
《富山湾》をめぐるにあたって、行程表では公共の交通機関を利用としたのであるが、実際にはマイカーでめぐるのが手っ取り早くベストの方法であろう。 ワテも、《富山湾》めぐりにはマイカーを利用した。
従って、その体験を踏まえてでしか《富山湾》を語る術を持たないので、行程表と異なるのは心苦しいながらも、マイカー利用の線で話を進めていこうと思う。
まず、<1>の景勝地・《氷見海岸》であるが、《氷見》の市街地を出てから石川県との県境までの間に渡って、穏やかな眺めの海岸線が連なっている。 また、『大境洞窟遺跡』などの史蹟名勝も海岸の所々に点在し、それをめぐるのも楽しいだろう。
そして、最もお薦めするのは、湾内で漁れる海産物への舌鼓だろう。 食べ物についてもガイドしていきたい所なのだが、困ったことに“グルメ”は私のプロデュースする旅とはあまり縁のない事柄なのである。
そして、最もお薦めするのは、湾内で漁れる海産物への舌鼓だろう。 食べ物についてもガイドしていきたい所なのだが、困ったことに“グルメ”は私のプロデュースする旅とはあまり縁のない事柄なのである。
ワテがプロデュースする『日本百景』は“グルメは二の次”で、どちらかというと“貧乏旅エンジョイ派”なのである。 従って、こちらの案内はその方面のガイド誌に道を譲って、多くは踏み入れないようにしたいと思う。
朝日が昇る3分前
寄せる波も赤く染まる
次に、<2>の《雨晴海岸》であるが、ここのお薦めは夜明け前の幻想的な情景にあるだろう。
蜃気楼現象やホタルイカ漁の漁火が湾内をほのかに照らす幻想的な情景を望むと、不思議な空間に迷い込んだような錯覚さえ起こる。 それも、夜明け前の“眠けまなこを擦りつつ”の状況では、なおさらに不思議な空間を魅せられる事だろう。 また、源九朗義経が奥州に落ちる途中、この下で雨が過ぎ去るのを待った・・という伝説がある《義経岩》や白砂青松の美しい砂浜など見どころには事欠かない。
北アルプスの山々がおりなす“山屏風”
これがワテの大好きな砂浜の情景だ
そして、《富山湾》でのお気に入りの情景は、<3>の《岩瀬浜》の砂浜から望む北アルプスの山なみである。 季節は冬から春先。 もう、この情景には言葉はいらない。 この情景の前には、どんな褒め言葉も役不足なのである。 この情景を魅せられると、ただ呆然とたたずむ以外になす術がないようだ。
少なくとも私には、それ以外になす術がなかったのである。
このように、湾内全てに魅力的な情景を抱いている。 だからこそ《富山湾》は、我が『日本百景』に選ばれし情景なのである。
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