風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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日本の滝を訪ねて 第80回  惣滝

『日本の滝を訪ねて・・』  第80回  惣滝  〔新潟県〕
 

妙高の水を集めて
大瀑布を魅せる
 
    惣滝  そうたき  落差80m  新潟県・妙高市
   
   アプローチ  燕温泉の奥1kmに位置する
          温泉街から徒歩15分で滝前
 
今回は『100名滝』の《惣滝》を訪ねてみよう。 無雪期ならば滝前にアプローチできるが、積雪期は滝へのルートは完全に雪で埋め尽くされるみたいだ。 でも、軽登山姿のオバちゃんや湯治が全てとは到底思えないスニーカー履きの観光客までいたので、滝見は可能のようである。
 

行ってみたい
あの滝の飛沫を浴びに
 
妙高高原駅より約45分で温泉街下の駐車場に着く。 車を降りて約200mほど坂を登り、温泉街を抜け、最初にくぐり抜けた登山口の前に立つ。 しかし、前を見れば、最初に引き返したあの時と同じ『雪の吹き溜まり』の情景が広がるのみ(この滝へは、一度アプローチに失敗している)。 「のっけから道をロストか」と思った矢先、上の土手を歩く人影が。 しかも、見た感じはジーパンとトレーナーの“ラフ”な姿だった。

「そうか、この土手を伝えば良かったのか」と判り、上を見渡すと“思いっきり”トレース(踏跡)がついてるじゃないですか。 この土手に上がると、広く緩い斜面に思い思いの踏跡が着いていた。
そして、三脚を手にする“明らかなる”滝見の行楽客が。 最初に手も足も出ずに引き返した事が疼く、何とも複雑な気持ちの滝見となりそうだ。
 
その予測の通り、何の苦難もなく滝の展望所に着く。 滝名を記した切株形の案内標が、「ここが惣滝の展望台だ」と思いっきり主張しているようだ。
 

枝を配して画角を慎重に選んで
この滝の魅力を
できる限り表現してみた
 
でも、本当の《惣滝》滝見は終わっていない。 それは撮影の合間に下を見れば確認できる。
雪に埋もれた滝への遊歩道と吊橋、そして滝下まで続く谷筋の雪渓。 そして、脇を流れる滝の上に乗る巨大な水源の雪田が、まだ人を安易に寄せつけない雪深き山を物語る。
 

枝を配して、画角を慎重に選んで
この滝の魅力をできる限り表現してみた
 

木々の間より
近くてあまりにも遠い
憧れの滝を望む
 
でも、本当の《惣滝》滝見は終わっていない。 それは撮影の合間に下を見れば確認できる。
雪に埋もれた滝への遊歩道と吊橋、そして滝下まで続く谷筋の雪渓。 そして、脇を流れる滝の上に乗る巨大な水源の雪田が、まだ人を安易に寄せつけない雪深き山を物語る。
 

下に広がる雪渓が
滝への一筋の道を難く閉ざして
 

 燕温泉の足湯

今は、この壮大な滝を目にして、その間に広がる大きな雪の谷に手も足も出ないのは解っている。
でも、この残念な思いがきっかけで、「いつの日にかリベンジしよう」という新たなる旅立ちの動機が得られたので、『コレで良し』として締めよう。 次の旅への思いを決めたなら、すぐ下の天然温泉につかって、次の旅の空想に浸ろうと思う。

  ※ 詳細は『日本の滝を訪ねて・・』より『惣滝』と
    メインサイト撮影旅行記より『春の妙高めぐり』の《3日目》を御覧下さい。
 
 
 
 
 
 

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