2011-01-25 (Tue)✎
2回の話数をかけて、納沙布岬から根室駅までをめぐってきた。
さて、この根室駅からは『オホーツク縦貫鉄道』のお題通り、鉄道に乗ってめぐっていこう。
急行【ノサップ】のサボ・・
急行の列車名は旅情を駆り立てる名称が多い・・
さぁ、いよいよ鉄道線めぐりである。 『オホーツク縦貫鉄道』のローカル線たちが在りし時代は、気動車の急行列車の全盛時でもあった。 その当時は、根室より札幌まで直通する急行列車も、上り1本だけだが運行されていた。 駅周辺もコンテナがあり、側線もあって、それなりに活気もあった気がする。
だが、再訪した時の根室駅は、夕刻になると駅業務が終了するなど早々に“店じまい”をする片田舎の駅となっていた。 また、優等列車は快速列車しかなく、快速列車を含めた全列車が2エンジンのキハ54の単行運転のようである。
また、我が国で最も東にある有人駅で、隣の東根室は無人駅も含めた我が国での最東端の駅として有名である。 駅の切符売場では、東根室も含めた『我が国最東端の駅』の記念硬券入場券が売られているとの事である。
この駅名を書いた壁だけに
最果ての駅『ねむろ』を感じた
最東端の駅というだけで、駅としては機能を極限まで縮小したようで、そんなに魅力を感じない駅であった。 また、『~端』というものも追っかけていくとキリがないので、あまり追いかけないようにしていたのも、印象として薄くなった原因かもしれない。
キハ56の急行【狩勝2号】
札幌までのロングラン列車だ
話は脱線したが、『オホーツク縦貫鉄道』の旅を始めよう。 この最東端の駅から旅立ちとして乗る車輌は、もちろんキハ58の北海道版であるキハ56としよう。 運用としては、釧路から急行【ノサップ1号】として根室へ来ての折り返しである。 列車名は【狩勝2号】。 冒頭で書いた上り1本だけではあるが札幌行のロングラン急行である。 なお、話の進行上、根室より乗車するのは普通列車という事で・・。
根室駅のスタンプ
花咲カニ・昆布・あきあしと根室は美食の宝庫だ・・
根室駅を出ると列車は納沙布岬の方向へ進み、根室の街を半周するように大きく周り込んで東根室の駅に着く。 板張りの乗降場よろしく・・のような棒線ホームの小駅で、周囲は団地状の集合住宅が並ぶ街の居住区の前のような情景である。当然、景色的には何の面白みもない。
正直言ってこの東根室の駅は、列車に乗った時は終着駅の一つ手前の停車駅として、ほとんど印象にない。 そして今回車で訪れた時も、あまり写欲は湧かず、立ち寄っただけで写真も撮らなかったのである。 なお、列車に乗って根室駅を出た私自身としては、この先で素晴らしい情景がいくつも待ち受けているので、「ここで長居する必要もないな・・」という事で、下車する事なしに先に進むとしよう。
次回は西和田で下車して、風連湖や温根沼といった野鳥の楽園に寄り道してみよう。
詳細は、メインサイトより『オホーツク縦貫鉄道の夢』その1を御覧下さい。
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No title * by 風来梨
オータさん、こんばんは。
そうですね。 私の一世代前なので見た事はありませんが、寝台付の普通列車【からまつ】もあったし、【おおぞら】も函館発だったようですね。
これは聞いた笑い話?ですが、苫小牧を20分先に出たキハ80の特急【北斗】が、冬になるとしょっちゅう様似発の急行【えりも】に抜かれていたとか・・。 原因は、キハ80が雪に弱いポンコツで、キハ56は極寒冷地仕様で寒さに強かった為だという事だそうで・・。
次は、風連湖や温根沼、春国岱の野鳥の楽園を訪ねてみようと思います。
そうですね。 私の一世代前なので見た事はありませんが、寝台付の普通列車【からまつ】もあったし、【おおぞら】も函館発だったようですね。
これは聞いた笑い話?ですが、苫小牧を20分先に出たキハ80の特急【北斗】が、冬になるとしょっちゅう様似発の急行【えりも】に抜かれていたとか・・。 原因は、キハ80が雪に弱いポンコツで、キハ56は極寒冷地仕様で寒さに強かった為だという事だそうで・・。
次は、風連湖や温根沼、春国岱の野鳥の楽園を訪ねてみようと思います。
根室は鉄道で訪れていないので、詳しく書いていただけるとありがたいです。