2011-01-19 (Wed)✎
さて、ようやく下準備が一部完了したので、我がメインサイトで“消えかけのローソクのともし火”の如く細々と人気のあるこのテーマを、ブログでも旅していこう・・。
ほんの四半世紀前のオホーツク沿岸地域は
ほぼ鉄道がつながっていたのだ
もし、自由に鉄道を運行できる魔法があれば、私はきっと『オホーツク縦貫鉄道』を思い描くだろう。
そう・・、私が鉄道に夢中になったあの頃のあの路線を全てつなげて・・。 今回は、あの頃の“たわいのない夢”を旅として描いてみよう・・と思う。 過去に撮った『B級写真』や、再訪時に見た『名残りが全くない鉄道の残骸』などの“使い物にならない写真”を交えて・・。
そう・・、私が鉄道に夢中になったあの頃のあの路線を全てつなげて・・。 今回は、あの頃の“たわいのない夢”を旅として描いてみよう・・と思う。 過去に撮った『B級写真』や、再訪時に見た『名残りが全くない鉄道の残骸』などの“使い物にならない写真”を交えて・・。
そして、“架空”という事で、季節はその場所に最も訪れたい季節を選んでいこう・・。
そういう訳で、季節は飛び飛びになり見苦しい限りになるのは、“御愛嬌”って事で・・。
オホーツク沿岸の路線は次々と廃止となり
『夢』となっていった
オホーツク縦貫の夢・・、それは1985年からの沿岸路線の廃止で文字通り“夢”となってしまった。
だが、この時が来るまで、かなり実現の可能性があったのも事実だろう・・と思う。
だが、この時が来るまで、かなり実現の可能性があったのも事実だろう・・と思う。
そしてオホーツク沿岸の路線たちは、旅人の心を虜にして離さない魅力的な路線たちであった。
大平原をゆく列車
北海道らしい平原をひたすらゆく・・、そして我が国ではこの地域でしか目にできない冬の風物詩“流氷”を望み・・。 その他にも海岸縁の原生花園、サンゴ草で彩られる海跡湖、寂しげな無人の灯台・・など、旅人の心を揺り動かすエトランゼの情景が溢れていたのであった。
もうこの国では撮る事が適わなくなった流氷と列車
でも、今はほとんどが廃止され“過去”のモノとなっている。 それで今回は、“過去”に魅せられた情景を思い返し、今の情景と対比したり、途中の風光明媚な穴場に立ち寄ったり、ちょっと途中下車したり、美しい風景と共に走った列車達を追い求めた自分を顧みたり・・と、“空想”の鉄道旅行を思い描いていこう・・と思う。 それでは、オホーツク沿岸の最も東の果ての街・根室より旅立とう。 それも、最も“東の果て・・”という事で、ノサップ岬から旅物語を始めたいと思う。
初めて訪れた時は流氷が点在していた
ノサップ岬は、根室の市街地より25kmほど離れた“東の果て”である。 根室駅より、バスが日に8便ほど運行している。 ノサップ岬を訪れるなら、やはり冬の流氷時だろう。
海面にうっすらと見える島々は、我が郷土でありながら踏み入れる事の叶わぬ“異国の地”である・・という重苦しい情景と相俟って、きっと旅人の心に何かを訴えかけてくると思う。
漂う流氷とカモメが岬の寂しさを演出する
カモメが寂しげに舞い、点在する流氷は、この重苦しい雰囲気を更に色付けしてくれるのである。
沖よりの冷たい風に晒されながら視認できる沖の近くて遠い島を望むと、切なくはあるが熱い感情がこみ上げてくるのである。
領土の返還を願う心が4つの島を結ぶ架け橋となる
北方領土返還の願いがスタンプに・・
だが、その島々は未だ還らぬままに時が経ちゆく。 時が経つと共に、人の思いも色褪せてくるのだろうか・・。 再訪したこの地は、観光地の装いをまとっていた。 場違いに白く派手なタワー塔が建ち、その上からの展望を求めるなら、入場料1000円が必要だという。
この塔を見ると何か虚しくなったので、この塔の写真は撮らぬ事にしよう。
こうして別の装いをまといつつある最果ての岬を目にしても、決して忘れてはならない。
この島々は不法占拠されている我が国固有の領土である事を・・。
それを忘れぬ為に、岬そのものに立とう。 そう、北方領土が見渡せる岬灯台の下に・・。
いつも近くて遠き島を見護る納沙布岬灯台
手の届きそうな位置に国後島があった
そこで、手が届きそうなほどに近くて遠い島を目にして、どうにもならない現実が示すもどかしい情景に心が響いたなら、北方領土記念館で郷土返還の思いをしたためる一筆を記してこの地を発とう・・と思う。
次回は、納沙布岬より東廻りの歯舞と西廻りのノッカマップの丘陵地帯をめくって、根室の駅へ向かおうと思う。
詳細はメインサイトより、『オホーツク縦貫鉄道の夢』その1を御覧下さい。
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No title * by 風来梨
オータ様、こんばんは。
オホーツク縦貫鉄道をつないで、根室~稚内に急行列車が運行される空想を何度も抱いた事を覚えています。 列車名はやっぱり【オホーツク】! 今の特急は【大雪】に名称変更です。
そんなヘンな夢を抱いて書き連ねたのが、『オホーツク縦貫鉄道』なんですね。
お気に入りに加えて頂いて、ありがとうございます。 そして、こちらこそ宜しくお願い致します。 旅の事、山の事、滝の事、鉄道の事・・といろいろ書いていきますので、時折覗いて見てください。
オホーツク縦貫鉄道をつないで、根室~稚内に急行列車が運行される空想を何度も抱いた事を覚えています。 列車名はやっぱり【オホーツク】! 今の特急は【大雪】に名称変更です。
そんなヘンな夢を抱いて書き連ねたのが、『オホーツク縦貫鉄道』なんですね。
お気に入りに加えて頂いて、ありがとうございます。 そして、こちらこそ宜しくお願い致します。 旅の事、山の事、滝の事、鉄道の事・・といろいろ書いていきますので、時折覗いて見てください。
No title * by カムイ
やっと始まりましたね。 待ってました。
早く続きの鉄道が出るところが見たい。
・・例会でのお約束、有難うっス。 おかげさまで、合計7点で7席に入れたっス。 先輩の6席に届かなかったけど。
これも傑作入れときますんで、次回もお願い!
早く続きの鉄道が出るところが見たい。
・・例会でのお約束、有難うっス。 おかげさまで、合計7点で7席に入れたっス。 先輩の6席に届かなかったけど。
これも傑作入れときますんで、次回もお願い!
No title * by 風来梨
>これも傑作入れときますんで、次回もお願い!
カムイ君よ・・、コリってあからさまな賄賂の要求でないかい?
でも、ワテが入れた所で6位以上の壁は破れんぞ・・。
だって、風景写真や鉄道写真より、ポートレートや大学の写真部員の撮ったような写真を好む人の方が多いからね。
相当スゲーのが撮れた時に上位に食い込む事はできるけど、鉄道写真では無理っぽいなぁ・・。 ワテも12年会に所属して、1席撮ったの2回だけだよ。 まだ入って1年ちょっとのカムイ君には解ららん変な障壁なんだろうね。
ワテはあの手の写真は好きくないから投票した事ないけど、あの手の写真を撮る人も、ワテらの風景写真や鉄道写真には興味なさそうだし・・。 いつも取っ替えひっ替えで、撮った人が違うだけの同じような写真が1席から5席までを連ねとるしね。
まぁ、ワテは、6位を1位と思ってやってるし、フイルムカメラで写真を撮りに行くのが楽しくてやってるんで、作品作りは正直どうでもいいんだがね・・。 まぁ、カムイ君も、こういう写真の会に何年か所属すると、そういう流れが理解できると思うよ。
カムイ君よ・・、コリってあからさまな賄賂の要求でないかい?
でも、ワテが入れた所で6位以上の壁は破れんぞ・・。
だって、風景写真や鉄道写真より、ポートレートや大学の写真部員の撮ったような写真を好む人の方が多いからね。
相当スゲーのが撮れた時に上位に食い込む事はできるけど、鉄道写真では無理っぽいなぁ・・。 ワテも12年会に所属して、1席撮ったの2回だけだよ。 まだ入って1年ちょっとのカムイ君には解ららん変な障壁なんだろうね。
ワテはあの手の写真は好きくないから投票した事ないけど、あの手の写真を撮る人も、ワテらの風景写真や鉄道写真には興味なさそうだし・・。 いつも取っ替えひっ替えで、撮った人が違うだけの同じような写真が1席から5席までを連ねとるしね。
まぁ、ワテは、6位を1位と思ってやってるし、フイルムカメラで写真を撮りに行くのが楽しくてやってるんで、作品作りは正直どうでもいいんだがね・・。 まぁ、カムイ君も、こういう写真の会に何年か所属すると、そういう流れが理解できると思うよ。
観光鉄道という概念が、日本にあれば一級品だったと思いますね。
今後も記事楽しみにします。お気に入り登録させていただきますので、どうぞよろしく。