風来梨のブログ

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日本の滝を訪ねて 第68回  日詰滝

『日本の滝を訪ねて・・』  第68回  日詰滝  〔福島県〕
 

2段の釜を抱く日詰滝
当時は道路地図でかろうじて載っている無名滝
だが、今はどうだろうか
 
   日詰滝  ひづめたき  落差40m  福島県・舘岩村(現 南会津町)
   
  アプローチ  湯ノ花温泉より田代山林道を南へ6km
         田代山湿原登山口へ向かう林道の途中にある
 
この滝はもう20年以上も前・・、まだ田代山湿原が無名の湿原で訪れる人がほぼ皆無な頃に、田代山湿原から帝釈山へ登った時に林道から眺めたものである。 行きは天気が濃霧で、また初めての地・田代山湿原の登山に思考が固まっていたせいもあって、この滝を見つける事はできなかった。
 
午前中は雨の天候であったが、遠路はるばる「せっかくやって来た」事もあり、雨の中を田代山湿原散策する。 当時は若く馬力もあったので、田代山までは難なくこなす。 田代山湿原を歩いて帝釈山へ向かう頃から日差しが差してきて、雲が覆いながらも晴れ間が広がるようになった。 だが、湿原の花は訪れたのが晩夏だったゆえにほとんど開花しておらず、雨という事も重なってほとんどイメージした『田代山湿原』の写真は撮れなかった。
 

雨天で思ったように
撮影が適わなかった
僅かに見えた会津駒ヶ岳を望んで
 
やや消化不良気味のまま、帝釈山から田代山湿原を経て登山口へ戻る。 後は、雨後の蒸し暑い中を車で戻だけだ。 写真がダメだった故に、次の楽しみは「山の後の温泉」という事で、「こうなれば温泉のハシゴ」と、付近の鄙びた温泉を辿るべく道路地図を見る。
 
すると、小さな滝マークと日詰滝という文字が。 それも、この林道の帰り道にあるという事で、注意深く見ながら下っていく。 すると、登山口から3~4km下った地点に、かなりしっかりした釜を持つ2段・40mの滝が滔々と白布を掛けている。 その様相は、そこらへんの有名な滝よりずっと立派な瀑布であった。 だがその前には、何ら滝の名を示す道標がない。 そんな事はどうでもよく、このような素晴らしい滝を目にしたからには、車から降りてこの滝の撮影に興じる。
 
田代山湿原の山行は天候のせいもあって今イチだったが、この滝を見れた事で満足して戻る。
その後の湯ノ花温泉は混浴の櫓銭湯(もちろん無人)で、雰囲気満点だった。 ハシゴした木賊(とくさ)温泉も、新しく建てられたログハウスの中に岩風呂がある無人銭湯で、高原の湯の趣があって楽しめた。
 
そして、時がたった今、この場であの時見た滝を掲載しているが、もしかしたならこの滝は日詰滝ではなく、名の無い無名滝なのかもしれない・・という疑念がでてきた。 それはグーグルで調べたら、『日詰滝』は全く様相の違う落差10mほどの小滝であったのだ。 でも、私はこの滝こそ『日詰滝』だと思っているので、『日詰滝』として紹介したい。 

  ※ 『日本の滝を訪ねて』では日詰滝の他、いろいろな滝も御紹介しています。
     宜しければどうぞ。
 
 
 
 
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No title * by 風来梨
修正しておきます。 有難うございました。

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2012-07-26 * 風来梨 [ 編集 ]