2012-05-08 (Tue)✎
名峰百選の山々 第57回 『89 大峰・八剣山 その2』 奈良県
大峰山系(吉野熊野国立公園) 1915m コース難度 ★★ 体力度 ★★★
行程表 駐車場・トイレ・山小屋情報
《1日目》 大阪・阿部野橋駅より鉄道(1:15)→下市口駅よりバス(1:30)→洞川バス停
(0:15)→稲村ヶ岳登山口(2:20)→山上辻(0:50)→稲村ヶ岳(1:30)→山上ヶ岳
(0:55)→小笹ノ宿跡
《2日目》 小笹ノ宿跡(2:00)→大普賢岳(2:45)→行者還岳(2:00)→石休場ノ宿跡
《2日目》 小笹ノ宿跡(2:00)→大普賢岳(2:45)→行者還岳(2:00)→石休場ノ宿跡
(1:00)→聖宝ノ宿跡(1:00)→弥山小屋
《3日目》 弥山小屋(0:35)→大峰・八剣山(2:00)→舟ノ垰(3:50)→釈迦ヶ岳
(1:00)→太古ノ辻(1:50)→前鬼
《4日目》 前鬼(0:40)→林道ゲート(0:30)→不動七重ノ滝展望台
《3日目》 弥山小屋(0:35)→大峰・八剣山(2:00)→舟ノ垰(3:50)→釈迦ヶ岳
(1:00)→太古ノ辻(1:50)→前鬼
《4日目》 前鬼(0:40)→林道ゲート(0:30)→不動七重ノ滝展望台
(1:20)→前鬼口バス停よりバス(2:25)→大和上市駅より鉄道
(1:20)→大阪・阿部野橋駅
※ 前回《2日目》行程は、『名峰次選 第56回 大峰・大普賢岳』をご覧下さい。
空が七色になる一瞬
《3日目》 八剣山・釈迦ヶ岳を連ねて前鬼へ下山
朝、テントを出てかぎろい色の空を望めたなら、“幸運であった”と思うべきであろう。 雨の多い地域だからこそ、より素晴らしい山岳風景を望めるのである。 入道のように頭をもたげた大普賢岳、そしてそれをスライドさせる三段の山なみ、その奥には台形の立て屏風を成した稲村ヶ岳と山上ヶ岳と、昨日一日かけて歩いてきた道程が雲海の上に映し出されている。
対面には日出ヶ岳を盟主とした台高の山なみが、ずっしりと節々を大地にはわしている。
朝、テントを出てかぎろい色の空を望めたなら、“幸運であった”と思うべきであろう。 雨の多い地域だからこそ、より素晴らしい山岳風景を望めるのである。 入道のように頭をもたげた大普賢岳、そしてそれをスライドさせる三段の山なみ、その奥には台形の立て屏風を成した稲村ヶ岳と山上ヶ岳と、昨日一日かけて歩いてきた道程が雲海の上に映し出されている。
対面には日出ヶ岳を盟主とした台高の山なみが、ずっしりと節々を大地にはわしている。
1500m足らずの山なみを多く連ねる山塊とはとても想像しえない、威風堂々とした山岳風景を魅せている。 真に素晴らしくなかなかに去り難いが、今日も長い行程ゆえに、遅くとも6時には出発できるように準備しておこう。
朝の大峰・八剣山
弥山からは一度鞍部に下って、数ヶ所あるオオヤマレンゲ自生地の保護柵をくぐりながら登っていくと、大峰連山最高峰・八剣山 1915メートル の頂上だ。 大峰連山最高峰の上に立って、これから向かう釈迦ヶ岳への山なみのうねりを眺めたなら、いよいよ大峰連山の核心部へ向かって足を踏み入れる。
大峰・八剣山の頂上にて
八剣山の頂上からは、シラベやトウヒ林のワラ状となった倒木帯を下り気味に伝っていく。
道端の所々に“行”を奉納したお札を飾った岩屋や大木を見るにつけ、宗教色が濃い山なのだと感じさせられる。 樹林帯の少し開けた所は《禅師ノ森》・《楊枝ノ森》と、たいてい“森”という名称がつけられていて、また庭園状を成しているので、これらの“森”を目安に休憩を入れていくといいだろう。
振り返ると大峰・八剣山の
大岩壁がそそり立っている
八剣山南面の大岩壁がそそり立って見える程に歩いてくると、《舟ノ垰》と呼ばれる船窪状の所に出る。
※ 続きは、『名峰次選 第57回 大峰・釈迦ヶ岳』で語る事にしよう。
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No title * by 風来梨
makirinさん、こんばんは。
GWはちょっと厳しい山に行っておりましたので、1週間ほど開いてしまいました。 その様子は、10日に現像から上がりますので、名峰百選の第58回にて公開しようかと・・。
GWはちょっと厳しい山に行っておりましたので、1週間ほど開いてしまいました。 その様子は、10日に現像から上がりますので、名峰百選の第58回にて公開しようかと・・。
どれも見惚れてしまいます。
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