2012-04-10 (Tue)✎
名峰百選の山々 第55回 『9 富良野岳』 北海道 十勝山系(大雪山国立公園) 1912m
コース難度 ★ 体力度 ★
富良野岳登山ルート行程図
行程表 駐車場・トイレ・山小屋情報
JR上富良野駅より車(0:35)→十勝岳温泉(2:50)→富良野岳(2:00)→十勝岳温泉より車
JR上富良野駅より車(0:35)→十勝岳温泉(2:50)→富良野岳(2:00)→十勝岳温泉より車
(0:35)→JR上富良野駅
十勝連峰の『殿 しんがり』を務める富良野岳
一番奥の峰が富良野岳
トムラウシ山の頂より・・
JR上富良野駅からマイカー利用でもいいし、大雪方面に縦走するなら、1日3便あるバス利用もいいだろう。 十勝岳温泉は著名な観光地であるので、道は完全に舗装してある。 いずれにしても、前日までに十勝岳温泉に入っておくのがいいだろう。
さて、登山者や観光客で賑わう十勝岳温泉から、デカデカと案内板が掲げてあるスロープを登っていく。
しばらくは、広くて傾斜の緩い砂利道を歩く。 この砂利道は別名“温泉スロープ”といい、上ホロメカトック山の山腹にある噴火口・『安政火口』まで続いている。 この緩い傾斜の砂利道は、観光客がスニーカー履きで“観光地”である『安政火口』に行けるように整備されているようだ。
『安政火口』からの登山道は、ようやくそれらしい登りとなる。 噴火活動が創りだした奇岩《化物岩》や、《八ッ手岩》などを見ながら、『D尾根』と呼ばれる尾根を乗り越えて行く。 『D尾根』を乗り越えると沢筋に一度下り、上ホロメカトック山との道を分けて、再び富良野岳の山腹を横切るように登っていく。 この山腹は見通しが良く、小さくなった十勝岳温泉ホテルの赤い屋根や上富良野の街も見渡せる。
『安政火口』からの登山道は、ようやくそれらしい登りとなる。 噴火活動が創りだした奇岩《化物岩》や、《八ッ手岩》などを見ながら、『D尾根』と呼ばれる尾根を乗り越えて行く。 『D尾根』を乗り越えると沢筋に一度下り、上ホロメカトック山との道を分けて、再び富良野岳の山腹を横切るように登っていく。 この山腹は見通しが良く、小さくなった十勝岳温泉ホテルの赤い屋根や上富良野の街も見渡せる。
この山腹の横断は樹林帯に突入して視界が利かなくなると終わり、樹林帯の中で方向を90°変えて、富良野岳稜線への急登となる。 だが、初心者コースなので急登もここ位で、時間も大して長くはかからない。 この唯一の急登を乗り越えると、富良野岳と上ホロメカトック山の鞍部に出る。
ウメバチソウ チシマフウロ
ここから左に行く道は、上ホロメカトック山を先頭に山なみが連なる十勝連峰の縦走路だ。
富良野岳には右に進む。 道は、ザラザラした溶岩砕土で登りにくい。 だが所々、丸太の段となっていて、道の整備は行き届いている。 このザラザラ道の急登を越えると、いよいよお待ちかねのお花畑が現れる。 ハクサンイチゲ・シナノキンバイ・ウメバチソウ・チシマフウロ・・と、なかなかにカラフルだ。
花を見ながら所々むき出しになった岩を登っていくと、富良野岳 1912メートル 頂上に着く。
富良野岳には右に進む。 道は、ザラザラした溶岩砕土で登りにくい。 だが所々、丸太の段となっていて、道の整備は行き届いている。 このザラザラ道の急登を越えると、いよいよお待ちかねのお花畑が現れる。 ハクサンイチゲ・シナノキンバイ・ウメバチソウ・チシマフウロ・・と、なかなかにカラフルだ。
花を見ながら所々むき出しになった岩を登っていくと、富良野岳 1912メートル 頂上に着く。
富良野岳の裾野に広がる原始ヶ原
頂上からの眺めは、上ホロメカトック山を先頭に、十勝岳・美瑛岳・オプタテシケ山・・と、スライドしたように峰を並べている。 また、足元に広がる《原始ヶ原》も、濃い緑をたたえて印象的だ。
・・帰路は、往路を忠実に下れば2時間程で十勝岳温泉の登山口に戻る事ができる。
だが、バスの時間を気にして駆け出さないように。 転んだら、大ケガの元である。
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