2012-02-25 (Sat)✎
名峰次選の山々 第50回 『168 富士山』 独立峰 3776m 静岡県・山梨県
(富士伊豆箱根国立公園) コース難度 ★ 体力度 ★★ 〔富士山登頂を想定した予想数値〕
1日の最も素晴らしいひとときを
富士を望む最高の場所で
南ア・千枚岳にて
《メインサイトより抜粋》
富士山の標高は3776m。 誰もが知る日本最高峰で、標高の憶え方も“富士山のようにみななろ・3776m”というように小さい頃から教わったものだ。 富士山は裾野を直径40kmにも広げる典型的なコニーデ型火山で、その秀麗な山容は世界に誇れるものの一つである。 しかし、『登山』に関しての魅力はかなり乏しく、あまり登山意欲の湧かない山である。
なぜなら、この山が比較的新しい山で高山植物がほとんど咲かない事、そして登山客と山頂神社の専横でかなり俗化しているからではなかろうか。 山頂での『県境の線引き』をめぐっての“人間の思惑”による争いが未だに続いている現状に、唖然とするばかりである。
なぜなら、この山が比較的新しい山で高山植物がほとんど咲かない事、そして登山客と山頂神社の専横でかなり俗化しているからではなかろうか。 山頂での『県境の線引き』をめぐっての“人間の思惑”による争いが未だに続いている現状に、唖然とするばかりである。
山は“神”が作ったのではない。 ましてや、神社のいう“神”とやらの所有物でもない。 山は、大自然が長い年月を経て創造しえたものである。 俗世間の垢を落とす為に山へ登りに来たというのに、山頂での醜い“人間の思惑”を見せられたらたまったものでない。
この醜い“人間の思惑”が消えない限り、ワテの中では登山の魅力あふれる“登ってみたい山”とは成り得ないであろう。 結論からいって、この山は『登る』よりも『眺める』べき山なのであろう。
霊峰・富士がシルエットを魅せて
南ア・蝙蝠岳にて
登山者としての資質を問われるかもしれないが、この記述にもあるようにこの山は未踏峰である。
更に他の未踏峰と違い、特に登りたいとも思わない山なのである。 なぜなら前述の如く、宗教に染まっていて幻滅を感じている事と、登ってもあまり面白みがないと感じているからである。
「なら、何故に次選ではあるが選定したのか?」と問われると、このように答えたい。 それは、この山は登る事に楽しみを見出すのではなく、他の山に登ってこの山を眺める事に楽しみを見出せるからなのだと。
今の所はたぶん、名峰次選の最後に登る山の可能性が濃い。 というか、身体が山登りに思うように適応できない今現在、北海道のペテガリ岳や南ア・深南部の池口岳などのキツい山が残っている以上、生涯登る事はないのかもしれない。 でも、どこかで気が変わって登っているかも・・とも思えるワテ自身の富士山登山計画である。 それでは、『見る山』として評価している富士山の姿を『富岳百景』として掲載しようか。
南アルプス・白峰三山稜線より
甲府駅よりバス(2:00)→広河原(2:20)→大樺沢二股(2:30)→小太郎尾根分岐
(0:40)→北岳ノ肩
スペクトルの空と富士山
北岳山荘前の展場にて
ラメ色に輝く暮れの富士山
北岳の肩にて
“金”と“銀”
北岳の肩にて
南アルプス・千枚岳より
《1日目》 JR静岡駅よりバス(3:30)→畑薙第一ダム(4:40)→椹島
《2日目》 椹島(3:30)→蕨段(2:20)→千枚小屋(0:30)→千枚岳
《2日目》 椹島(3:30)→蕨段(2:20)→千枚小屋(0:30)→千枚岳
『富岳百景』
かぎろいの空に浮かぶ富士
千枚小屋前にて
明けの富士と破魔矢の雲
南八ヶ岳・赤岳より
茅野市街より車(1:00)→美濃戸(1:50)→行者小屋(1:20)→赤岳石室(0:40)→赤岳
赤岳の肩より望む富士山
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No title * by 風来梨
yamanbouさん、こんばんは。
観る山としては美しい山ですよね、富士は。
特に、南アの千枚岳から観る富士はいっとう美しいですね。
ちなみに・・
2000年前後に登った時→椹島から千枚小屋まで4時間10分
2010年に登った時→椹島から千枚小屋まで6時間40分
10年で1.6倍の退化が判明したりして・・
観る山としては美しい山ですよね、富士は。
特に、南アの千枚岳から観る富士はいっとう美しいですね。
ちなみに・・
2000年前後に登った時→椹島から千枚小屋まで4時間10分
2010年に登った時→椹島から千枚小屋まで6時間40分
10年で1.6倍の退化が判明したりして・・
No title * by 爺じゃ
こんばんは
私が東京に住んでいた時は中央自動車道で河口湖まで一時間ほどの距離だったので富士山はよく見に行きました
そして帰り道の定番は御坂峠の茶屋によってほうとう鍋を食べる事でした
私が東京に住んでいた時は中央自動車道で河口湖まで一時間ほどの距離だったので富士山はよく見に行きました
そして帰り道の定番は御坂峠の茶屋によってほうとう鍋を食べる事でした
No title * by 風来梨
爺じゃさん、こんばんは。
私は関西圏在住ですので、下から富士を見る時は、決まって新幹線の車窓(少年期はお金がないので、東海道線の車窓)ですね。
そして、最遠方からですと、伊勢・志摩半島の相差(おうさつ)の浜より富士が見れた事です。 この日は、よほど空が澄んでいたんでしょうね。 この時は、定番中の定番赤福でした。(笑)
私は関西圏在住ですので、下から富士を見る時は、決まって新幹線の車窓(少年期はお金がないので、東海道線の車窓)ですね。
そして、最遠方からですと、伊勢・志摩半島の相差(おうさつ)の浜より富士が見れた事です。 この日は、よほど空が澄んでいたんでしょうね。 この時は、定番中の定番赤福でした。(笑)
私も未踏の山です。
人ゴミは嫌いです。
でもなぜか登った山からは富士山を探してしまいますね。