2011-11-21 (Mon)✎
『オホーツク縦貫鉄道の夢』 第23回 オホーツク縦貫鉄道が潰えた日
最後を飾る臨時列車『さよなら湧網号』
これがこの路線の“最初で最後の晴れ姿”なのか
1日上下4本しか止まらない東富丘に
この日6両編成の列車が止まる
その列車の名は『さよなら湧網号』
《常呂》に戻った所から再開しよう。 《常呂》を出た列車は、《北見共立》という駅舎のある駅を過ぎて、私がこの線の最後を見届けるべくの撮影地に選んだ《東富丘》という乗降場に着く。
この乗降場は、湧網線の乗降場の中でもかなり“格下”扱いのようで、1日5往復の内の僅か上下2本づつの停車しかない。 でも、それが功を奏して周囲に何もなく、そして最後を騒ぎ立てる乗り鉄軍団もいない。 ここなら、心ゆくまでこの路線とのお別れができる・・と思ったのだ。
その時の写真をひとつまみ、ごろうじろ。
最初で最後の花形列車
印象深くなるように“お別れ列車”を撮る
さて、再び列車に乗車。 まぁ、《東富丘》に2本しか止まらなかった事は当方の都合で無視しよう。
木造の乗降場然とした造りの待合室があるだけの《北見富丘》を過ぎて、湧網線では格上のランクがつく駅の《浜佐呂間》到着。 ここでも降りてみよう。
木造の乗降場然とした造りの待合室があるだけの《北見富丘》を過ぎて、湧網線では格上のランクがつく駅の《浜佐呂間》到着。 ここでも降りてみよう。
目指すは、北海道最大の海跡湖《サロマ湖》(『YANAPY’s HP』さんよりリンク 著者 YANAPY氏)だ。 そして、訪れるなら冬がいい。 なぜなら、凍りついた湖面は、広大なワンダーランドとなるからだ。 パラセールをしたり、スノーモービルでかっ飛ばしたり、湖面を伝って流氷を見にいったり・・と、日が暮れるまで冬のアウトドアを満喫できる。
冬の湖上は広大なワンダーランドだ
パラセーリング・『とほ』宿の絵葉書より
広大なワンダーランドで遊ぶ・・となると、1日やそこらでは絶対に足りないだろう。
・・という訳で、今回はサヨナラを語る寂しい話題で終わるのも何なので、サロマ湖というワンダーランドで遊ぶ・・という事で話題を閉じようと思う。 湧網線の残り区間は次回に持ち越す事にしようか・・。
※ 詳細はメインサイトより、架空旅行『オホーツク縦貫鉄道の夢・湧網線編』を御覧下さい。
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No title * by 風来梨
オータさん、こんばんは。
そうでしょうね。 最初で最後の晴れ姿・・、撮れて良かったです。
この時は自分なりに、自らに印象を残せるように撮った記憶があります。
そうでしょうね。 最初で最後の晴れ姿・・、撮れて良かったです。
この時は自分なりに、自らに印象を残せるように撮った記憶があります。
皮肉を申せば、六両編成の列車が走ったのは恐らくこの時=廃止前が初めてだったと思います。道内のローカル線はどこもそうだったでしょう。私も直前に通常列車に乗りに行きましたが、サロマ湖はとにかく淋しげで…でも何も語りかけては来なかったですね…