風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

TOP >  よも”ヤマ”話 >  よも”ヤマ”話  第203話  奥白根山

よも”ヤマ”話  第203話  奥白根山

よも”ヤマ”話  第203話  奥白根山 〔栃木県・群馬県〕  '98・ 10
日光・前白根山 2373m、日光・奥白根山 2578m【名峰百選 81峰目】

y203-t.jpg
五色沼畔にたたずむ奥白根山

  奥白根山 おくしらねやま (日光国立公園)
栃木県日光市と群馬県利根郡片品村の境界にある標高2578mの峰で、日光火山群の北西端にある活火山である。 西方への溶岩流の上に、主峰・奥白根(おくしらね)などの溶岩ドームが形成されている。
日光の火山群の中では唯一の有史時代に噴火記録のある火山であり、火山噴火予知連絡会によって、『火山防災の為の監視・観測体制の充実等の必要がある火山』に選定されている。 日本国内では、北関東以北で最高峰の山かつ、中部地方に属さない山としても最高峰となっている。

y203-okusirane.jpg
皇海山より望む
白い衣をまとう奥白根山

『白根山』とは、古来より峯が雪で白く染まる様を形容した名称である為、同名の山が日本各地にあり、その他の白根山と区別する為に奥白根山及び日光白根山と呼ばれるが、国土地理院発行の5万分の1地形図『男体山』には、『白根山』のみで記載されている。

y203-5 (1)
奥白根山のドーム

奥白根山は白根火山群の各山々(新第三紀火山)に周囲を囲まれており、また一年を通して雲に隠れている事が多く、関東地方からは日光連山の稜線上に奥白根山頂部のドーム状(第四紀火山)の突起物が載っている程度にしか見えない。 冬季、天候条件が整えば黒い山肌に雪を纏う日光表連山の山々に比し、雪に覆われてひときわ白い山体を現す。

y203-6 (1)
奥白根山の頂より
コバルトブルーに輝く五色沼を望む

白根火山群周辺には、五色沼や湯ノ湖・湯滝・戦場ヶ原・小田代ヶ原などの自然の造形物が在り、また貴重な高山植物の植生も見られる為、山域は日光国立公園に指定され保護されている。 だが、スキー場などの乱開発によって、この山に多く自生する事から名付けられた植物のシラネアオイは現在ではほとんど見る事ができなくなっている。 また、周辺山域には立ち枯れが多く見られ、その原因を首都圏からの大気汚染物質の飛来とする研究もあるなど、自然環境の悪化が進んでいる。



y203-m2.jpg
奥白根山・五色沼周遊ルート
行程詳細図

   行程表            駐車場・トイレ・山小屋情報
《1日目》JR日光駅よりバス(1:30)→湯元温泉(0:40)→白根沢出合(2:00)→前白根山
    (0:35)→五色沼避難小屋〔小屋より水場の五色沼畔までは下り10分〕
《2日目》五色沼避難小屋(0:55)→奥白根山(0:40)→五色沼避難小屋(0:10)→五色沼
    (0:30)→弥陀ヶ池(1:40)→菅沼登山口よりタクシー利用(0:20)→湯元温泉よりバス
    (1:30)→JR日光駅

y203-cyuzenji.jpg
中禅寺湖と日光の山なみ
※ 男体山山頂にて

 《1日目》 湯元温泉より前白根山を越えて五色沼へ
首都圏から即日のアプローチが可能な国際観光地・《日光》。 湖あり・温泉あり・名瀑あり、そして我ら山の民が目指す『名峰』もある。 それでは、項目説明でも力説した関東地方随一の『名峰』・奥白根山へ登ってみよう。

y203-iroha.jpg
紅葉シーズンはいろは坂で
大渋滞が発生する
※ 日光市のウェブサイトより

さて、奥白根山へ登る登山形態であるが、首都圏から日光までの距離が微妙なだけに悩んでしまう。
無理をすればマイカー利用で前夜アプローチの日帰り山行も可能であるが、帰りに《日光・いろは坂》で大渋滞に巻き込まれる恐れもあるので、ここはアプローチに電車・バスといった交通機関を利用する形態を選んだ。

y203-weki.jpg
国際観光地・日光を示すが如く
明治時代の洋風建築の美を魅せるJR日光駅
※ ウィキペディア画像を拝借

しかし、これには大きな問題点が1つある。 それは、首都圏を始発電車で出発したとしても、登山開始時刻が午前10時と常識外の時刻になってしまう点だ。 この『10時登山』というのは、『日本百景』で紹介したガイドの冒頭で嫌という程に否定した事柄である。 だが、今回は国際的な著名観光地・《日光》であるだけに、平日でも相当の渋滞に巻き込まれるのである。

y203-wyumoto2.jpg
関東に居を構えるなら
マイカーで前夜アプローチの
車寝ができるが遠く離れた
関西では到底ムリですね
※ ウィキペディア画像より湯元温泉

あまつさえ、労働者に与えられる少ない休日を利用するとなると、前夜発のアプローチで登山した場合の帰りが心配となる。 従って、泣く泣く『10時登山』で「初日は登頂を見送って、翌日の早朝に奥白根山の頂点に立つ」というプランを立ててみた。 

だが、山の魅力を最も満喫できるのは早朝だ。 たとえ、『10時登山』という禁を犯さざるを得なくても、最後の目的だけは譲れないという気持ちで考慮したのであるが・・。 ワテは登山形態に少なからずのこだわりがあるので前置きが長くなってしまったが、そろそろ本題に入っていこうと思う。

y203-wyumoto3.jpg
温泉旅館が建ち並ぶ
日光湯元温泉街
※ ウィキペディア画像を拝借

JR日光駅よりバスに乗り、終点の《湯元温泉》のバス停で下車する。 《湯元温泉》は大きなホテルが建ち並び、登山口のイメージとは程遠い場所である。 また、登山客には余り関りたくないようで(近頃、温泉のある登山口では露骨に登山客を拒絶する旅館が多くなっている。 金にならず、しかも汚れた身なりの登山者は露骨に嫌われる)、山にとっての『ガン細胞』であるスキー場の案内板や温泉旅館の位置図は数多くあれと、登山口を示す表示は皆無であった。 従って、登山口は至って判り辛い。

ちなみに登山口は、《温泉ロッジ》脇にあるスキー場のリフト乗場の横である。 登山口が判らない時は、《温泉ロッジ》を案内板で見つけるといいだろう。 やはり、スキーという娯楽(ワテは山を破壊するスキーをスポーツとは認めていない。 自然を破壊してのみ存続する娯楽のどこがスポーツか!)は儲かれども、山にとっては明らかな『ガン細胞』である。

y203-siraneaoi.jpg
スキー場の乱開発で
当地の花・シラネアオイも絶滅状態に
※ 別の山で撮影

リフトの敷設されているゲレンデはキャタピラーの軋轢痕が縦横無尽に轢かれ、草木も生えぬ砂利の山肌に変わり果てた哀れな・・、そして寒気と嫌悪感さえするような殺風景な景観となっている。
登山道の始めは、このリフト沿いに進んでいく。 ワテと同じ人間という動物が、儲けと娯楽の為に自然に反目した行為の成れの果てをずっと見つめながら歩いていかねばならないのは、至って心苦しく、そして辛い。 とにかく、早く抜け出したいと強く思う情景である。

やがて、リフトの最上部を過ぎると、キャタピラー車の転回場となって粉々に崩された《白根沢》の出合に着く。 たぶん、近年多くある関東北部の水害に耐えきれなかったのであろう。 沢中は、ゴチャゴチャと荒れている。 しかし、この沢が今回の山行の唯一の流水の水場なので少し疑問は感じるが、とにかく水を補給していこう。 この《白根沢出合》からは、ようやく本格的な登山道となってくる。

ここからは木の根をつかみ、そして踏みしめての急登だ。 辺りを見渡すと、スキー場の為に削られた山肌から土砂崩壊が発生していて、それを防ぐべく土盛りの矢板が山肌に数多く突き立てられている。
何と身勝手な事だろう。 山を傷つけて、その報いは拒絶する。 そのエゴが『土盛りの矢板』として代替されているのだ。

y203-wyaita.jpg
スキー場を守る為に
矢板が無数に突き立てられられていた
※ ウィキペディア画像を拝借

それも、山を壊す『ガン細胞』であるスキー場を守るべくのみ、山肌に突き立てられているのだ。
その辺が、どうも納得できないのである。 その土盛りに、最近被害をもたらした台風の業だろうか、倒れた木々が引っ掛かっている。 登山道でも倒木があちらこちらに見えて、かなり道は荒れているようだ。 

倒木帯を過ぎると、土砂が流失してルンゼ状になった粘土質の道を行くようになる。 これは踏ん張りが利かない。 ふくら脛の大いに突っ張る登りだ。 この辛い急登に1時間半程耐えると、前白根山の鞍部・《天狗平》に着く。 周りは樹木に囲まれて展望はなく、せいぜい腰を下ろして休憩する位の所だ。

y204-gosiki.jpg
前白根山を越えると
五色沼が見えてくる

《天狗平》から少しばかり登ると、樹林帯を越えてこんもりと盛り上がる岩屑の峰が見えてくるだろう。 前白根山 2373m である。 今日の行程のほぼ全てが、この前白根山への標高差800mの登りである。
登りが急でキツかった分、この山の頂に登り着いた時の感慨は深い。 これより先は、奥白根山と風光明媚な《五色沼》を見ながらの広潤な山歩きだ。 だが、前白根山の下りは少しばかりガレているので、景色に見とれてばかりいると転倒もあるので程々に。 

後は、今日の宿泊地・《五色沼避難小屋》に向かうだけだが、《五色沼》を経ていくも良し、《五色沼》を囲む火口壁を伝っての最短コースをいくも良しである。 なお、この《五色沼避難小屋》は辺りに水場がないのである。 たぶん、初夏の内は雪渓の融雪水を利用するのであろうが、秋ともなるとこれは期待できない。 従って、《五色沼》の水を煮沸して利用するしかないだろう。

y203-yamakoya.jpg
五色沼避難小屋
建て替えられたようだが
トイレは設置されなかった
※『山小屋 info』より

・・水の件とトイレがないのを除けば、《五色沼避難小屋》は建付けも立派で毛布などの備品も備わっており、快適な一夜を過せるだろう。 明日は、夜明けと共に奥白根山へ登り、山の朝を満喫しよう。

y203 (1)
奥白根山に登る途中で御来光を望む

 《2日目》 奥白根山・五色沼をめぐって菅沼へ下山
朝、できるだけ早く出発しよう。 早く出れば出る程、夜明けの美しい山の風景を眺める事ができるのだ。 頂上経由で直接下山もできるが、この際は小屋に荷物をデポって空身の楽なスタイルでいこう。

y203 (2)
ガレた地肌を直登で登っていく

避難小屋からの登路は、ガレた地肌を魅せる奥白根山で最も歩き良い道のようである。 背丈の低いカンバ林の間を縫うように登っていくと、そろそろ日の出の頃合だろう。 皇海山系の《白錫尾根》から昇る日の出は、これから登る奥白根山の山肌をほのかに赤く染め上げてくれる。

y203 (4)
頂上付近は火口ドーム壁の上をゆく

y203 (5)
祠の建つ頂上が見えてきた

やがてカンバ林を抜けて、ガレた砂利石をジグザグに登っていくようになる。 この砕石帯は深く傾斜も急なので、踏み出すごとにズリ滑って歩き辛い。 この砕石帯のジグザグを数度こなすと、奥白根山のピークを形成する岩屏風と《五色沼》が見えてくる。

y203 (6)
岩屑が積み重なった
奥白根山の頂上

y203 (3)
奥白根山の頂上より望む
日光の深い山なみ

y203-2 (2)
激しい気流の波で
雲が湧き立つ白錫尾根

後は、眼前に立ちはばかる見事な岩屏風を大きく右に巻きながらつめていくと、奥白根山・奥宮の祠を経て関東以北の最高峰・奥白根山 2578m の頂上だ。 頂上は岩屑の積み重なりでかなり狭く、10人も立つと身動きを取り辛くなる。 頂上では、カメラ片手に朝のおりなす大パノラマを楽しむとしよう。

y203-2 (4)
屏風絵のような情景を魅せる
尾瀬・燧ヶ岳

y203-2 (3)
深い山なみを魅せる奥日光・帝釈山

y203-2 (5)
火口ドーム壁を使って
光と影を描いてみる

y203-2 (6)
頂上は岩屑だらけで足場がないが
一段下に降りれば落ち着いて
写真の撮れるスペースがある

y203-2 (9)
逆光の間に薄っすらと
姿を魅せる五色沼

《尾瀬》の燧ヶ岳と至仏山、上州武尊山、波打つようなうねりを示す《白錫尾根》と皇海山、男体山と女峰山、そして瞳の如く深き蒼を魅せる《五色沼》と、360°全てに山屏風が展開する。 関東以北で最も高い峰の最も高い岩屑の上に立ち、そこから見下ろす絶景の数々。 感動と興奮がそこにある。

y203-3 (1)
日が昇って空が青空になると
奥の山々も見えてくる

y203-3 (4)
ドームの岩壁と対岸のドーム塔

y203-3 (6)
ドーム壁越しに燧ヶ岳を入れてみる

y203-3 (7)
奥日光の帝釈山の先は
未知なる山々が続く

y203-4 (3)
上州武尊山の方向を望む

y203-4 (5)
湧き立つ雲とドーム壁の影で
『ギラリ』を狙ってみる

ワテが『名峰』と認めた峰では、必ずこれが味わえる。 また、これが味わえぬ山は、一つたりとも選んだ覚えはない。

y203-5 (3)
山の感動を味わった事だし
そろそろ帰路に着くとしよう

y203-5 (4)
ドーム壁を形成する
火山岩の岩屑

y203-5 (2)
ドームの下に降りると
岩屑が庭園を形成していた

y203-5 (5)
青空の月とドームの岩塔
それは月を地球に見立てた
月面の世界のようだった

y203-6 (2)
コバルトブルーに輝く
五色沼に向かって下っていく

つまり、登って得れる感動と興奮がなければ、ワテの定義する『名峰』とは成り得ないのだ。 
山が抱く、山でしか味わえぬ感動と興奮を満喫したなら往路を下ろう。 なお、直進すると《菅沼》方向へも下れるが、少しガレがキツイみたいなので、大きな荷物の場合は下山道としては避けた方がベターである。

   ※ 続く行程は、次話の『第204話 五色沼』にて


にほんブログ村 写真ブログ 山・森林写真へ
前回の続き
あとバラマキの主要相手である
『自称・弱者』の正体を徹底的に暴き
在日外国人と判明したら即母国への
強制送還処分の適用の徹底と

日本人だったとしても働ける身体なら
ナマポと同じ条件で強制労働に就かせる
又は半年以内に就職を義務づけた
職業訓練学校へ通わせる
もちろん就業できなければ費用全額返済命令だ

にほんブログ村 写真ブログ 山・森林写真へ
また各種団体の支援も
ある程度の国への貢献が認められない限り
全額返済命令を義務つける

アスリートならば最低でも3位以上の入賞
がないと競技場の建設費の返還を求める事だ
要するに「ガンバったけど届きませんでした」
で支援金のタダ貰いは断じて許さない訳だ

にほんブログ村 写真ブログ 山・森林写真へ
そして国民の命を危機に晒す
東京五輪のような国際大会はその危機
(この場合武漢コロナ)が全世界的に
完全終息するまで参加辞退である
国民の命が危機に遭うのだから当然である

また東京五輪で武漢コロナを
感染爆発させた罪を問い
推進した政治屋はその命をもって償わせる

にほんブログ村 写真ブログ 山・森林写真へ
これらが全て実行されたなら
消費税が5%・所得税半減でも
十分に財源が確保できるのだから
それ以上は払わない運動を仕立てるのである

また高すぎる社会保険についても
面積当たりの医者の人数の基準を設け
都会の医者が密集する地域の
医者への保険料給付を2/3に落とし

にほんブログ村 写真ブログ 山・森林写真へ
地方へは正規とする事で
社会保険料を落としなおかつ
地方の医療不足を是正するのである

また年金も現制度を廃止して
国民個人による積み立てで
65歳となるまで引き出し不可で消費税を財源に
積立金を倍にして年金給付額とする手法だ
詳しくはコチラを見てネ

にほんブログ村 写真ブログへ
コレは約15年前の『格差是正』が
声高に叫ばれた時代に書いたモノだが
結構いい所を突いてるって(自分では)思うけど

PVアクセスランキング にほんブログ村
コレで払わなくても自分が困るだけで
財政破綻はないし自分の払える許容範囲の
年金額を設定できるし
銀行も預金額を確保できるので
一挙三得だったりするのである





関連記事
スポンサーサイト



コメント






管理者にだけ表示を許可