風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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よも”ヤマ”話  第199話  裏剱・仙人池 act2 その1  (剣沢まで)

よも”ヤマ”話  第199話  裏剱・仙人池 act2 その1 (剱沢まで) 〔富山県〕  '98・ 10

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秋の彩りによって
トレスアップした剱岳

  剱   岳  つるぎたけ  (中部山岳国立公園)
飛騨山脈(北アルプス)北部の立山連峰にある標高2,999 m(2004年に2998mより+1mの改定)の峰である。 富山県の上市町と立山町にまたがっている。 中部山岳国立公園内にあり、山域はその特別保護地区になっている。 立山・鹿島槍ヶ岳・唐松岳と並び、日本では氷河の現存する稀少な峰である。

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逆光にギラリと光る源次郎尾根
剱岳の氷食尖峰の代表例だ
長次郎谷雪渓・熊ノ岩より

最終氷期に発達した氷河に削り取られた氷食尖峰で、その峻険な山容は訪れる者を圧倒し、登山家からは『岩と雪の殿堂』と呼ばれている。 北から東の方角には『大窓』を始めとする『窓』と呼ばれる懸垂氷食谷が発達し、その内の『三ノ窓』と『小窓』の両谷には、日本では数少ない現存氷河である三ノ窓氷河と小窓氷河が確認されている。

八ッ峰
剱の壮大さを示す三ノ窓雪渓の氷河

南東の方角には日本三大雪渓の1つとして知られる剱沢雪渓があるが、こちらは氷体を伴わず、氷河ではないとの事。 飛騨系の閃緑岩と斑れい岩の硬い岩から構成され、それを輝緑岩が貫いている。
峰の上部は森林限界のハイマツ帯でライチョウの生息地であり、アオノツガザクラやハクサンイチゲなどの高山植物が自生している。

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剱名物『カニノタテバイ』と
『カニノヨコバイ』
『カニノタテバイ』が上り専用で
『カニノヨコバイ』が下り専用となっている
※ 写真は『カニノヨコバイ』

日本国内で『一般登山者が登る山の内では、最も危険度の高い山』とされる。 これは、その一般ルートが、一服剱~前剱~本峰の間で岩稜伝いの鎖場やハシゴのルートとなる事によるものである。
難所として『カニのヨコバ』・『カニのタテバイ』と呼ばれる鎖場があるが、実際にはより容易な稜線で滑落事故などが発生している。 また、クライマーと呼ばれる多くの一流登山家も、その岩場や雪山で命を落としている。

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最も美しい剱の姿は
雪の衣をまとったその姿
この姿を望めるのは
その年の最後の10日間だけ
後は冬の深い眠りにつく

山名に用いられる『剱』の字には多くの異体字があり、『剱』や常用漢字体の『剣』の他にも、『劍』・『劒』・『劔』・『釼』など10以上の異表記があった。 旧来の表記は『劒嶽』とされるが、1913年の陸地測量部発行の地形図では『劔』の字が使われ、国土地理院の地形図では数度の変更を経て、2003年までは『剱』の偏と『劒』の旁を組み合わせた字体が採用されていた。

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夕陽で黄金色に染まる
剱岳の尖峰群

山麓に所在する上市町では1989年に『剱岳』表記に統一すると決めたが、その後も国土地理院や報道機関、町内の刊行物でさえも表記の統一はされていなかった。 2003年に上市町は改めて『剱岳』に統一する要請を行い、立山町の同意も得た上で2004年発行の地形図から『剱岳』に表記が改められた。
一般には常用漢字表の字体を用いて『剣岳』と表記される事も多いが、今日における正しい表記は『剱岳』である。



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剱沢雪渓 行程詳細図
※ 別の剱沢山行の地図を転用

    行程表              駐車場・トイレ・山小屋情報
《1日目》 JR富山駅より鉄道利用(1:05)→立山駅よりケーブルとバス(1:00)→室堂
     (0:20)→雷鳥平(1:50)→剱御前小屋(0:40)→剱沢キャンプ場
《2日目》 剱沢キャンプ場(0:30)→剱沢雪渓取付(1:50)
→真砂沢ロッジ
     (1:30)→近藤岩・二股(2:20)→仙人池(4:30)→池ノ平
       途中の仙人峠より仙人池まで片道5分、池ノ平まで片道30分
《3日目》 池ノ平(0:35)→仙人池(1:20)→仙人温泉(1:20)→阿曽原温泉
     (4:30)→欅平より渓谷鉄道利用(1:20)→宇奈月温泉駅より鉄道利用
     (1:30)→富山駅

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何度も訪れている剱沢キャンブ場は
この日も夕日の絶景を魅せてくれた

  《1日目》 室堂より剱沢へ
『よも”ヤマ”話』の剱岳の項目でも語ったように室堂に着いて登山を開始する時間が、剱岳の山域での行程を決める”キモ”となるのである。 それは、ケーブルと高原バスの乗車待ちで時間を取られれば取られる程に、初日の行程が窮屈になっていくのである。

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立山のキモは何といっても
このケーブルカーの順番待ちに
極力巻き込まれないようにする事だ
※ ウィキペディア画像を拝借

初日の行程が窮屈になると、土日という週末休みで行程をこなす事が厳しくなってしまうのである。
いや、剱岳の往復のみにしても、土日の2日では下山を相当早くこなさねば室堂での最終バスに乗れなくなってしまうのである。

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余裕を持つとヤマは
夏の花と秋の彩りを合わせた
奇跡の絶景をみせてくれるよ
※ 別の時に撮影

でも、『日本百景』の旅では、そんな余裕のない山旅はしたくないのである。 従って、土日の連休に1日加えて2泊3日の行程としたのである。 そして、土日の連休に加えて1日増やす日程を金曜日に据えて、極力押し寄せる観光客をかわす事が望ましいだろう。 それでは、裏剱の絶景に魅せられにいこう。

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バスターミナル3階の
室堂平のゲレンデに出ると
『銘水百選・立山の湧水』と
立山の山屏風が現れる
※ 別の時に撮影

《室堂》のバスターミナルを3階まで上がると、《室堂平》のゲレンデだ。 眼前にある『銘水百選・立山の湧水』で水筒を満たしてから、剱御前の後にひょっこりと突き出す剱岳に向かって歩いていこう。
ターミナルから剱岳のそびえ立つ左側へ進路を取ると、程なく《ミクリヶ池》に出る。 ここは、水面に立山の山屏風が投影される絶好の撮影ポイントである。

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淀みない紺色の水鏡・ミクリヶ池

《ミクリヶ池》を越えると、《ミクリヶ池温泉》の建物の前を通る。 ここから、この温泉の湯元である《地獄谷》に向かって、標高差150m下っていく。 下る程に、硫黄臭が鼻をついてくるだろう。
《雷鳥沢ヒュッテ》を過ぎて更に下った所が、《雷鳥沢》のキャンプ場だ。 この先にある《雷鳥沢》を桟橋で渡ってから、剱御前に向かって登り返していく。

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室堂から望む剱岳
近くに見えても頂上往復は
1泊2日の日程を要するよ

なお、剱・立山の山小屋の営業期間は10月の第二日曜日・・、『体育の日』の絡む連休位までで、それを過ぎると雷鳥沢にかかる橋は外されて細い1本の角材が架けられるのみとなるので注意が必要だ。
また、小屋が営業を終えて閉まるとキャンプ場の施設も閉鎖されて使えなくなるので、この雷鳥沢で予め水を汲んで持ち上げる事が必要となってくるので念の為。

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雷鳥坂の上りの途中から望む奥大日岳
剱沢に行くには眼前に立ちはばかる
標高差500mの雷鳥坂を上る必要がある

登山道は剱御前の南斜面に広がる沢地形の縁に沿ってついてあり、これをジグザグに切りながら登っていく。 やがて、沢地形の上部に出て山肌の左側を巻くようになると、この登りの頂点である《剱御前小屋》は近い。 《剱御前小屋》の建つ《別山乗越》からは、待ちに待った剱本峰の勇姿が望めるであろう。

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剣御前小屋前より望む剱の雄姿
体育の日を過ぎると
秋本番なのに山小屋は
全て営業を終えて冬眠の準備に入る

さて、これよりは露営地となる剱沢キャンプ場まで下っていくのであるが、気になるのは初雪の時期であろう。 例年で10月20日前後で、どうやら剱沢山域の山小屋はこの初雪を迎える前に営業を終えて”冬眠”するようである。

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シーズンを終えて山小屋が閉まると
あれだけ賑わった登山者は
ほとんど見かけなくなる

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秋の最盛期前に小屋を閉めるのは
ここが積雪5mを越える
雪と岩の殿堂だからである

まぁ、小屋が閉まると登山者のほとんどが消えて、ケーブルや高原バスといった室堂へのアプローチの待ち時間はなくなるが、テント必須で水も担ぎ上げねばならなくなる事と冠雪のリスクを負う事になるが、山を楽しみたいのなら、山小屋閉鎖後がお勧めである。

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誰もいないキャンプ場で
剱の雄姿を独り占め

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靄の架かる剱もまた格別

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やがて陽が落ちていき
我一人だけで独占できる
クライマックスシーンがやってくる

だが、冬を間近に控えた剱沢のキャンプ場は誰もいないし、また夜は湯たんぽを拵える事が必要に位に冷え込むので、その対策はぬかりない様に。

岩の殿堂と夕日が織りなす絶景
15枚と少しクドいかも
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感動のクライマックスシーンの始まり
写真界の底辺を這いずる『写真床』たる
タワケの撮影のウデを差し引いても
十分に楽しめるかと・・

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ヤマが茜色に染まる

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こんな絶景なのに
不思議な事に
誰一人として人はいない

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下から徐々に
闇の影が広がっていく

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斜陽がキツくなると
茜色から黄金色に変わって

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この情景が見られるのは
僅か10日ほど・・
後は雪によって閉じられて
ヤマ全体が深い眠りにつく

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黄金色から再び闇を
想定した茜色に戻っていく

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今度の茜色は
頂を染める力はない

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夕方の光が別れ際に
最大の光で
岩の殿堂を茜色に染める

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残念ながらワテは剱沢の下からは
どの岩塔が剱の本峰かは判らない

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山の正確な名は判らずとも
感動の絶景である事には変わりない

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コレが剱の本峰かと思うが
剱沢に近すぎて違うような気もする

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影っていく最後に一瞬だけ
全体を茜色で包み込む夕景の不思議

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この情景を望めるのは
悲しいかな・・
小屋が閉鎖した後のシーズンオフ

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時と共に茜色が影って
闇に陥っていく


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例のオッサンやっぱり日本人ではないね
恐らく在日ではないかと
日本の国と日本の民が辛い目に遭う事を
『メシウマ』と言うなど日本の国に
得体の知れない恨みを抱いてやがる

己の怠惰が己の現状を引き起こしたのに
日本を恨み経営層を憎み
日本を「どんどん崩壊してもう終わる国だ」
「そんな国で働くのは馬鹿らしく
働く奴は馬鹿だ」と宣う

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そして自分の様に無職になろうと誘い込む
でも働くのを辞めても生活苦が待ってるだけだ
少なくとも庭の草を食う恥を晒す位なら
適当に働いて毎日それなりの食事を
気兼ねなく食える方が気が楽だわ

「(何百万も出して)車を買う人って
頭がおかしいのかな?」
「物価高で金の価値が下がっているのに
コロナ規制が解けたこの盆にムダ金を使い
遠出するバカな奴ら」と日本人を貶す

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そして捨てセリフで
車を持っている皆さんは
どうぞ高いガソリンを入れて下さい!
とガソリン高騰で苦しむ日本の国民を
嘲笑っているのである

こんな言葉を世間で宣ったなら
間違いなく取り囲まれて袋叩きだよ
でもこのオッサンが袋叩きに遭う
(在日チョンが取り囲まれて袋叩きに遭う)
シーンを見てみたい気もするなぁ

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でもコッチに言わせれば最も重要な
時期・思春期のガキを持ちながら
『働いたら負け』と仕事を投げる奴の方が
よっぽど頭がおかしいよ

それに『働いたら負け』はそれを永遠に
継続できる裏付けを確保した奴だけが
言える事で最後は生活苦で
一家を巻き添えに潰れるオチしかないのだ

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要するに『働いたら負け』を
豪語するニートは親や実家の資産という
裏付けを持っているのである
でも時と共にその状況が崩壊した時
即座に潰れるのも怠惰の限りを尽くしたニートである

そして不可思議なのは息子や嫁が
なぜに怒り出さないのかという事
普通なら息子は『オヤジ!マジメに働けよ!』と怒り
嫁は息子の生活を案じて『三下り半』を
つきつけて息子を連れて出ていくだろうよ

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それでなくてもいつ何時も
日本への恨みや金を持ってる奴への妬み
しか聞こえてこないこのオッサンの
そばにいる事の方が苦痛だと思うよ
『日本人ならば』という但し書きがつくけど





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