風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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第562回  奥穂・西穂 その2 (奥穂~西穂の岩稜)

『日本百景』 夏  第562回  奥穂・西穂 その2 (奥穂~西穂の岩稜) 〔長野県・岐阜県〕

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奥穂の頂上から望む
ジャンダルムは真に憧れの情景だ

  奥穂・西穂 おくほ・にしほ (中部山岳国立公園)
槍・穂高連峰は最高峰の奥穂高岳 3190m と『天突く槍』の槍ヶ岳 3180m の2つの盟主を抱く巨大な岩稜線で、剱岳・谷川岳と共に日本三大岩場に数えられている。 その中でも西穂高岳と奥穂高岳との間にある岩稜線は、我が国屈指の岩稜を魅せる難路中の難路となっている。 

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奥穂・西穂はこのような
超絶な岩場の上下が延々と続く

奥穂高岳からは全体的に逆層の岩ガレ帯が続き、浮石ばかりで落石が頻発するなど足元はかなり脆弱で、過去に何人もの滑落・墜死事故が発生し、今年もこの岩稜線で2人が墜死しているとの報が入っている。

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奥穂・西穂の最大の難関
馬ノ背の岩稜下り
もちろん鎖などアリマセン
それにこの盆に1人ここで墜死

奥穂高からは『ロバの耳』や『馬ノ背』と呼ばれる鎖の設置も不可能な急峻な痩せ尾根の難所が続き、奥穂高の前衛を意味するジャンダルムが入道の如く岩の頭をもたげている。 通常は一般ルートである奥穂高からジャンダルムが魅せる絶景を望むのみだが、奮起一発この険悪な岩稜を踏破して、西穂山荘まで伝ってみようと思う。

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この夏(2023年)に
憧れやまぬジャンダルムを踏破!

また、ジャンダルムの先も天狗ノ頭の懸垂登攀や逆層の踏み出せば崩れるガレ帯の下降、そして高さにして100mを越える長大なルンゼの鎖場など、一筋縄ではいかないのである。 その通り、このルートは岩稜における相当の熟達者にのみ許された領域であり、ヘタレとなった筆者のようなのが臨むと、よくて筆者のような『オチャメ』で下手すれば滑落・墜死も有り得る領域である事を念頭において、この岩稜に挑むか見送るかの判断は的確にお願いしたい。



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奥穂・西穂の岩稜線 詳細図

   行程記録             駐車場・トイレ・山小屋情報        
《アプローチ》 大阪駅より夜行高速バス利用・所要約8時間で上高地バスターミナル着
 《1日目》   上高地バスターミナル(2:45)→横尾(2:50)→涸沢(3:40)→穂高岳山荘(泊)
 《2日目》 穂高岳山荘(1:00)→奥穂高岳(1:40)→ジャンダルム峰基部(2:30)→天狗ノコル
      (1:20)→天狗ノ頭(1:00)→間ノ岳(1:40)→赤岩岳(1:30)→西穂高岳
      (2:30)→西穂独標 ※ タイムオーバーでナシナシビバーク
 《3日目》 西穂独標(1:30)→西穂山荘(1:00)→西穂高口よりロープウェイ
      (0:30)→新穂高温泉よりバス利用(1:35)→JR高山駅
   ※ 前回『第561回 奥穂・西穂 その1』の続き

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朝の奥穂高岳
コチラ側は一般ルートなんですよね

 《2日目》『奥穂から西穂の岩稜を縦走して西穂山荘へ』のハズが・・
山荘に同宿した登山者の結構な数が、『奥穂~西穂』の縦走経験アリか、又は今回狙っている人で驚いたよ。 まぁ、《大キレット》越えは、ほとんどが正方向となる槍ヶ岳からやってくるし、《ザイデングラート》は午前中はほぼ『登りオンリー』だし・・ね。

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小屋宿泊者の結構な数が
奥穂・西穂の岩稜線踏破を
ターゲットにしてたりする
※ 別の時に撮影

・・となると、『奥穂~西穂の岩稜縦走』以外でのこの山荘利用者の目的地は、『奥穂単発』で《岳沢》を下って《上高地》に下山する以外にないのである。 まぁ、長くて登山道整備の行き届いていない《白出沢ルート》ルートを下って、《新穂高温泉》に下山する奴も極少数いるとは思うけど。

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早立ちの宿泊者向けに弁当って手もあるけど
ただでさえ難路の岩稜線でゴミとなるモノを
増やしたくないのでコチラもバスしました
以前のパスの理由は値段が高かったからだけど
※『山小屋弁当』より

さて、かつてあったブリバリの体力・『奇跡の体力』を失ってヘタレて久しいワテは、奥穂~西穂の踏破にどれくらいかかるか予想が着かなかったので、山荘がまだ朝食前である5時半に出発する。
この『5時半』は、山荘で朝食を取ってたら出発がムリな時間なのである。

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ぢ・つ・わ・・朝5時半に発っても
稜線上でこんな美しい夜明けを
目にする事になりますた

要するに、昨日に朝食を断った最大の理由は、「北アの山荘で朝食を取ると早発ちができない」って事なのである。 それは北アの山荘の提供する食事は豪華だが朝食が遅く、昨日15時過ぎと遅めに着いたワテは遅い開始の朝食の更に“後番”に回されかねないので、それを想定しての事だったのである。

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小屋の前で撮った日の出
停滞する帯状の雲で
今イチの日の出だったよ

さて、山荘前で朝日を撮ってから出発する。 天気はすごぶる快晴だったが、日の出が上る付近だけに帯状の雲があり、地平線からの“テイクオフ”は望めないようである。 奥穂高への登りだが、歳食ってヘタれた以降に再度登ると、必ず頭に思い浮かぶ事がある。 それは、「こんなに長かったっけ?」、「こんなに(時間が)かかったっけ?」という、自身のご都合満開の『錯誤』な感情である。

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ぢ・つ・わ・・日が奥穂を照らす前に
奥穂に取り付いたんですけど
何だかんだでドン引き必至に
『オチャメ』りました

もちろん、「こんなに長い」のも「こんなに(時間が)かかる」のも、全てワテ自身がヘタレきっていて足が遅くなっているからである。 そして、また帰ってから、かつての『奇跡の体力』を懐かしんで枕を涙で濡らすのですね。

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朝の光が徐々にヤマを
照らし始める至福の時

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涸沢岳と北穂の間にそびえる
槍ヶ岳と穂高岳山荘
まだ出発したてで
写真を撮る余裕もあるね

奥穂への登りは、コースタイム通りの50分かかる。 登りは、下りに比べてヘタレ度合がマシなんだよね。 でも、『奇跡の体力』のホルダーだった頃は、幕営装備一式担いでコースタイムよりアンダーの40分程で登りきっていたよ。

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奥穂の頂上には着いたが
予想より登りに時間がかかって
これからの険悪たる道中に
弱気の虫が鳴きだしたよ

この山行に行く前に過去の実績を調べて、それを把握していたのだが、それを空身でもコースタイムを割る事もできなかったので、頂上に着いて時計を見た途端に弱気になってきた。 奥穂高の頂上で指呼の間にそびえるジャンダルムを目にして、「やっぱり無理かなぁ」、「このまま《岳沢》の正規ルートを下ろうかなぁ」という気持ちが支配しかけたのである。

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足の速い人はもう
ジャンダルムの上に立っている

なぜなら、このチャレンジの前年の秋に幕営装備一式を担いで西穂側から西穂~奥穂の岩稜縦走に挑んだのであるが、西穂の頂上に着くまで3時間半かかってタイムオーバーとなって断念し、断念にフテ腐れての下りはヘタレ全開で下るのに5時間もかかってしまって、《西穂山荘》に着いた時は15時半を周っていたのである。

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奥穂から望む槍と裏銀座の山々
この目にする山の全部を
踏破したんだよなぁ・・ワテ
今のヘタレた状況からは
口先詐欺だとしか思えないけど

時計を見て「このままでは西穂高ロープウェイの最終に間に合わない」と苦手で遅い下りで慌てた結果、「ローブウェイ駅まであと700m」という直前でハデに転んで思いっきり捻挫して、その日はそこでビバークするハメになった実績があったからである。 まぁ、この時はテントを担いでいたので、すんなりビバークできたけど。

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捻挫した足で人だかりの
名古屋駅のコンコースを
歩くのは地獄だったよ

この時の捻挫はかなり重症で、治って歩行感覚が元通りになるまでに半年かかっちまったよ。 
捻挫の治療期間が冬だったから良かったけど・・ね。 でも、この年に廃止となった『三江線の追っかけ旅』の時は、沿線の滝めぐり(何故に『鉄道追っかけ旅』で全く鉄道に関連のない滝が出てくるのかは問わないようにしよう)で苦労したよ。

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何故弱気になったかというと前年の秋に
西穂から挑んでタイムオーバーで西穂で撤退した上に
帰りにロープウェイの最終に間に合わない
(どどのつまりその位に下りが遅い)と焦って
派手に転んで全治半年の酷い捻挫を負ったから
※『無料イラストAC』より拝借

弱気になったのは、こういった事が「去年の秋」という近直にあったからなのである。
でも、この『弱気』がもたげて今回のチャンスを見送れば、奥穂~西穂は恐らく永遠に未踏のままとなるだろう。 そして『永遠に未踏』というこの言葉は、この『弱気』が頭をもたげた次の瞬間に頭の中に浮かんできたのである。

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行くか引くか迷っている時に
撮った槍の写真

奥穂の頂上では、そういった思い浮かんだ『成否の思惑』に踏ん切りをつけるのに無駄な時間を要したのである。 カメラで快晴の空の下で槍へのスカイラインを撮ったり、ジャンダルムの上に登って手を振る登山者を望遠で覗いたり(もう、ジャンダルムまで着いてるんですね、この方達は)、かといったら「諦めて下る」方向にそびえる前穂高岳を見たり・・である。 

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迷いを踏ん切り前に進ませたのは
『行かなければ永遠に未踏となる』
という当たり前の事に気づいたからだ

あまりにも踏ん切りが着かないので、特段腹は空いてなかったが、朝飯のパンを予定より一つ多めの3つ食ってしまったのである。 それに伴って、貴重な水も500cc近く飲んでしまったのである。
これは後々に『おおよそ21時間の空腹』に苛まれるのは藪の中に。

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「槍からここまでテント装備一式
担いで歩いた事もあるワテだ
やってできない事はない!」
と気持ちを奮い立たせて

こうして、奥穂の頂上で1時間近く無駄な時間を費やしてしまったのである。 もちろん、この時間の無駄な浪費も、今回の華麗なる『オチャメ』の要因となるのである。 朝飯を食う時間の浪費をしても決めきれないままに「途中引き返し」も視野に入れて、岩にペンキで書かれた『ニシホ⇒』の方向へ足を踏み出す。

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行くまでは悩んだものの
一度踏み出せば
引き戻す事が不可能だと思ったよ

でも、このルートは、一度足を踏み入れると「途中引き返し」もままならぬルートだったよ。 
なぜなら、引き返すのもデンジャラス過ぎて『そのまま突っ切った方がマシ』という険悪過ぎるルート内容だったからである。

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いきなりのコリは強烈に怖いよ
でも奥穂から西穂への縦走なら
下りの難所はココのみ
ちなみに西穂からだと
西穂・天狗ノ頭・ジャンダルムと
キツい下りが3ヶ所あって西穂からの方が
予想外に不利だったりする

その最初は、いきなりに《馬ノ背》を伝う難所から始まる。 《馬ノ背》は砕石が転がる足場の悪いナイフリッジで、その最大の難関は《ロバノ耳》と呼ばれる岩峰の突起の乗り越えである。 下は500mはあろうかという奈落の底から迫り立つ、この垂直底なしの岩峰の突起を岩に張り付いてトラバースしながら半周巻いていかねばならないのである。

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『ココ』とは奇跡の体力を有した
当時のワテをして恐怖に
ヘタリ込んだ戸隠西岳の『蟻ノ戸渡リ』
※ ちなみに『蟻ノ戸渡リ』は
戸隠山側にもあるが
コチラの方が恐怖感がケタ違いに高い

もちろん、脆い岩屑からなる岩稜の突起峰なので鎖の設置もナシである。 でも、今までの難所の中では最も危険と感じたココよりはマシに感じたけど。 たぶんそれは、最後の着地点が何も問題のない足場だったからだろうね。

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馬ノ背は
こう撮った方が迫力があるね

さて、《ロバノ耳》を乗り切ると、眼前にそびえるジャンダルムに登りつめていくか・・と思えばそうではなく、一度100m程急降下するのである。 この急下降で『キレットの窓』状となったジャンダルムの鞍部から、鎖付きの岩壁を200m位イッキ登りするのである。

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ジャンダルムへの
標高差200mの岩稜登り
西穂からならコレが恐怖の下りとなる
※『ヤマケイオンライン』より

そして鎖は付いているが「全ての崖に」という訳ではなく、結構欲しいと思う所には鎖が無かったりするのである。 鎖がなければ、もちろん直にへばりついての這い上がりとなる。 こういった訳で、ジャンダルムの基部に着くまで2時間以上かかったと思う。 何故「かかったと思う」と記したかというと、時間が経過している事実を知るのが怖くて時計を見なかったからである。

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ジャンダルムの基部から
奥穂高岳を望む

ジャンダルムの基部まで登り返すと、ジャンダルムの岩峰を巻くようにトラバースしていく。 
このトラバースは高度感はないが、足を掛ける取っ掛かりが貧祖な一枚岩を伝う所もあり、「高度感はない」といってもズリ落ちたらほぼ『死亡フラグ』がはためく微妙に厄介な所だ。 しかもハングッた岩肌を巻く処もあるしィ。 もちろん、この間は『鎖ナシ』である。

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ジャンダルムの登り口は
西穂側(裏側)にある
調子に乗ったアホは
正面から登攀していたけど
こういう調子乗りが
転落して墜死するんだよね

ここで、『奇跡の体力』を失って久しいワテからすると、『別の生き物』な登山者とすれ違う。
その登山者は女性だったが、やたら速足で登ってくるのである。 すれ違いざまに「早いっスね~」と声を掛けると、この女性曰く「西穂高から2時間半でやってきた」との事である。 続けて話しかけると、出発地と登り始めた時間を応えてくれた。 何でも深夜の2時に上高地を出発したらしい。

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ジャンダルムの基部より
西穂高岳を望む

・・という事は、今は10時過ぎと思われる(時計は見ないようにしてたから正確に時間は判らない)この時までの8時間の間に、この女性登山者は上高地から西穂高岳を周って、この悪場続きの我が国屈指の岩稜を越えてジャンダルムまで来ているのである。 しかも、この悪場を2時間半で・・。 上高地から《西穂山荘》まで3時間、《西穂山荘》から西穂高岳までも3時間。 そして、ジャンダルムまで4時間半から5時間のコースタイムを見事に凌駕なされているよ。 

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岩稜の飛騨側には
笠ヶ岳が悠然と構えていた

コレって、『奇跡の体力』のホルダーだったかつてのワテより早いんでない? その通り、それだけの実績を引っ提げてここまで登ってくるのだから早い事、早い事・・。 もう、競歩をしてるような速さだったよ。 そう言えば、かつての『奇跡の体力』のホルダーだった頃のワテの歩く姿を見て、後から着いた登山者に「走っているみたいだ」と言われた事があるが、今のヘタレきって『別の生物』と化したワテは、その発言をした登山者と同じ光景をこの女性登山者に見たんだろうね。

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写ってはいないけど
先程の姉さんは早くも
馬ノ背に取り付いていたよ

すれ違ってから少したって振り返ると、ジャンダルムの鞍部を越えて《馬ノ背》への登りに取り掛かっていたよ。 一方、ワテは、これより《天狗ノ頭》に向けて石屑が重なる岩場を縫うように下っていくが、一向に前に進まず時間だけが過ぎ去る退廃感のるつぼにハマっていた。

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天狗ノコルまでの激下りは
ここから始まる

『今日の出来事』が起る事が必定な位にタラタラと時間を浪費しながら下っていくと、《西穂山荘》からの出発組の先頭集団とすれ違う。 すれ違いざまに思ったよ。 「コレ位のペースでここまで来たならジャンダルムも登れるんだろうな」と。 そう、あまりにも遅い事を自覚したワテは、今回はジャンダルムを見送ったのである。

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ジャンダルムの基部よりは激下りとなるが
割とホールドがあって気分的には楽
でも下り激遅のワテをして西穂独標での
『オチャメ』確定となりつつあった
※『ヤマケイオンライン』より

「来年にでも、ジャンダルムまでの空身往復をすればいいや」との「負け惜しみ」の愚痴をこぼして・・。 ヘタレたワテが失ったモノの一つにあるのが、『チャレンジャーズ・スピリット』だね。
ホント、『後回しの美学』(何じゃ、そら?)に浸るようになっちまったよ。 今回も奥穂高の頂上で、危うく『後回しの美学』からチャンスを逸しかけたしィ。

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ジャンダルムはついこないだに
念願の踏破が叶ったよ
その事はまたの機会に・・

なお、ジャンダルムであるが、今回は頂上への取り付き点が判らず見送りとなってしまった。 
だが、今年2023年の7月にジャンダルムのリベンジ踏破をしたので、その事はまたの機会に語るとしよう。

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この岩を巻いて
ルンゼに架かる鎖に取り付かねば
ならないので何気に危険

やがて、《天狗ノ頭》までの前半戦では、『ロバノ耳』に匹敵する難所に差しかかる。
それは《天狗ノ頭》の支峰を巻いて、この岩峰が懐に形成するルンゼの中を鎖を伝って下って行く場面である。 特に岩峰を巻いてルンゼの中へ入っていく所が、先程にあった《ロバノ耳》の高度感タップリの岩峰巻きと似ているのである。 また、ルンゼに掛かる鎖がこの岩峰と離れてた位置に架けられていて、鎖を持ち替える間の一瞬とはいえ『三点支持』で岩にヘバリ着く事が適わなくなるのである。

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ルンゼの中を鎖で下るが
高度感が小さいので
割と気が楽だったりする

だが、《ロバノ耳》は鎖そのものが無かったので、条件的にはコチラの方が安易である。
そして、ルンゼの中に入ってしまえば着地点が見えて、《ロバノ耳》の岩峰巻きの様な「落ちると奈落の底」という緊迫感がない分だけ気も楽だ。 このルンゼを降りた所で、後からくる登山者に抜かれまくる『序曲』が始まる。

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晴れたかと思うとガスで
真っ白となったりする
下には岳沢への
ガレ沢が横たわっている

ルンゼを抜けるとつづらのガレ場の下りを経て天狗ノコルに至るが、ここで対向する登山者とすれ違う。 この若い兄ちゃんも(若さもあるだろうけど)達者な歩き方で疲れもみせておらず、ジャンダルですれ違った猛烈に速い彼女といい、余裕でコースタイムよりアンダーを叩き出しているよ。 このすれ違う登山者達が皆達者に歩く姿を目にすると、「西穂側から登ってくるのは奥穂から下るより断然ラクなのかなぁ?」と勘繰ってしまうのである。

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激下りの岩稜からは岳沢への
ガレ沢がおりなす石の海が見えたが
ガスって撮れなかったので
南ア・鋸岳の角兵衛沢の石の海おば・・

・・で、この方に「ここまでキツイ所有りました?」と尋ねてみる。 するとこの兄ちゃんは、「西穂から来たのではなく岳沢のガレ沢を登ってきたので解らない」との答えだった。 続いて「このガレ沢ルートは西穂~奥穂の岩稜ルートの中間点に2時間半程度で登り着く事ができるので、岩峰縦走に自信がない人や団体さんなど、このガレ沢から登ってくる人が結構いますよ」という。 コレを聞いて、少し”復活”したよ。 なぜなら、少し気を取り戻せたからである。

それは、先程にジャンダルムからの下りのガレ場ですれ違った先頭集団は皆驚異的に速かったが、ジャンダルムの基部ですれ違った姉ちゃんを除いて、皆が皆この難所をそんなに速く歩ける訳がないのである。
考えてみると、あの先頭集団が《西穂山荘》からの出発だと仮定すると5時間でジャンダルム直下までやってきた事になるし、それは《西穂山荘》からのコースタイムより2時間以上も早い訳である。
集団でそんなハイペースはまず不可能なのであるから。

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スマホで撮った岳沢へ下るガラ沢
猛烈な傾斜と全部ガレた浮き石で
フラグがはためいたよ
地図表記のコースタイム下り2:00で
岳沢に着いたのは日没後
ワテのタイムは6:20で『三倍満』を
凌駕して『下り国士無双(役満)』となったよ

ちなみに、このガレ沢はジャンダルムのリベンジ達成の時に岳沢への下山で使ったが、とんでもない傾斜のガレ沢ルートで、下るのに6時間かかって岳沢小屋に着いたのが19時半で、小屋からは宿泊を拒否られて小屋上の展望台で、この岩稜を行く時の定番となりつつある『ナシナシビバーク』と相成ったよ。

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昔は日没後に着いても
説教付きで泊めてくれたけど
東京五輪により蔓延した武漢コロナ後は
予約ナシなら宿泊拒否となる
ブリザードのような対応となったよ

この兄さんとすれ違ってから程なく、岩壁の影となって薄暗い中にある2張程の小さなテントサイトと道標の標柱が見えてくる。 《天狗ノコル》だ。 このテントサイトを目にして「テントサイトとしては平坦で使えるが、水場はないので担ぎ上げないと・・ね」、「テントと水を担ぎ上げるなら《岳沢》からのガレルートが妥当だね」などと、今の自身の体力・技量を照らし合わせれば身の程知らずの考えが頭に浮かんできたよ。 コレも、先程すれ違った兄ちゃんとの会話で気を取り直した”賜物”だろうね。

こういう反省がなく、失態を即座に忘れる鋭い『忘却力』があるから、今のワテがあるんだろうね。
とにかく、ここでひと息ついて、パンと水筒のポカリを溶かした水を口にする。 でも、この先に起る事を考えると、ここでひと息着くヒマも、飲料水と食い物を消費する事もタブーな事だったりして。
時計を見なかったから、今の時刻は”昼”としか判らなかったし、「たぶん11時頃だろう」という甘々な観測(というより願望)を抱いていたしィ。

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天狗ノ頭への垂直の岩登り
西穂からならここも危険な下りとなる

ひと息着いていると、西穂側に立ちはばかる垂直の崖から登山者の集団が下りてくる。 降りてきた人々はこの垂直の崖からの懸垂下降での緊迫感に、皆して肩で息をしていたよ。 「《西穂山荘》から来たとすると、早い人でコレ位だわな」と思って見ていたが、一服ほ終えたワテはこれより、この垂直の崖を鎖片手によじ登らねばならないのである。

懸垂下降を終えて肩で息をする方に、先程の兄ちゃんとの会話で気を取り戻したという『二匹目のドジョウ』を狙って、「この垂直の崖を登りきってしまえば、そんなにキツい所ないッスよね?」と尋ねてみる。 だが、その答えは、逆に気落ちする『ヤブ蛇』だったのである。 

肩で息をするのが収まらないオッチャンは、「もの凄い鎖場が連続して気が気でなかったよ!」と言い、逆に「ココから奥穂までは、今まで以上にキツいかな?」と逆に尋ねられる始末であった。
社交辞令として、「《ロバノ耳》のトラバースがちょっと厄介ですね」と、オブラートに包んだ答えを返したけど。

さて、この垂直の崖の登りから縦走再開だ。 でも、ここで西穂山荘からの一隊とすれ違うって事は、冷静に考えると「この《天狗のコル》は奥穂~西穂の岩稜線の中間地点で、その距離と通過の所要時間を考えると、ワテの方が西穂山荘から西穂の頂上までの分でかなり遅れている」って事なのだか、「気分よくテンパっている」ワテには全く「上の空」な事だった。

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ハクサンイチゲ
天狗ノ頭からはバテ始めた事もあって
写真の数も激減シマス

そして、この後は普通の無装備登山者なら『死亡フラグ』がはためく目に遭う『オチャメ』は藪の中に・・っていうか、その『藪の中』はこの数時間後に遭遇する事になるのである。 現在はヘタレにヘタっているとはいえ、登りは何とか「人並み一歩手前」を維持しているので、約20m位の垂直登りは何とかなった。
この垂直の崖をレベルで言えば、我が記憶で最もエグかったココよりも幾分マシかなって感じである。
例に挙げたこの場所ではパツンバツンの『下り』で、今回のこの垂直の崖は『上り』だったし・・ね。

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天狗ノ頭
指呼の間で西穂がそびえるが
ここからが猛烈に遠いよ
※『ヤマレコ』より

この崖上に上ると、《天狗ノ頭》というピークだ。 これよりは《間天ノコル》まで下って次の岩峰である《間ノ岳》まで、砕石ガレとなった砂礫帯を上下を交えつつ登っていく。 この砂礫帯は浮石が多く、またそれが足が乗る位の大きさの浮石で、かなり転倒を意識させられる。 ヘタレてから『下り3倍満』(下りで標準コースタイムの2.4倍かかってしまった事がある=麻雀の三倍満は24000点な事から)となったワテは尚更である。

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天狗ノ頭からは
逆層スラブの石の海下りだ
※『ヤマケイオンライン』より

《天狗ノ頭》の標高は2909m・《間ノ岳》の標高は2907mなので同じ位下って登り返す感じて、《間天ノコル》への下りはかなり大きな下りだ。 見た目で150m近くの大下りのようだ。 この下りの最中に《間ノ岳》へ登っていく縦走者を見かけたが、ワテが《間天ノコル》に下り着くまでの間に姿が消えていたよ。 即ち、ワテが《間天ノコル》まで下る間に、この縦走者は《間ノ岳》を越えてしまったようだ。

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間天ノコルから間ノ岳を望む
※『ヤマレコ』より

言うなれば、このブービーを行く縦走者がブリバリに登りが早いって事は有り得ないし、通常で考えれば「ブービーな程に遅い」って事なので、この縦走者が視界から消えたって事は、ワテが《間天ノコル》までかかった下りの時間が『猛烈に遅い』って事の裏返しなのである。 真に混老頭(五ハン)・小三元(四ハン)・混一色(二ハン)のドラ無『三倍満』で、ドラが乗れば晴れて『数え役満』の恐るべき『遅さ』だったのだ。

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逆層スラブの下りは
崩れやすくて時間は食うが
命の危険を感じる箇所はない

ここまで引き離されれば、《間ノ岳》までの登りで「人並み一歩手前」の登り力を発揮しても「焼け石に水」であった。 《間ノ岳》に登り着いた頃には《天狗のコル》の暑い盛りのビーカン照りは影をひそめ、周囲がガスに覆われる「夕立一歩手前」の様相を呈していた。 ある程度の時間の経過を予測できて、それで時計を見るのが怖かったので時計は見てないが、《間ノ岳》ではもう3時は周っていただろうね。

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スラブ岩に薄っすらと
『間ノ岳』と書かれた間ノ岳頂上

登り着いた《間ノ岳》ではバテ始めていた事もあり、ペンキで『間ノ岳』と書かれた頂上に突き刺さる巨大な岩盤の影でポカリ飲み休憩。 でも、この「ポカリを飲んだ事」が、『死亡フラグ』がはためく目に遭う『オチャメ』に油を注ぐ結果につながったのは話を進める内に語るとしよう。

この《間ノ岳》からは、今までの逆層気味のガレにガレた砂礫帯から一転して、痩せた岩稜線の鎖場が連続するようになる。 《赤岩岳》 2835m を鎖で上下するが、これはそれほど厳しい鎖場ではなく、難なく通過できる。 本番は《赤岩岳》からコル地形まで下ってから、最後の西穂高岳への直登だ。
この峰への登りの途中に、高低差100m近くの垂直に近い鎖場の登りがあるのだ。 レベルとしては、先程の《天狗ノ頭》へよじ登る鎖付きの登りの7~8倍のオーダーって事である。

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高低差100mの鎖が架かる
西穂への最後の登り
西穂側で墜死したオッサンは
たぶんこの鎖場で落ちたのだろう
ここも西穂からなら危険な下りである

だが、疲れというのは、そういうのをハッキリと認識する事をハショるので、そんなにエグい鎖場だとは感じなかったよ。 まぁ、この鎖場がルンゼの中にあって背後や下があまり気にならず、鎖場特有の高度感の恐怖をあまり感じなかったせいもあるだろうね。 そして、これを登りつめると、今までに見た事のある情景が視界に入ってきた。

ようやく、西穂高岳の山頂にたどり着いたのである。 だが、見た事のある情景だけど、一つ大いに違った事があった。 それは、いつも賑わっている頂上に、人っ子一人いなかったのである。 誰一人いなかった訳は薄々勘づいていたけど、時計を見て「西穂の頂上が閑散とする証」をダメ出し同然に判らされたよ。 ・・17:02と、17時を周ってやがる。

ちなみに、ワテがジャンダルムを踏破した一週間後に滑落墜死したオッサンは、西穂からこの西穂へ直登する鎖場を下る際に滑落したのだろうね。 西穂周辺で滑落するとしたら、この鎖場か西穂とチャンピオンピークの一枚岩のトラバース位だぁね。

y183-3 (1)
今回の西穂登頂は
あまりにも無様なので
約30年前の最盛期の時の写真で

去年の秋に西穂側からこの奥穂~西穂を挑んでタイムオーバーとなって西穂で引き戻した時は、テント装備一式を担いでいたとはいえ西穂に着いたのは9時を周っていて、これでは「明るい内に奥穂に着けん!」と引き換えしたのだが、今回の山行ではこの時の判断を凌駕する『空身で奥穂~西穂に9時間半かかる』結果となり、あまりもの自身のヘタレ退化に慄いたよ。 あの時行ってたら、本当に山中で『逝っていた』かも・・ね。

ここからは日没寸前となったので
過去に撮った写真で飾り(誤魔化し)ます
y183-2 (6)
西穂の山頂より望む
西穂~奥穂の岩稜線
目立つ岩塔が天狗ノ頭

秋のあの時も西穂山荘へ引き戻す道中に5時間かかり、しかも最終のロープウェイの時間に焦って派手に『スーバーローリング・サンダー・オチャメ』をカマシて、左足に半年間治らん位の派手な捻挫をかましたしィ。 この時の帰り途は、重度の捻挫を負って名古屋駅で人混みを掻き分け電車に乗り換えるという、苦難の荒行を強いられたし・・ね。 まぁ、あの時の捻挫は、ワテをそのまま行ってはためいたであろう濃い『死亡フラグ』からワテを回避させた天の差配だったのかも・・ね。

話は脱線したが、今現在17時を周っていて、なおかつワテの近直の実績からして、今のワテでは西穂山荘へは最低でも4時間近くかかるだろうから、真っ暗闇の中を下りていく事が必至・・というか、確定する『遭難フラグ』がはためいたのである。

y183-3 (2)
今思えば『奇跡の体力』があった
この時に縦走していたら
もっと楽にいけただろうね
歳食ってヘタレてから行くと
夜明け前の穂高の山なみが撮れたりするしィ

取り敢えず暗くなるまでに、危険な一枚岩の下降やトラバースのある西穂独標までは降りとかねばならない。 もう、この時は『ナシナシビバーク』(一切の装備なしのビバーク・・、つまり山中の地べたでゴロ寝)を覚悟して、ひと息気合い入れる為に行動水と、残りひと切れのロールパンを口にする。
もちろん、この行動水が最後の持参水である事を把握した上で。

思惑では、「夏とはいえ標高2700~2800mでは寒くて水は要らんし、なら疲れているこの時にバンと一緒に飲んでバテた身体を回復させよう」というモノだった。 日常生活では夜に水を飲む事は滅多にないし、夜明け前まで凌げば、早朝に御来光を魅るべく西穂独標まで登って来る登山者に憐れを乞うて水を分けてもらえばいい・・という他力本願を交えたご都合主義の帰還計画を立てていたしィ。

y183-3 (3)
西穂から望むジャンダルム
30年の時を経て先月やっと登れたよ

・・で最後の飲食を済ませて再び下り始めるも、《チャンピオンピーク》を越えた辺りから、完全なる日没で周囲を含めて足下も暗くなり始めたよ。 時刻は18時半を周った前後。 「ビバーク地は西穂独標の頂上」と決めてカンテラを取り出して、残る暗闇での西穂独標の岩場登りの困難に備える。

y183-3 (5)
北ア随一の
険悪かつアートの岩稜線

ビバーク地を西穂独標に決めたのは、真っ暗闇でもカンテラの光で足元を視認できるが、下りは屈まなければカンテラの光で足下を照らす事ができないので、(ただでさえ下りの技量の無いワテでは)下りは歩行不能と判断した為である。 でも、「いとも簡単に『オチャメ』るのに、『オチャメ』った後は緊迫した場面でも冷静にまともな判断が下せるなぁ・・ワテ」と感心するよ。 最も、『オチャメ』なければ、こんな緊迫した場面に遭遇せずとも済むのだが。

「暗闇でも登りは何とかなる」との目論見通りに、西穂独標への登り道では頭にバンドで装着したカンテラの光が、足元の欲しい所を的確に照らしてくれた。 そして、確認の為に登ってきた所を振り返ると足元は真っ暗闇で、これも想定通りに「下りでは足元が見えなくて使えない」という事もハッキリした。

n562-nisiho-d.jpg
別の時に撮った
西穂独標の頂上標柱
まさかここで
『ナシナシ』をするとは・・

・・で、足元を光でかざしながらゆっくりと登っていくと、標高2701mの西穂独標に登り着く。
真っ暗闇となった中を足元をカンテラでかざしながらゆっくりと登ったので、着いた時間は19:20を周っていた。

n562-yoake★
でも夜明けの絶景が
魅れたし・・まぁいいか

nishihookuho (7)
朝の光に焼ける焼岳
ヘタレでも『オチャメ』る事を厭わなければ
これほどの事ができちゃいます

  ※ 続きは大団円!?の『第563回 その3』にて


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例のオッサンは日本が落ちて
欲しくて仕方ないみたいですな
シナの破綻でシナに依存している
輸出産業で碌を食んでる奴は
益々苦しくなるんだそうである

バカか? 日本の輸出のウェイトに
シナが含まれる割合なんてごく僅かだよ
損をコクとしたならシナに建てた現地工場を
閉鎖損切りをし損ねた所だわな

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半導体などアメが規制している中で
シナと大々的に取引なんてしたら
アメ激オコで制裁を食らいかねないよ
そして海外市場はシナが消えてもアフリカや
西側に入った東欧諸国などまだまだ拡大の余地はあるしィ

これからは一次産業・農業やってる
の方が強いっていうのは正解だけど
でも土地持ってる奴が強いなんて今更の事だろ?
それにホワイトカラーもオッサンのようなIT屋がどんどん
自動化するので仕事は減るでしょう・・だって

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もう脳ミソサナダムシ級のアホだわ
そうなるまで軽く50年はかかるよ
それに新たな仕事も発生するだろうし

それよりネットに騙され続ける
オッサンはどうなのよ
タダで開業届出せたってハシャいでるけど
申請用紙の作成だけならタダだけど

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会社免許登録料・会社登記手数料・
定款の作成と印紙代そして
見せ金だけど資本金を最低100万は
用意せねば開業できないよ
会社登記に資本金の記載項目があるし

全部を合わせるとワテのような
合同会社でも設立に際して
最低15万の費用と150万の資本金が必要だったよ
そして資本金は無職なら
銀行は金貸してくれないわなぁ

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それに法人県(都)市民税は合わせて7万円
また『青色申告』なんて吹いてるけど
青色はシッカリとした経理が必要で
瑕疵があれば経費とは認めてくれないし
インボイスで全て領収書がいるよ

つくづく家賃は消費税非課税で良かったよ
消費税なんか全ての事に及ぶので
青色申告をするなら経理を雇い
税理士に処理してもらわねば追いつかないよ

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青色申告は信頼性を得る事ができるし
赤字を翌年に持ち越せるメリットはあるけど
経理に対しての専門知識が必要で
経理を雇わねば業務ができないので
経理や税理士費用の負債がかかってしまうんだよ


逆にワテの白色申告はATMの振り込み明細だけで
経費の証明ができるし白色なので
よほどの矛盾がない限り監査もないしィ
でも何より楽なのは消費税非課税で
消費税の経理不要って事だぁね

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日本を恨む奴が日本で甘いナメた気構えで
起業してもすぐにボロがでるよ
起業ってそんなに甘くないしィ

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たぶん会社勤めしてた時の1/3にも満たない
収入しかないだろうし下手したら
経費差し引きで無配の無収入かもよ
自身の住む国・日本を恨むクズはとっとと潰れて
消えて欲しいワテの願望もちょっと含むけど



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