風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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よも”ヤマ”話  第198話  芦別岳

よも”ヤマ”話  第198話  芦別岳 〔北海道〕  '98・ 8
芦別・半面山 1317m、芦別・雲峰山 1560m、芦別岳 1727m〔名峰次選 35峰目〕

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『北海の谷川岳』との異名を持ち
岩稜や谷が凄ましい様相を魅せる芦別岳

  芦別岳 あしべつたけ (富良野芦別道立自然公園)
北海道・夕張山地のほぼ中央に位置し、富良野市・芦別市・南富良野町にまたがる標高1,727 mの峰である。 山頂は、富良野市と南富良野町との境界となっている。 北海道百名山に選定され、ワテ自身が選びし〔名峰次選〕の一座でもある。

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芦別岳頂上からの眺め
独特な山容のポントナシベツ岳の
背後に大雪の十勝岳や
果てはトムラウシが望める

夕張山地の最高峰で、山頂に二等三角点が設置されている。 中生代ジュラ系空知層からなる壮年期の山体を成し、特に山頂付近では伏し尖った鋭鋒を成している。 夕張岳と共に富良野芦別道立自然公園の一角をなし、富良野市山部からユーフレ沢に沿っての新道ルートと、稜線上を大回りする旧道ルートの2本の登山道が開かれている。 また、空知川の支流である芦別川の源流となる山でもある。



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   行程表             駐車場・トイレ・山小屋情報
JR根室本線・山部駅より車(0:10)→芦別岳・新道登山口(2:10)→鶯谷(1:20)→雲峰山
(0:40)→芦別岳(3:00)→新道登山口より車(0:10)→JR根室本線・山部駅
  ※ JR根室本線・山部駅は、富良野~新得の路線廃止に伴い、2024年3月末限りで廃駅予定

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1700mそこそこの峰とは思えない
荒々しい岩稜を魅せる芦別岳・北尾根

  新道コースを使って芦別岳山頂へ
前話の197話で、『日高三大バカ登り』と云われるコイカクシュサツナイ岳に登って勢いづいている事もあって、北海道の中央部にある夕張山地の最高峰・芦別岳にも登る事にしたのである。 その移動で帯広から山部まで乗ったのが、2016年夏の台風災害で以来7年に渡り不通となったまま、来年の春先に路線廃止となる根室本線の富良野~新得だったりするのである。

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モダンな洋風建物の山部駅
山が絡まない宿泊なら
断然コチラの方が泊まり心地が良い

この時は、山旅放浪時代に調査していた銭湯・コインランドリー・ほか弁の旅の『三種の神器』が富良野駅の徒歩圏内にある事を知っていて、富良野まで出てから山部に逆戻りしたっけなぁ。

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山部駅は
『駅寝の神様が宿る駅』だった

山部の駅舎は洋風で、元急行停車の有人駅という事で駅舎も大きく、放浪旅時代は窮屈な車寝を避けてこの駅にテント張って駅寝したっけなぁ。

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芝生が敷きでキャンプ設備も充実した
山部自然公園『太陽の里』だが
※『太陽の里』のウェブサイトより

話はそれたが、そのJR山部駅から4kmほど山手の方に進むと、『山部自然公園・太陽の里』という無料のキャンプ場があり、芝生の下地で寝心地はいいのだが、ペット連れ可で犬がキャンキャン吠えてうるさかったよ。 また、バカなキャンパーが酒盛りをしながら大騒ぎして、キャンプ地の管理人に注意されていたよ。 どこにもバカはいるもんだ。

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すぐ脇を流れるユーフレ川の
ザーザー音やペット連れの犬の鳴き声が
うるさく環境はかなり悪い
※『太陽の里』のウェブサイトより

それに、これは自然の為す事で仕方がないのではあるが、キャンプ地の脇を流れるユーフレ川に砂防の堰堤があって、そこを落ちる落水の『ザーザー音』がかなりうるさくてあまり寝れなかったりするキャンプ場であった。 比べると、山部駅でのテント駅寝の方がずっと快適だったりするのである。
でも、実際の話は、5~6時間は寝ているとは思うんだけどね。

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登山口の写真は撮ってないので
コメツガの花で誤魔化しマス

翌朝、キャンブ場の左隅にある芦別岳の新道登山口を登っていく。 この登山口から登山道を覗き込むと、薄暗い樹林の中に急坂が延々と続いているように見えて、第一印象はあまり芳しくない。 
だが、登っていくと、ちょうど登山口からの光が途切れる辺りで急登は途切れ、緩やかに波打つ歩き良い道となる。 但し、樹林帯の中なので、展望は全く利かないのではあるが・・。 

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まだ標高が1000mを超えておらず
亜高山帯の花々が魅られた

緩やかな起伏を『上り7・下り3』の割合で登っていくと、最初の休憩地点《見晴台》に着く。 
ここには、木に『登山口より2.7km』との標識が掲げられている。 これを見て『もう2.7km』とみるか、『まだ2.7km』とみるかで、今後のペース配分にかなりの差が出るだろう。 

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ヤマトリカブト
盆がやってくると
北海道の山は秋の花盛りとなる

ここから砂利状の道となって、いくらか傾斜が増してくる。 先程の標識で600mとあった《鶯谷》の休憩地点は、実は900m離れていて少々戸惑うが、道は歩くのに何ら問題はなく快適に進んでいける。
やがて《鶯谷》。 ここは『谷』との地名であるが、見た感じは峠の中腹のようである。
ここから、『旧道コース』にある《ユーフレ小屋》への短絡コース『覚太郎コース』が分岐している。

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半面山からは芦別岳の
北尾根が迫力をもって迫ってくる

この《鶯谷》からは亜高山帯となってきて、周りの樹木もダケカンバやツガなどの『山の樹木』に様変わりしてくる。 登山道は派生している尾根通しの地形そのままに、大きく迂回しながら登っていく。
これを登っていくとやがてハイマツが見え出して、このハイマツを掻き分けて這い上がると、辺りが急に開けた丘の上に飛び出る。 半面山 1317m の頂上である。 

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この日は天気は優れなかったが
谷から湧き立つ靄が
夫婦岩を印象的に魅せていた

ここからは芦別岳の北尾根の稜線が見渡せて、中でも2つ寄り添って突き出る『夫婦岩』が印象的だ。
だが、目指す芦別岳本峰は、前衛の雲峰山に隠れて見えない。 それどころか、雲峰山の急斜面にたじろいだりもする。

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熊ノ沼の湿地帯では
ウメバチソウや

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ミヤマリンドウなど秋の花が
ひっそりと咲いていた

この急斜面を乗り越えないと頂上はないので、気合を入れなおして先に進むとしよう。 半面山からは軽く下って、《熊ノ沼》を抱く湿地帯を横切ってから雲峰山への取付が始まる。 この峰の登りは、肩まで突き上げてからのジグザグの急登だ。 周りは背丈程のクマザサが覆い、そのおかげで風が全くそよがない暑く辛い登りだ。 唯一の救いは、足元に咲く高山植物の花達であろうか。

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夫婦岩には互いの絆を示し合う
『X(エックス)』を模るルンゼが望める

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雲峰山は夫婦岩の絶好の展望地だが
ヤセ尾根で身を乗り出すと
谷に真っ逆さまも有り得るよ

半面山から約45分で、電光石火の急登を乗り越えて雲峰山 1560m の頂上に出る。 この峰の展望は雄大で、眼前に芦別岳の大岩壁や万年雪渓を従える本谷の深い峡谷、『夫婦岩』下の《Xルン》》など、芦別岳の『おいしい眺め』が満喫できる。 

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ユーフレ川本谷
この幽谷を詰めて芦別岳に立つ
猛者もいるらしいが・・

素晴らしい眺めを望みながらひと息着いたなら、残るは眼前にそびえ立つ芦別岳頂上への最後のひと踏ん張りだ。 雲峰山からは、キレット状に切れたコルまで急下降してから芦別岳へ取り付く。

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雲峰からは眼前に立ちはばかる
芦別岳・本峰への猛烈な急登となる

この《新道コース》はコース全般に渡ってよく整備され、何ら危険のないコースだが、この下りだけは注意が必要だ。 足元が不安定な砂利の急下降で、しかも視界に本谷の『底なし』とも思える谷底が入ってくるので、緊張感もかなり高まる事だろう。

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芦別岳の北尾根からは
ユーフレ川本谷が
スッパリと切れ落ちている

これを越えると、下った分だけそっくり登り返して、お花畑の稜線を伝うようになる。
この『嵐の前の静けさ』を通り越すと、いよいよ芦別岳の大岩壁の脇に向っての直登が始まる。 

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直登といってもジグザクが切ってある点が
後に開かれた『新道ルート』たる所以だ

直登といっても一般の登山コースなので、際どい所はジグザグにきってあったりして、見た目よりも登りやすい。 やがて、芦別岳の裏に周り込み、頂上直下の不安定な岩場をトラバースしながら斜上すると、『北海の谷川岳』と呼ばれる芦別岳 1727m の頂上だ。

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芦別岳の頂上にて
この丸々と肥えた体形の時が
『奇跡の体力』のホルダーだった事は
人間七不思議の一つである

頂上からは、一風変わった独特の峰々が眺められる。 入道のように大きく盛り上がった頂を魅せる夕張岳 1668m 、灰色の大きな地割れを魅せる崕(きりぎし)山 1072m 、1600m峰とは思えぬ程の威風堂々とした山容を魅せるポントナシベツ岳 1683m などが、大岩盤を抱き高度感満点の『芦別の穂先』より眺められるのだ。

奇怪な姿を魅せるポントナシベツ岳
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夕張岳や十勝岳より
目を惹いた峰があった
その名はポントナシベツ岳

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ズームで引っ張ると
ポントナシベツ岳は奇怪なるも
美しい山容を示していた

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芦別岳頂上でのキメ写真は
コレだろうね

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向きを変えて撮ると
更に奇怪さを増す

また、この穂先から続く北尾根の連なりにも目を奪われるだろう。 『北海の谷川岳』の名に相応しい鋭い岩峰を連ね、『夫婦岩』のアクセントが良く利いた素晴らしい眺めだ。 そして、背後を染めるライトグリーンの草原も魅惑的だ。 思う存分、頂上の景色を堪能したなら、下山に取り掛かろう。

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崕(きりぎし)山方向を望む

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チシマフウロ
秋の花は何となくもの悲しい

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雲海の隙間から十勝岳や
トムラウシが角を突き出して

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夫婦岩の『Xルンゼ』が
神秘のベールに包まれていく

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チングルマの実
もう夏の花は実となっていた

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十勝岳が最も姿を魅せた瞬間

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眩い位の黄色を魅せる
オトギリソウ

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芦別岳本峰がガスに覆われる前に
下山を始めるとしよう

なお、今回の行程では往路を下るが、時間があれば岩峰あり、ライトグリーンの草原ありの不可思議な風景を魅せる北尾根を経由して下るのもいいだろう。

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旧道ルートも行きたかったけど
今はもうその体力はないだろうね

北尾根は芦別岳《旧道コース》で結ばれていて、長さ9km・所要は5時間位であろう。 但し、『旧道コース』は、かなり荒れて歩きにくいという事を念頭に置いておこう。

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古き良き時代の石室の小屋
ユーフレ小屋
雪に埋もれる冬季は
2階が出入り口となる
※『山小屋info』より

また、その小屋の名の通り、『幽霊が出る』との噂の立つユーフレ小屋を介しての新道・旧道周回の1泊2日のルートも魅力的だ。


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前回の続き
物価が高騰しているのに実質賃金が上がらず
スタフグレーション型の不況といえる
今の状況ではとにかく我慢して耐える事が
この状況を乗り切る秘訣だと思うよ

仕事を辞めた例のオッサンは
自分と同じく「仕事が嫌だ」で辞めて
無職となる仲間を増やそうとしているけど
その先は無収入の生活苦でしかないんだよ

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けれど我慢して仕事を続ければ
少ないながらも安定した
収入を手にする事ができて
ちょっとやそっとの物価高騰に
動じる事なく生活ができるのである

そしてクサクサする気持ちは
「もらう給料以上の仕事はしない」
を徹底する事により責任を回避して
空いた時間を副業など
別の稼ぎ方に力を注ぐのである

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要するに頑張っても給料が上がらず
勤め先にささげた力のほとんどが
勤め先にいいように使いまわされるだけ
でしかないのならそんなのに
力を注ぐ必要などないのだ

クビにならない位に適当に業務をこなして
当たり前に給料をもらって帰ればいいのである
そしてその不足分をヤレばヤルほど
手取りが増える希望の塊である
副業に力を注ぐのだ

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能力を磨いてズバ抜ける必要など更々ない
生涯を全て勤め先に捧げる『社畜』となると
決めたならば能力を磨いてズバ抜ける事を
武器に懸命に働けばいいけど・・ね

そして当たり前に賢くなろう
現実的な損得勘定ができればいいのだ
『甘い誘いには必ず裏がある』という
現実を知って騙されなければいいのだ

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ネットで本当かどうかは知らんが
ITのエンジニアの奴が勤め先から
「給料月10万アップ」との釣りに乗って
月10万上がったが残業代と賞与はナシの
『会社内フリーランス』の契約を結ばされたとあった

コイツは「バカは死ななきゃ治らない」の典型で
よく確認せずに甘い汁に飛びついて
年収にして100万以上の大損をコイたのである
反論しようにも雇用契約書にテメエ自身が
署名・捺印しているので通らないだろう

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それと同じ事がフリーランスの起業や
安易な転職にも言えるのである
要するにその転職や起業は本当に
今より利益を生み出す裏付けがあるのか?
って事を真剣に吟味・検討せねばならないのだ

コレもITのエンジニアの事だが
「同じ会社で勤めていてもデキる俺は
給料1000万をもらい客を取ってこれない奴は
年収500万未満だよ」と吹いている
ダイヤモンドオンライン記事があったよ

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コイツのいう事が本当かどうかは知らんが
要は「顧客をつかむ営業力があれば
転職などせずとも稼げるよ」
って言う事なのだろうね





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