風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

TOP >  『日本百景』  >  『日本百景』 春 >  第554回  四国・剣山~三嶺 縦走 その1 (剣山)

第554回  四国・剣山~三嶺 縦走 その1 (剣山)

『日本百景』 春  第554回  四国・剣山~三嶺縦走 その1 (剣山) 〔徳島県〕

n554-t.jpg
次郎笈からササ原越しに望む剣山

  剣山 つるぎさん (剣山国定公園)
徳島県三好市東祖谷・美馬市木屋平・那賀郡那賀町木沢の間に位置する標高1,955mの峰で、徳島県の最高峰である。 徳島県では県のシンボルとされている。 別名太郎笈(たろうぎゅう)と呼ばれ、南西側の次郎笈と対峙する。

n554 (9)
『太郎』剣山より
弟分の次郎岌まで美しいササ原が続く

千数百メートルの山々が連なる四国山地の東部にあり、同じく四国山地西部の愛媛県の石鎚山に次いで近畿以西の西日本では2番目の高峰である。 一帯は剣山国定公園に指定され、山頂には一等三角点『剣山』が設置されている。

n554-2 (2)
なだらかで優しい容姿を魅せる
四国最高峰・剣山

頂上はなだらかな草地で少しも剣らしい山容ではないが、頂に近い所に大剣と呼ぶ巨岩(大劔神社の大剣岩)が立っている。 だが、膨大な山容からするとそれはほんの一点景に過ぎず、それをもって山全体の名とする訳ではない。

n554-2 (3)
剣山から望む名も無き山々
だが1800mを超える一ノ森など
雪を乗せた山々が望める

山名由来によれば、安徳天皇の剣を山頂に埋め、これを御神体としたから剣山と呼ばれるようになったという。 見ノ越の円福寺の寺伝には「安徳帝(略)~の遺言にわが帯せし剣は清浄の高山に納め守護すべし・・とあったので、御剣を当山に納め、劔山大權現を勧請された」とある。



n554-m3.jpg
剣山縦走1・2日目(1回目)の行程図

  行程記録  普通はどんなに足が遅くても1泊2日で行けるハズ・・
        だって道間違えて引き返して、リベンジしたので2回の山行になったしィ
《1日目》 阿波池田市街地(1:40)→見ノ越(0:30)→リフト頂上駅(0:50)→剣山
      (0:35)→次郎(1:20)→丸石 
       ※ 丸石頂上から直進する所を右に入ってしまう・約3時間半のロスで縦走断念
       丸石(0:25)→丸石避難小屋
《2日目》 丸石避難小屋(0:25)→丸石(1:30)→次郎
峠(1:10)→リフト頂上駅
         ※ 引き返しにふて腐れてリフトに乗っちまったよ
       リフト頂上駅(0:10)→見ノ越(1:40)→阿波池田市街
《3日目》 阿波池田市街地(1:20)→奥祖谷かずら橋(0:50)→国体橋(1:50)→丸石分岐
       ※ 丸石避難小屋まで徒歩1分(1:10)→高ノ瀬(1:30)→1732mの草原
     (1:20)→白髪避難小屋
《4日目》 白神避難小屋(1:00)→カヤハゲ(1:10)→三嶺(0:10)→三嶺小屋分岐
     (1:20)→ダケモミの丘(1:40)→名頃 ※ 名頃~奥かずら橋もバス乗っちゃった
     (0:10)→奥祖谷かずら橋(1:20)阿波池田市街地

n554-3 (1)
次郎笈より続くササ原の稜線

 《1日目》 予定では白髪避難小屋までいくつもりが
アラフィフが近づいた頃から、完全にヘタリ出したよ、我が身体・・。 それでキッチリとオチャメって自爆する性質は以前と全く変わりなく、普通の人なら何回かは死んでるような目に遭っているしィ。

普通の人間は1度でも生命の危険に晒されると、それがトラウマとなって二度とヤマには行けなくなるモノなのだが、このタワケは『頭のネジ』が3~4つ外れていて、そういう事はお構いナシなのである。
聞く所によると、自動車もエンジンのネジが3~4つ外れていても動くというし・・ね。

n554-3 (2)
延々と続くササ原の稜線
この延々と続くササ原の稜線を
端まで伝う山行の予定だったが

・・で、今回も案の定『オチャメ』りました。 そして、次の年のリベンジは登山靴の側が破損して断念となり、そのまた翌年のこのGWに3年の歳月を要してようやくリベンジがなったのである。
それを『シレっ』と一つの山行で歩いたとして書き連ねようとする恥知らずさが、今日の何度死にかけても、リベンジを果たすまでしつこくヤリ続ける原動力なのかもしれないね。

y554-jirou.jpg
四半世紀前の冬っていうか
元旦に撮った御来光を浴びる次郎笈

・・で、今回の《1~2日目》は、この縦走山行の『セカンドトコンタクト』を記す事にしよう。
なお、『ファーストコンタクト』は25年ほど前の冬に、キャラバンのビニール登山靴で夜明け前登山して、頂上で御来光を迎えている。 このタワケも若かりし頃は、四国の山とはいえ真冬の夜明け前登山をして、朝飯前に御来光を望んでいるのである。

さて、前夜は混むのを嫌って『道の駅・大歩危』で車寝をして、夜明け前に車を飛ばして(『ヨサク国道〔R439〕』は狭隘道路なので、夜明け前の方がすれ違う車が無くて運転も楽だしィ)、6時過ぎに見ノ越に着く。

n554 (1)
山門をくぐると剣山神社の前を通る
ワテは宗教には興味ないので
形だけ手を合わせて通り過ぎる

リフトは朝7時半の始発なので待っているのも時間がもったいないし、ヘタってからはタダでさえ足が遅くなったので、少しでも早く行くべく歩いて登る。 今日の背に担いだ装備は、この縦走山行での宿泊は全て避難小屋利用を想定していてテントはレンタカーに置いてきたので、テントの分の2㎏軽くなっている。

n554-3 (4)
今回のルートはササ原に続く道を
果ての山まで伝う
四国随一の縦走ルートだ

だが、車を見ノ越に置いてきた為に、今日は必ず白髪避難小屋までコースタイム7時間を歩き切らねばならないのである。 それは、下山口の名頃から見ノ越に置いている車を回収するべく、1日2便のバスに乗らねばならないからである。 そのバスに乗る時間までに降り着く事ができる宿泊地点が、白髪避難小屋という事である。 だが、コースタイムで7時間って事は、今のワテでは8時間以上かかってしまう予測となるのだから。

n554 (2)
四国・剣山域って
冬季は集落が孤立する程に
雪が降るんだよね

登っていくと、程なくリフト頂上駅に登り着く。 たぶん30分位で登り着いたので、この時点ではコースタイムを20分近く凌駕している。 だが、この辺りから雪が現れてきて、足が途端に遅くなる。
また、浅いとはいえ雪道になった登山道をスニーカーでゆくファミリーハイカーが見えて、それとバッティングするのを避けるべく、剣山の裾を巻く遠回りで剣山に向かう。

n554 (4)
巻き道は結構雪が残っていた

だが、コチラの巻き道は人通りが少なくて、また日陰で雪がより深く(といっても大した事ないけど)遅い足が更に遅くなったよ。 剣山の西側(次郎笈側)に出た頃には陽が完全に上がって、剣山の斜面の雪は見る見る内に消えてなくなったよ。

n554-2 (1)
剱岳山頂に建つ電波塔
限りなく平坦でまろやかな山頂だが
雪が乗っている所に剣山の
最高峰たる高さが示されている

剣山 1955m 頂上付近の電波塔の前からは木道が敷設されて、頂上は板を敷き詰めた広いテラスの先にある。 ここから望む次郎笈はまた格別だ。 ともすれば、山の姿や眺望は剣山より次郎笈の方が勝っているとも思うワテ。

n554 (5)
剣山山頂から土佐の方向を望む
名が知られない山々が重なって
重厚な情景を魅せている

n554 (6)
剣山から望む次郎笈
ともすれば剣山よりも魅惑的だ

n554 (8)
剣山から次郎笈につなぐ
稜線のたわみへと下っていく

・・で、ファミリーハイカーがタカっていた事もあって、剣山は程々に切り上げて、大きなたわみを次郎笈に向かって伝っていく。 25年前は息も上がらなかったこのたわみは、今は結構喘いだが、それでもまだまだ余裕はあった。

n554-2 (6)
次郎笈頂上
四国第三の高峰でありながら
地図でも端折られる事がある名峰
たがこの峰の抱く魅力は
剣山に勝るとも劣らない

n554-2 (5)
次郎笈の頂からササ原越しに望む剣山は
最も剣山を美しく魅せるスポットだろう

そして、次郎笈 1929m から望むササ原越の剣山の眺めこそ、剣山を名峰と呼ぶに相応しいモノだと思う。 ここに『百名山』の盗作オヤジ(このオヤジの作品は、『百名山』以外のほぼ全てが放送作家だった前妻の書いたモノの盗作で、しかもこの前妻を捨てて別の女に走ったクズである)の言う「安徳帝がどうのこうの」というヤマの歴史なんてモノは、山の魅力を語る事には全く関係ないのだ。

n554 (10)
次郎笈からササ原を越えると
標高差300mを超える急下降となる

さて、この次郎笈よりは初めて足を踏み入れるルートだ。 ファミリーハイカーは来てもこの次郎笈までて、大半は剣山だけで引きあげてゆく。 ルートは直線的で他の山の稜線と比べると緩やかだが、それでも頂上直下という事で急下降となる。 「恐らく、四国・剣山の縦走ルートでは最大の傾斜だと思う」と記したい所だが、コレを遥かに凌ぐ傾斜があったりして・・。 それは、次回の《その2》で語るとしようか。

n554-2 (4)
見下ろせば美しいササ原の
穏やかな平原状に魅えるが
下れば標高差300m超の急下降だ

n554-3 (7)
所々モミが立ち枯れて
白骸化した藁が立ち並び
厳しい気候条件である事を物語る

次郎笈を下りきると、広く緩やかで穏やかな眺めのササ原が広がる。 所々には立ち枯れのモミの木の藁が白骸化してそそり立ち、情景にアクセントを与えてくれる。 緩やかにたわみを登り返し、丸石 1684m の頂上へ。 丸石が1700m 足らずだから、たわみの鞍部は1600m そこそこという事となり、次郎笈からの高低差は300m以上あるのだね。

n554-3 (6)
こう望むと次郎笈からが
急下降なのが良く判る

n554-4 (7)
丸石への登り返しは
限りなく緩やかだった

丸石は頂上は狭いが、剣山や次郎笈と程よく離れている為か絶景が広がる。 だが、狭い頂上の上は休憩するハイカーでごった返して写真を撮る雰囲気ではなかったし、「山の情景は歩きながらでも撮るか」と初老の夫婦がやってきた方向・・、丸石の頂上から右手に向かって進んでいく。 ここが『オチャメ』の分岐点だった。

n554 (3)
プチ遭難の間中は写真を
撮る気にならず掲載できる写真が
ないので次郎笈の雄姿で代用

道はしばらく踏み跡が刻まれていたが、途端に道が途切れて軟弱な土床で踏めばボロボロと崩れる難路となる。 そして何よりの違いは、あの初老の夫婦とすれ違って以来、誰とも会ってないのである。
やがて、苔蒸したのか軟弱な地盤の上に砂利がまぶしてある広い所に出る。 そこで周囲を見渡すと、斜め後ろの土手に岩屋みたいなのがあったのである。

n554 (7)
対峙する笹ヶ峰など石鎚山脈最東部の山々
この名も無き尾根の下にヨサク国道が続く
恐らくこの尾根に入ったモノと思われる
いゃぁ・・華麗なる
オチャメゲッターですなぁ

それでもタワケは往生際悪く、岩屋みたいなのに向かって踏み跡があった事で、「アレが丸石の避難小屋かも」と探索してみる(だが、アレを避難小屋と思う事自体が、頭のネジが3~4つ外れている証)。
だが、岩屋のような岩塔は、「どうにか岩屋として利用できるかも」というモノで、テントの跡があったような無かったような・・。 もしかして、この『オチャメ』なタワケ以前にも間違えた奴いたのだろうか?

n554-4 (1)
たぶん翌朝撮ったモノだが
『ソー◇ン』危機を表してるっぽいので
掲載する事にしますた

その後も『丸石山頂から20分』の避難小屋を探して右往左往する。 岩塔から戻ると今度は先に進んでみる。 足場は何とか歩ける状態で、下るごとにワイヤーや焼却炉の残骸とかが転がっていたので、「避難小屋は近い」と脳ミソをバラ色で満開に染めて下っていく。 だが、倒木あり~の、焼却炉のようなモノの傍には昔のロゴのファンタの空き缶が転がってたりぃ~のと、下るごとに人の息づいたモノが褪せていっているのを感じたよ。

結構下って、ようやく「道が間違い」だと決する。 だが、よくもまぁ、ここまで「オチャメ」る事ができるなぁ。 その根源は「一度来た道を戻るのが面倒臭いからイヤ」という、真に持って下らぬ性分からである。 でも、このまま進んでしまえば、たぶん『ワールドカップ』で4発目の決勝ゴール(ソ◇ナン)を決めていただろうね。

n554-3 (3)
晴天で美しいササ原と
アクセントのモミ藁に魅せられ
情景は『ルンルン』だが
3時間も彷徨うヤバい状況だったりする

・・で、戻る時間も含めて、3時間~3時間半の時間をロスして、丸石の頂上に戻り着いた頃には15時を周っていたよ。 たぶん彷徨った2時間半~3時間で、今頃は白髪避難小屋の手前付近を歩いていただろうし、マトモな登山者なら皆こうなっているか、もう白髪避難小屋に着いているだろうね。

n554-4 (6)
縦走の断念は
アサッテの方向を撮った写真で
せいぜい1600m程度の山々
なのに奥深い眺めだね

・・という訳で、歩きながら撮る予定だった丸石からの情景は、一枚も撮らず。 それに15時を周ってタイムオーバーとなってしまったので、もう縦走を続行する事は不可能だろう。 そして、唯一のタワケの能力である『オチャメ』ったら冷静になるという無意味極まるスキルが発動して、「ここでは水の消費は食い止め、ビバークに備えて食料も食わずにいこう」と判断して水の消費を最小限に食い止める。

取り敢えずは丸石に戻って、丸石避難小屋を見つける事に専念しよう。 ・・で、戻ってきた丸石では、ベテランそうな登山者が戻ってくるワテを見て「道はコッチだよ」と指差す。 恐らく、ワテが間違えかけた奴に見えたのだろうけど、正解は『間違えて3時間以上彷徨った』のである。 要するにワテは、このベテランさんの想像の遥か上を行く『オチャメ』ゲッターなのであった。

n554-3 (5)
『お花摘み or キジ打ち』なら
道ではなくササ原の影に向かうわなぁ

ちなみに、入り際にすれ違った初老の夫婦は『お花を摘みにいった(用便しに行った)』帰りだったのだろうね。 斜陽となる中での丸石から避難小屋までの20分は長かったよ。 でも、足場は明らかに登山道で、人の話声も聞こえるしィ。

n554-maru2.jpg
丸石避難小屋
トイレと水場が無い事を除けば
綺麗で土間と床が仕切られ
30人は収容できる広さを持つ
建付けの良い避難小屋だ

そして、4時間近くを費やしてようやく見つけた丸石の避難小屋は、岩小屋なんかではなく土間と床が仕切られるなど、建付けが良い普通の避難小屋だったよ。 だけどトイレはなく、水場も無かったよ。
それは、地図の記載から折り込み済ではあったけど。

なので、残り水800ccでは飯を炊く事は叶わず、昼飯用のパンが夕飯となる。 また、水は夕飯を炊くのを断念したので、途端に水無し小屋での余裕ができたよ。 全て、『オチャメ』ると途端に冷静となるという、無意味なスキルがもたらした功績だわ。 ついでに昼も食わなかったので、『大』も催さなかったよ。

n554-4 (2)
次郎笈の頂より朝日が昇る
コレが撮れたって事は
引き返しを表してますね

 《2日目》 次回のリベンジを誓って今回は往路を戻る
翌朝もいい天気。 まぁ、昨日悪天なら、『ワールドカップ』で4発目の決勝ゴール(ソ◇ナン)の嗅覚が最大となっただろうけど。 もし、水があれば日程を1日付け足して縦走を継続できたのだろうけど、水がなければ断念する以外にない訳で。

n554-4 (3)
朝日を浴びて
黄金色に輝くササ原

n554-4 (4)
今日は予定では下るだけだった
標高差300mを
朝日に向かって登っていく

なので、もうバスの時間を気にする必要はない。 ゆっくりと歩いていく。 連日の初夏の陽気で雪は完全に消えて、美しいササ原の広がる野となっていた。 次郎笈への直登の分岐を巻き道ルートを取ると程なく水場があり、丸石避難小屋で泊まる場合の最終水場がこの水場という事となるのである。

n554-4 (5)
次郎笈を巻く巻き道に
丸石避難小屋向けの水場がある
このササ原の裏側が水場

巻き道を通って大剣神社の別宮(御神水が湧き出ている)などを通って、ほぼ上り下りなくリフト駅まで戻る。 縦走をシクじった事で気分もクサクサしていたせいもあり、ここは奮発してリフトに乗ろう。
まぁ、クサクサの解消法として、ヤケ酒を煽るよりは何とも安い気分転換法である。 だから金が溜まるんだね

n554-4 (8)
丸石より望む次郎笈
道間違えたから撮れなかったけど
最後にしてようやく撮れたよ

n554-4 (9)
最後の掲載写真は
巻き道から望む次郎笈

リフトを降りて見ノ越に戻ってもまだ10時前。 見ノ越にある今では剣山の山域にある唯一の風呂場(温泉ではなく湧水を加熱しているだけらしい)である。 数年前は名頃の先の菅生にも『癒しの温泉郷』というクアハウスがあったけど、東京五輪の開催で蔓延した武漢コロナで廃業に追い込まれたらしい。
でも、もっと怒ってもいいと思うけどね。 国民75000人を殺害して、観光業や飲食業を破滅寸前まで追い込んだ東京五輪の開催に対して・・。


にほんブログ村 写真ブログ 山・森林写真へ
それはモニターという現物ではなく
機械が造り出した画像を見ながら
モニターに映ったモノをチップに記憶し

後でパソコンでシコシコとイジって
撮ったとされる磁気記憶画像は
被写体とは全く別物を造り出しているのだ

にほんブログ村 写真ブログ 山・森林写真へ
そして滑稽なのはパソコンを使って
色や明暗などを作り変え
誤って写り込んた障害物を
除去するなど捏造しまくりだが

そうしてデキ上がった画像は
一様に似たアングルなのである
揃いも揃ってオリジナリティが全くなく
知らず知らずの内にデジタルに
成功とされる画像を撮らさている

にほんブログ村 写真ブログ 山・森林写真へ
それは撮影者の意思がデジカメに乗っ取られて
デジカメの示すがままに撮らされた
平均点より少し上っぽい下らない画像ばかりなのだ
そんな一連のルーチンに深層心理内で
つまらないと断を下している訳である

そしてパソコンに画像の製造
(あんな写真を汚す捏造行為に決して
『現像』という言葉は使いたくない)
全てを担うのだから何十万かけたデジカメも
スマホも画質は同じなのである

にほんブログ村 写真ブログへ
そんなモノ売れる訳ないわなあ
50万レンズ一式揃えると100万を超えるモノが
家庭用パソコンで一括りにすれば
スマホで撮ったモノと画質が同じになるのである

なおかつどちらもパソコンによって
したい放題の捏造改変ができるのである
けれど後に残るのは
ただただ漂う虚しさだけなのだ

PVアクセスランキング にほんブログ村
またデジタルに思考を乗っ取られ撮らされる事で
しかも完成予測までできるので創作力や想像力が
デジタルに殺されてしまうのである 
だから皆して同じようなアングルが横行するのだ






関連記事
スポンサーサイト



コメント






管理者にだけ表示を許可