風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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名峰次選の山々 第39回  火打山

名峰次選の山々 第39回  『140 火打山』  新潟県
妙高山系(上信越高原国立公園) 2462m  コース難度 ★★  体力度 ★★
 

天狗ノ庭の池塘に影を移す火打山
 
さて今回は、秋の行楽シリーズ!?の最終便として『名峰次選』で火打山を、『名峰百選』では妙高山を取り上げてみよう。 それでは、現役時代を終えて身も心も『ナンチャッテ』になった近年の山行記を題材に語っていこうか。 なお、以前の山行記とリンクしている所があるので、文として判り辛い事もありますが、さっと流して頂けたら・・と思います。 またリンク先を読んで、筆者のメインサイトのアクセス数アップに貢献して頂けるなら、筆者にとっては至福の至りです・・、ハイ。
 

秋色に目を奪われて
 
最も鮮やかな季節・秋がやってきた。 でも、この秋っていうのは、見極めがとっても難しい季節だ。
早すぎると残暑残る緑々とした夏景色だし、遅すぎるとこんな風になっちゃうし・・である。
また、日にちを例年通りに合わしても、気候や天候の不順などから時期がズレたり、最盛期が盛り上がらずに萎んだりするケースも多々あるのだ。

ここ6年、脂肪まみれ(でも、以前より6㎏も痩せたのよ)の身体を愛しみつつ、ナンチャッテ登山(我が山行史は、人間がダメになっていく縮図を“いとオカシく”表現しているね)を続けているが、案外何も考えない時が『アタリ』で、狙いに行った時が得てして『坊主』だったりする。
 

秋を読むのは難しい
 
『アタリ』の時はともかく、『ハズレ』の時は『坊主』で済めばいいが、最悪は冬の想定をせずに冬の装備ナシで雪山に直面せねばならぬハメにも陥るのだ。 
 
正直言って、ナンチャッテのいい加減の性格だから、こんな目にあっても凌いでいる(でも、繰り返し同じ困難に遭うのが『ナンチャッテ』の真髄)が、『ガンバレ!生真面目で元気な都会のモヤシっ子』系統の人なら、「2~3回クタばっているかもね」とも思うのである。 そういう訳で、「世の中『ナンチャッテ』の方が面白可笑しく長生きできる“かも”」という方程式を自らで証明したワテ。
 

アタリならいいがハズレなら
目も当てられないから
 
のっけから話は脱線したが、とにかく秋という季節は読みにくい季節である。 そして予想が外れると、財布・身体・写真のデキ(これは自己満の領域だが)の全てに痛手を負うのである。
 
逆に深読みし過ぎてチャンスを逃したり、警戒し過ぎて余計な冬装備を持参して、荷重の苦に苛まれたりもする。 ここは、『アタリ』を引いた年の如く、「何も考えないで出る」のが最もいいのかも。
いや、何も考えなくて『オチャメ』った経験は何度もあるし。
 

朝の火打山と高谷池
 
これを続けていくとエンドレスになりそうなので、そろそろ本題に入ろう。 さて、今回も例年の如く『秋』を訪ねて山に入るのだが、今年は夏の猛暑から残暑が続き、「秋の気配は例年より10日以上遅れる」との予報が発せられていた。 ここで、“少し”考えた。 去年は『例年並』の予報で、少し遅めに行って『自爆』したのである。 だったら、「今回は『遅い』予報で『例年並』の日にちを選択したらどうだろう」と。

これなら結果が『坊主』だとしても、まだ『夏山』の状態で苦もなく(脂肪マミレの上半身には苦労をかけるが)山行ができる。 取り敢えず、外してもリスクの少ないこの時期を採用しよう。

さて、例年の紅葉の山々の『見頃』の時期は、10月の第二週である。 即ち、7日から14日にかけてである。 そして、ナンチャッテでも苦もなく、そして移動や山での歩く距離が比較的に短い山という事で、妙高に行ってみるとしよう。 まぁ、第二週の黄金週間の7日間全てを山に費やしたいのは山々だが、それをすると街に帰ってからの自らの居場所が消えて無くなっているだろうし・・だからである。
 

今回のコースの行程図
 
    行程表    鋸の『石の海』を泳いだ事で多少復活したみたい・・
 《1日目》 妙高高原駅よりバス(0:50)→笹ヶ峰登山口(0:35)→黒沢(0:50)→十二曲り頂上
      (1:00)→富士見平(0:35)→高谷池より火打山へ 往復3時間
 《2日目》 高谷池(0:55)→黒沢池ヒュッテ(2:15)→妙高山(1:40)→天狗平 
      (1:30)→称名滝(0:25)→燕温泉よりタクシー(0:20)→関山駅
 
    《1日目》 秋色の高谷池・火打山へ・・
旅立ちは、最近の定番となりつつある急行【きたぐに】の自由席である。 実はこの列車、大阪を発車する時刻が23:27と遅く、また新潟県内の到着は朝6時前後と、今の私にとっては“とっても使える”列車なのである。 ただ、『国鉄時代の車両の負の遺産』とも言うべき、料金を取って『直角イス』なのである。
 

本当にエグイよ・・直角イス
下手すると頚椎捻挫まで有り得るからね
『魅惑!?の鉄道写真集』から昔の雷鳥
 
これがまた、寝苦しいの何のって・・。 この列車の自由席で発車直後から寝入って、乗り過ごしも厭わぬ程に爆睡できる御仁がいたとしたなら、その方は正に神の領域の睡眠技をお持ちですよ。
結局、「4時間位寝たかな~」という感覚で、ボ~としたままに朝6時前に直江津に到着。

7分の乗継で信越線の普通電車に乗り換える。 ここから約50分で妙高高原駅だが、正直いってこの50分が一番よく寝れた。 “もしか”の用心として目覚ましをセットしていたので乗り過ごしの危機は回避できたが、ギリギリまで爆睡していたのである。 また、妙高高原駅からのバスの50分も、同じく爆睡であった。 こちらは終点までの乗車なので乗り過ごしの心配はなかったが。 
・・で、計算すると、6時間キッチリと寝てるんだな、これが。
 
さて、駐車場の一角にあるバス停より登山口をくぐって、道標の示す通りに伝っていく。
5月は雪で完全に埋もれてどこが登山道か全く解らなかったが、今はルートの半分以上に木道が敷設されていて、よもや道をロストする事はないだろう。

この木道を黒沢の橋まで伝うが、この辺りはまだ紅葉満開とはいかない様で、葉の3割程が黄色く色着いている程度だ。 まぁ、この程度じゃカメラを取り出す程でもないので足早にゆく。 
おお、5月に道を間違えたのを含めて1時間チョイかかったこの区間を35分で行っちまったよ。

橋を渡ると、そろそろに赤く色着く樹々が出てきた。 ここで小休止して、沢で飲料水を汲む。
その後、この秋のファーストショットを撮る。 約10分程ノタノタして出発。 
ここから本格的な登りとなるハズなのだが、何故か黒沢までとさして変らない傾斜の様に感じる。
 
                 黒沢を渡る地点              十二曲り
               これより紅葉がチラホラ     春に1時間半かかった登りが僅か45分で

快調に飛ばして、ちょっと傾斜が増して息が荒くなってきたかな・・という位で、程なく《十二曲り》に着く。 まだ9時台。 時計でこの時刻を目にした時、思わず「復活かよ」と呟いた。 5月の雪の時は、40°にも50°にも思えた《十二曲り》の直登が、この区間を登るだけで1時間15分を費やした傾斜が50分足らずでこなせたのだから、「復活かよ」と色気づくのも止むを得まい。
 

秋の山里を照らす山紅葉
 
周囲の紅葉も赤く色着いてきたので、「ここで飛ばしても意味ないな」とカメラを取り出して、カメラをブラ下げて色着く紅葉を撮影しながら行く。 カエデや紅葉、ナナカマドやダケカンバと、黄色や赤に色着いている。 空の青と色着く紅葉もいいし、ナナカマドの実などの秋の果実をクローズアップするのもいい。
撮影スポットや被写体は、至る所に散りばめられている。
 

真っ赤に熟したナナカマドの実
 
難点と言えば、レンズ交換の度にテント一式の荷物を上げ下ろしする手間があるだけだ。
でも、この手間を楽しむ為にこの場所に来たのだ。 だから、思う存分に手間を堪能しよう。
それでは、ここで私が堪能した愉しみをごろうじろ。
 

赤く燃える紅葉は絵になるねぇ


秋を彩るモミジ・カエデ・ナナカマド
 
カメラ片手に愉しみながら来たのでほとんど息も上がらず、汗も薄っすら程度で《富士見平》の麓までやってくる。 クドイ様だけど5月は雪道とは言え、ここまで4時間半かかったのだが、今回はまだ10時半を少し周った程度。 5月の体たらくから12時過ぎを見ていた到着時刻だが、ここでちょっと贅沢に休憩しても11時半には着くだろう。

この《富士見平》はその名称の通りに平原で、今の『裏付け全くナシの自信過剰モード』なら、22㎏を担いでいても30~35分もあれば《高谷池》に着ける。 「さっさと着いて荷物を降ろして、テントをおっ立てて寝るか」と、足早に高谷池へ。 到着は11:29だった。 休憩含めて3時間15分。
という事は、実質は2時間45分位だね。
 

紅と黄色の調和した秋模様

やはり、《鋸の大岩下ノ岩小屋》でオチャメかまして、石の海を登った事で身体が少しデキていたのだろうか。5月は『肋軟骨の日々(ヒビ)』だったんだから、この変身ぶりは当の本人でも戸惑ってしまう。
だが、『肋軟骨の日々(ヒビ)』を負いながら、1時間に渡る伝家の宝刀“クマ下り”を実行した『ゴキブリ並の生命力』に基づく粘りは消えているかも。
 

天狗の庭も天狗様が
ほろ酔いしたが如くに

保護動物から普通の人間に戻りつつあるのかもしれない。 何たって、ここまで目につく『オチャメ』はないのだし。しかし、まだ山に入って3時間余り。 『オチャメ』は、これからラッシュの如く発生するかもしれないし。
 

火打山を往復してこよう
久々に余裕のある山行ができたなぁ
 
まぁ、話は脱線したが、昼前に着いてしまった。 もう、完全な想定外である。 夕方までテントでゴロ寝するにしても、暑くて寝れない。 なので、空身で火打山を往復してこよう。 往復の所要は2時間半だから、頂上で1時間いても16時には帰り着ける。
 

赤く・・黄色く・・
大地を染め上げて
 
火打山の往復は、コレといって難路はない。 でも、雪の5月にそこで『肋軟骨の日々(ヒビ)』に遭ったワテが言っても説得力は皆無だが。 なのでコース状況とかは、今更語るべくもない。
だから、秋の写真の展示の場とする事としよう。 それでは、妙高の秋絵巻をごろうじろ。
 

登る毎に天狗ノ庭が
秋風景のジオラマになっていく



湧き立つガスが
登山道を覆い隠し



真っ赤に燃えて
その眩しさにしばらく呆然となった



山全体が真っ赤に染まって


冬への過渡期の季節・秋
2時過ぎだというのにもう斜陽がかかって


ススキの穂越しに高妻の頂を見て
 

時も過ぎると山が陰り出して


緑と彩に分けられた贅沢な道



大地が赤く燃えた
ワテが魅せられたこの秋最大の紅
 
   続き《2日目》の行程は、『名峰百選 第39回 妙高山』をご覧ください。
 
 ※ 詳細はメインサイトの『撮影旅行記』より『秋色に染まる妙高へ・・』を御覧下さい。





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