2023-05-19 (Fri)✎
『路線の思い出』 第526回 牟岐線、阿佐海岸鉄道・阿波海南駅 〔徳島県〕
牟岐線の終着駅で
海陽町の代表駅たる位置づけなのに
片面ホームで駅舎さえない
簡素な駅・阿波海南駅
《路線データ》
牟岐線
営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数 (’15)
徳島~阿波海南 77.8km 1865 / 198
※ 阿波海南~海部 1.5kmは
2020年10月31日に阿佐海岸鉄道に譲渡
運行本数 ('23)
徳島~阿南 毎時2本(桑野・牟岐・阿波海南行きを含む)
徳島~桑野 下り2本・上り3本
徳島~牟岐 11往復(特急【むろと】1往復 含む)
牟岐~阿波海南 8往復(上り1本は牟岐から特急【むろと】)
阿佐海岸鉄道
営業区間と営業キロ
阿波海南文化村~道の駅・宍喰温泉 15.5km
※ 鉄道路線としては阿波海南信号所~甲浦信号所 10.0km
阿波海南文化村~阿波海南信号所 1.0km 及び 甲浦信号所~道の駅・宍喰温泉4.5kmは
DMV(バス)として運行
運行本数 ('23)
2021年12月25日より
DMVによる軌道・道路併用運行開始
阿波海南文化村~道の駅・宍喰温泉
平日 13往復
土・休日 10往復
阿波海南文化村~海の駅・海洋町~海の駅とろむ
土・休日のみ 1往復
廃止になった三江線の駅と同じ構造だわ
囲いが深い分だけ
三江線の駅の方がマシかな
※ ウィキペディア画像を拝借
阿波海南駅(あわかいなんえき)は、徳島県海部郡海陽町四方原にあるJR四国・牟岐線及び阿佐海岸鉄道の駅で、牟岐線の終着駅となっているが、2020年10月31日に阿佐海岸鉄道に当駅~海部の区間を譲渡するまでは1.5km先の海部までの路線だった。 庇のみで片面ホーム1面の折り返し構造の簡素な駅構造であるが、海陽町の代表駅となっている。
バイアフリー対応の
スローブが設けられている
※『ホームメイト』より
牟岐線の終着駅となった当駅は単式ホーム1面1線を有する駅で、交換設備が設けられるスペースはあるが、線路もホームも増設されておらず使われていない。 車椅子用のスロープがある。 また、駅に隣接して、阿佐海岸鉄道の阿波海岸停留所とDMVの鉄道へのモードチェンジを行う阿波海南信号所がある。
道路走行から軌道走行への
モードチェンジを行う
阿波海南信号場のモートチェンジエリア
DMVの乗降場所は
緑のペンキが塗られていて
扱いは駅ではなくバスの停留所である
※『阿佐海岸鉄道』のウェブサイトより
旧駅舎時代は商店が併設されていて、その商店で切符を販売していた簡易委託駅だった。
下車時の切符回収は、当初から車掌(ワンマンの場合は運転士)が行っていた。 その商店の閉店後は、完全なる無人駅となって今に至っている。
海陽町海南駅前交流館
:
この建物は阿佐海岸鉄道の所有で
駅舎ではなくバスの待合所となっている
駅ホーム前の旧駅舎兼商店のあった場所から少し南寄りに、2008年6月30日にオープンした海陽町海南駅前交流館が建っており、この建物が事実上の駅舎となっているが、当交流館は徳島県が筆頭出資の第三セクターである阿佐海岸鉄道の所有となっていて、あくまでも阿佐海岸鉄道の運行するDMVのバス待合所となっているので、JR四国は終着駅かつ海陽町の代表駅であるにも関わらず駅舎を持たない。
海南駅前交流館の内部
:
県の出資があると豪勢ですね
※『阿佐海岸鉄道』のウェブサイトより
海南駅前交流館の内部はギャラリーと待合所とトイレ(男女別と身障者用)と発車時刻表が設置されたが、自動券売機は設置されなかった。 交流館の利用時間は朝6時半から夜21時までで、夜間から早朝に掛けては施錠される。 なお、旧駅舎兼商店は、交流館のオープン後に取り壊され、跡地は駐輪場と駐車場となっている。
牟岐寄りのワンマン列車用のミラーと
新たに設置された出発信号機
※ ウィキペディア画像を拝借
DMV関連工事期間中は工事完了までの間、ホーム及びそこへ続く階段と車椅子用のスロープが立ち入り禁止となっていた。 また、工事により、ホーム柵横の保線用車両の留置線が撤去された他、海部駅寄りホーム先端直ぐの場所に車止めが設置されて、阿佐東線の線路とは分断されている。 また、ホームの牟岐寄りの少し先に、新たに出発信号機が設置されている。
見た目はタダの小型路線バスの
阿佐海岸鉄道のDMV
いゃあ・・、ついに乗ってきましたよ。 『世界初』に・・。 でも、事実上は、滑稽で見ると数回は笑える車内プロモーションビデオと、この『世界初』しか“売り”がなかったりするのである。
その『世界初』とは、鉄道軌道(線路)と道路を併用で走行できるDMV(デュアル・モード・ビークル)の営業運転である。
北海道で鉄道とバスを連想すると
頭に思い浮かぶのは
石北本線・生野仮乗降場にあった
『幸せの黄色い廃パス』だわな
まぁ、計画はJR北海道や三木鉄道・南阿蘇鉄道・天竜浜名湖鉄道などで検討や走行試験などが行われたが、技術開発が未成熟だった初期開発時はモード転換に多大な時間を要した事や、線路規格の低いローカル線区では捩れ振動が高く60km/h以上出せない事や、車体がマイクロバス規格の為に軽すぎて積雪時に脱線を引き起こすなとの問題が生じて、JR北海道など試験走行を行った路線の全てで断念と相成ったのである。
DMVモードチェンジの
ユーチューブ
:
これが一番分りやすいみたい
だが、多大な時間を要したモード転換を約20秒と飛躍的に短縮する技術を開発したトヨタ自動車の参入でDMV運用の機運が高まり、またバスそのままの車両が軌道上をゆく『モノ珍しさ』という観光商品としての期待から、1日の輸送密度が200人未満の超閑散路線で日本一輸送密度の低い第三セクター路線であった阿佐海岸鉄道が導入を表明したのである。
それで、初期の16人乗りから22人乗りへのサイズの大型化が図られるなど、公共交通機関としての体裁を整え、またモード転換を容易とする為の信号所設置の為に、JR四国より高架駅の海部から平地に所在する阿波海南駅までの区間の譲渡を受けて、阿波海南駅が両社の境界駅かつDMVのモードチェンジ駅となった。 そして、駅前交流館が建てられて現在に至っている。
その阿波海南駅には、モードチェンジを見学・撮影できる撮影場所まで設置されている。
この路線における一般の利用客は1日に200人程度で、この鉄道路線が存続する為には観光需要が不可欠で、客を呼び込む手段としては当たり前と言ったらそうなのであるが・・。
車輪を収納するスペースの為とはいえ
ブサイク感が拭えないDMV車
それでは、このDMVの乗車体験記を記す事にしようか。 DMVバスの始発バス停は、阿佐海岸鉄道の途中駅・宍喰から僅か800m海岸寄りを通る国道55号上の『道の駅・宍喰温泉』にある。 要するに、鉄道時代の終点だった甲浦から、線路と並行した国道55号線を4.5km戻っているのである。 即ち、南下してきた線路と並行する国道を戻る(北上する)という、利用上は全く意味のない路線状況だったりする。
昼間にこの道の駅に止めている
車の何割かはDMVの
体験乗車目当てだろうね
※『阿波ナビ』より
でも、車でやってくる観光客は、この『道の駅・宍喰温泉』に車を止めて、このモノ珍しきゲテモノであるDMVに乗りに来るのである。 また、この道の駅は、温泉の名が付く通り温泉があり、ホテルも併設されているのである。 そのホテルのフロントで、22名と少ない乗車定員の為に予約者優先乗車となっているDMVの予約を取り、軌道用の車輪を仕舞うべくで仕方がないとはいえ、ブサイクの感が拭えないDMVに乗り込む。
DMV体験乗車作戦開始!
作戦コードネームは
『リビエラ・ド・オチャメ』
※『阿佐海岸鉄道』の乗り場案内より
バスに乗り込む時に運転手より名前の確認(予約が入ってるかの確認)が行われ、つい本名を名乗って「そのお名前の予約はありません」となって焦ったが、予約を入れたホテル名の『リビエラ様』と外人客のような予約が取られていて事無きを得たよ。 なので、ここから阿佐海岸鉄道往復乗車の約2時間は、『リビエラ・ド・オチャメ』と名のる事にしようか。
ほぼ定員通りの乗客を乗せたDMVバスは、道の駅の売店棟の前のバス停ポートから出発して、国道55号線を室戸岬方面に南下する。 前述の通り、行先の阿波海南駅や阿波海南文化村とは真逆の方向に進んでいく。 県境を越えて高知県に入り、運行区間では最大の利用客が有りそうな主要停留所である『海の駅・東洋町』の駐車場に停車する。
海の駅・東洋町のバス停前は
サーフィンのゲレンデとなっている
この海の駅の前は『白浜海岸』という砂浜海岸となっていて、サーフィンのメッカとなっている。
けれど、サーフィンする奴はマイカーでやって来るだろうから、DMV利用はまずないだろうけど。
また、東洋町の市街地も近く、観光客以外の一般乗客が最も多そうな停留所である。
『海の駅・東洋町』を出ると、東洋町・甲浦の市街地をかすめて内陸へと入って、周囲が田んぼで森が迫る何もない所にポツンとある甲浦駅に入っていく。 鉄道時代の終着駅であった甲浦は、このように市街地より約1km離れた町外れにあって、まず利用客は望めない駅だったのである。
甲浦の駅舎はバス待合所となり
田圃の中に軌道上に上がる
ロータリーが建設されている
※ ウィキペディア画像を拝借
案の定、乗り込んだ乗客はモードチェンジを撮りに来た『鉄』1名だけで、駅の周囲にいた数名の奴は全て、モードチェンジを撮りにマイカーでやって来た『撮り鉄』であった。 かつては終着駅だった駅舎の裏手にバス乗り場が設けられ、高架駅だった駅のホームは閉鎖されて、ホームへの通路はモードチェンジの見学場所となっていた。
失笑を誘う『ワザと』感アリアリの
モードチェンジのプロモーションビデオ
バスはロータリーで周回しながらかつての駅ホームの位置まで上り、ホームの手前のモードチェンジゾーンに入る。 そして、運転手が「モードチェンジを下車して見て頂く事はできませんので、車内の案内ビデオを御覧下さい」とアナウンスして、モードチェンジが実行される。
たぶん見ると
プッと噴き出すと思うよ
※『ユーチューブ』より
モードチェンジ実行中は車内プロモーションビデオが放映されるが、「コレって笑いを誘うべくワザとやっているのだろうか?」という位に珍妙な内容で、 「モードチェンジスタート」の掛け声から始まり、猿回し太鼓のバックミュージック(どうやら阿波踊りらしい)に、「ソレ!ソリャ!ソレ!」の掛け声が入り、モードチェンジが完了した最後は色気を出そうとしてシクじった「フィニッシュ💛」という掛け声が入り、この滑稽さに乗客数名が失笑していたよ。
阿佐海岸鉄道の前面展望
全部帰りに撮ったモノだけど
軌道区間は結構トンネルが多い
動力はリアタイヤを
線路上に乗せているだけで
タイヤがバーストしないように
後ろで補助鉄輪で支えて
タイヤの負荷をセーブしてるらしい
トンネルの通過はワクワクするね
こうして失笑のモードチェンジを終えて軌道モードとなったDMVは、昔の単端式ガソリンカーのように、ゴト・ゴト・ゴトとジョイントを放ちながら進んでいく。 速度は40~45km/hといった所で、速くはないが決して遅くもない速度で走る。 線路内なのでハンドルは不要でオートマのDレンジ固定でブレーキとアクセルへダルのみの操作となるようである。
阿佐海岸鉄道の前面展望
海部~阿波海南
海部駅に『展示』名目で放置されている
鉄道時代の気動車車両
海部駅を出るとすぐ通過する
宅地開発によって山が消失して
トンネル構造物のみとなった町内トンネル
この方がこのトンネルの概要が
解かりやすいかも
40年前に海部駅に立ち寄った証
海部駅高架下の委託販売所で
購入した回数券切符
出発した『道の駅・宍喰温泉』のホテルリビエラの建物が見える高架駅・宍喰と中坊の時の初めての撮り鉄旅以来40年ぶりに目にした海部駅と停車して、譲渡された区間でモードチェンジエリアが設置されている阿波海南駅に着く。 このモードチェンジを実際に見たい為に、敢えて終点の阿波海南文化村まで乗車せず、鉄道駅ネタを稼ぐ意味もあってこのバス停で下車する。
ご丁寧に撮影者駐車場と
撮影スペースまで用意された
DMVバスの阿波海南停留所
※『阿佐海岸鉄道』の乗り場案内より
モードチェンジエリアは
以外な程に短い
車輪に動力を伝えているのではなく
リアタイヤを線路に乗せて
いるだけのタイヤ泣かせの
動力方式だったりする
予定は何も考えていなかった成り行き乗車だったけれど、ツイていたのか休日のみ日に唯一12分後に後続の便がある9時台に『道の駅・宍喰温泉』を出発する便に乗っていたので、後続の回送同様のDMVの軌道から道路使用に変わるモードチェンジを、無駄な待ち時間もなくじっくりと『撮りバス』できたよ。
恐らく、この回送便は折り返して休日限定運行の室戸岬方面の『海の駅・とろむ』行きとなるのだろうね。
ぢ・つ・わ・・
案内図にある『見学エリア』より
バス乗り場の緑の囲いからの方が
モードチェンジがよく見えたりする
スマホカメラで撮った
モードチェンジ
無計画に乗ったのにツイていたのか
10分後に後続が来て
モードチェンジのコマ撮りができたよ
「モードチェンジスタート」
徐々に車体が沈んで
車輪を収納し始める
:
BGMは猿回し太鼓
車輪の収納が終わりに近づき
車体が水平に戻るクライマックス
ここまでの所要時間15秒~20秒
「フィニッシュ💛」
モードチェンジ撮った6分後に、阿波海南まで乗車した青色のDMVが阿波海南文化村から折り返して戻ってきたよ。 これに乗って帰路に着くが、乗り込んでいきなり猿回しビデオが放映されて、また笑いを誘っていたよ。 帰りもつつがなくゴト・ゴト・ゴトとジョイントを刻みながら甲浦まで進み、甲浦でまたもや猿回しビデオが放映されて、相変わらず「何コレ?」と失笑を買っていたよ。 特に「フィニッシュ💛」に・・。
DMVのモードチェンジで
忘れがちになるが
分断されて車止めが設置された
阿波海南の終端地点の寂しき光景
こうして、11時前に『リビエラ・ド・オチャメ』と名のる外人モドキから、無事に関西生まれの日本人に戻る。 この後はこの地に来た最大の目的である轟九十九滝と本滝めぐりだが、想定とは裏腹にDMVの体験乗車が時間の無駄なく終わったのに対して、滝めぐりだけで3時間以上かかって、全てを終えて『道の駅・宍喰温泉』に戻った時は16時を周っていたよ。
20年前に撮った轟ノ滝・本滝
:
これより滝に近づくと飛沫で
ズブ濡れとなるので合羽着用必須だ
それに、一番安全パイと思われた『百名滝』に選定されている轟ノ滝・本滝はすざましい滝飛沫でズブ濡れとなったよ。 まぁ、山用のゴアテックスの合羽を着ていたけど。 なお、轟九十九滝と轟ノ滝の本滝はメインという事でF-1でリバーサルで撮ったので、この記事を書いた現在はまだ現像から上がってませんので、昔撮った本滝を掲載しますね。 以前訪ねた時は、タイムオーバーで本滝の前で引き揚げたから、この滝は未訪滝に近かったんだよね。
宍喰温泉
ナトリウム-炭酸水素塩泉で
泉温29.2度と温度ギリギリの温泉
:
古代ギリシャ風の装飾であるが
ホテル内の内湯で写真ほどに広くは感じない
※『宍喰温泉・ホテルリビエラ』のウェブサイトより
16時に『道の駅・宍喰温泉』に戻って風呂に入って室戸岬へ戻ると、雨が降ったり止んだりだった空模様は回復して、夕日が撮れたよ。 前日丸1日は大雨で今日の15時過ぎまで断続的に降り続いて、室戸岬での夕日・朝日とも完全に諦めていたのだけれど、タナボタ的に室戸岬の夕日が撮れたよ。
今日最後の獲物
:
写真界の最下層である写真床のウデでも
室戸岬の夕日の絶景がカバーしてくれたみたい
なお、室戸岬の夕日もリバーサルで撮ったのでまだ現像から上がっておらず、かつて撮ったモノおば掲載する事にしようかと。
ワテはブラック職種として
教師とITの技術職を上げたが
その判定基準は以下の通りである
一つは営業のように歩合という成功報酬が
全く付かないのにサービス残業が多い事である
下手すれば残業代そのものが
付かない事もザラである
次に休みたい時に有給が取れない奴隷同様の職種で
下手すれば身内の死に目にも会えない程に
仕事に追われ拘束を受けるなど
「定時で帰りたいから帰らせてくれ!」
が通用しない職種なのである
そしてクレーム対応を見ると
ユーザーである生徒の親や
ITメンテを依頼したクライアントから
無理難題を言われて口応えも許されない
奴隷そのものの業務内容だからである
なぜならこれらの職種は
一銭の利益も生み出さない裏方稼業で
依頼者側もその認識でいて
その従事者を奉仕者と見做しているからである
とどのつまりは最下層に位置する
仕事に従事するバカな奴に
対等な対応をする必要がないと
認識されているからである
要するに有給を取る事がはばかられる業種
定時で帰る事ができない業種に加えて
残業代も定義されておらず
しかも営業のように歩合という
成功報酬もないなど言っちゃあ悪いが
江戸時代の穢多非人が就くような報酬内容で
しかも裁判所の判例でも
残業代ナシが合法とされているのだ
けれどその職業に憧れて着いたなら
その悪条件を全て受け入れて
文字通り全てにおいて
奴隷扱いされねばならない訳で
それはその職業の実態が見通せす
安易に憧れの職業というだけで
考えなしにそういう職に就いた
己自身の先見性の無さから来た
「自らが招いた業」なのてある
教師やITエンジニアの待遇改善は無理な事で
それでもこの職種に就くなら
奴隷に等しい就業条件を
甘んじて受けいれて反目も許されない
奴隷同様となる以外にないのだ
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