風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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『路線の思い出』  第524回  大糸線・頸城大野駅

『路線の思い出』  第524回  大糸線・頸城大野駅 〔新潟県〕

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宿泊回数計6回と
後立山連峰下山後の
定宿となっている頸城大野駅

《路線データ》
   営業区間と営業キロ   輸送密度 / 営業係数(’15)  非電化区間運行本数(’23)
 松本~糸魚川 105.4km      131  /  857        糸魚川~南小谷 7往復
                               糸魚川~平岩  2往復

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定宿として油断してたせいか
宿の看板(駅名標)は
6年前の4回目の宿泊まで撮るの忘れてたよ

頸城大野駅(くびきおおのえき)は、新潟県糸魚川市大字大野字稲場にあるJR西日本・大糸線の駅である。 糸魚川方面に向かって左側に単式1面1線のホームを持つ停留所規格の駅で、北陸広域鉄道部管理の無人駅となっている。 ホームに面して木造の駅舎があるが、自動券売機は設置されていない。

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停留所然とした
棒線構造の頸城大野駅
※ ウィキペディア画像を拝借

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雨の季節となると
駅前はアジサイの花が満開となる

ホーム内には花壇があり、地元の『下(しも)子供会』が春と秋に手入れを行なっているとの事である。 2020年の1日平均乗車人員は11人で、これは糸魚川・南小谷の両端の駅を除いた途中駅では唯一の2ケタの乗車人員となっている。

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駅周辺は比較的民家が多い
※『JR西日本 大糸線 頸城大野駅』より

駅周囲には民家の小集落があり、駅前通りには『JAひすい(農協)』の姫川支店という金融機関もある。 国道148号線からは300mほど離れて並行している。 駅前にも路線バスのバス停はあるが、国道沿いに『頸城大野駅入口』というバス停を設けており、ほとんどのバス便が駅前バス停は経由せず国道を直進する。



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当時のコレ(キハ52)を追っかける
『撮り鉄』で降りたとお思いでしょうが
違うんだな・・コレが

頸城大野駅は、大糸線の中では信濃大町・白馬・南小谷に次いで降りた経験が多い駅である。 
信濃大町や白馬は後立山連峰の山々への玄関口となるので当然に下車回数も多くなるし、南小谷もJR西日本と東日本の境界駅で必然的に下車を強いられるから多くなるが、頸城大野は普通に考えると、エトランゼがこの駅で下車する理由が見当たらないのである。

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後立山・鹿島槍ヶ岳の
稜線より望む春山情景

その頸城大野駅の下車が何故に多いかというと、山から下りたワテにとっての宿泊地となるからである。 それは登山は時間が読めない行動であり、下手に下山後の宿の予約を入れれば、天候の急変次第でドタキャン連発となるし、立てた予定通りに事が運ぶ方こそ稀なのである。

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旅の机上プランを立てるのと
山行の地図を作るのは
メンドイけど楽しいよ
我がホームページに記載した
鹿島槍の山行詳細図

それにワテのヘタレ具合が顕著となり、予定を立てるのは『机上プラン』を立てる己の楽しみにしか過ぎないのである。 なぜなら、予定を立ててもその通りに行動ができる程に体力がないからである。
だから、行きの列車やバスの便は予約するし、昨今では予約しないと乗れないが、帰りとなる下山後は予約を入れないのである。

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ヘタレにヘタレたワテは
下山に時間がかかり過ぎて
この絵の状況にも引っかからない
その日の大阪への帰宅が不能の状態になったよ
※『無料イラストAC』より

となると、必然的に下山後の宿に行き詰る訳である。 ヘタれて下山に10時間以上かかって下界到着が日暮れ直前となれば、その日のうちに大阪に戻る事が困難となり宿を取らねばならなくなるが、予約もせずに夕方に降りてきた身では宿どころでない(松本などの都市なら何とかなるだろうけど)のである。 

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ヤマ旅や冬の『撮り鉄』旅では
住居一式を装備として背に担ぐ
モビルスース状態でっす

こういった事から、安心理論では予約不要の下山後の宿泊場所を決めて登山をすれば、その日の宿泊場所に行き詰る事がないのである。 で・・、予約不要の宿泊場所といえば、締め切られる事のない無人駅以外にない訳で。 また、我が最大武器として背中に自身の住宅(テント装備一式)を担いでいるので、最悪駅舎が無くても対処はできるが、できれば駅舎があった方がいい。

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駅寝する駅を選択する上での肝は
トイレの有無で緑色マークの対応が
あれば洋式確定なので更にヨシ!
ちなみに頸城大野駅の便所は
老朽化で閉鎖されているが
駅ロータリー脇にボットンの公衆便所アリ
※『無料イラストAC』より

それと、大切なのはトイレである。 まぁ、駅舎のない駅にトイレがあるのは稀で、そこを突き詰めれば駅舎のない駅は除外となるだろうね。 となると候補駅が絞られてきて、また居住環境を考えれば閑散区間の方が静かに一夜が過ごせるのである。

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テントが余裕で張れる位に広くて
綺麗に清掃してあるのがいい点で
悪い点はドアレールが歪んで開閉が
すごぶる重いのと人の顔よりデカイ蛾が
駅舎に張りつくなどハッパムシムシな所

・・で、山から下りた後の定宿として決め打ちしているのが、駅舎があって中にテントが張れてトイレがあって、水の入手も可能な駅がこの頸城大野駅なのである。 そして、周囲は開けた田園地帯で、春ならば水を張り始めた水田に影を映す大糸線の列車を狙う事もできる。

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そして何よりいいのが翌朝に
長閑な風景と朝日の情景で
『撮り鉄』ができる所かな

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でも列車到着時に風が吹いて
水面が揺れて水鏡はダメだったよ

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情感の湧かないレールバス気動車だけど
ステンレス車体に
朝日が当たると絵になりますね

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澱みながらも
何とか水鏡が撮れたよ

でも、この駅ではいろいろあったよ。 その日の列車で帰宅しなきゃなんないのにヘタれて下山が夕方5時を周って戻る事ができなくなった事があった。 この時に運行していた急行【きたぐに】で帰れる手法を思いついて、「何て賢いんだワテ」とスキップ足で駅の切符売り場にいったが、北越新潟地震で柿崎~柏崎が不通となって急行『きたぐに』が運休となってると駅窓口氏に『死刑判決(帰れなくなる)』を告げられて、仕方なくこの駅で初めて駅寝した事を思い出すなぁ。

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雪山で夕方5時を周っているのに
ライチョウ撮影して更に時間を食って
真っ暗闇で山荘に到着して
小屋番に叱られたワテ

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この山行では疲労凍死して
骸となった仏さんを目にするなど
ドラスチックな山行だったよ

けれど最近はヘタレが顕著となって、ヤマも簡単な八方尾根の山荘泊まり(この時は大雨でテントが張れなかった)や、大バテにバテたりして、頸城大野での駅寝のポジションさえ取れなくなってるよなぁ。

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『残念』の禁断症状が出て
大バテにバテた+雨で種池山荘で
引き返した去年の失敗山行でも
キッチリこの駅にチェックインしたよ

このヘタレ具合は心底ヤバいよ。 なので、少しずつでも『ナンチャって』でも、少しづつ身体を整えて(“鍛えて”と言えない位に『ナンチャって』な訓練である)いかねばならないと思う今日この頃である。


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このオッサン仲間が
欲しくてたまらないらしい
今日で年度の終わりですので
今日(年度末)で今の仕事を辞める人が
多いんじゃないですかね

失業率は上がってきていますし
働くこと自体が嫌になって
労働に戻らない人も出てくると思います

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はい!ウソですね
2023年度の1・2月の失業率は
前年と比べてほぼ横ばいで
2022年度の年間平均失業率の2.5%より
0.05%下がった2.45%だわ

新卒で4月で辞める奴も一定数はいるけど
そんなの毎年同じ事の繰り返しだわ
それに新卒はまだ若いから取り返しも着くし
アルバイターから非正規で食いつなぐだろうよ
まぁ親が裕福ならニートもあるだろうけど

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でもせっかくのチャンスを
堪え性がなく自ら手放したのだから
非正規で給料も低く
下手すればニートのままで
『親80子50問題』など転落人生に陥るかもね

けれどいい年こいだ中年となると
家庭を持っているからそうそうアホな判断は
できないし自滅願望も持ってないわ
裏付けを構築せずに「仕事が嫌だ」で無職に
なっても極貧生活が待ち受けてるだけだからだ

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例え不満を抱いてもグッと堪えて
仕事という我慢を継続する事で
人並みの暮らしを維持できるんだよ
1食200円なんて惨めな生活はしたくないし
家族に貧しい思いをさせたくないし・・ね

米国は仕事を辞めても
白人層は土地資産を持っている奴が多いので
「Great Resignation」が成立したけど
日本は資産のない奴がほとんどで
それは実現しないよ

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要するに日本では裏付けナシに仕事を
辞めたら生活の維持が困難となるんだよ
だから辞めずに勤め続けたなら
法は雇用者重視となるし
最低保証もされて生活も安定する

だが中年で無職となると給料が高い上に
雇用者重視となるから企業も採用を渋るので
中年世代はなかなか採用されないんだな
そういう現実を鑑みると耐えるしかないのだ

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この状況を打破するべく本業とは別の事で稼ぎ
給料を上げない勤め先なら
その給与に見合う仕事をすればいいだけである
そして雇用者側の権利である
雇用の保証を最大限に利用するのである







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