2023-04-09 (Sun)✎
『日本百景』 春 第549回 波止場の桜 〔三重県〕
海岸線に沿った南伊勢ならではの
『波止場風景と桜』
というひと味違った春情景
南伊勢〔南島〕七浦 みなみいせ〔なんとう〕ななうら (伊勢志摩国立公園)
三重県の中南部で旧伊勢国の南端に位置し、東に五ケ所湾・北は伊勢国司の北畠氏が領した度会郡、西は紀伊の国との境となる紀勢地域、南は熊野灘に臨む地域にあるリアス湾の多数の入江で、旧南島町(現在は合併により南伊勢町)域に属する。
海辺から直線距離で
500mも離れると崖上の高台となる
断崖絶壁の海岸線が続く
地勢は入江の背後に紀伊山地や台高山脈の支脈が脊梁を成し、入江から奥に入るとすぐに山野となる。
このような地勢の為、居住区と成り得る平坦な場所は入江周辺に限られている事や、昭和の頃は往来手段が海沿いの狭隘道路以外になく、陸の孤島と呼ばれていた。 海岸線は前述の如く、山が直接海に迫っている断崖絶壁のリアス式海岸で、三方を囲む山は標高500~700mと高くはないが、海に面した南側斜面はいずれも険しく海に落ち込んでいる。
海岸沿った波止場は
漁村を示す『浦』と名乗っている
※ 慥柄(たしから)浦にて
この地域の浦方には、阿曽浦・慥柄(たしから)浦・贄(にえ)浦・奈屋浦・神前(かみさき)浦・方座浦・古和浦など7つの波止場があり、いずれも波止場漁村を形成している。 なお、『浦』のつく地区は漁村である事を示している。
『竈』のつく伊勢平氏の子孫集落では
字名の如く塩や米から醸造酒を造るなど
竈(かまど)文化が継承されている
※『ふるさとチョイス』より
また竈方(南島八ヶ竃)の大方竈・道行竈・小方竈・栃木竈・棚橋竈・新桑(さらくわ)竈など『竈』のつく地区は平家集落で、伊勢平氏の荘園集落であった名残りである。 また、大江・道方・河内・村山・東宮など何もつかない地区もあり、それは田畑を耕す農村を表していた。
難読地名の元である贄(にえ)湾に
設置された養殖筏と
波止場の贄浦を行き来する漁船
この地域は慥柄浦(たしからうら)・贄浦(にえうら)・神前浦(かみさきうら)・新桑竈(さらくわがま)など難読地名が多く、旧町名の南島(なんとう)町の名も、『南(伊勢)志摩』をひらがなで記した“みなみしま”の当て字から『南島』となったものと云われている。
南伊勢(南島)七浦の位置図
行程表 駐車場・トイレ・山小屋情報
南伊勢七浦へのアクセス
公共交通機関利用 近鉄・志摩磯部駅よりバスで約30分で、南伊勢町の中心・五ヶ所浦
南伊勢町の中心・五ケ所浦からコミュニティバス利用だが、観光利用は現実的
ではない
車利用 伊勢自動車道・玉城ICより約30分で、南伊勢の中心・五ヶ所浦
五ケ所浦より車で約1時間で南伊勢七浦が所在する贄(にえ)湾に至る
桜の咲く3月末にはすでに
『デコタン』という酸味のキツい
特産みかんが実る温暖な地・南伊勢
西日本の太平洋側に面して、温暖な気候の南伊勢地域。 この地域を思い浮かべるなら、真っ先に出てくるのが、入り組んだリアス式海岸の海情景だろう。 だが、意外や意外にこの地は、海岸線近くまで急峻な崖が迫り、滝や山桜・棚田といった風景も見られる。
夏のマリンスホーツでよく耳にする
伊勢の観光案内だが
桜の観光案内は耳にした事がないなぁ
しかし『春』という季節に的を絞ると、温暖で『夏』のレジャーが全面に押し出してあまり想像の利かない地域だとも思う。 今回は、その南伊勢の春風景を見つけにゆくドライブ旅を企画してみたのである。
南伊勢の『浦』は東西に
長く続くリアス式海岸に点在し
現在案効されるコミュニティバスでは
観光の用に供さない
行程表の『南伊勢七浦へのアクセス』では公共交通機関でのアクセス方法も記したが、海岸線に沿って東西に長い南伊勢地域は、近年に道路の改良が進んだとはいえ、海岸線沿いは国道でも狭隘区間となっている。 それに、公共交通機関は地域の過疎化によって、オンデマンドバスやコミュニティバスの運行となっていて、域内の移動が困難となって現実的ではないだろう。
道路改良が進んだとはいえ
まだまだ狭隘区間が多く残る
南伊勢の主幹道路・国道261号線
※『国道を旅する』より
それゆえに、公共交通機関利用では到底観光の用には供しないだろう。 従って、伊勢志摩の玄関口の鳥羽や賢島で、レンタカーなどを借りてのドライブ旅となろう。 だが、前述の通り、主幹国道の国道260号線でさえ海岸線に沿った区間は離合困難な狭隘道路となるので、車の運転には注意を払いたい。
それでは、南伊勢の『春』情景を訪ねにいこう。
南伊勢の『春』は
『浦』に咲く波止場桜と
山里に咲く里桜
断崖絶壁となった
高台に咲く山桜とある
春の代名詞『桜』は、南伊勢地域では概ね2通りの『桜』情景が望める。 それは、海辺の波止場に咲く『桜』風景と、切り立った崖と海岸線の間の狭い耕地に咲く『山桜』である。
養殖筏と『浦』と呼ばれる
波止場を行き交う漁船
『浦』と呼ばれる海岸線に面した波止場地域は春になると漁も活発になり、湾内は養殖筏と波止場を行き交う漁船がよく見られる。 これは、海岸べりの町・南伊勢の『春』の情景となろう。
桜の下で漁場仕事に
勤しむ漁師の長閑な風景
つながれたボートと桜は
写真ではあまり見る事のない春風景だ
『波止場の春風景』は
あまり見かけない
『春』スポットだね
また、つながれたボートと波止場に咲く『桜』とのコラボも、一般の桜風景と違った春情景を魅せてくれるだろう。
リアス海岸の日の出直前の春風景
周囲が徐々に明るくなり
桜も花の色を魅せ始める
その『桜』風景で、南伊勢地域ならではの情景は、やはり入り組んだ『リアス式海岸』の風景とのコラボであろう。 満開の『桜情景』を魅せるスポットは数多くあれど、『海岸線と桜情景のコラボ』は、あまり目にする事がない情景だと思う。
桜だけではなく芽吹いた
山の新緑にも目を向けると
更に撮るのが楽しくなる
湾内に佇む岩礁島と
山桜のコラボ
桜の花に焦点を合わせると
岩礁島が摩訶不思議な模様に早変わり
その『海岸線と桜情景のコラボ』を魅るには、切り立った崖の上に立ちって海岸線を見下ろすといい。
切り立った崖の上の「どこに立っても展望台」に立つと、周辺に咲く桜と海の情景をアングルに収める事ができるだろう。
南海展望台より望む
朝日に染まる海原の絶景
夜明けと共に
漁に繰り出す漁船
その内に海原に光跡を示す日の出時となる。 そして日の出と共に、1日の糧を獲りに漁に繰り出す漁船や養殖筏を往来する漁船が望めるだろう。 これも、海岸から急激にせり上がる断崖絶壁の上に立つから望める絶景だろう。
夕暮れ時となると1日の漁仕事を終えた
漁船が『浦』に帰ってくる
それは帰港を競うように
全速力で帰ってくる
夕暮れとなって陽が落ちてくると、漁に出ていた漁船が戻ってくる情景や、言葉にならない程に美しいリアス式海岸の夕景が望めるのである。
湾の奥にある『浦』に戻る漁船が
黄昏の光を受けて
哀愁漂う情景を魅せていた
その頃になると養殖筏が斜陽に光り、それに漁から引き上げる漁船の後ろ姿を絡めると、黄昏の哀愁漂う情景となる。
そしてクライマックス
陽が落ちて湾内に浮かぶ養殖筏が
徐々に影となって画面から没していく
そして陽が沈む一瞬は
陽の光が明るい光を放って
1日のピリオドを打つ
不夜城のように光を灯す
波止場の光と流れる星空
めぐるめく宇宙
楽しい撮影旅は
撮影のアイデアが次々と湧いてくるね
このリアス式海岸の夕景は四季問わずの絶景で、ともすれば在り来りな写真となるが、写真撮りならばその素晴らしき情景を前に撮らずにはいられないだろうね。
田植え前の水が張られた田んぼに
桜の大樹が映っていた
里桜が咲く長閑な風景
川面と桜
一方、海岸線のすぐ間近に迫る切り立った崖と海岸線の狭い耕地を利用した棚田では、この地域では予想外の『里桜』風景が望める。 田を耕すトラクターと桜のコラボや、民家の石垣に実る春果実、花を咲かせた枝を延ばす山桜の影が路上に紋様を描く『桜の影アート』など、海ばかりではなく山里の風景も望めるのである。
川岸に咲く里桜と道にも咲く影桜
しかも、この地域の春は比較的に認知度が低く、あまり桜目当ての観光客や行楽客もおらずに空いていて、春の南伊勢はちょっとした穴場的存在となるのである。
転職エージェントもフリーランスエージェント
もエラい攻勢をかけてきてますよ
奴らはそれを生業としてしるからで
人手不足とかほぼ関係なく
『お誘いメール』を出しまくるよ
ウチも築80年の今住んでるボロ屋を
『売ってくれ』『この物件を求めている
方が多数います』『他社より高く買います』
『売買に関わる経費は一切頂きません』との
チラシで毎日ポストが爆発しているよ
まぁそういう奴らにメールなど個人情報を
晒していないのでメール攻勢はないけど
晒していたならPCがパンク
するほどにメールが来るだろうね
現に高速バスチケットをネット予約すると
トラベル関係のウェブサイトから
毎日のように利用を誘うメールが来るしィ
失敗したのは家主業で立てた個人会社の
法人確定申告の提出書類の書き方が分らずに
経理関係の無料計算書をダウンロードしたら
もう毎日のようにメールが来てあっという間に
メールボックスが1000通を超えたよ
このように『無料』やら『人手不足で高待遇』
などという広告エージェントサイトに
アクセスするとパソコンを買い替えるか
メールアドレスを変えるまで
雲霞の如くメールがやってくるよ
そしてメールアドレスを変えるって事は
取引相手へのメール変更の告知など
かなりの徒労と出費を伴うって事はITを
生業にしているなら解ってるハズだよね
だから無料を謳うメールのURLへの
アクセス厳禁なのは身を護る為の常識だよ
ヘタすれば詐欺メールやウイルスもあるしィ
言わばエロサイトにアクセスしてポップアップ
広告や請求書が殺到する状況と同じだよ
こんな事も解からず転職エージェントの
『深刻な人手不足』の言葉に
釣られて喜ぶこのオッサン
ほんとにITの事知ってるの?
無職の自身に都合のいい事を
転職エージェントに代弁してもらって
妄想で吹きまくっているだけじゃね?
それに転職エージェントが増えるって事は
深刻な人手不足を表しているのではなく
IT広告業者が人手不足の状況に乗っかって
迷惑行為を連発して客引きして就業斡旋の
報酬をかっさらおうとしてるだけだよ
企業も人手不足だからと言ってこんな
悪意あるエージェント業者に依頼するから
金を失って人も来ないんだよ
こんなエージェントに出す金の無駄を無くす
だけで従業員に渡せる給料が格段に増やせるよ
それにこういった転職エージェントに
餌を与えるこの無職のオッサン自体が
企業に無駄金を使わせて給料が上がらない
原因を作る根本悪って事だぁね
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