2023-02-12 (Sun)✎
『路線の思い出』 第516回 山陽本線他各線・岡山駅 〔岡山県〕
でも今の【はやぶさ】は北海道シンカンセンで
赤字を生む轍となってるよ
でも四国の特急車両も西武鉄道式のデザイン化(ブサイク化)してるよね~
改装工事を重ねて2006年10月に
橋上駅舎となった岡山駅
※ ウィキペディア画像を拝借
《路線データ》
山陽本線
営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15)
神戸~門司・兵庫~和田岬 537.7km 38534 / 95
運行本数〔山陽本線・姫路発着列〕(’22)
下り広島方面 糸崎・三原方面が上下とも概ね毎時2本、ラッシュ時は4本
伯備線に入る新見方面行きは上下とも概ね毎時2本
総社・備中高梁などの区間便が約半数
伯備線に入る特急【やくも】出雲市行きは上下とも概ね毎時1本
寝台特急【サンライズ出雲・瀬戸】が早朝深夜に停車、下り【サンライズ出雲】は
伯備線経由で出雲市に向かう
上り姫路方面 相生又は姫路までの列車は上下とも毎時1本
その他、西大寺・瀬戸・万富など区間運行が毎時1本ほどあり
赤穂線に入る播州赤穂行きは上下とも毎時1~2本
上郡より智頭急行線経由で鳥取・倉吉に向かう特急【いなば】6往復
宇野線及び四国方面
特急【しおかせ】松山行き15往復(最終のみ伊予西条止)
特急【南風】高知行き13往復
特急【うずしお】徳島行き2往復
寝台特急【サンライズ瀬戸】が早朝深夜に停車
快速〔マリンライナー〕高松行きは上下とも毎時2本
普通列車は宇野線・宇野発着が上下とも毎時1~2本、児島止が毎時1本
津山線
快速〔ことぶき〕下り津山行き7本・上り岡山着8本
普通は津山行きが上下とも毎時1本、ラッシュ時は2本
総社線
普通が上下とも毎時1~2本、一部備中高松止の区間便アリ
※ 山陽新幹線は記事内容にほぼ関りがないので割愛する
新しくなったけど
他の主要駅と同じような装いと
なった岡山駅のコンコース
※ ウィキペディア画像を拝借
岡山駅(おかやまえき)は、岡山県岡山市北区駅元町にあるJR西日本の駅で、岡山県の県庁所在地及び政令指定都市でもある岡山市の中心駅である。 営業キロは、東京駅から732.9 km、新大阪駅から180.3 km。 東海道・山陽新幹線全営業列車及び四国・山陰各方面すべての特急列車が停車する。
岡山駅の財政線運転系統図
シンカンセンを含めると
8路線10方向の路線が展開する
巨大運転系統の駅だ
※ ウィキペディア画像を拝借
新幹線及び在来線7方面(山陽本線・伯備線・瀬戸大橋線・宇野線・津山線・吉備線・赤穂線)と市内路面電車2方面(岡山電気軌道東山線・清輝橋線)が結節する中四国最大のターミナル駅である。
なお、岡山電気鉄道の軌道線も記事内容に関連がないので、この場で触れる限りとする。
利用者数においては広島駅に劣るものの、四国・山陰各方面への広域輸送の拠点駅としての役割を担っており、当駅は中国・四国地方随一の鉄道交通の要衝となっている。 日本唯一の定期寝台列車である【サンライズ瀬戸・出雲】は当駅で増解結を行う。 なお、当駅の1日平均乗車人員は、2020年度で46763人(コロナウイルス蔓延前の2019年は69325人)と、JR西日本の駅では11位で中国・四国地方では広島に次いで2番目に多い。 岡山県内では最多で、山陽本線の西明石~海田市までの複線区間としては最も多い。
イオンモールへは
地下道でつながっている
:
実際地方都市は大型商業施設の
独占状態でそれしかないもんね
※ ウィキペディア画像を拝借
駅ナカ商業施設として、『サンステーションテラス岡山(さんすて岡山)』がある。 東口には地下街の岡山一番街が位置しており、地下通路から『イオンモール岡山』にアクセスが可能となっている。
駅の歴史は、1891年に関西圏からの鉄道の延伸の形で、当時の私鉄である山陽鉄道の駅として開業したものである。 この駅に隣接する形で中国鉄道の路線も敷設され、やがて鉄道国有化の後には、当駅から放射状に伸びる路線網が整備される事となった。 1972年3月15日の山陽新幹線の岡山開業の際に基本的には現状の駅構造となり、在来線との接続駅として九州を始め各方面への特急が多数発着するなど賑わいを見せた。
昔の駅は夜も楽しかったよなぁ
九州への思いを馳せる
寝台特急列車があったしィ
※ 広島駅で撮った寝台特急【はやぶさ】
:
だが、3年後の1975年3月10日の山陽新幹線の博多延伸で、当駅で山陽新幹線に接続して九州方面に向かう列車は、東京・大阪からの夜行寝台特急を除いて全て廃止となった。 今では、その東京・大阪からの夜行寝台特急も、2009年3月13日をもって【はやぶさ・富士】が廃止となるのを最後に全列車が廃止・淘汰されている。
このような訳で、新幹線が鹿児島中央駅まで開業した現在では、在来線の需要は山陰や四国への特急列車が中心となっている。 また時代による駅の機能の変化とともに以前は日本で唯一(最後まで)赤帽(手荷物輸送業者)の常駐している駅であると云われていたが、構内改良工事着工と同じ2006年に廃止された。
そして橋上駅舎完成と同時にホームの形状も大きく変わり、立ち食いそば屋などの施設は瀬戸大橋線ホームを除き閉店していった。 2020年現在は瀬戸大橋線ホームの立ち食いそば屋も閉店し、跡地に自動販売機が設置されている。
岡山駅の構内図
※『トレたび』より
駅構造は3階にある新幹線の島式2面4線の高架ホームと、在来線の4面10線の地平ホームからなる。
なお、2004年から行われた構内改修によって、西口側にあった津山線・吉備線の16・17番のりばは西口広場拡張の為に撤去されるなど、ホームの形状とのりばが大幅に変更されている。 ホームの番号については以前は新幹線が1~4番線を利用して、在来線は5番線からの数字が割り振られていた。 他にも、在来線に0番線が存在していた時期もある。
特急【やくも】が発着する2番線と
影の薄いトップナンバーの1番ホーム
※ ウィキペディア画像を拝借
当駅をまたがって運転する普通列車は全て当駅で列車番号が変わり、全ての列車(特急列車や快速列車・臨時列車などを含む)で乗務員交代が行われる。 在来線の使用ホームは、1・2番線が山陽本線下りと特急【やくも】を含めた伯備線列車で、特急【やくも】は2番線から発車する。
3・4番線は山陽本線では
閑散線区となる岡山より東をゆく
列車の発着ホームだ
:
閑散線区なのでJR西日本お得意の
国鉄時代の車両の
使いまわし運用となってるよ
※ ウィキペディア画像を拝借
3・4番線は山陽本線上りの姫路方面と、赤穂線の播州赤穂方面行の列車が使用している。
また、鳥取行きの特急【いなば】は、3番ホームより発車する(1本のみ4番ホーム使用)。
6・8番線が四国方面の優等列車が
発着する四国ルートのメインホームだ
:
※ ウィキペディア画像を拝借
5~8番線は四国方面と宇野線列車の使用ホームで、四国方面の優等列車は6及び8番ホームを使用し、宇野線及び児島行きの普通列車は7番ホームを使用する。
6番線の車止めの先(大阪寄り)
にある5番ホーム
※ ウィキペディア画像を拝借
7番ホームは8番線側の児島寄りに
設けられた切り欠きホームで
宇野線と児島行きの普通列車の
専用ホームとなっている
※ ウィキペディア画像を拝借
なお、5番ホームは大阪寄りの6番線の車止めの先にある付属ホーム、7番ホームは児島寄りの切り欠きホームとなっていて、5番ホームは列車重複時の使用となっているが、ホームの有効長が短く短編成の普通列車しか発着できない。 津山線は9番線、吉備線は10番線の駅舎より最も離れた島式ホームから発着する。
9・10番の島式ホームは
非電化路線専用ホームで
9番線が津山線・10番線が吉備線の
発着ホームとなっている
※ ウィキペディア画像を拝借
駅舎は新幹線口が表口になっている数少ない駅の一つで、2006年10月に橋上化され、新幹線連絡も含めて駅の主だった機能は2階に集約されている。 また、東西連絡道路が完成した事によって西口駅舎が廃止となり、改札口も一部を除き2階と地下に集約されている。 かつてあった高架下の長いコンコースも、多くが商業施設となっている。
岡山駅の中央改札口
※ ウィキペディア画像を拝借
駅長が配置された直営駅であり、管理駅として山陽本線の北長瀬・庭瀬、宇野線の大元~久々原、吉備線の備前三門~備中高松、津山線の福渡~法界院の各駅を管轄している。 但し、窓口業務については、2022年6月1日から2階改札外の窓口がJR西日本中国交通サービスへの委託となった。
なお、管理駅の管轄については、倉敷駅や児島駅及び吉備線の運行を担う備中鉄道部が管理業務をしていたが、行政区域と原則一致させる方針から岡山市内及び早島町の駅は全て岡山駅の管轄となるように変更されている。
東口のバスターミナル
:
岡山駅の機能の大半が
東口に集中している
※ ウィキペディア画像を拝借
駅周辺は、表玄関の東口を中心に商業施設やホテルなどが立地している。 地下街の岡山一番街を通じて、西日本最大級のショッピングセンターであるイオンモール岡山にアクセスすることができる。
天満屋百貨店などが位置する中心市街地の表町商店街とは約1kmほど距離があり、路面電車の岡山電気軌道やバスなどで連絡している。
東口に比べて西口は
駅舎が取っ払われるなど閑散としていて
バスロータリだけが目立っている
※ ウィキペディア画像を拝借
駅の西口はビルやホテルはあるが閑散としており、バスロータリーが目立つ様相となっていて、東口のバス停が路線バスだけで受け入れ容量を超えている為、長距離高速バスや空港バスは西口発着に変更となっている。
岡山駅の地下改札口
:
地下改札口のある駅って
印象が薄いんだよね
※ ウィキペディア画像を拝借
この駅は、つい最近まで乗り換え以外の用に供した事のない印象の薄い駅だった。 そういえば、四国の三嶺に冬に行って撤退し、余った『セ・セ・セ・セ青春18きっぷ』で芸備線の1日3往復区間に向かった時、駅の改札を出て、駅前道路向かいのコンビニに駅寝年越し&おせちの具材を買いに行ったっけなぁ。
岡山駅の記憶を辿ると
取り壊された西口駅舎に
駅の思い出があったよ
※ ウィキペディア画像を拝借
そうそう、周遊券を使って初めて九州に行った時は、行き帰りは普通列車以外は乗れないので、岡山駅の夜間閉鎖となった改札ラッチに籠って駅路中寝したっけなぁ。 もう35年も前の事で、駅も高架される前の事で、たぶん駅の拡張工事で取り壊された西口駅舎側だと思うけど、もうセピア色の記憶となってるよ。
初めての四国旅の帰りに岡山で撮った
気動車時代の特急【やくも】
:
今となっては381系振り子式電車より
貴重な写真でないかい?
それと、初めての旅である四国完乗の旅(この時に小松島線や幻の航路と云われ、国鉄職員でさえその存在を知らなかった『仁堀航路』に乗った)の帰りに、岡山駅で181系気動車時代の特急【やくも】を撮ったよ。 まぁ、あの時は四国へ行くのは宇野から宇高連絡船で、岡山駅に四国の玄関口たるイメージは皆無だったけど・・ね。
初めての四国旅は国鉄職員さえ
その存在を知らなかったという
幻の航路『仁堀航路』で四国に入ったよ
でも金のない中坊ゆえに金を惜しんで
切符などの足跡は残せず終い
※ 『国鉄連絡船仁堀航路』(ウェブ閉鎖)より
ヘッドマーク付きの
急行【よしの川】
廃止となった小松島線に乗るなど
初めての四国旅は貴重な写真満載の
『濃い』内容の旅だったよ
そんなこんなで、思い返せば歴史のある『濃い』思い出が頭に浮かぶ岡山駅だが、つい最近にこの『駅の思い出』シリーズのネタとなるような思い出に、岡山駅で遭遇したよ。 それは、特急【やくも】に関わる事である。
旅の目的が『鉄』ではないとはいえ
『鴨がネギ背負ってやってきた』
なら撮らざるを得まいて・・
:
でもフイルムで撮るほどの
モノでもないのでスマホで
でも、特急【やくも】が、381系の振り子式車両から【サンダーバード】のような新型車両に置き換わるから追っかけに行ったのではないよ。 ワテは基本的に電化路線に興味はないし、381系の振り子式車両は小坊の時に大阪駅で特急【しなの】を撮って、ワテ自身としてはこれで完結しているし・・ね。
キハ58の急行【伯耆】なら動くかもしれないけど。
岡山に立ち寄った目的は
振り子式の電車の追っかけではないよ
白鳥を撮りにいこうとしたんだよ
※『安来市観光協会』のウェブサイトより
・・という訳で、車両目当ての『撮り鉄』ではなく、山陰の尼子氏の城跡めぐりと白鳥の飛来地でコハクチョウのテイクオフを撮る為に岡山駅に降り立ったのである。
白鳥のテイクオフは年末年始の北海道旅で
飛び立ってくれなくて撮る事が
できなかったので
そのリベンジで企画した旅だった
※ 数年前の北海道・クッチャロ湖にて
・・っていうか、当初の予定では岡山に立ち寄る予定も無かったのである。 だが、立ち寄らざるを得ない状況となったのである。 それは、大阪から米子への夜行高速バスが雪で運休となり、山陰へ向かう事ができなくなったからである。
それと謎めいた歴史を持つ
尼子氏の居城・月山富田城も
訪ねるつもりだったしィ
※ ウィキペディア画像から
城址公園にある尼子経久公の銅像
山陰に行く事ができなくなると、帰りに予約した松江から大阪への夜行バスなど事前に買った切符類が全てパァとなり、しかも当日キャンセル・・即ち『ドタキャン』扱いとなって5割以上のキャンセル料を払わなければならなくなるのだ。 だから、予約を必要とする夜行バスは嫌いなんだよ。
旅の計画なんて生き物と同然なんだから、すぐに状況が変わってしまうから。 そのような中で、旅の行程が縛られる『予約』は極力取りたくはないのだな・・ワテは。 それに、ホテルなんか予約してた日には、顔に縦線となるよ。 これは、立てた予定通りに事が運ぶ事がほとんどない山旅を生業にしているからよく解るし、こういう時に自在性を持つ方が旅も面白いのである。 これこそ、旅の醍醐味である『旅のハプニング』なのだから。
岡山駅ではカボチャ塗装の電車
(たぶん115系)が運用されていたよ
こういうちょっとした
『ハプニング』が旅の醍醐味なのである
ワテは予約が嫌いなのと同時に鉄道を食い潰すシンカンセンも嫌いなので、極力乗らぬように大阪から新快速と普通を乗り継いで岡山まで来たのである。 ・・で、岡山で入線してきたのが381系の振り子式車両の特急【やくも】であった。
でもこの先で遭遇する『ハプニング』は
旅そのものがポシャる
大きな『ハプニング』だったよ
:
スマホで撮るとタイミングがつかめず
顔面袈裟斬りとなったよ
でも、岡山の駅アナウンスで、「山陰地方大雪の為、明日の特急【やくも】は全て運転を取りやめます」、「明日は当駅に戻る列車の運行がありませんので、山陰方面に喫緊の所要のない方は引き返しの御検討を願います」とガナっていたよ。 でも、この時は夜行バスの予約しているし、幸いこの夜行バスは通常運行しているって事で、行かねば『ドタキャン料』を取られる対象となってしまうのである。
もし滞在時間30分で野鳥の
テイクオフ写真が撮れると思うなら
かなり脳ミソバラ色だわな
※ 数年前の北海道・クッチャロ湖にて
だが、行きの米子行きの夜行バスが運休となった為に、ハクチョウさんの飛来地は夕方の30分程しか滞在できず、尼子氏の城跡は断念で、立てた予定通りに事が運びそうなのは初めて乗る境線の往復くらいとなるだろう。 それでも、『ドタキャン料』を取られるよりマシと決行したのが今回の岡山駅に降り立った理由である。
・・で、定刻通りに特急【やくも】は入線し、四国特急の遅れで10分ほど遅く発車する。
途中の備中高梁までは順調に進む。 だが、車内放送では、繰り返して「明日の特急【やくも】は全列車の運転を取りやめます」、「明日は列車の運行がありませんので、岡山への引き返しの御検討をお願い致します」のアナウンスが繰り返されていたよ。
車内で3時間近く待機となった
運命の駅・備中高梁駅
※ ウィキペディア画像を拝借
・・で、運命の備中高梁に着く。 通常ならこの駅の停車時間は30秒ほどで、すぐに発車となるハズなのに発車する気配がなく、駅に止まったまま5分ほど経過する。 そして、車内アナウンスで、「新見の先の武庫~江尾で雪の重みから倒木が発生し、当列車は当駅で運転を見合わせております」、「只今社員が現場に調査に向かっております」、「詳しくは連絡が入り次第お知らせいたします」・・云々と入る。
車内放送後、車掌氏が「新見にお越しお客様は、隣ホームの普通列車に乗り換え下さい」、「特急券は新見駅で払い戻しいたします」と触れて回っていた。 それから40分ほど経って「倒木現場に社員が到着し、現場の調査に入っております」のアナウンスが入る。
備中高梁駅が旧駅舎なら
降りてみただろうけど
鉄筋コンクリートの味気ない
駅舎となっていたので
寒かったし車内で自重してたよ
:
でも備中高梁では全く
雪が積もってなかったしィ
※ ウィキペディア画像を拝借
このアナウンスが入った後すぐに再び車掌氏が車内巡回してきて、「運転再開にはまだしばらく時間がかかる見通しです」、「岡山方面に引き返しを御検討願います」、「引き返しは隣のホームから発車する岡山方面行にお乗り換え願います」、「岡山方面に引き返されるお客様は、岡山駅で乗車券・特急券は全額払い戻し致します」と告げて周っていた。
その後「大雪の為に倒木の撤去作業が難航してます」とのアナウンスが入り、車掌氏が3たび乗客全員の意思確認をするべく車内を巡回する。 もちろん、「このまま列車の運行の再開を待たれますか? 岡山へ引き戻されるなら、岡山行きの特急列車でも無料でご利用頂けます」、「引き戻されるお客様の乗車券・特急券は全額返金されますので大切に保管頂き、岡山駅で返金して頂くようお願い致します」と、乗客一人一人に告げて周っていた。
でも、ワテを含めて『あくまでも運行再開までネバる』乗客が結構いたんだよね。 ワテは勤め先の休業でこの日は1日フリーだったから、気になるのは出雲市からの夜行高速バスがこの大雪で『ドタ運休』にならないかという事だけで、スマホの夜行バス運行状況を見れば事足りるが、会社の出張などで山陰に向かうビジネス客は、おもむろにデッキやホームで上司に伺いを立てる電話をしていたよ。 要するに、かなりテンパっていたようである。
また、学生と思しき兄ちゃんは、「他に松江に行く方法はないか?」と車掌氏に掛かり気味に食いついていたよ。 もしかしたら、第二次の受験に行く為かもしれないね。 もしそうなら「うわぁぁぁぁ」だわ。 もう、試験会場の門の前で雪で滑って転んで、皆に指さされて「スベリよったぁ」と云われる位の大ダメージだわな。 ちなみに、ワテの受験時は結構受験戦争世代で、実際に転んだ奴が「スベリよったぁ」のざわめきに動揺して泣いて帰ったシーンを目撃した事あるなぁ。
ワテは、夜行バスの発車が22時なので、米子に2時間半遅れの午後8時までに着けばクリアで、それまでに運行再開がなければ引き返して、嫌だけどシンカンセンで帰るか岡山のまんが喫茶で泊まるかしようと、待てる限界のリミットを計算していた。
コハクチョウはこの旅が
まだ未訪なので数年前に撮った
北海道のクッチャロ湖で
撮ったコハクチョウおば・・
もう、コハクチョウは元より境線もムリだから、ただ夜行バスをキャンセルしたくないだけの為に山陰に行く虚しすぎる『旅とはいえない旅』なっていたよ。
もちろん月山富田城めぐりは
始めからムリでした
そして、リミット50分前(備中高梁~出雲市の所要が2時間20分だから、18時半までに運行再開したら、徐行運転を考慮しても何とか出雲市で夜行バスに乗り継げる)に、遂に『死刑判決』が下ったよ。
「倒木の撤去作業をしておりましたが、大雪の為に本日中の撤去を断念する事となり、当列車は運行打ち切りとなります」、「この列車は2つ先の備中川面駅まで回送運転し、そのまま岡山行き特急【やくも】号となります」、「岡山方面にお戻りのお客様は、そのままご乗車ください」とのアナウンスが・・。
折り返し地点に指定されたのが
伯備線がつながった地点で
その名残で両方向からの
進入・出発ができる備中川面駅だった
※ ウィキペディア画像を拝借
ちなみに、なぜ備中川面まで回送運転するかといえば、備中川面は伯備線創成期の頃は延伸途中の終着駅で、その名残から上下線で両方向からの進入・出発ができる駅なんだよね。 なので、転線せずに折り返せるからのようである。 この『運転打ち切り』が決まって、車掌氏は切符の払い戻しの説明や、岡山から先の事を尋ね周っていて、シンカンセンなら指定座席の確保の取次をしていたよ。 トラブルとなると、仕事が目一杯増えますねぇ。 どんな仕事でも・・であるが。
本日は無人駅の備中川面発の
特急【やくも】岡山行きとなりますた
※ ウィキペディア画像を拝借
・・で、18:20頃に備中川面まで回送し、折り返し備中川面発の岡山行き上り特急【やくも】となって、19時過ぎに岡山駅に到着する。 この時間なら大阪着は23時過ぎとなるが、嫌いなシンカンセンに乗る事なく普通と新快速だけで帰れるし、6000円近く返金されるのでその金で帰れるよ。
この失敗旅で唯一我を通したのが
『嫌いなシンカンセンに
乗らなかった』って事だろうね
※ ウィキペディア画像を拝借
・・で、我が旅人生において、最近では甲状腺の禁断症状の発作が起こって大バテとなって引き返した鹿島槍~五竜の縦走山行についでの『全く成果ナシ』の旅となったよ。 いや・・、鹿島槍~五竜は泊駅に新たに降りて駅ネタ候補が一つ増えたので、我が旅人生ワースト旅となったかもしれないね。
『セ・セ・セ・セ青春18きっぷ』が
発売された当初は2日間有効の
貴重な切符があって都合6日間有効だった
やるな! JRより料金サービスの良いJNR
思い返してみると、これと同等なのが1つあったよ。 それは、只見線に行くつもりが『セ・セ・セ・セ青春18きっぷの2日券』を紛失して、大阪から飯田線・中央線・大垣夜行で1日普通列車に1250km乗った“だけ”の旅もあったよ。 この時は、『セ・セ・セ・セ青春18きっぷ』を買い直して、再度只見に出かけたなぁ。
でもこのままでは終わらない
必ずリベンジをしよう
※ 数年前の北海道・クッチャロ湖にて
でも、このままでは終わらない。 この2月中に、必ずこの旅のリベンジをしたいと思っている。
一揆(労働争議)をするのが
一番効果的だと思うんですが
とにかく誰も責任を取りたくないので
取りまとめ役がいません
オメェ1人でヤレや!と言いたいね
そして潰されて破滅して
首に縄でもかけたら給料の代わりに
アッチの世界に上がる事できるよ
我等のDNAには農民一揆の血が
引き継がれているハズですが
それも大分薄まってしまったのか
一揆には期待ができない
バカなの? 一揆ってただ搾取される
立場だから起こり得るんだよ
法的に認められた水準の賃金をもらって
「働く気ないけどもっと寄越せ」といっても
誰も同調しないし反って皆から嫌われるよ
そこで次善作として
やはり我等の血に刻まれている『逃散』が
これからのトレンドだと思っています
だから生活を犠牲にして家族を
巻き込んでまで逃げるのはオマエだけ!
そんなキチガイじみた事をしても
今より悪くなるだけだから皆しない
家庭など大切なモノを守らねばならないしィ
というか私が次を決めずに
辞めてしまったように
水面下ではそこかしこで離職者が
多く出てるんじゃないでしょうか?
だから出ませんよ
バカなの?
直腸付近のサナダムシより
役立たずのアホだね
離職して今の給料所得よりはるか下となって
生活困窮になった上に社会的にも
負け犬と呼ばれる事を
普通の知能とプライドを
持った奴がする訳ねえだろ!
失業率に跳ねてないのかなぁ…
と不思議に思うんですが
社会のマインド的に
「もうアホらしくてやってられねぇ」
の人が多くなってると思いますよ
「アホらしい」と逃げても
生活苦から破滅一直線に陥る事が
解りきってるから
皆逃げずに耐えてんだよ
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