風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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よも”ヤマ”話  第190話  北八ヶ岳・厳冬期 その3

よも”ヤマ”話  第190話  北八ヶ岳・厳冬期 その3(縞枯山)〔長野県〕 '97・ 12~'98・ 1
縞枯山 2403m【名峰百選 78峰目】

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モノトーンの縞枯れを魅せる
厳冬期の縞枯山

  縞枯山 しまがれやま (八ヶ岳中信高原国定公園)
八ヶ岳連峰の北八ヶ岳山域にある標高2403mの山で、山名の通り縞枯れ現象が見られる事で知られた峰である。 茶臼山と雨池峠の間に位置するこの峰は、ほぼ東西に500mに及ぶ頂上部をもち、亜高山帯針葉樹林のシラビソやコメツガの森に覆われている。

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この峰の山体は
シラビソやコメツガの森で覆われている

長野県茅野市と同南佐久郡八千穂村(現・佐久穂町)の境に位置し、山頂の東端にある展望台に立つと、天狗岳や麦草峠付近のパノラマが展開する。 近くには岩石累々とした坪庭、神秘なムードに包まれた雨池、茶臼山の南には麦草峠の草原がある。

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縞枯れの帯の中に入って
一風変わった縞枯れ団子串の
モンスター・ツリーを撮ってみた

縞枯れ現象とは、これらシラビソやコメツガといった樹林が帯状に立ち枯れて、それが長い年月をかけて縞枯れの帯として山頂に向かって移動していく現象で、遠方からこの峰を望むと、山の斜面に何列もの白い横縞を魅せている。 山名も、山の斜面にその縞枯れの帯をまとう姿から名づけられている。
なお、この縞枯れ現象は縞枯山だけでなく、蓼科山や北横岳でも見られる。

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縞枯れした樹々の下に幼木が育ち
それが樹氷となって
団子串のようになっている

この縞枯現象は、風・降雨・日射などの自然現象によるもので、100年~300年の周期で世代の交代を繰り返すものといわれている。 この現象は、蓼科山や北横岳の西面・茶臼山などにも分布していて、縞枯帯の中へ入ってみると枯れた樹幹の根元に緑の幼木が育っている事が分かる。 茶臼山の山頂から西へ入った露岩の展望台は、縞枯山の縞枯現象を観察するのに絶好の場所である。

ピラタスロープウェイの利用で標高2200mの坪庭まで上げてくれる為、この峰の登頂は標高差で200m程で、坪庭から所要1時間余りと登頂の容易な峰となっている。



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北八ヶ岳・厳冬期 雪原ハイクの詳細行程図
後に行った北八ヶ岳・厳冬期の
縦走の記事で作成した
地図の使いまわしでっす

   行程表           駐車場・トイレ・山小屋情報
《1日目》 JR茅野駅よりバス(1:00)→ピラタス山麓駅よりロープウェイ(0:10)→山頂駅
      山頂駅より雪の坪庭散策、所要約1時間・坪庭(0:20)→縞枯山荘
《2日目》  縞枯山荘(0:20)→坪庭(1:20)→北横岳ヒュッテ(0:25)→北横岳
      (1:00)→坪庭(0:20)→縞枯山荘
《3日目》 縞枯山荘(0:05)→雨池峠(1:00)→縞枯山(0:45)→雨池峠
      (0:25)→ピラタス山頂駅よりロープウェイ(0:10)→山麓駅よりバス
      (1:00)→JR茅野駅
   ※ 前話『第189話 その2』の続き

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北八ヶ岳山域の魅力は
何といっても美しい樹林帯が織りなす
春夏秋冬の情景だろう

  《3日目》 縞枯山の大展望を望む
北八ヶ岳の魅力は、何といっても美しい樹林であろう。 夏の静けさ漂う神秘的な雰囲気もいいが、雪と樹木のおりなす冬の『樹氷のアトリエ』も感動を魅せてくれる。 夜明け前・・、空が僅かに白みかけた時、思い切って外に出てみよう。

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小屋の外に出ると
氷点下の澄んだ空気と
夜明けの光がおりなす
神秘的な情景が広がっていた

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縞枯山も夜明けの光によって
『神秘のアトリエ』を魅せていた

空を見上げて満点の星空だと、氷点下の澄んだ空気と夜明けの光がおりなす神秘的な光景が望めるだろう。 夜が明けるまでのスペクトルの空の移り変わり、そして縞枯れ帯の山肌がこのスペクトルの光を受けてオーロラに輝く、これぞ“氷点下の神秘”である。 

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縞枯山に登る前に
朝の光とモンスター・ツリーで
遊ぶとしようか

極寒に耐えた甲斐のある感動的な情景で1日が始まる。 さて、縞枯山へであるが、山荘から朝日の輝く方向に少し遡っていくと《雨池峠》の分岐に出る。 朝日の余韻がまだ残っているなら、先に樹氷原にいってみよう。 《雨池峠》から少し下ると、浅間山を背景にした美しい樹氷原が広がる。 しばし、カメラ片手に『樹氷のアトリエ』で気の趣くまま創作しよう。

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縞枯山には頂上に向けて
掘れた縦走路を急登で登っていく

日差しが高くを照らすようになったなら、《雨池峠》に戻って縞枯山へアタックしよう。
峠から右手に進路を取り、縞枯山の穏やかな山容とは相容れないキツい傾斜を登っていく。 
雪付きの傾斜なので、ピッケルとアイゼンは必需品だ。

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登り始めは縞枯れ帯に
突入する前でコメツガの
壮年期に入った樹々の中を登る

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やがてつづら折り地点で
既に枯れ木は倒れて幼木が育つ
最も古い縞枯れ帯に突入する

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縞枯れ帯を抜けて
背丈の低い樹々が現れ出すと
縞枯山の頂上は近い

樹林帯の中を2~3度つづら折りを交えて直登していくと、程なく縞枯山 2403m の山頂に出る。
残念ながら頂上は、周りを樹林に囲まれて見通しが悪い。

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縞枯山の頂上は
樹林に囲まれて眺望はない

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だが樹々のてっぺんに
光が当たって魅惑的だった

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陽がドンドン昇って
逆光気味となったので
縞枯山のとっておきの場所に移動しよう

展望を望むならば、頂上から10分程先にある《肩の展望台》までいこう。 この展望台からは、360°の大パノラマが広がる。 

肩の展望台より北の眺め
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肩の展望台より縞枯山を望む

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ガスで陰っても
モノトーン調となり魅惑的

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少し右にスライドさせて望むと
雨池峠や雨池山が望める

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雨池山が陽の光に輝き
陰る縞枯山との対比が美しい

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トップライトとなった
雨池山をアップで

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やっぱりキメアングルは
縞枯山と雨池山の明暗の対比と
雪紋の岩と樹氷に加えて
縞枯れの帯のテンコ盛りだね

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徐々に光の縞が
雨池山から縞枯山に移って
明暗が逆転した

《麦草峠》へ連なる稜線に刻まれた縦走路、南八ヶ岳の峻嶮な山なみ、蓼科の丘陵に向けて広がる深い樹氷原・・と、とびきりに贅沢な風景が望めるだろう。 ワテがこの山を【名峰百選】に選んだのは、この樹氷原の広さと山肌に刻まれた“縞枯の帯”と夜明けのスペクトルの光がおりなす情景に心を奪われたからである。

肩の展望台より東の眺め
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除票林の間から望む佐久平

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東に視線をスライトさせていくと
樹氷の合間に佐久平が魅えてきた

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シバレた岩が芸術的な
雪紋を魅せていた

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日も高く上がって
浅間山もくすんできた

肩の展望台より西の眺め
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縞枯山の裾野には
蓼科高原が広がっていた

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雲の切れ間から漏れる光が
縞枯の帯をなぞって

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更に左にスライドすると
茶臼山が入ってきた

何度も言い続けてクドいかもしれないが、『名峰』の条件をもう一度いいたい。 「感動を呼び起こせぬ山は、『名峰』にあらず」だ。 そして、「人間がなすりつけた『歴史的価値』という“ハリボテ”では、感動は得られない」という事も・・。 しばし、大自然が創造した素晴らしい風景に酔おう。

肩の展望台より南の眺め
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南には縞枯現象を魅せる
茶臼山が構えていた
次はあの山を経て
南八ヶ岳まで縦走しようか

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茶臼山から右にスライドさせると
蓼科高原の街の広がりが魅えてきた

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最後は青空と樹氷で
締めるとしようか

縦走路はこの先も茶臼山や麦草峠を経て、天狗岳から横岳・赤岳といった南八ヶ岳の盟主の峰々、そしてキレットを経て山梨県の小淵沢まで山域を連ねるように続いているが、今回は冬山登山としては最低限の装備しか持たない麓の山荘泊まり仕様なので、ここで折り返して下山としよう。

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佐久平が見えてきたら
雨池峠は間近となる

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雨池峠の樹氷群

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下山して振り向いた
縞枯山は逆光でギンギラギンだったよ
程なく短い昼が終わり
夕暮れとなる
今日は下山だから早めに下るとしよう

下山は登りで自身がトレースを付けているので、比較的容易に下る事ができるだろう。 所要時間も1時間とかからずに雨池山荘に戻れるだろう。 山荘で預かってもらった荷物を回収して、自然とは相容れないスキー場施設は極力目に入れぬようにして、速やかにロープウェイで下る事にしようか。


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前回のバナー下で「絶対に人は雇わない」
と述べたがコレも可能な業種と不可能な
業種とあり比率で言えば90%以上が
『不可能』な業種となる

それはサービス業全般が『不可能』に
当てはまりIT関連など技術を売る業務も
コレに含まれるのである
もちろん物販も『不可能』だ

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なぜなら対人商売は仕事を営む前に
営業して顧客をつかみに
いかねばならないからだ

そうなると人ひとりのスキルを
完全に超えてしまうのである
そして1人雇えば業務が更に増えて
2人3人と雇わねばならない訳で

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もちろんその人足を養うだけの
売り上げも上げねばならないのである
だから現実を見ずに自業自得で落ちた
自身を棚に上げて世間を憎悪して不平不満を
垂れるオッサンなど要らないのである

ちなみに『可能』な職種は自身で
考えなさいって事で・・
まぁ何度かバナー下で答えを
書いているけどね

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そしてこういう連中は互いに
「世間が悪い」「資本家が悪い」と
傷を舐め合ているけどイザとなったら
ケツまくって逃げるしこういう連中こそ
イザという時は助けてくれないよ

労働者が払った税金に寄生して
働く者を侮辱してるのだから
こういう奴らが危機に瀕しても
誰も助けの手は差し伸べないだろう

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だから逃げても援助がないから
潰れる以外の結末はないのである
世の中を憎んで貶しているのだから
こういう連中は同じように
世の中にも憎まれているのだ





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