風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

TOP >  『日本百景』  >  『日本百景』 秋 >  第530回  常念越え その1 (常念乗越)

第530回  常念越え その1 (常念乗越)

『日本百景』 秋   第530回   常念越え その1 (常念乗越)  〔長野県〕

n530-t.jpg
朝日を浴びて輝く常念岳

  常念岳 じょうねんだけ (中部山岳国立公園)
飛騨山脈(北アルプス)南部の常念山脈にある標高2,857 mの山で、山体の全てが長野県に属し、松本市と安曇野市にまたがる。 常念山脈の主峰で、中部山岳国立公園に属している。

n530-3 (1)
一ノ沢より見上げる
残雪の常念岳

安曇野からは全容が望め、ピラミッド型のその端正な山容は一目瞭然ですぐ視認できる。
また、常念岳のこの印象的な形状は、安曇野市豊科以南から眺めると東に隣接する前常念岳の峰が重なって見え、安曇野市穂高以北になるとそれぞれの峰が独立して見える為に違った姿を魅せる。

n530-3 (2)
常念岳山頂は
槍・穂高の絶好の展望台だ

なお、安曇野から眺められる北アルプスは常念山脈が主役で、槍・穂高連峰の山々は、常念岳から蝶ヶ岳、大滝山といった前に位置する常念山脈に隠れ、場所によってその間から顔を出す程度である。
常念岳の北側の山体は花崗岩質からなり、南側の不変成古生層と大きく異なる山体を示している。
また、東側の山腹には、常念岳断層が確認されている。 高山帯の山頂部には花崗岩の岩塊が積み重なっている。

n530-richo.jpg
冬毛となったライチョウ
撮った所は爺ヶ岳だけど

標高2,400 mより上部は、森林限界を越える高山帯となってライチョウの生息地となっている。
山腹にはホシガラス・メボソムシクイの鳥類や、ツキノワグマ・カモシカ・キツネ・ニホンザルなどの哺乳類が生息していて、近代登山史以前から猟師の狩猟場となっていた。

n530-3 (3)
調べると
クジャクチョウらしい
コレも撮ったの朝日連峰

また、常念乗越など周辺の山域は、ミヤマモンキチョウやタカネヒカゲなどの高山蝶が生息している。
ハイマツ帯にはアオノツガザクラ・イワギキョウ・クロマメノキ・コマクサ・チングルマ・ハイマツ・ミヤマキンポウゲなどの高山植物が自生している。



n530-m.jpg
常念越え縦走ルート・行程詳細図

   行程表             駐車場・トイレ・山小屋情報   
《1日目》 JR穂高駅よりタクシー利用(0:40)→ヒエ平登山口(1:20)→大滝ベンチ
     (2:00)→胸突八丁(1:20)→常念乗越
《2日目》 常念乗越(1:10)→常念岳(0:50)→2512mの広場(3:00)→蝶槍
     (0:50)→蝶ヶ岳〔蝶ヶ岳ヒュッテ〕
《3日目》 蝶ヶ岳〔蝶ヶ岳ヒュッテ〕(0:40)→長塀山(3:00)→徳沢園
     (2:00)→上高地バスターミナル

n530-2 (10)
槍・穂高の絶好の展望台へ

 《1日目》 ヒエ平より一ノ沢を常念乗越へ
行程表は山岳地図や登山ガイドに記載されているタイムを記したが、ヘタレてかつての『奇跡の体力』を喪失した筆者(タワケ)は、これと大いに異なっている事を予め了承頂きたいと思う。 そうでないと、「筆者が自ら歩いた体験を元にした探勝ガイド」である『日本百景』が成立しない事になってしまうからだ。  でも、歳を喰うにつれて、ここまで歩行能力が落ちるとは想定外であった。 まぁ、かつての『奇跡の体力』にまつわるヨタ話は置いといて、ガイドを始めよう。

n530-360nabi.jpg
車を止めるスペースが全くない
登山口のヒエ平
※『360°旅行ナビ』より

常念岳への登山コースは上りが安曇野側に2ルートあり、蝶ヶ岳を経ての下山ルートは安曇野側に1本、上高地側に2本の計3本ある。 まず、上りコースの登山口は今回に使う《ヒエ平》の他に《三股》があるが、《三股》から前常念岳を経て常念岳に至るコースは直登ルートでキツく、一般登山者には敬遠されているようだ。

だが、《三股》には70台の駐車スペースがあり、マイカー登山をするなら登山口を《三股》にする方が圧倒的に有利なのである。 そして、その《三股》から蝶ヶ岳へは初心者ルートが整備されているのである。 この事によって一般的な常念岳への登山は、《三股》より蝶ヶ岳を経て常念岳への往復が主流となっているようだ。

n530-3 (4)
積雪期は雪渓となった
胸突八丁の直登だ

一方の《ヒエ平》からのルートは登山道の難度としては初心者向けだが、登山口は駐車スペース皆無の林道のドン突きで、マイカー登山はかなり難しいのである。 もちろんバスなどの公共交通機関もないので、アプローチはタクシー利用となるのである。 この事から、このルートは電車や夜行バスでやってきた者にうってつけの登山コースとなるのである。

n530-2 (9)
今回の山旅は槍・穂高の
絶好の展望台・常念岳を越えて
上高地へ下る贅沢な山旅だ

なぜなら、マイカー登山は車を回収する為に下山先が同じ登山口へと限定されるのに対して、電車・バスでやってきた者は上りルートと下りルートを自由に設定できる利点があるからだ。 今回はその利点を生かすべく、上高地へと縦走するルートを取る事にしよう。

首都圏や関西圏の双方から松本までの夜行バスが運行されているので、コレを利用すれば松本発の大糸線は朝の6時台の列車が利用できるだろう。 列車で《ヒエ平》・《三股》共の拠点となる穂高駅へは、小一時間の乗車だ。 夜行バスの難点といえば「良く眠れない事が多い」ので、乗り過ごしには注意しよう。

n530-weki.jpg
常念岳の2つの登山口へは
穂高駅からタクシー利用となる

穂高駅に着くと、駅のロータリーにはタクシーが常駐している事だろう。 なぜなら、この穂端駅は常念岳の他に燕岳の中房温泉への拠点ともなるので、何かしらの登山客がタクシーを利用するからであろう。
タクシーで約40分、林道(舗装はされている)終点のドン突きに建つ、登山者指導所前の車が1台転回できる位の砂利場まで行ってくれる。 ここにはトイレがあるので、登山を始める前に用は足しておこう。

登山口をくぐると一ノ沢が寄り添ってきて、沢に沿ってほとんど登りのない平坦な道が続く。 
時折登山をしてるのを認識できる程度の登りがあり、丸太橋で沢を何度か渡ると《大滝ベンチ》という休憩適地に着く。 ここまで2.5km程で、道も緩やかで1時間ちょっとで着く事ができるだろう。

n530 (2)
秋色の沢を登っていく

ここからは徐々に傾斜が増していき、登山道らしくなってくる。 《烏帽子沢》という支沢を渡って、その伏流水の流れる上のような河原状のガラ場を登っていくと、正面に《胸突八丁》で高巻くコブが見えてくるだろう。 お目当ての常念岳はそのコブの遥か左側にあるが、この地点では標高差が有り過ぎてあまりそそらない眺めだ。 沢の源流部のガラ場を詰めると、『胸突八丁 標高2060m』と書かれた立札と簡易階段が現れる。 これよりは《常念乗越》まで標高差350mのイッキ登りだ。

n530 (1)
途中で見つけた秋情景

キツいイッキ登りと言っても整備され尽くした登山初心者ルートの事、簡易とはいえしっかりと踏み板のある階段を登っていくのである。 階段でイッキに高度を上げ、この急登の登り口である一ノ沢の谷を大高巻きする。 一ノ沢の流れは、やがて伏流水となってガレ岩の中に消えていく。

n530 (4)
一ノ沢の源頭が常念山塊だ

大きく谷を高巻いて馬蹄状に周って、伏流水となって水流の消えた一ノ沢の源頭部の上に立つ。
ここには伏流水となって谷へと流れ落ちていく一ノ沢の源流水の流れがあり、清く冷たい絶好の水場となっている。

n530 (5)
本日のクライマックス
『胸突八丁』に挑む

n530 (3)
胸突八丁の高巻きより望む一ノ沢

ここからは沢から離れ、《常念乗越》へとジグザクを交えながら登っていく。 傾斜はキツくなく、さりとて緩やかでもない位の坂ではあるが、《胸突八丁》の登りと登山口から4時間近く歩いている事もあってややキツく感じる事だろう。

n530 (6)
下界が望める程に登ってきたな

途中には400m毎に丸太を横倒しにしたベンチが3ヶ所あり、往年の体力を喪失してヘタりきった筆者は3つ全てのベンチに腰掛けるハメとなったが、普通の慣れた登山者なら水場から40分程で山荘の建つ《常念乗越》に着く事ができるだろう。

n530 (7)
常念乗越に登り着くと
今まで前にあった常念岳が
横にドンと構えている

ちなみに筆者は水場から1時間を要し、この区間の減速がたたって登山口からのコースタイムは20分オーバーの5時間であった。

n530 (8)
槍の懐に抱かれた山荘
常念小屋


n530-2 (3)
安曇野の守護神・常念岳

《常念乗越》に建つ常念小屋は稜線の上高地側に少し下がった所にあり、ここからは槍・穂高の山屏風が一望できるビュースポットとなっている。 また、谷から見てあまりそそらなかった常念岳も、重厚な山体を尾根より突き上げて壮観だ。

常念乗越 発
夕暮れの絶景かな
n530-2 (1)
意味深な雲がたなびき
展望ショータイム幕開けとなる

n530-2 (4)
横通岳が茜色に染まってきた

n530-2 (8)
槍・穂高が
夕日色に美しく染まっていく

n530-2 (7)
大キレットを挟んで
南岳と穂高山塊が対峙して

n530-2 (2)
穂高のドームも
ピンク色に染まって

n530-2 (5)
クライマックス!
いつまでも眺めていたい

今日はこの槍・穂高の山屏風を間近に望める位置にテントを張って一夜を過ごす事にしよう。 
テント前で山を見ながらの食事の準備のひとときは、テントを担いできた苦労への最大の御褒美なのである。

n530-2 (6)
夕陽に輝く槍の穂先を
眺めながらの食事の準備は
このテント山旅最大のご褒美だ

  ※ 次回の『第531回 常念越えから蝶ヶ岳』に続く


にほんブログ村 写真ブログ 山・森林写真へ
日本の3つ失敗の最後は
言うまでもなく感染爆発に至るのが
判りきっているのに
政治屋が利権欲しさに開催して
案の定感染爆発を引き起こした東京五輪である


世界各国の研究機関が開催すれば
高い確率で感染爆発を引き起こすと
警告しているにも関わらず
『安全・安心の東京五輪』と
国民を騙して開催した東京五輪

にほんブログ村 写真ブログ 山・森林写真へ
その結果は参加した外人を全く制御できず
自由気ままに観光者気分で闊歩する
東京五輪参加外人やスタッフなどが
感染源とする感染爆発を引き起こし
大会前後8か月で17000人を殺害したのである

それだけではない
感染爆発を引き起こした責任逃れに
事もあろうか感染源を感染者が多かった
日本人の若年層に擦りつけたのである

にほんブログ村 写真ブログ 山・森林写真へ
でも感染ウイルスが日本人同士では
感染が広まる訳のない
外国由来のウイルス株であり

大会期間中に外人が選手村を抜け出して
闊歩したり酒盛り&乱痴気騒ぎを繰り返す
など参加した外人が感染源である
証拠が数多く上がっている

にほんブログ村 写真ブログへ
また結果論としても東京五輪の前後8ヶ月で
180万人の感染者及び17000人の死者を出し
東京五輪が感染爆発に関連がないとは
万が一を想定しても有り得ないのである

それをひた隠しにしたい五輪の開催を
推進したクズ共はアレほど感動した
といった口を一切つぐんで
日本人が感染源だと言わんばかりに
日本人にのみ感染拡大防止の規制をかける

にほんブログ村 写真ブログ 山・森林写真へ
その結果日本の経済は飲食業や
旅行業・運輸業を中心に大打撃を受け
国民の命と生活が著しく阻害されたのだ

こんな感染爆発災禍を引き起こしても
スポーツ利権が欲しい政治屋共は
更に武漢ウイルスを巻き散らした
シナ五輪にも参加して更に
新たなウイルス株の感染爆発をもたらし

にほんブログ村 写真ブログへ
更には外人の入国を緩めて
世界一の感染拡大国になったのだ
日本の大失敗は開催すれば
こうなる事が判りきっているのに
開催を阻止できずに自らの首を絞めた事だ

もし東京五輪を中止にできていたなら
シナ五輪の参加もナシとなり
日本の感染者状況も死者も今の
1/100程度に収まっていち早く
感染終息に向けて舵を切れたのだ

PVアクセスランキング にほんブログ村
もうこの罪は開催を推進した奴らを
国民殺しの国家反逆罪として極刑に処し
原因は東京五輪から始まった外人が
感染源の感染拡大と確定して
それに沿った対策を講じるべきなのである


関連記事
スポンサーサイト



コメント






管理者にだけ表示を許可