風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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よも”ヤマ”話  第182話  南ア・最南部縦走 その3 (イザルヶ岳展望)

よも”ヤマ”話  第182話  南ア・最南部縦走 その3 (イザルヶ岳展望)〔静岡県・長野県〕 '97・ 8
イザルヶ岳 2540m、易老岳 2354m(往路に続き2度目の登頂)

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イザルヶ岳の丘より望む
荒川三山・聖岳・上河内岳の揃い踏み

  イザルヶ岳 いざるがたけ (南アルプス国立公園)
南アルプス南部の名峰・光岳の山頂は、樹林帯に覆われて展望は今イチだが、その少し手前にセンジヶ原の草原を挟んで広大な丘状の大地が広がっている。 この丘上の大地は森林限界を越えており、周囲360°遮るモノのない大展望が広がる。

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信濃俣や大無間山など
南ア・深南部の難攻不落の山々

この平原は一応山頂があり、山名をイザルヶ岳という標高2540mの山である。 北は荒川三山から聖岳・上河内岳と続く南アルプスの名峰群、西は中央アルプスの南部域の南駒ヶ岳や恵那山、そして御岳山、南は光岳とその背後に続く南アルプス・深南部の山々、そして東は富士山と笊ヶ岳などの白峰南嶺の山なみが一望できる。

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東・・富士の脇より昇る御来光

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南・・南ア最南の2500m峰・光岳と
南ア・深南の山なみ

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西・・雲海に浮かぶ中央アルプスと御岳山

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北・・荒川三山・聖・上河内の
南ア南部の盟主たち

恐らくであるが、このイザルヶ岳の南アルプス大展望が光岳を名峰たらしめたと言ってもいいだろう。
光岩と日本最南の2500mを越える山と深い山なみだけでは、いささかパワー不足だと思う。 
そして、この絶景を望んだ後は、1600mを超える下りを経て秘境・遠山郷の易老渡まで下っていかねばならない厳しさがあり、その奥深さを改めて知る事になるだろう。



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南ア・最南部縦走ルート行程詳細図

   行程表            駐車場・トイレ・山小屋情報
《1日目》 飯田市街より車(2:00)→便ヶ島(1:00)→西沢渡(5:00)→聖岳分岐
     (0:20)→聖平小屋
《2日目》 聖平(2:20)→上河内岳(1:50)→茶臼岳(1:10)→希望峰分岐・分岐
       分岐より仁田岳まで往復40分(1:30)→易老岳(2:10)→センジヶ原露営地
       センジヶ原露営地より光岳へは往復30分
《3日目》 センジヶ原露営地よりイザルヶ岳往復・所要30分(1:50)→易老岳(3:20)易老渡
     (0:40)→便ヶ島より車(2:00)→飯田市街
  ※ 前話『第181話 その2』の続き

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イザルヶ岳から望む
光岳と夜明けの月

 《3日目》 光岳より易老渡へ下山
さて、昨日の予告通り、“とっておき”の御来光シーンを望める場所を御紹介しよう。 最高の夜明けを眺めるなら、やはり早い方がいい。 従って、キャンプ場は、空の端がうっすらと白みかけた頃には出発したいものだ。

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小屋前のキャンプ場より
イザルヶ岳まで20分
夜明けの絶景を狙うには
4時にはキャンプ場を発ちたい

《光小屋》のキャンプ場を出て、《センジヶ原》の方向へ急ぎ足で歩いていこう。 《センジヶ原》を歩いていくと、水場までの間に小さなプラカードが立っている分岐を見つける事ができるだろう。 

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南ア南部の盟主群が
影から徐々に姿を現す

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御来光は白峰南嶺の山々と
富士の間から昇るようだ

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2つの小さな乳房は
笊ヶ岳かな?

この分岐に入って乳房のように緩やかな丘を登ること10分で、“とっておき”場所の頂上へ出る。
この“とっておき”の場所・イザルヶ岳 2540m で、感動の御来光シーンをたっぷりと味わおう。

感動の御来光シーン
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空が濃紺からオレンジの
グラデーションに染まり
富士の左側が明るくなり始める

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富士の左側より御来光が昇る

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御来光の光が空をかぎろいに染めて

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御来光のテイクオフと共に
雲海もかぎろい色に照らされていく

空がかぎろい色からオレンジに変わると、いよいよ御来光だ。 雲海に浮かぶ富士の脇から、美しい御来光が“テイクオフ”し始める。 そして御来光が昇っていくごとに、聖岳や上河内岳といった南ア南部の名峰が赤く染まっていく。

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かぎろい色の空に浮かぶ
荒川三山と聖岳

振り返って光岳の方向を向くと、まだ薄紫色の柔らかい色調の空である。 この“おぼろ月夜”の空と、あかね色に染まった山肌の妙が言葉に尽くせぬほど素晴らしい。 

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信濃俣や大無間山など
最も踏破困難な南ア・深南部の山々

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御来光が昇り空がオレンジ色になると
イザルヶ岳の丘も光が届き始める

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光岳の上にはミルク色の空に
おぼろ月が浮かんでいた

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山が最も輝く瞬間

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朝の光に輝く雲海に浮かぶ
白峰南嶺の山々

今日の行程は下山のみである。 こんな素晴らしい夜明けのシーンは、そう何度と訪れないものだ。
山を歩く喜びを大自然に感謝して、じっくりとこのシーンを満喫しよう。 やがて、6時過ぎになると、この“感動”のシーンもそろそろ落ち着いてくる。 それから下っても十分である。

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この場に立って
絶景を望めた幸運に感謝

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オレンジから白に変わり始めた雲海と
中央アルプスと御岳山

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光岳も朝の光に染まり始めた

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東の白峰南嶺がクッキリ
望める様になれば
朝のショータイムは一段落となる

心ゆくまで南ア・南部の大展望を味わったなら、標高差1600mを超える強烈なタダ下りに取り掛かろう。 言うなれば、その強烈な下りを乗り越えるべくの、最後の山のご褒美がこの360度遮る事のない絶景だろう。

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雲海と中央アルプスの展望は
光岳の入口の静高平で終わりとなる

下山路は、倒木だらけで不明瞭な易老岳まで往路を戻り、(現在は多少案内板が設置されたようだがどこが分岐か判らないような踏み跡を下っていく。 分岐を下っていくと山名のない三角点があり、この三角点の先はパックリと切れ落ちた岩場となる。 この切れ落ちた痩せ尾根は『馬ノ背』といい、トラバース気味に岩を伝っていく。 樹林帯に潜り込んで展望もなく薄暗い上に、足場の悪い岩場なので通過には注意が必要だ。

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易老岳までは樹林帯の中に
入り込むが1か所たけ
聖岳方面が見渡せる所があった

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その聖岳をズームで引っ張ってみる

『馬ノ背』を越えると樹林帯のタダ下りとなるが、倒木が多く厄介な道だ。 現在は整備されて岩場も鎖が設置されているだろうが、当時は鎖などは無かったのであるし、樹林が倒れてもそのまま放置で倒木だらけだったのである。 なお、一部で北側の展望が開けるので、急下降ののウサ晴らしにカメラを向ける事にしようか。

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下山路は全般的に薄暗く
足元も視辛い岩場だが
1ヶ所だけ展望が広がる所があった

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雲海をかなり下に置く
聖と荒川三山の3000m峰

倒木帯が収まると急坂となり、これを下りきると森の中の広場に出る。 『面平』である。 
周囲は檜の大木が林立していて、山の神の森のような雰囲気がある。 この『面平』は尾根の入口に当たり、これよりはジグザクに切られた急坂を遠山川の流れる易老渡まで延々と下っていく。

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面平は薄暗くて
露出が取れなかったので
静高平で撮った秋口の花で

延々と標高差500m下っていくと、汗で霞む瞼に滲んて遠山川に架かる赤い橋が見えてくる。 
でも、駆け出すのは禁物。 駆け出すと足がもつれて絶対に転ぶだろう。 それ程にキツイ下りだったのである。 少なくともワテは、直感的に「ここで駆け出せば転ぶ」と思ったのである。

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霞む目で遠山川に架かる
赤い橋が目に入った時
山行をやり遂げた
もう一つの感動があった

橋が見えてから確実に下って、遠山川に架かる赤い橋を渡る。 易老渡からは林道の砂利道を40分ほど遡れは、車を置いた登山口の便ヶ島に戻る事ができる。 なお、この林道はよく崩壊を起こして通行止となるので、大雨が降った時などは便ヶ島で車がカンヅメとなる危険があるので、このルートの利用は注意が必要だろう。


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ワテの予想した通り
冬が近づいた時点で
露の敗北が顕著となったね

もう一般民の動員を口にした時点で
プーチン政権が機能不全に
陥っていると見て間違いないだろう

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動員されると囮として死を待つのみだし
逃げれは逃亡罪として背後から撃たれる
だがそんな状況となると
暴動を起こす可能性も出る

即ち戦力として使えないどころか
暴動・反乱を起こす要因となり得る
それは1か所暴動が発生すると
連鎖的に広がっていくのだ

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そうなると軍内部も揺らいで
暴動側についてプーチンに
反旗を翻すようになる

ターニングポイントは動員兵が
逃亡罪で撃ち殺された時
反乱者が軍の幹部をやり返した時
そして虐殺行為をした後任の指揮官か
その取り巻きが捕縛又は暗殺・戦死した時かな

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また核も押したら最後
報復核を待つのみとなる
即ち滅亡を待つだけとなるのだ
だからプーチンが核のボタンを
押す前に殺されるだろうね

そうなるとロシア人は
世界の棄民となるだろうね
まもなく冬が来るよ
経済制裁下ではロシアの冬は越せないよ

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ロシアの国民もそろそろ
身を守るにはどうすればいいか
行動すべき時が近づいたね
このままでは冬が来たら死
戦地に駆り出されても死だよ



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