風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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『路線の思い出』  第503回  近鉄(現 三岐鉄道)北勢線・上笠田駅

『路線の思い出』  第503回  近鉄(現 三岐鉄道)北勢線・上笠田駅 〔三重県〕

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直線となったレールには
かつて駅があった

《路線データ》
     営業区間と営業キロ    移管年月日    転換処置     移管時運行本数
   西桑名~阿下喜 20.4km     ’03/ 4/ 1        三岐鉄道     約30分毎に1本運行

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直線化工事が完了した今は
駅があった面影は皆無だ
※ ウィキペディア画像を拝借

上笠田駅(かみかさだえき)は、三重県いなべ市員弁町上笠田にあった三岐鉄道北勢線の駅である。
2006年4月1日に廃駅となった。

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田舎の駅らしい
佇まいだった上笠田駅

単式ホーム1面1線を有する駅であるが、かつては列車行き違い設備を有し、当駅で列車交換のダイヤが組まれて30分間隔の運転を行っていた。 だが、1977年に北勢線の自動閉塞化工事の進行に伴って、2線の内の北側の線路の撤去で列車行き違い設備が廃止となった。

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たぶん蘇原駅だと思う
撮影地を探しに始発で
北勢線を1往復した時は
運転席後ろにカブリついたよ

上笠田の交換設備の撤去の代わりに、1駅西桑名寄りの楚原に交換設備が設けられている。
この交換設備の移転で、40分間隔運転に減便されている。

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駅廃止の翌日から直線化工事に取りかかり
3か月後には直線化を完了している
※ ウィキペディア画像を拝借

その後、日に350人程いた利用者も2ケタの61人に落ち込み、2003年に近鉄より事業譲渡を受けた三岐鉄道により、利用客の減少が続く当駅の廃止と駅付近の直線化によるスピードアップが計画され、2006年3月末限りで駅廃止となり、駅廃止後すぐに駅設備の撤去及び直線化工事に取りかかり、3か月後には直線化を完成させている。

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終点・阿下喜の島式ホーム2線化と
駅舎の建て替えも同時に行われた
※ ウィキペディア画像を拝借

なお、上笠田の駅廃止と直線化工事計画と並行して、終点の阿下喜駅の島式ホーム2線化工事が進められ、上笠田駅廃止の1週間前の3月23日に阿下喜の島式ホームが共用開始されている。 この路線改良により全線通しで10分以上のスピートアップが可能となり、また阿下喜で2線ホームとなった事から、楚原~阿下喜で27分間隔運転が実現している。

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たぶんこの眼鏡橋が
『明智川拱橋』だと思う

当駅周辺はネコが非常に多く、列車のいないホームにネコが佇んでいる光景がよく見られたという。
また、北勢線の撮影名所の『明智川拱橋』へはこの駅が最寄りであった。



この北勢線は、近鉄が三岐鉄道に事業譲渡する1年前に訪れている。 その時は阿下喜駅に車を置いて・・というか、阿下喜駅の前で車寝をして、阿下喜から始発で北勢線を1往復している。 

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かつての阿下喜駅
この駅前に車を止めて車寝したよ

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西桑名にて
翌朝始発で北勢線を1往復
1往復で乗客ほとんどナシ

でも、近鉄と三岐鉄道では、ヤル気が違うよ。 例えるなら、近鉄が分割民営化直前の国鉄のようで、思いっきりヤル気がなかったように思えたよ。

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思えばあれから随分変わったよね
線内中心駅の北大社が信号所となり
東員町の中心に駅が設けられたり

それが三岐鉄道となって、速度を殺がれる要因だった複雑な構内配線の北大社を車庫及び信号所に格下げ、駅自体を町の中心地に近い所に東員駅として新たに設けたり、駅の統合や線路の直線化によるスピードアップなどで、西桑名~阿下喜で10分以上のスピードアップが図られた。

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かつては1本の
吊り下げ式だった架線柱
恐らく最高速度の45km/hを
出せる区間は無かったかと

また、終点・阿下喜の島式ホームによる列車交換を可能として増便を図ったり、利用客の少ない駅の統廃合によるスリム化などの積極経営を打ち出している。 それはもう、三岐鉄道の本線である近鉄富田~西藤原の三岐線よりも力を入れてるように見えるよ。

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鈴鹿山地に囲まれた
長閑な畑地をゆく

実際、三岐線の方は石灰石の産地である藤原岳からのセメント輸送が主で、旅客輸送に関しては北勢線より沿線人口も少なく、沿線も発達してないから当然と言ったら当然だろうけど。 ちなみに、三岐線は暁学園前駅を利用する通学生で持っているといっても過言ではないみたい。

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ムーミンのニョロニョロのように
ゆらゆらと頼りなく走る姿が
ナロー線の醍醐味だったなぁ

でも、ナロー線の魅力としては、何か損なったような気がするよ。 阿下喜駅が近代風になり、駅ごとに線路が湾曲して頼りなくゆらゆらと揺れた電車が、今は直線改良された区間を最高速度の45km/hで突っ走るようになったのだから。

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地の守護を司る神社の灯篭と

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眼鏡橋をゆくナロー電車
ここは『撮り鉄』の
有名スポットらしい

けれど、どれだけ近代化しても、昔の軽便鉄道であったナロー線の味は残っている。 ワテは近鉄の時に撮ったのみだが、今でも眼鏡橋や鈴鹿山脈を眺める平野をトコトコ走る電車を狙って、多くの撮り鉄が訪れるらしい。

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確かこの時は20年近く休んでいた
『撮り鉄』を復活した時だったなぁ
ワテの『初めての法則』で
最初の1回だけいいのが撮れてるよ

ワテも久しぶりに再訪しようかなぁ・・。 でも、物臭だから、なかなか腰が上がらないよ。 
それに、今更電車を乗り継いでいくのも、身体が着いてこないし・・ね。

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神社前の踏切にて
この場所だからこそ
魅られる風景があった

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『神社前・踏切』
コレ決まったよ!一番星だわ
白黒にしたのも大正解
あの頃を思い出してまた訪れようかなぁ

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でも昼下がりのホームから望む
長閑な情景はなくなっちゃったけど
※ ウィキペディア画像を拝借


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