2022-08-30 (Tue)✎
『路線の思い出』 第499回 函館本線(砂原支線)・銚子口駅 〔北海道〕
構内踏切の駅って
ローカル線の雰囲気があって好きだなぁ
《路線データ》
営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15)
函館~旭川・七重~大沼~森 465.7km 10649 / 105
’22年(駅廃止年)・運行本数
大沼~銚子口経由~森(通称・砂原支線)
下り5本、上り7本
廃止区間と営業キロ 廃止年月日 廃止時運行本数 転換処置
砂川~上砂川 7.3km ’94・ 5・16 6往復 北海道中央バス
駅廃止直前に駅舎のお色直しを
するとは何ともチグハグ
※ ウィキペディア画像を拝借
銚子口駅(ちょうしぐちえき)は、かつて北海道(渡島支庁)亀田郡七飯町字東大沼にあったJR北海道・函館本線(通称:砂原支線)の駅である。 2022年3月12日のダイヤ改正に伴い、利用客減少の理由で旅客扱いを廃止して、駅当時の設備をそのまま使用する信号所に格下げとなった。 駅名は駅の所在する地域名からで、当駅附近が大沼の北東端に近く、大沼の端が細く銚子の形のようになっている事に由来する・・との事である。
線路設備は
やはり幹線仕様ですね
相対式ホーム2面2線を有する駅で、列車交換可能な交換駅となっていた。 互いのホームは駅舎側ホーム中央部分と対向側ホーム中央部分を結んだ構内踏切で連絡していた。 駅舎側(東側)ホームが上り線、対向側ホームが下り線となっていたが番線表示はなかった。 その他、上下線共に安全側線を有していた。
大沼駅管理(夜間連絡先は森駅)の無人駅で駅舎は構内の東側に位置し、上り線ホーム中央部分に接していた。 有人駅時代の駅舎は改築され、外壁にサイディングが張られ、建物の規模に比し軒の高さが高い建物となっていた。 駅舎内にトイレがあった。 駅時代最後の統計である2020年の乗降人員平均は、3名以下との事。
駅前には、かつて大沼電鉄の新銚子口駅(しんちょうしぐちえき)があったが、国鉄による当線・砂原支線の開通に伴い廃止となっている。
駅周辺は今風のスレート屋根の民家だし
駅の名所案内にも温泉郷が記してあって
リゾート地だと思ったけど
大沼の旅館やホテルは
全て'20年頃に閉館してたよ
この記事を書く直前に知った事であるが、この駅廃止されていたのね。 かつては大沼電鉄の起点駅でもあって、沿線では主要駅まではいかないまでも、ホテルも建つ駒ヶ岳の裏側の温泉(東大沼温泉)リゾート地で集落もあって、町の中心駅である鹿部に次いで利用客のある駅だと思っていたけど、それは思い違いだったのね。
この駅で駅寝したりしたので
意識が薄い道南では
同じく廃止になった江差線の駅に
次ぐ思い入れを持ってたりして
この駅には駅裏にそびえる渡島駒ヶ岳登山に登るべく、前日の『宿泊場所』として下りた駅で、それなりに思い出があったりするのである。 まぁ、普通は登山を目的とするなら、函館でレンタカーを借りて登山口で車中泊か大沼公園の周辺で宿を取るかするだろうけど、このタワケはこのブログの内容を見てもらったら解るようにアブノーマルなのである。
お隣の温泉地駅では
お飾りのシンカンセンも廃止となって
※『タビリス』より
哀愁漂うモニュメントとなってますた
※ ウィキペディア画像を拝借
しかも、この御当地・函館にやってくる手段は、飛行機かシンカンセンから特急【スーバー白鳥】(まだ北海道シンカンセンの青森~新函館北斗は開通前)を乗り継いでやってくる事だろう。 まかり間違っても、『セ・セ・セ・セ・青春18』でやってくるトウヘンボクは、このタワケ以外にないだろう。
関西から北海道くんだりまで『セ・セ・セ・セ・青春18』でやってくる・・としたなら、(工面できるかどうかは別として)当然宿代・交通費に金を工面する気がないのは明白で、だとしたらヤマの登山口の最寄りで当然に無料宿泊可能施設であり、なおかつ移動の用も足せる『無人駅』以外にない訳である。
また、レンタカーは、次のヤマの日高へ行くのにダブるので勿体ないし、渡島駒ヶ岳は上下往復行程が3時間程で車がなくても何とかなるヤマなのである。 ・・で、この時はテントを持って来ていなかったので、銀マットを敷いて(暑いので)シュラフは潜らずに掛布団代わりにして寝る。
でも、本線格の駅では駅寝は辛いね。 深夜に上下2本の貨物列車が通過する轟音が鳴り響いたよ。
まぁ、貨物は牽引がDD51なら深夜でもカメラを持って徘徊するが、熊(ヒグマじゃないよ・・DF200だよ)ならパスである。 でも、夜にカメラを構えていたら、ホンモノのヒグマに出会えるかもしれないけど・・。 でも、その割には良く寝れたわ。 トイレも駅ナカだし、貨物列車の通過音以外は静かな所なので、駅寝環境は高い方である。
甲冑を思わせる
鋭角な岩塔を魅せる渡島駒ヶ岳
がそびえたっていた
翌朝起きると、曇り空に渡島駒ヶ岳の甲冑のような岩塔がそびえ立っているのが望めた。
これと列車を合せて撮ろうとしたけど、渡島駒ヶ岳のそびえ立つ向きが悪く、どう狙ってもヤマと列車は揃ってフレームに収める事ができずに断念。
ヤマの岩塔と列車をはべらすアングルは
どう狙っても無理だったよ
下りの一番列車を撮り終えた後に登山口に向かうべく駅を出るが、駅を出てすぐにあった広報掲示板に「渡島駒ヶ岳・銚子口ルートは災害の為閉鎖中」との掲示があり、山に登るべく駅寝した事が・・、それより『金をかけずに渡島駒ヶ岳を踏破する』というセコい目論見が音を立てて崩れたのである。
残るは、大沼まで出てタクシーでメインルートの駒ヶ岳6合目まで進み、ヤマを往復して帰りは駒ヶ岳6合目から赤井川まで3時間かけて歩くか、ヒッチハイクで登山者を捕まえる以外に手がなくなったのである。
そして大沼から迎車したタクシーで4500円を失い、ワテの目の色が変わった。 「何が何でもヒッチハイクを成功させる!」と。 まぁ、今は社会人で金はあるけど、『フィールドステイラー』(野宿野郎の事ですね)としては、これ以上の予定外の金を使うのは敗北を意味するからである。
頂上の馬ノ背まで
こんな砂利道が延々と続く
それで、ワテは一計を案じたよ。 同情を退く為に食糧・シュラフ一式のザックを登山口にデポせずに、渡島駒ヶ岳までワザと担いで登ったのである。 まぁ、上り道は登山道というより砂利の坂道で、行程難度はトレッキング程度である。
また、本当の頂上である最高点の剣ヶ峰(1131m)は、見た目通り崩壊が激しくハーケン使いの領域となっていて、しかも火口原が岩塔の裏側にあるので、まず無理だろう。 もちろん、『馬ノ背』より上は進入禁止となっている。
登り着いた『馬ノ背』には
ヤマを示す矢印と
『進入禁止』の警告板があった
見づらいかもしれませんが
左手のまろやかな山も
進入禁止のロープが張られています
『馬ノ背』に登り着いて、これみよがしにザックを振り下ろして、「帰りはあの湖の畔までいかにゃならんのか」とワザとらしくボソっと呟く。 そして、ハンドブックを取り出して、「え~っと、6合目の駐車場から駅まで8kmチョイか、3時間はかかるなぁ」と、これまたボソっと呟く。
タワケの下心満開の三文芝居でも
喰いついて下さる方が
いらっしゃいました
それに、喰いついてくれるお方がいらっしゃったよ。 「あの~、重い荷物で大変そうだから、駅までお送りしましょうか?」という「天からの心地良い囁き」が・・。 目論見はバッチリ当たったよ。
こんないい風景を目にして
花を撮って遅れておにいさんに
待ってもらう厚顔無恥だから
『オチャメ』に遭うのは必然的・・
あとは、下山でこの善意のおにーさんに遅れないように、早めに下りるだけだ。 まぁ、ルートの全てが砂利道だから、いくらワテが下りが遅いといっても、遅れるのは5分以内だろうしィ。 でも、キッチリ5分遅れて待ってもらったよ。 どこまで厚顔無恥なんだ! このタワケは・・。 「だから、この後に地獄の『オチャメ』に遭うんだよ! このクソタワケ!」という木霊が聞こえるが、それはやまびこか何かだろう。
こんな厚かましいタワケでも
フイルムカメラを持たせれば
それなりに仕事をしたりする
砂原岳もハーケン野郎の世界みたい
渡島駒ヶ岳の最後は
魅惑の紫を魅せる秋口の花で
そして、更に図々しさを当社比で70%増量したこのタワケは、送ってもらう駅を列車がいつ来るか判らん(当然時刻表なんか持ってないしィ)最寄りの赤井川駅ではなく、特急停車駅の森駅を所望したのである。
それは、今回『セ・セ・セ・セ・青春18キップ』使うとは言え、森から長万部の一区間だけはどうしても特急【北斗】に乗らねば、今日の宿の日高本線の無人駅に辿り着けないからである。
登山口の最寄りは赤井川駅だが
それより18kmも先の
特急停車のこの駅まで乗せてもらう
※ ウィキペディア画像を拝借
・・で、森まで送ってもらって、しかも予定より1本早い特急【北斗】で長万部に着いて風呂にも入れたなど、自らの幸運を使い果たしたこのタワケに待っていたのは、地獄の帰阪業だった。 その『業』については、『路線の思い出・第168回 苫小牧駅』と、『名峰次選の山々 第119回 ペテガリ岳 その2 act 2』(3日目~帰路が核心部分!)をどうぞ。
『セ・セ・セ・セ・青春18』だから
本来はこの形に乗るのだけど
長万部駅チカ・日帰り湯の長万部温泉
:
山の後の温泉入りたさに
この年に腹から火を噴いた
特急【北斗】に乗っちゃいました
※『ニフティ温泉』より
更に詳しく実況した最新版の『路線の思い出・第444回 荻伏駅』や、旅行中のケガと温泉療養を題材にした『路線の思い出・335回 糸井駅』、カミーユ君と同じく“時の涙を見た”『路線の思い出 第77回 東北本線 盛岡駅』もどうぞ。 なお、思いつくままに記事を書いているので順番バラバラで、順を追っての閲覧はペテガリ岳→荻伏駅→苫小牧駅→糸井駅→盛岡駅でっす。
そのド厚かましさに
山の神様もお怒りになったのか
腹から火を噴いた特急【北斗】と
同じ目に遭っちゃいました
それは、書いた本人が読んでて噴き出す程に『オチャメ』な内容です。 でも、このタワケの辞書には『反省』という文字がないので、自己嫌悪には至らず再び『オチャメ』ります。
もうデスクトップPCを扱う奴は
少数派になってきてるんだってね
要するにまともなスペックのPCは
業務でしか使わないように
なってきてるようだ
そのデスクトップPCを個人で使うのは
アフリエイトブログなどを展開して
自宅でウェブ商売をする奴や
自分でサーバーを持つなどした一部のPCフェチ
そして映像に拘る写真ブログ主くらいだろう
もう品質より手っ取り早さで
いちいち自宅に戻らねばならんデスクトップより
軽くて持ち運びが便利なスマホか
ちょっと機能が欲しけりゃ
タブレットとなってるらしい
だから通信業者やIT機器製造会社も
売れて金になるスマホやタブレットにシフトを移し
デスクトップは業務用のみ
開発に力を入れているようだ
だからワテも去年のPC買い替えの時は
高かったけど業務用のPCを買ったよ
一応家主業で合同会社を仕立てているので
法人として買う事ができるから・・
でも使用方法はブログなど個人のオモチャだけど
だから通信業者も迷惑な広告仕掛けを
スマホ向けサイトに貼り付けてくるよ
例えばエロサイトを見るにしても
デスクトップならまず地雷を踏む事はないが
セキュリティがまだ甘く画面が小さなスマホなら
浮き出す広告や中央のタップしやすい面に
移動してくる広告など『.exe』の拡張子を
悪用した広告の出し放題だよ
要するにタップする気がなくても
ページを閲覧してる間に
フと地雷を踏んでしまうのだ
そうなれば広告業者にIPアドレスが知られて
フィッシング詐欺サイトがアップし放題となる
それにビビったり根負けすると
勝手にアダルト会員に登録されて
月に数万円を請求されるのである
怖いのはアフィリエイトサイトを
運営する奴がこの手法を悪用すると
アフィリエイトサイトで広告展示している
高額商品をアダルトサイトと同じ様に
不意を突かれて買わされる危険が生じるって事だ
エロサイトで引っ掛かるなら自業自得の面はあるし
安全なデスクトップで見れば
画面が広くて自爆のツボを踏む事はない
まぁ見ないのが一番だが
人間(特に男)にそれを求めるのはムダだシィ
でもアフィリエイトサイトは違う
全く求めていないモノを高額で買わされるのだ
だからこそアフィリエイトサイトは
根絶させねばならないと
ワテは真剣に思っている
- 関連記事
-
- 路線の思い出 450~500 目次
- 『路線の思い出』 第500回 羽越本線、由利高原鉄道・羽後本荘駅
- 『路線の思い出』 第499回 函館本線(砂原支線)・銚子口駅 〔北海道〕
- 『路線の思い出』 第498回 大阪環状線、近鉄大阪線、大阪メトロ千日前線・鶴橋駅 〔大阪府〕
- 『路線の思い出』 第497回 宮原線・北里駅
- 『路線の思い出』 第496回 信越本線・青海川駅
- 『路線の思い出』 第495回 日高本線(未成線)・襟裳岬駅予定地
- 『路線の思い出』 第494回 三江線・江平駅
- 『路線の思い出』 第493回 東海道本線、樽見鉄道、養老鉄道・大垣駅
- 『路線の思い出』 第492回 奥羽本線・峠駅
- 『路線の思い出』 第491回 宗谷本線・豊富駅
スポンサーサイト