風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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よも”ヤマ”話  第177話  秩父連峰縦走 その1 (金峰山)

よも”ヤマ”話  第177話  秩父連峰縦走 その1 (金峰山)〔山梨県・長野県〕 '97・ 8
金峰山 2599m【名峰百選 70峰目】

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瑞牆山から見ても視認できる
金峰山のシンボル・五丈岩

  金峰山 きんぷさん〔山梨県〕・きんほうさん〔長野県〕(秩父多摩甲斐国立公園)
山梨県甲府市と長野県南佐久郡川上村の境界にある標高2,599 mの山で、奥秩父の主脈に位置し、秩父多摩甲斐国立公園の区域に含まれている。 山梨百名山及び甲府名山の一つで、山梨県側では「きんぷさん」、長野県側では「きんぽうさん」と呼ばれている。

北側から日本海側河川の千曲川の源流、南側から太平洋側河川の釜無川の源流を発する中央分水嶺である。 蔵王権現が祀られるなど古くから信仰の対象となって、金峯山(金剛蔵王菩薩を祀る山)と表記されていた。

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ドッカリと山頂に鎮座する
金峰山のシンボル『五丈岩』

金峰山周辺は良水晶に恵まれ、山梨県側中巨摩郡(現甲府市)には明治初頭まで水晶鉱山が存在した。
山頂部は開けていて360度の展望があり、『五丈岩』という大きな岩がある。 山頂には三等三角点が設置されている。 登山ルートであるが、宿泊設備や登山道が整備されて最も楽に登頂できる、山梨県北杜市の瑞牆山荘経由がメインルートとなっている。 また、里から登る雰囲気を味わうなら、信州・川上郷(長野県川上村)から登るのもいいだろう。



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秩父連山・周回縦走ルート行程詳細図

    行程表            駐車場・トイレ・山小屋情報
《1日目》 JR野辺山より車(0:50)→廻り目平(0:30)→金峰山荘・廻り目平キャンプ場
《2日目》 金峰山荘・廻り目平キャンプ場(3:20)→金峰山小屋(0:20)→金峰山
     (2:10)→大日小屋
《3日目》 大日小屋(0:50)→富士見平(2:00)→瑞牆山(1:40)→富士見平
     (1:00)→大日小屋
《4日目》 大日小屋(2:30)→金峰山(2:20)→大弛峠
《5日目》 大弛峠(0:40)→北奥千丈岳(0:15)→国師ヶ岳(2:00)→東梓
     (3:30)→甲武信ヶ岳(0:20)→西沢遊歩道分岐(0:25)→千曲川水源地標
     (2:20)→モウキ平(1:00)→梓山バス停よりバス
     (0:15)→川端下バス停より徒歩45分で廻り目平

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登山基地というより
キャンプ&リゾート地の金峰山荘
※『金峰山荘』のウェブサイトより

 《1日目》 信州側の登山基地・廻り目平へ
ひとくちにいって、『秩父連山』は想像以上に長い。 この長大な連山の魅力ある全ての山々を踏んでの縦走だと、やはり4~5日はかかるだろう。 秩父を目指す一般の登山者の動向としても、秩父にある名峰の金峰山や瑞牆山と、秩父最高峰の北奥千丈岳、そして連山の東の端にある甲武信ヶ岳は同じ山系にありながら個々に機会を設けて登る山で、秩父連山を縦走する者はほとんどいないという。

それは金峰山と甲武信ヶ岳の間には一般登山者的な目ぼしい山がなく(だが、秩父の最高峰である北奥千丈岳はこの区間にそびえたつのである)、また秩父の最高峰である北奥千丈岳のすぐ近くにある大弛峠は舗装された車道が通じていて、わざわざ山を歩く者がほとんどいない事が挙げられるのである。

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炊事場・水洗便所・山荘の売店など
当時から『ゆるキャン△』な
キャンプ場のようですね
※ 廻り目平キャンプ場の案内板より

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水洗便所も完備
今やウォシュレットだろうね
※ 廻り目平キャンプ場・施設案内より

だが、当時の『奇跡の体力』のホルダーで体力は有り余るほどにあったが、『山旅放浪』で金のないワテは、テントを担いで一挙に秩父を制覇する事を目論んだのである。 また、車でやってきてるのだから、当然下山後には車を回収せねばならないので、この時点で車の回収が不能な山梨の瑞牆山荘側からのメインルートは却下となるのである。

今日は廻り目平の空き地の駐車場(あまり憶えていないが、金を払った記憶はない)に車を止めて、舗装された道を金峰山荘が運営する廻り目平のキャンプ場まで歩くだけだ。 歩く時間は、僅か30分ほどである。

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高原コテージのような金峰山荘
当時でも万以上要ったのだろうね
山旅放浪の身では泊まるのムリだわ
※『from 小海線』より

金峰山荘はもう山荘ではなく高原ロッジ・・、いや高原コテージで、登山者が泊まる雰囲気ではないよなぁ。 なので、秩父を目指す登山者は、キャンプを張っているようだ。 キャンプ場も山のキャンプ場ではなく、ゆくゆくはオートキャンプ場となるだろう充実した設備を備えていたよ。 何でも、今は一般車も山荘付近に設けられた駐車場まで入れるらしいしィ。



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五丈岩の上に上って
雲が湧き立つ晩夏の山を望む

 《2日目》 金峰山から大日岩へ
正直言うと、金峰山のシンボル・五丈岩まであまり憶えていないのだな。 それは、沢に寄り添う土手上の快適な道をただ歩いただけで、その土手上は樹林帯で展望もなく、また寄り添う沢も砂防提があるなど澱んだ沢筋で、渓谷美って感じではなかったからである。 だから、五丈岩が秩父でのファーストショットとなっちまったよ。

ルートは最後の砂防提が現れると、廃道となった八丁平から大日岩への沢ルートを分けて、尾根ルートを登っていく。 尾根筋に入ったという事で、それなりに傾斜がキツくなるが、『奇跡の体力』のホルダーであったこの時のワテには屁でもなかったのだろう。 全く登りのキツいイメージが湧いてこないのである。

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金峰山小屋
当時は有料小屋ガン無視だったので
この小屋はあまり憶えていないよ
※『山小屋 Info』より

尾根を登っていくと、突然といった感じで崖の上に山荘がへばりついているのが見える。 金峰山小屋だ。 でも体力はあっても金のない当時のワテは、有料小屋などガン無視で登っていく。 今なら、絶対に小屋前の椅子に荷物を下ろして、ヘバりながらジュースの1本は飲んでいるだろうけど。

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川上郷を見下ろして

出発前に言い忘れた事だけど、出る前には必ず水を汲んでおく事だね。 廻り目平からこの山小屋まで水は得れないし、小屋は天水利用だろうから有料だと思うよ。 さて、小屋のジュースの誘惑を断ち切る程に根性(コス辛力)のあった当時のワテは、小屋よりイッキに金峰山の頂上へ出る。

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晩夏は午前10時にもなると
夕立をもたらす入道雲が湧き立って
金峰山の頂上も
『五丈岩』以外に撮りようがない

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信州側の雲の湧き具合は
少しマシだったよ

登り着いた金峰山には、シンボルの五丈岩が10面体のルービックキューブの如く積み重なって鎮座していたよ。 空は盆も過ぎて昼前には入道雲が湧き立って青空を埋めていく状態で、夕方にはお約束のように夕立が降るので、眺望もあまりスッキリとしたモノではなかったよ。

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この物体が幕営装備一式23㎏担いで
空身の登山者より1.5倍早く歩けたのは
奇跡というより謎でしかない

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ちなみに今のヘタレは
容積は2/3になったけど
コースタイムは『下り三倍満』となったよ
格言・・『過ぎたる脂肪は力なり!』

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この雲はお約束通り
ひと雨来ますね
雨降る前にテントを立てて
潜り込まねばならないね

盆も過ぎて午後になるとひと雨来るので、早めにテント場のある大日小屋に向かうとしよう。 
金峰山からは、山梨県側が断崖絶壁に切れ落ちた片痩せ尾根をゆくが、切れ落ちる縁にハイマツがあるので踏み抜いてしまうと「サヨナラ」である。 だが、ルートはしっかりつけられているので、たぶんそんな事はないだろう。

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振り向けばいっときだけ
夏空が広がっていた

ハイマツが途切れると『砂払い』というザラ地に出る。 ここで進路を北西に変えて、森林限界である事がハッキリと判る『砂払いノ頭』で90度北に折れて、原生林の中へ下っていく。 足場は苔生した岩で滑りやすい。 原生林の中を急下降すると、100mはあろうかという巨大な大日岩が、眠っている仏のような仏面の岩層を魅せて斜めに迫り落としてくる。

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眠っている仏のような様相を魅せる
100m以上の巨大岩盤・大日岩

この巨大な岩は上る事もできるが、通過は乗り越した先にある巻き道を使わなければ降りれないようである。 なお、この巻き道は岩に登る前で分岐しているので、大日岩に登らずとも前に進める。

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大日岩は上れるけど
下りるのはちょっと怖いかも

大日岩を過ぎると『縦八丁』という最大の傾斜があり、大日岩をはるか上に見上げるまで下ると、大日沢の源流が寄り添ってきて程なく大日小屋に着く。 小屋は登山路の一段下にあり、老朽化していたが畳敷き(でも畳はホツレまくっている)でトイレ(もちろんボットン)もあり、中には残置毛布もあって、しかも貧乏登山や放浪山旅に嬉しい無料の避難小屋である。

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大日小屋
中途半端な位置という事で
誰も使わないけどプーの山旅放浪には
嬉しい限りの山小屋だったよ
※『山小屋 Info』より

そして、小屋の一段上にはテントスペースがあり、普通の登山者は設備の整った富士見小屋や瑞牆山荘に泊まって金峰山へは空身で来るので、誰も立ち止まる事はなく通り過ぎる。 もちろん、雨が激しくなれば小屋に逃げ込めばいいし、小屋内の土間にテントを張るのもいいだろう。 何せ、誰もいないのだから。

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明日は岩の芸術峰・瑞牆山に
登るとしようか

また、大日岩に濾過された源流の冷たい水が小屋前を流れていて、この水は秩父随一に上手い水との事である。 明日はテントに荷物をデポって、空身で瑞牆山を登ってみよう。


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パヨク思考に捉われた奴が
未だにモリカケ・桜の疑惑を持ち出して
安倍氏の国葬に反対してるけど
国葬はやるべきだと思うよ

なぜなら貴重な西側諸国の首脳の
会合の場であり要人を守れなかった
汚名返上の機会となるからだ
だから次の失態は許されないのである
妨害行為は即射殺を視野にする事が必要だろう

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それに無駄な費用というけれど
おまエラが疑うモリカケや桜で
何か確たる証拠が上がったのかよ
1年かけて挙げれなければシロだよ

ただ「疑念がある」と喚き散らし
国会審議の時間を浪費し
何百億円と費やして
何も決まらなかったのは無駄ではなく
安倍氏の国葬のただが数億円が無駄なのですね

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ワテが安倍氏を見限ったのは
東京五輪を招致してからの安倍氏が
消費税増税・免税店・五輪を控えての
シナ人の入国を規制しない忖度など
別人のように失政を繰り返したからである

五輪開催の名誉欲に惑わされて
政治家としての判断力と民心を失ったよね
それまでが素晴らしかっただけに実に残念である
恐らくであるが安倍氏が五輪の招致に失敗して
いれば今回の暗殺事件もなかっただろうね

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政権維持の為に党の顔色を伺って
財務省の言いなりとなっての消費税の増税も
東京五輪開催の為の無駄なハコモノ建設も
中止・凍結・棚上げができただろうし
免税店なんて外人優遇もしなくて済んだろう

そして東京五輪さえなければ
感染爆発は起きるはずもなく
その後もシナ五輪のボイコットなどで
適正に外人の入国を防いでいれば
感染被害は1/100以下に収まっていただろう

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だが利権第一の与党の体質に吞まれた時点で
国民の信を失ってチョン・シナの
トラップに深入りする事が選挙で票を
得る手段となってしまったのである
その一つが統一教会なのである

そして利権に走る財界のシナ信仰や
感染爆発を招く国際大会参加者への
利権目当ての資金供出や外人優遇
1回コッキリしか使わない競技場建設などの
ハコモノ利権などにつながる悪の連鎖となる

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許されざる悪はハマると取り返しが着かなくなる
東京五輪の開催という国民の命を
天秤にした悪事に政治屋が加担したから
この国は感染爆発を招いて
万を超える死者を出したのだ

利権目当てに外人を優遇して
更なる感染被害を招き
東京五輪の開催によって感染爆発を
引き起こした言い逃れに日本人を原因と貶め
日本人にのみ規制をかけたのだ

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それは太平洋戦争でチョンの背乗りヒロヒトを
処刑・処罰しなかった事で招いた
在日チョン災禍と全く同じようなモノである

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天皇ヒロヒトも東京五輪も
あの時に適正に処断・中止していれば
何の問題も生じる事はなく
多くの国民が命を失ったり
国が経済困窮に陥る事もなかったのだから



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